白馬岳 栂池往復の壮絶山行
- GPS
- 14:52
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,710m
- 下り
- 1,710m
コースタイム
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 8:51
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 5:58
天狗原・白馬乗鞍手前で小休止。
白馬大池を見下ろす雷鳥坂手前で昼食休憩
船越の頭、小蓮華山・三国境・白馬岳山頂で小休止
頂上宿舎でテント泊
2日目
テント撤収後、白馬山荘へ一時避難
三国境・雷鳥坂で小休止
大池山荘食堂で大休止。
天候 | 26日曇り→27日雪・雨(暴風) |
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過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ルートはよく整備されており危険箇所はない。 帰りは豪雨の影響で、白馬乗鞍からの下山路は水がたまり川のようになった。 |
その他周辺情報 | 長野インター手前の川中島温泉を利用(770円) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
|
---|
感想
初めてのテント泊にしては、じつに挑戦的であった。
本来は大雪渓をあがり稜線をすすむところであったが、前の週より雪渓の崩壊によって通行止めとなり、栂池からの稜線往復となった。
日曜天気が崩れるとの見立てもあり、早めにピークハントをということで頂上宿舎のテン場を1日目の目標に。稜線にとどまることのリスクをとった…それが間違いの始まりであったが…
出だしは天気も回復傾向にあり、ロープウェイでは青空も出たり希望にみちる。
天狗原から曇りはじめるが、時折晴れ間もあり、快調な滑り出し。雷鳥坂では、複数の雷鳥があらわれ、冬毛が半分くらい秋仕様に感動する。そして個人的には今回のメインロケ―ションといえる小蓮華山の登りにさしかかる。そうあの歴史ドラマの坂の上の雲のエンドロールのロケ地である。ここはピーカンよりもうっすらと雲が出ていたことがよかった。紅葉が美しすぎて、すこし印象が違ったが、幽玄のあの坂道を体感できて最高だった。
小蓮華山頂が引き返す判断ポイントだったが、白馬岳をふくむ核心部がしっかりみえていたので進む決断をする。小蓮華から先は風合いが一変し、雪でも積もっているかのような真っ白な花崗岩の稜線をすすむ、最高の稜線歩きだった。異界・秘境感満載の緩やかな白い道を進み、ついに白馬岳山頂へ。ガスで眺望は聞かないものの、北アルプス最北のあこがれの百名山を踏めたことは感無量だった。
その後、頂上宿舎まで30分ほど下り、初めての実地テント設営。天候悪化を予期してか、テントは自分たちを含めてたった3張。設営後すぐに雷雨が。あぶなかったぁ。
ものすごい雨音と雷光が日付が変わるくらいまでつづき、一睡もできず。深夜数時間は晴れたものの、夜明け前からまたすさまじい雨に。
明るくなったと同時に危険を感じ早めに撤収開始。大雨のなかのテント撤収は地獄絵図だった泣
困難は続く。白馬山荘で態勢を整えるため登っていると、パチパチを白い塊が…雪だ!白馬山荘に到着すると気温計は0.8度、これはまずい、雪で視界も真っ白に。積もり始めたら下山は無理だ、どうしようと20分ほど焦っていると、みぞれになり、雨に戻った、気温も2.4→2.8と次第に上昇し、帰ることを決断。
暴風ではあるが、突風は少なく、歩行に支障はなかった。道も尾根の西側斜面が多く、稜線が盾になり、風の影響はすくなかったのでなんとか白馬岳から小蓮華山までの危険な稜線を越えることができた。
小蓮華からは風も弱くなり、白馬大池で生還確実の雰囲気が。すると緊張が途切れ、今度は睡眠不足・風雨の難路による体力消耗がめだち、ロープウェイまでの道のりをよろよろと進む。テントからの水滴が背中を伝い、レインウェアもしみ、体冷えた。
13:00、栂池に下山。命からがらといったところだ。
なんとかつづきであったが、初めてのテント泊は無事に終わった。小屋泊の尊さを感じるというある意味貴重の経験であった。1日目の絶景と2日目の経験、今後に生かしていきたい。
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