入笠山・テイ沢周回〜アケボノソウと幻想的な沢歩き
- GPS
- 06:33
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 674m
- 下り
- 666m
コースタイム
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 6:33
天候 | 晴れ時々曇り 下山直後に降雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・沢入駐車場、トイレあり。マイカー規制あり、下記URL参照。 https://www.town.fujimi.lg.jp/page/mycarkisei.html https://www.town.fujimi.lg.jp/uploaded/attachment/18598.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
・沢入駐車場から入笠湿原へ。お花畑経由岩場コースで入笠山登頂。仏平峠へ下りて大河原湿原を周回し昼食。テイ沢を下り林道を北上。入笠牧場を突っ切り御所平峠を経て入笠湿原を周回、沢入駐車場へ下山。湿原の花々めぐりと幻想的な沢歩き。 ・入笠湿原:エゾリンドウ、サワギキョウ、ノアザミ、コバギボウシ、ワレモコウ、アケボノソウ、ウメバチソウ、ベンケイソウ、マルバダケブキなど ・お花畑:コオニユリ、エゾリンドウ、アザミ、ヨツバヒヨドリ、キキョウ、アキノキリンソウ、など ・大河原湿原:ミゾソバ、ノアザミ、アケボノソウなどで、花は少ない。木道は斜めに崩壊し通行止めされているが、注意すれば通行出来た。覚満淵の木橋よりマシ。 ・テイ沢:清涼な水が流れ、小さなゴルジュもある。数回木橋での徒渉あり。苔生す岩と、針葉樹にサルオガセが垂れ下がる幻想的な沢。八ヶ岳と奥利根を融合させたような雰囲気。 |
その他周辺情報 | ・中央道八ヶ岳PAで信玄餅をお土産に。 ・野辺山のヤツレンでソーセージ、チーズスープをお土産に。ヨーグルトソフト400円を食う。 |
写真
感想
子供たちの短い夏休みも終わり、残暑厳しいなかでの通学風景が戻ってきた。今年は新型コロナウイルスで何もかもが例年と異なり、新しい生活様式が推奨されている。感染症対策で手洗いがとても重要。
私のような小汚い野郎は、ツラを洗って出直せ、首を洗って待ってろ、身元を洗われたりと、洗うことを強要されてばかり。足を洗って出直すべきだろうが、足の強烈な臭さは消えないだろう。そんな時は、心が洗われるひっそりとした山の中へ。
自宅を4時に出発。高崎ICから佐久南ICで下りる。望月線経由でエコーライン、中央道と甲州街道を突っ切り入笠山へ。マイカー規制で沢入駐車場に停めた。前橋から2時間40分で到着。先行車が5台、きれいなトイレもある。朝霧とガス待ちで車内で30分待機して出発。気温22℃、清々しい空気。
近くで切り出した木材を運ぶため、木材運搬車両がすれ違うため駐車場内で待機していた。ちょうど良いポンコツがあるなと、大きなはさみと屋根にコクピットが付けられ改造されているかもしれない。
登山道を過ぎすぐにハナイカリが出迎える。樹林帯にはマルバダケブキの群生。真夏の花が一面に広がっていた。淡々と1時間ほど登山道を歩くと鉄扉。入笠湿原入り口。尾瀬同様ここも二ホンジカ対策をしていた。
帰りに花々は見ることして、山彦荘からお花畑へ。コオニユリ、ヨツバヒヨドリ、エゾリンドウ、ヤナギランなどが咲いていた。マナスル山荘方面に出て、そのまま岩場コースへ。20分で山頂到着。
ガスガスで景色は山麓程度しか見えない。もう少し雲が少ない予想だっただけに、ここまで台風の影響があるのだと思った。記念撮影して早々と仏平峠から大河原湿原へ。
木で設営された展望デッキがある。花が少ないと聞いたが美しい湿原が広がっていた。とりあえず一周する。木道から離れた所にアケボノソウが数株あった。湿原に踏み跡があるので、下りて行っているのだろう。非常に残念な行為だ。アヤメ平はもう二度と昔の姿には戻らないのを、知っているのだろうか?
しばらく行くと木道のすぐ脇にアケボノソウを発見。二株あった。これは間近で観賞し撮影することができた。周遊木道は一部崩壊しているので、通子止めとあったが、傾き土台がずれていただけだったので、ゆっくりと通過。濡れていると滑るから通行止めにしているのだろう。
一周30分で展望デッキに戻ってきて昼食。鶏照焼きとミョウガネギを大量に乗せたトロロソバ、小さな海鮮丼を日陰で食べる。少し休んで再び周遊木道を西へ。
テイ沢を下っていく。カラマツやシラビソに大量のサルオガセが垂れ下がっていた。緑の藻のように見える、地衣類でコケなのだ。これが林道の牧場の入り口付近まで続く。すごい風景。
そして木々もコケをまとうが、沢の岩も苔生していた。まさに八ヶ岳近郊らしい風景。すべてが薄緑色に包まれている。流れる沢は小さなゴルジュや小瀑布もあり、美しい。八ヶ岳と奥利根の沢を融合させたような雰囲気。
会社や日常、未来のことなど、すべてを忘れて歩む。清流のせせらぎしか聞こえない、神秘的な雰囲気に包まれる癒しの空間。人に驚いたウグイスに現実へと戻されるが、まるでこの世界へと私を先導するように、木々の先々を渡っていた。
テイ沢は小黒川へと注ぎ南下、私は黒河内林道に出てきて北上。ここもシラビソやカラマツにサルオガセが垂れ下がり、木々が緑の羽衣をまとっているようだった。マルバダケブキの群生に迎えられ入笠牧場内へ。突っ切るように牧場を出て御所平峠に到着。再びマナスル山荘。
お花畑を再び観賞し、山彦荘から入笠湿原へ。サワギキョウとエゾリンドウの紫花の競演が素晴らしい。ゴマナ、オオバセンキュウ、ヤマハハコなど白い花も多く咲いていた。ベンケイソウが咲き始めたなと見ていたら、そのそばに大きなアケボノソウが数株あった。咲き誇るアケボノソウ。初秋を感じさせる星空をイメージした花。
雨が降り始める15時には下山したいので、切り上げて下山。今朝来た道を戻る。40分で駐車場へ。木材運搬車に改造されていなかった。番犬が守ってくれたのだろう。着替えて帰路へ。ちょうど雨が降ってきた。
下る道から見る八ヶ岳は主稜線が全く見えず、蓼科山方面は黒い雲。SCW局地で見ても黄色から赤色。豪雨を避けるため清里廻りで帰ることにした。
長い141号を進み、中部横断道八千穂から乗る。佐久中佐都を過ぎると目の前には雄大な浅間山。。
growmonoさん 今晩は。
入笠山とは驚きました・・・小さな観光地にはいかないと思っていましたからね、
アケボノソウはこの山で初めて見てから、アケボノソウは入笠山だと思いこんでいます、この時期は湿原もリンドウで一杯になり秋の花めぐりができますね。
テイ沢の橋は大丈夫でしたか、何も記載されていなかったので問題ないと解釈しています
こんばんは、yasioさん。
前日の榛名山へ行く途中に思い浮かびまして、行くことにしました。お盆休みのリベンジで会津駒か早出して飯豊山へと思ってましたが、月曜は午後からかなり危険な雨雲ができるので、やめまして。アケボノソウ繋がりで決めました。
確かにゆるゆるの観光地で、スニーカーやサンダルの女性もいました。まぁたまには良いかなと。久々にゆっくり歩きましたね。特に湿原地帯。CTとの比較にもに出ています。正直です。
テイ沢の橋は、まるで私が小学生の夏休みの課題で作った、木工細工に似ていました。普通に渡れましたが、水量が少なく石飛で渡渉したほうが早いので、ほぼパスしました。良い沢ですね。
こんにちわ。
入笠山、スズランの頃人気と思いましたが、この時期も色んな花が咲くのですね。レコを拝見して驚きました。マルバタケブキの群生、一面紫のリンドウ。それにアケボノソウ。遠くて足が遠のいていますが四季を通して良い山なのですね。
入笠山、見直してしまいました。
こんばんは、yasubeさん。
榛名山のアケボノソウから関連付けて行ってきました。スズランが有名ですが、yasioさんもおっしゃられたように、入笠湿原にアケボノソウがたくさん咲きます。榛名は小さかったですが、入笠山は開花が早くすでに50cm近いものがありました。
晩夏初秋の花時期でもあり、エゾリンドウとサワギキョウが繚乱し素晴らしかったです。9月に入ってからのほうが、エゾリンドウが素晴らしいと思います。
確かに前橋から2時間40分と北アルプスへ行くのと変わりません。私なら通常八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳へと足が向かうのですが、たまにはのんびりと、花と沢に癒されに行くのも良いのかなと思いました。
天候により、行きは蓼科方面から、帰りは清里からと八ヶ岳を周回するようにドライブしました。景色や観光も楽しめて良かったです。アイスは美味しかったですね。濃く甘いソフトクリームの下に濃く酸っぱいヨーグルトです。
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