尾鈴山トレッキング(尾鈴キャンプ場in/out)
- GPS
- 06:10
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,645m
- 下り
- 1,631m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
尾鈴キャンプ場から正面登山口までは、車も通れる舗装路。 正面登山口から尾鈴山までは600mほどの標高差で最初は急登。危険箇所や迷いポイントはない。 尾鈴山から尾鈴瀑布群を経由して尾鈴キャンプ場まで下るトレイルは、所々迷うポイントあり。特に矢筈岳は、正規登山道は巻いて進むため、意図的に登らないとピークは踏めない。尾鈴山・長崎尾側から矢筈岳へ登頂すると、正規登山道へ戻るための下り道が見当たらず、ヤマレコMapとGPSを頼りに急な斜面を適当に直滑降。不安なら、Uターンして正規登山道へ戻ることをお薦めします。 写真にも詳細を記載したが、白滝を下りきった辺りで、鉄橋が外れ、10m以上の渡渉(本当に川を歩くしかない)を強いられる箇所がありました。転倒しないよう、細心の注意が必要。この他、1m以上ジャンプしないと越えられない沢もあり。着地に失敗すると、大きな打撃を負うこと必至。後半の沢越えはアドベンチャラスな要素が数多・・・。 |
その他周辺情報 | 登山口に近い木城温泉を利用!たまたまプレミアムフライデー(月最後の金曜)で、入浴料&指定ディナーとセットで1000円でした! |
写真
感想
(九州山旅Day7)
九州上陸から1週間。毎日登り続けてますが、今日も当然登ります!
本当は今日は祖母山系の二百名山・大崩山に登るつもりで、前夜、宇土内登山口に一番近いコンビニ(30km近く手前)で車中泊していましたが、起床してみると大崩山は曇り予報に変化。一方、比較的近い尾鈴山は晴れ予報のため、急遽ターゲットを変更し、早朝に大崩山の麓から尾鈴山の麓へ移動し直し。
かれこれ10時前に、尾鈴キャンプ場より登山開始。平日だからか、好天なのに、到着時、キャンプ場には車は停まっておらず、今日も誰にも会わない予感。(実際に、今日は人にも動物にも会いませんでしたw)
舗装された正面登山道までのアクセス道を緩やかに登っていくと、小滝の上には小さい虹が!幸先よい感じです。右手側は甘茶本谷が続き、ずっと川の水流が聞こえ、太陽が照りつけ、牧歌的なハイキングです。
正面登山道の標高が800m弱。山頂が1405mなので、標高差は概ね600m。登山口からいきなり急登が始まり、一気に標高を上げていきます。標高差にして60〜70m感覚で、「火の用心」と書かれた合目標識が設置されており、ピンクテープ変わりの「火の用心」赤テープも随所にあり、迷う要素はありません。
正確には覚えていませんが、標高1000m位を境に、随所にミヤマママコナが群落してます、すごい規模感で。九州の山あちこちで見かけた花ですが、尾鈴山がその密集度・量からして圧倒的なミヤマママコナ山です(笑)。
元々山頂眺望がない残念ピークと聞いてたので、期待してなかったのですが、9合目を過ぎ、山頂直下の鳥居や祠(尾鈴神社)の近くで、北方面、そう大崩山・傾山などの祖母山系が見える樹間がありました!9/20、晴天時に360度眺望を得て、尾鈴山も見渡せた肝心の祖母山は厚い雲の中でしたが。大崩山はスッキリ、傾山は何とか見えました。でも祖母山系の周囲は雲が多く、本日の登山を大崩山→尾鈴山へチェンジしたのは、よい判断だったと思います。
山頂へは、尾鈴キャンプ場から起算すると2時間弱で到着。眺望がないので、ランチに集中できます(笑)。ランチ後、心残りなく下山開始。今日の楽しみは山頂より、白滝を始めとした尾鈴瀑布群の鑑賞トレッキングなんです♪。
面白い名前のピーク、長崎尾を越え、その後は巻かずに道を探して矢筈岳へ。どちらの小ピークも、尾鈴山同様、山頂眺望はありません。ただ、矢筈岳のちょっと先には、霧島連山(韓国岳〜新燃岳〜高千穂峰)を見渡せるスポットがあります。ただ、今日はあいにくの雲で何も見えませんでしたが・・・。(翌日、九州最終日、市房山から霧島連山はバッチリ見え、リベンジできましたが♪)
他の方のレポで、反時計回りに周回すると、後半は沢が多く、いくらでも給水できると知っていましたがその通りでした。なので、今日は長い道中ですが、670mlのペットボトル麦茶一本で十分に足りました。(麦茶飲み終えた後は、随時冷たい水を補給)
白滝は展望台標識もあり、全貌も見えて圧巻の規模感でした!それより下部の滝は、規模は大きいものの、木々が邪魔で、全貌は見えない滝だらけで、瀑布群鑑賞という意味では白滝以外は欲求不満が残りましたね。
そうそう、白滝を一通り下りきった辺りで、鉄橋が流され?外され?10m程度ガチな渡渉を迫られる場所がありました。他の人のレポでは触れられておらず、事前には知りませんでした。仕方ないので、トレランシューズを脱いで素足になり、ヌメった水中の石と水流に気をつけながら、慎重に対岸に渡ります。今日は太陽がポカポカ照っていたので、水温は冷たいですが、寒いことはなかったですね♪。
その後、手彫りのトンネルを潜ります。50m位はあったかなー。ここを掘るのに、どれほどの時間と労力が掛かったのだろう。先人に感謝しかありません。トンネルをすぎると、あとは緩やかに尾鈴キャンプ場まで下っていく形となり、トレランにも適した走りやすいトレイルです。正規登山道はつづら折りになってますが、すぐ下を見ると次の登山道が見えるので、適宜直滑降しながらショートカットします。この直滑降は自己責任で。手袋をつけ、つかまれるものには何でもつかまりながら下りることをお薦めします。
結局休憩除きだと5時間15分程度で周回登山完了。正面登山口まで車で乗りつけてピストン・・・じゃ、この尾鈴山は全く楽しめません。山頂眺望もないですし。この山は、今日のような好天日に、尾鈴キャンプ場から周回し、尾鈴山とあわせ尾鈴瀑布群
も含めて、楽しみ尽くすことがお薦めです!
Day8 市房山へ続く)
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