岩の呼吸陸ノ型『剱岳』(早月尾根)
- GPS
- 09:35
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 2,425m
- 下り
- 2,412m
コースタイム
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 9:35
天候 | 雲海の上:晴れ 雲海の下:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
早月尾根の歩くペース(コースタイム比)はあまり参考にならない。 |
その他周辺情報 | 大岩湯神子温泉 550円 |
写真
感想
台風の接近。今週はもう終わった。
そう思い落胆していると、直前になって台風がまさかのUターン。行くしかない。
人生の岐路にたった大作くんと剱岳から新たな一歩を踏み出す
やはり北アルプス三大急登りは激しいが、2人で話しながらいくと辛さも全く気にならない。
夜が明けてくると、紅葉の絶景と雲一つない晴天、そして大雲海
興奮気味にますます足が進む
大作くん曰く「景色に登らされている」らしい
どこみても圧巻の眺め
紅葉は、現時点では特に2000mくらいが最盛期だろうか。
ついに岩場へ到達。びびりまくっていたが、特に問題なく乗り越えられた。
岩場を超えれば、ついに憧れの剱岳山頂
前日の雨と台風予報もあってか、山頂も空いていた
360℃の絶景の中、何枚もシャッターを切り
ご飯、デザートを食べてまったりしていると結局1時間山頂にいた笑
日も差していてかなり暖かい、こんなん延々にいれる
山頂にいた人も、みんないい人ばかりだった
さぁ下山、早月小屋まで大雲海が迫ってきていた
雲海の中へ入ると小雨に、さっきまで雲一つない晴天だったのに、、
写真がとれないとなれば、もう帰るだけ、半ダッシュで下山
下山後の温泉とゴーゴーカレーのため駆け抜けた
「試練と憧れ」
また新たな憧れの地に向けて、次の試練へと挑んでいきたい
大作くん、最高の山行をありがとう
遂にwasatoko君と目標にしていた劔岳に初チャレンジすることになった。台風も来ていたので天候はあまり期待していなかったが、ピーカン&紅葉最盛期で岩の殿堂である劔岳で岩の呼吸を習得することができた。
馬場島を4:30に発。とある理由で半泣きだったが劔に慰めてもらおう。暗闇でスタート。
早月尾根は北アルプス三大急登の一つであるが、確かに序盤から急登が長いこと続いた。しかし2人で話しながら登るとモチベーションが維持されるためか、苦なく休憩もあまり挟まずハイペースで登ることができた。
明るくなってくると意外と晴れていることに気が付く。ふと眺めると猫又山などの毛勝方面にご来光が当たり、マンダムしていた。さらに立山方面を眺めると紅葉が尋常じゃないことになっている。こんな景色が見れるなんて聞いてないんですけど!興奮して2人でギャーギャー騒ぎながら登っていく。結局早月小屋まで休憩1回で3時間で到着できた。
早月小屋に着いて朝ご飯を食べるが、流石に寒い。ウインドブレーカーを着用。素晴らしい雲海を眺めてみると、西面の雲海に劔岳のシルエットが写っていた。この尾根を登っている最中は劔岳の全貌は良く見えなかったが、シルエットで今登っている山の全形を確認できた。
ここから山頂まで登っていく途中でも右を見れば立山とヤバイ紅葉が、左を見れば劔の迫力ある岩場とこちらもヤバイ紅葉が。ため息が出る。一眼レフユーザーの僕らはバシャバシャカメラを発動させながら登る。
そしてここから岩場が徐々に出てくる。岩の呼吸修得の為の試練である。中盤、難所とされるカニのはさみに突入するが、え?これ?という感じであった。楽勝すぎた。岩の殿堂は早月尾根では本領発揮されないようだ。
山頂手前で大魔神さんにお会いできた。6月に白山に登った時もピーク手前でお会いしたことがある。案の定ヤバイコースを辿ってこられたようで、ブログ読者としてワクワク。山スキーも勧めていただいたが、10年以上スキーから遠ざかっているので、ゲレンデスキーをまずやってみようかなと思う次第である。
そして遂に山頂に到着!山頂は意外と広かった。360度最高の景色だったため1時間山頂に滞在した。その間は写真を撮りまくった。富士山も遠くに確認でき、最高の時間を過ごすことができた。
下り始めると雲海が登りの時より上昇していることに気が付く。早月小屋が雲海に浮かんでおり、その下はもう何も見えない。帰りは日の当たる紅葉を写真撮りまくろうと思っていたが、お預けになった。
天空の小屋ハヤツキを過ぎるとガスになり、次第に小雨になった。早くおりたいのでトレラン風で下りて行った。wasatoko君はこのペースで一緒に山行できる唯一の友人である。
下山し有名な試練と憧れの前で記念撮影。目標としていた劔岳も登頂でき、素敵な景色にも出会えて、最高の1日となった。
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