ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 257062
全員に公開
雪山ハイキング
奥秩父

大菩薩峠まで日の出を見に

2013年01月03日(木) [日帰り]
 - 拍手
yosshi- その他1人
GPS
05:20
距離
9.1km
登り
506m
下り
506m

コースタイム

5:00 上日川峠より出発 - 5:17 福ちゃん荘通過 - 5:53 介山荘前ベンチにて休憩 6:19 - 6:28 日の出待ち 7:00 - 7:04 日の出 - 7:12 賽の河原 - 7:25 神部岩(標高2000m地点) - 7:39 大菩薩嶺 - 8:05 賽の河原避難小屋にて朝食 - 9:00 出発 - 9:17 介山荘にて買い物 - 10:20 上日川峠に到着
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
上日川峠の無料駐車場に駐車、トイレあり。
車道は路面が凍結している箇所があるので要注意。
コース状況/
危険箇所等
軽アイゼンは必須。登山道は 氷6:固い雪2:雪無し2 ぐらいの割合。
防寒は入念に。この日の確認できた最低気温は-9.8℃。
ちなみに8時の時点で避難小屋の室温は-5℃、10時半の時点でロッヂ長兵衛前(上日川峠の駐車場)の気温は-3℃。
稜線上は風が強く、体感気温が一気に下がるので防風対策も必要。

下山後は「ぶどうの丘 天空の湯」へ。大人600円。露天風呂から北アルプスが一望出来る。
5時。駐車場からアイゼン付けて出発。
5時。駐車場からアイゼン付けて出発。
一応写真に収めたけど、撮った時は何書いてあるか読んでなかった。
一応写真に収めたけど、撮った時は何書いてあるか読んでなかった。
福ちゃん荘の前。雪はそれほど積もって無い感じ。
福ちゃん荘の前。雪はそれほど積もって無い感じ。
唐松尾根分岐にある経路図。右へ向かい大菩薩峠を目指します。
唐松尾根分岐にある経路図。右へ向かい大菩薩峠を目指します。
アイゼン無かったら何度滑ってるか分からない様な道が続く。
アイゼン無かったら何度滑ってるか分からない様な道が続く。
5:53に大菩薩峠に到着。風が強くて寒い。
5:53に大菩薩峠に到着。風が強くて寒い。
-7.7℃。アホか。
恒例のブレてる夜景。夜景の撮影に関してはもう開き直る事にした。
恒例のブレてる夜景。夜景の撮影に関してはもう開き直る事にした。
明るくなってまいりました。
明るくなってまいりました。
介山荘の前に宿泊していた方達がいっぱい出て来ました。目的はたぶん僕達と一緒。
1
介山荘の前に宿泊していた方達がいっぱい出て来ました。目的はたぶん僕達と一緒。
雲のせいで日の出時刻よりも20分弱遅れて日の出。雲の切れ目から見える姿も中々オツなもんですな。
4
雲のせいで日の出時刻よりも20分弱遅れて日の出。雲の切れ目から見える姿も中々オツなもんですな。
同じ場所から南を向けば富士山。うむ。
8
同じ場所から南を向けば富士山。うむ。
日の出2。良い。
富士山と大菩薩湖。
4
富士山と大菩薩湖。
富士山と月を一緒に写したかったので。個人的には気に入ってます。
6
富士山と月を一緒に写したかったので。個人的には気に入ってます。
日の出3。実に良い。
2
日の出3。実に良い。
稜線を大菩薩嶺に向かって歩きます。風が強くてマジ寒い。
2
稜線を大菩薩嶺に向かって歩きます。風が強くてマジ寒い。
賽ノ河原。昔はここが大菩薩峠だったそうで。
1
賽ノ河原。昔はここが大菩薩峠だったそうで。
雪はガチガチ。
標高2000m。丹沢より高いのね。
1
標高2000m。丹沢より高いのね。
甲州市が見下ろせます。この稜線は景色が良いから楽しいです。
1
甲州市が見下ろせます。この稜線は景色が良いから楽しいです。
あの先が大菩薩嶺。
2
あの先が大菩薩嶺。
シカの足跡。タヌキっぽいのもありました。
1
シカの足跡。タヌキっぽいのもありました。
雷岩の先で樹林帯に入ったところ。
1
雷岩の先で樹林帯に入ったところ。
鹿に食われてしまった木がなんとも寒そう。
1
鹿に食われてしまった木がなんとも寒そう。
開けた場所に出ました。
1
開けた場所に出ました。
日本百名山の一つ、大菩薩嶺の山頂です。
1
日本百名山の一つ、大菩薩嶺の山頂です。
帰り道に撮った富士山。
3
帰り道に撮った富士山。
富士山は本当に良い形してますな。
5
富士山は本当に良い形してますな。
介山荘に戻って来ました。
1
介山荘に戻って来ました。
山バッジは全部で12種類。僕は9番を買いました。介山荘のおじさんも一押しでしたので。
2
山バッジは全部で12種類。僕は9番を買いました。介山荘のおじさんも一押しでしたので。
帰り道は富士見小屋まで下りです。
2
帰り道は富士見小屋まで下りです。
ところどころに置いてある塩化カルシウム。通称「塩カル」
1
ところどころに置いてある塩化カルシウム。通称「塩カル」
富士見小屋の前の沢。表面が凍ってます。
1
富士見小屋の前の沢。表面が凍ってます。
福ちゃん荘の前から上日川峠までの道。朝は下の車道を上がって来ました。
1
福ちゃん荘の前から上日川峠までの道。朝は下の車道を上がって来ました。
無事に帰って来ました。写真は上日川峠の駐車場からロッヂ長兵衛を。
2
無事に帰って来ました。写真は上日川峠の駐車場からロッヂ長兵衛を。

感想

「年明けに大菩薩峠に日の出見に行かね?」
「行きます」

 そんな感じの会話を経て、二人で大菩薩峠に行って来ました。

 仕事が終わった後の深夜一時に待ち合わせ(家まで迎えに来てもらった)、車が殆どいない道路を進み(運転はお任せ)、大菩薩峠への登山口とロッヂ長兵衛のある上日川峠の駐車場に二時半ごろ到着(僕は途中で寝た)。

 二時間ほど仮眠を取り、準備を整えます。
予定は午前五時に出発。
スキー用のフェイスマスクや耳あても用意して防寒対策はバッチリ。
駐車場からして既に路面が凍っていて、登山道もまともに歩けそうにないのでアイゼンを早速装備。
先日モンベルで買っておいた6本爪の軽アイゼン。
ちなみに人生で初めてのアイゼン使用です。
足下を見るのにヘッドライトだけでは些か心細くはありますが、今日は月明かりがあるので意外と明るいので問題無し。
その他忘れ物が無いか確認し終わって出発して、五時丁度に出発です。

 上日川峠というかロッヂ長兵衛から福ちゃん荘までは車道を歩いて行きます。
歩き易さうんぬんではなく、単に歩道への入口を見逃したからですが。
しかし暗い中ではこっちの方が歩き易くて良かったかも。
 車道を歩いている途中、相方さんが森の中にシカを発見。
暗闇の中、ヘッドライトの照り返しで光る瞳はちょっと怖いです。

 20分弱で福ちゃん荘の前、唐松尾根分岐に到着。
アイゼン使用による違和感と寒さもあって結構疲れました。
ここ唐松尾根分岐には公衆トイレがあるのでここで一旦トイレ休憩。
無料で使えて中は結構キレイでした。

 その後は大菩薩峠を目指してひたすら歩きます。
富士見山荘の辺りまではなだらかだったり少し下ったりしますが、川を渡ってから少し傾斜が出て来ます。
 道は雪のある所と無い所が代わる代わる出て来る感じ。
上に葉の付いてる木があるか無いかの差ですね。
 道の脇には解凍用の塩化カルシウムが袋に入ったまま置かれていたり、たまに木々の切れ目から甲州市の夜景が見えたりします。
 途中で道の左側が森から笹に変わるところからはそんなに時間もかからず大菩薩峠と介山荘に到着。
時刻はまだ六時前、甲州市の夜景もキレイに見えます。
その代わり風がめちゃめちゃ冷たいですが。
時間的に日の出にはまだ早く、絶景ポイントはこの先の稜線上で風が強いので、ここで30分程休憩に。
 風を遮ってくれる介山荘の前のベンチを借りて、サーモスのボトルに入れて来たお湯を提供して相方さんからカフェオレの粉を貰ってよーく混ぜ混ぜ。
あ〜、生き返るー。
ちなみにこの時の気温は-7.7℃、超寒いッス。
フェイスマスクを置いておいたら息が当たっていた部分が即凍結してました。
バナナがあったら釘が打てそうな感じですかね。

 六時二十分頃に出発。
絶景ポイントである目の前のピーク、親不知ノ頭の途中に風が弱く椅子代わりになる岩のあるポイントがあったので、そこで日の出を待ちます。
東からは日の出、南には富士山と、正に絶景ポイントです。
 日の出を待ってる間に段々と明るくなっては来るものの、相変わらずめちゃめちゃ寒いです。
ちなみに気温は-9.8℃でした。
風も強いから体感温度は更に低い感じですね。
寒過ぎて写真を撮るために手袋を外すと痛い位に寒い。
寒過ぎてボールペンのインクの出が悪くなる位に寒い。
寒過ぎてデジカメの電池の消耗が早くなる位に寒い。
とにかく寒い。
 そんな中で六時四十五分頃の日の出を待っていましたが、生憎と低い位置に雲がかかってしまっている為、明るくはなっているもののお日様はまだ見えず。
七時を回ってからようやく素敵な日の出を拝む事が出来ました。
うん、これは今年一番の日の出ですよ、間違いない。
まぁ今年始まってまだ三日目ですけどね。

 日の出を堪能した後は、大菩薩嶺を目指します。
親不知ノ頭を越え、賽ノ河原と大菩薩峠休憩舎を過ぎ、標高2000m地点の神部岩をと雷岩を通り越して樹林帯に入ります。
足下は固くなった雪と氷しかない森の中を進むと、やや開けた場所に出ます。
ここが標高2056.9mの頂き、大菩薩嶺の山頂です。
 広場の真ん中に三角点と道標がぽつんと立ち、周りを木々に囲まれているので展望はありません。
風が無ければ静かで落ち着いた感じの場所なんでしょうが、今日は風が強いのでさっさと帰ります。

 来た道を戻って賽ノ河原にある大菩薩峠休憩舎の中で朝食。
コンビニで買ったおにぎりがキンキンに冷えてます。
ビールならともかく、そんなの全然嬉しくねぇよちくしょう。
冷たい赤飯おにぎりを噛みしめながら、お湯を沸かしてカップ麺(うどん)を作ります。
今日は卵を持ってきたのでそれも投入して月見うどんに。
室温が-5℃の小屋の中、あったかい食べ物は心と体に沁み入りますなぁ。
そうそう、ここでも相方さんにカフェオレの粉末一本頂きました、ごちそう様です。

 食事も終えて九時に出発。
日が良く照っていて雪に反射して眩しいのでサングラスを用意。
2980円でも十分やってくれます。
でもやっぱり偏光サングラス、欲しいよね。

 15分程で大菩薩峠に戻って来ました。
朝はまだ明るくなってなかったので見れませんでしたが、北アルプスの方まで景観が広がってます。
ただこの時は雲がかかっていて微妙な感じでしたが。
反対側の雲取山や奥多摩三山、丹沢山系は良く見えました。
東京湾や横浜もバッチリと見える良い天気です。

 その後、介山荘でお買い物。
宿泊は昨日の夜が最後で、売店は今日までという事でギリギリ買えました。
 まずは山バッジ。
ここでは12種類もの大菩薩峠のバッジを販売しているんですが、1種類だけ大菩薩峠・大菩薩岳の両方とも入っている物があったのでそれを購入。
ここ介山荘オリジナルのバッジだそうで、大菩薩「嶺」ではなく大菩薩「岳」とあるのは、深田久弥さんの表記に合わせた結果だそうです。
 もう一つは相方さんが見つけた“日本百名山てぬぐい”。
日本百名山のれんは結構色んな所で見かける上にそれなりのお値段がするんですが、これは2011年に出たばかりで値段も安く500円。
最近バッジを集め始めたのでそれを付けるのに丁度良いと衝動買い。
青色と臙脂色の二色あったので青色を購入。

 買う物買ったので後は帰るだけ。
と歩き出したところで相方さんからストップが。
やっぱり百名山てぬぐい買って来る、と。
ならついでにトイレに寄ろうと戻ってみれば、一人お客さんが居て僕と同じバッジを買ってました。
そしててぬぐいも。
てぬぐい安いから思わず買ってもあんまりお財布に痛くないしね。

 その後は登って来た道をてくてく、いや、アイゼン付けてるのでザクザクと下って行きます。
山腹に回ると風も無くなり、日が出ている事も相まってそこそこ暖かくなって良い感じ。

 福ちゃん荘のある唐松尾根分岐まで戻って来たら後少し。
そこからは行きとは変えて車道ではなく登山道で帰る事に。
今は明るいからそれなりに歩き易いですけど、これ、暗い中で通ってたら結構キツかったかも。
 そんな道の途中で何人もの人達とすれ違いました。
何でこんなに一気に来たのかと疑問が湧いてきましたが、答えは上日川峠にありました。
ああ、ここにバス停あったんですね。
ちょっと本数は少ないみたいですが。

 10:20、無事に上日川峠の駐車場に到着。
アイゼン外したら靴底が物凄く柔らかく感じました。
あークッション効いてる効いてる。
ついでにアイゼンの効果も実感。
駐車場の凍った路面、アイゼン付けてる時はサクサク歩けたのに、外したらおっかなびっくり歩いてます。

 下山後はやっぱり温泉。
相方さんに連れて行ってもらったのは「ぶどうの丘 天空の湯」です。
ぶどうの丘は以前立ち寄った事があったんですが、そこに温泉があるとは知りませんでした。
大人600円、露天風呂から北アルプスが一望できる、結構良い温泉ですね。
 風呂上がりにはぶどうの丘の売店でワインを購入。
今夜が楽しみです。



簡単な今回の感想まとめ

・マジ寒いッス。
・日の出が素晴らしい。
・景色が良かった。特に、近からず遠からず絶妙な距離感のある富士山の存在感は格別(って、介山荘のおじさんが言ってました)。
・寒かったけど展望の良い稜線歩きは満足。
・もうアイゼン無しじゃ生きていけない体になってしまった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:5643人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 奥秩父 [日帰り]
上日川峠
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら