【陣馬山】雪山ハイキング:陣馬高原下BS〜高尾山口


- GPS
- 07:57
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,094m
- 下り
- 1,216m
コースタイム
7:55 新ハイキングコース入口
9:05 陣馬山頂下分岐
9:25 陣馬山頂 9:50
10:15 奈良子峠
10:25 明王峠
11:35 景信山 12:15
12:40 小仏峠
12:50 小仏城山
13:05 城山 13:15
13:25 一丁平
14:00 高尾山頂下
14:10 4号路分岐
14:35 参門
15:00 2・3号路分岐
15:10 琵琶滝への分岐
15:15 琵琶滝
15:25 6号路口
15:30 高尾山口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:京王高尾線高尾山口駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【陣馬高原下バス停-新ハイキングコース口】 ・バス停にトイレあり ・舗装路 ・日陰はアイスバーン、スリップ注意 ・20分ほどで登山口 【新ハイキングコース口-陣馬山山頂】 ・登山口からガリガリとした残雪路がしばらく続く ・林間になると雪深くなり、通常のコースより直登気味に トレースがあり、いつもより急登に感じる ・陣馬山下に向かうトラバース箇所が雪深く一人分のトレース ・陣馬山下から和田峠コースと合流するコースは ほとんど踏み跡が無くラッセル状態 ・山頂の日の当たる部分は雪も無く乾燥状態 【陣馬山山頂-明王峠】 ・一人分の圧雪コースが続き、特に危険箇所は無く、気持ち良く歩ける。 【明王峠‐景信山山頂】 ・積雪で普段よりも泥濘が少ない分歩きやすい ・景信山手前の陽だまり部分に泥濘箇所あり ・山頂手前の急登は雪深い 【景信山山頂‐小仏峠】 ・山頂から小仏方面へ向かう下り始めのコンクリート部分が 雪解けのドロドロ状態で滑りやすい ・小仏峠に近づくにつれての下りがアイゼン無しだと難儀 【小仏峠‐城山】 ・特に危険箇所無し 【城山‐一丁平】 ・特に危険箇所無し 【一丁平‐高尾山頂下】 ・日当たりの良い個所は田んぼ状態の泥濘 【高尾山頂下‐5号路-4号路分岐】 ・日陰でしっかり雪は残っている 【4号路-吊り橋-参門】 ・日陰でしっかり雪は残っている ・4号路の下り出しからしばらくコースが狭く、左側が崖のため、 アイゼン着用が安心 ・吊り橋の上もガリついた雪が残っておりスリップに注意 ・4号路の終点(参門)まで雪は残っている 【参門-3号路‐2・3号路分岐‐琵琶滝】 ・3号路はほとんど雪は無く、日陰箇所に残る程度 ・2・3号路分岐地点に「ここからの下り凍結箇所あり、アイゼン着用」の 注意書き看板はあるが琵琶滝手前まで雪は全く残っておらず、ほとんど乾燥路 【琵琶滝-6号路登山口-ケーブル清滝駅】 ・琵琶滝周辺のみ湿った箇所はあるがほとんど乾燥路で特に危険個所無し |
写真
感想
久々に曇マーク無しの快晴予報の日曜日、
週半ばころから山行計画を立てようかと思いつつも、仕事疲れで困ぱい気味、
結局、前日の土曜日に山支度をしてから近場の高尾方面に決定。
雪山ハイキングになるのだが、降雪から一週間経ってのコース状況が気になるところ、
ヤマレコで直近の情報をチェックすると陣馬山周辺は未だ雪深そう。
持ち物をチェーンスパイクにするか、スノースパイク(10本爪軽アイゼン)か迷う。
さすがに先週通販で取り寄せたアルミワカンの出番は無いだろう・・・、などと、
持参する道具選びも楽しみの一つである。
結局、今回は未使用のままであったスノースパイクを持参。
JR高尾駅北口、6時55分発の「陣馬高原下」行き始発バスに合わせて自宅を出発。
乗り継ぎが良く6時半前に高尾駅到着、所要時間40分足らず、結構近い。
発車時刻まで30分ほどの待ち時間、近くのファミマで肉マンと温かいお茶を買い求め、
暖を取りながらバス停のベンチの先頭に座ってバスを待つ。
快晴予報の日曜日なのに待ち行列があまり長くならない、
出発10分前くらいにバスが入線するに合わせて、登山者が集まりだす。
結局、車内はバラバラと空き席がある程度の乗客数、思ったより少ない。
途中のバス停で高校球児二人と、「夕焼け小焼け」で従業員らしき女性が下車して、
終点まで乗車していた人が全員登山者で15名くらいであった、
普段より圧倒的に少数のようである。
のんびりとした雪山ハイクなるだろう、と思った矢先、
中高年の団体さんのチャーターバスが到着、20名ほどの人数である。
様相は一変して、いきなり慌ただしい雰囲気になった。
私も年齢的にはこの団体さんの仲間入りになるわけなのだが、
団体さんに紛れ込まぬよう、身支度も早々に済ませ、一足お先に出発。
日陰部分が所々凍結した舗装路を20分ほど歩くと、
左側の沢沿いに「新ハイキングコース」登山口となる。
ここからの陣馬山は一昨年のクリスマスの単独行以来、
一年ちょっとぶりである。
歩き始めから、ガリガリした残雪路がしばらく続いたが、林間の登りになると
段々と積雪量が増え、段差のあるところで何度かグリップが効かず滑り出したので、
迷わずスノースパイクを装着、実践では初装着であったが思ったより簡単、
ラチェット式のワンタッチで一回でジャストフィット、
結局下山時の2号路の途中で外すまで、一度も調整する必要はなかった。
もしかすると、チェーンスパイクよりも脱着は楽かも知れない。
登山コースは、積雪のせいか通常コースよりも直登に変化していて
普段よりも急登な感じがした、陣馬山山頂下の和田峠との最初の分岐点までは、
積雪にも関わらず、前回よりもコースタイムは短縮されていた。
陣馬山山頂下のちょっとした広場みたいなところに荷揚げ車が停まっていて、
その付近は圧雪された状態であった。
その地点から右上に向かう分岐があり、前回はその方向へ進み、
山頂近くのトイレ近くから山頂にアプローチしたように思ったので
今回もその方向へ進んだ。
すると、その方向はとても雪深く、おそらく先人ひとり分の足跡のみで、
ほとんどラッセル状態、先人の足跡だよりに20分ほど藻掻きながら進むと、
和田峠からのコースに合流、トイレ横ルートから大幅にオーバーラン、
汗ビッショリとなった。
藻掻きながら思いよぎったのは、『アルミワカン持って来ればよかった』である。
次回から迷ったら持参することにしよう、折角買い求めたのだから。
山頂は快晴、360度のパノラマ、素晴らしい眺望である。
富士山は勿論、周囲の山々(相変わらず富士山以外識別出来ないのである)が美しい。
朝日に光っている湘南の海、江の島が見える。
気温が上昇したためか都心方面がやや霞んでスカイツリーが見分け辛いものの、
本当に素晴らしい眺望である。
このまま一日ここで過ごし、そのままピストンで帰っても良いと思えるほどである。
しかしながら、初装着の軽アイゼンの具合が良く、サクサク感が心地よく、
高尾山方面に行けるところまで歩くことにした。
このコースは昨年8月の猛暑の中の山行以来になる。
山頂から降り始めると、いきなり、今朝ほどのチャータバスの団体さんに遭遇、
一人分のトレースコースの道を譲ると、結局、最後尾の人が通過するまで
途切れることなく縦列が続き、結構な待ち時間となり出鼻を挫かれた感。
陣馬山から景信山までは、景信山近くの陽だまりで泥濘箇所はあったものの、
ほんとんど圧雪されたコースで歩きやすく、真夏の山行よりも良いペースであった。
景信山山頂から小仏峠方面へ向かう下りだし部分のコンクリート箇所が
雪解けで土手の土が流れ出し、ドロドロ、ジャリジャリでとてもスリリング、
ここでコケたら電車に乗って帰ることは出来なくなるので慎重にズリ降りた。
小仏峠の手前の下りでは、アイゼン無しの人が難儀しながらズリ降りている。
その横をサクサクと軽快に追い越して行く、良いペースである、まだ行ける。
次のターゲットは城山、ここも難なく良いペースでクリア、まだ行ける。
ここからの下山コースを思案、混雑が予想される高尾山方面を避け、
相模湖方面に降りるか、高尾山を巻いて雪が残っていそうな5号路から
4号路を抜けて琵琶滝へ降りるか迷った。
相模湖方面のコースは未だ歩いたことが無い、それにとても雪深そうだ。
お初コースも捨てがたかったが、ここからは安全第一に考え、
最近、お気に入りコースとなっている4号路‐吊り橋‐3号路‐2号路‐
琵琶滝‐6号路の順で下るコースを選んだ。
高尾山を左に巻く5号路から4号路までは予想通り、雪は残っていて、
サクサクと軽アイゼンの心地よい感触につられ、良いペースで歩けた。
参門のところで参道をクロスして、3号路に入ると、ほとんど雪は無かった。
日陰部分にザクザクした雪が残っている程度で、ほとんど通常の登山道、
そろそろ軽アイゼンを外すタイミングかと思ったところで、2号路との分岐箇所。
そこからの下り口のところに、
「ここからは凍結箇所があり危険、アイゼン着用・・・」との注意書き、
確信して装着したまま下山し続ける。
しかし、凍結箇所などなく、逆に乾燥しきっている通常のコースが続く、
岩の上をギシギシしながら下って来たが、ペースダウン甚だしいので、
琵琶滝との分岐の手前あたりで外すことにした。
結局、琵琶滝周辺で湿った箇所が凍結した部分もあったが、
難なく普通に歩けたので、今回は4号路が終わる参門のところで
外すのが正解であった、脱着は容易なタイプなのだから、
次回からは横着せずに、場面に合わせて都度脱着すべきと反省。
それにしても、
2号路の「凍結注意」の立て看板はいつからあるのだろうか。
ケーブルの清滝駅に無事到着、駅周辺は初詣のツアー客などで賑わい、
駅にも「謹賀新年」の看板の掲げられ、まだ正月の雰囲気。
帰り支度をしている大勢の登山者に交じって、
ベンチの片隅で一息つき、帰り支度して本日の山行を終えた。
昨夜まで肩こりがひどく、腕を上に伸ばすことも儘ならなかったのに、
気が付いてみると、肩こりがすっかり解消され、両腕ともグルグルと
自由自在に動くのである。
やはり、適度の重量のザックを背負って歩くと
程よいマッサージ効果があるのではないかと思う。
今年、二度目の山行も天候に恵まれ、美しい景色を満喫、
軽アイゼンでサクサクと心地よいスノーハイクを経験、
おまけに肩こり解消と、充実した楽しいひと時を過ごすことが出来た。
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