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Yamareco

記録ID: 263915
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

大普賢岳

2013年01月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
9.7km
登り
1,043m
下り
1,043m

コースタイム

8:40林道駐車地点-9:20和佐又ヒュッテ-10:55笙の窟-12:45大普賢岳-13:50小普賢岳-15:30和佐又ヒュッテ16:05-16:40林道駐車地点
天候 雪のち曇り
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
(車で自宅から2時間。6時自宅発)
国道169号線から林道に入ってから途中、凍結あり。
スタッドレスを履いていても途中までしか無理でした。
4駆だったらいけるかも。
凍結箇所手前の広くなった箇所に駐車。
コース状況/
危険箇所等
【天気】
雪は降るもそこまで強くなく。
風も強風(秒速15〜20M)が時に吹くも、平時に戻るとそこまで強くなく(秒速3M程度)。
雪質は割と乾雪だった。
気温は、温度計を忘れたので不明だったが、和佐又ヒュッテ15:30時点で-5℃。

【コース状況】
昨晩から降った15cm程の新雪の下には、先週14日月曜祭日の大雪が程よく締まりいい感じ。凍結箇所もなく、ハシゴ・クサリ類も思ったより出ていた。
雪量は例年より少ない模様らしい。
去年の3月の方が凍結箇所があり、緊張した記憶です。
※後で聞いた話、奈良の山は2月〜3月の方が雨が降って凍結するので危険だそうです。

林道歩きをさせられたおかげ(?)で、すでに多数(7名)の先行者の踏み固められたトレースがあり、踏み跡を慎重にモクモクとたどるだけで頂上に立たせてもらいました。
去年の3月は他に誰もいなかったので、こんなにたくさん来られているのは予想外でした。
やっぱり今が旬なんですかね。

トレースは、山岳ガイドをやっておられる強者エキスパートさんが付けてくださったとのこと。
・小普賢岳は雪が少ないため夏道どおりの巻き道を選ばれたそうです。
・大普賢岳直下は、トラバースするルンゼの2つ目から東南東の尾根沿いに直登。一人ではこのルートは分からなかっただろうと思います。山頂直下の勾配はそれほどなく、霧氷を見ながらの楽しいトレッキングでした。

復路は、時間もあったのでトレースを外れ、小普賢岳を行きました。小普賢岳のコルを過ぎたすぐにあるルンゼを直登しました。途中、岩場が見えかけている箇所が怖そうでしたが、いい箇所を選びアイゼン前爪を蹴りこむとしっかり安定し、いい斜度で楽しかったです。

多爪アイゼン・ピッケル必須。スノーシュー不要。
ロープ・スリングは不使用。

【ヒュッテから林道まで】
帰りの和佐又ヒュッテから林道へは沢沿いのルートを選択。
ヒュッテ前からそこそこ車道を登りました。
車道からの分岐点にはしっかりした標識あり。

沢沿いルートは比較的、標識や赤テープはしっかり着いている方。
沢との出合いにも標識あり。

沢に下りてからは基本的に右岸沿いにルートは着いていました。
今回はトレースありだったので全く問題なかったが、朝一のノートレースで暗い中だと少し不安かもしれないです。
※地図上のルートはフリーハンドです。GPSでないので正確ではありません。
和佐又ヒュッテ前の登山口には登山ポストあり
2013年01月26日 09:20撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 9:20
和佐又ヒュッテ前の登山口には登山ポストあり
日本岳ピーク手前から始まるトラバース状況。
手前でアイゼン装着。ピッケルを出す。
2013年01月26日 10:37撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 10:37
日本岳ピーク手前から始まるトラバース状況。
手前でアイゼン装着。ピッケルを出す。
けっこうハシゴ出てます。
2013年01月26日 10:42撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 10:42
けっこうハシゴ出てます。
朝日窟
2013年01月26日 10:49撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 10:49
朝日窟
笙ノ窟
2013年01月26日 10:54撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 10:54
笙ノ窟
日本岳のコルへの登り手前
2013年01月26日 10:58撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 10:58
日本岳のコルへの登り手前
日本岳のコルへの登り
2013年01月26日 21:16撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 21:16
日本岳のコルへの登り
クサリはまだ見えます。
2013年01月26日 11:03撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 11:03
クサリはまだ見えます。
ロープが下にあった模様。
2013年01月26日 11:06撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 11:06
ロープが下にあった模様。
石の鼻へ向かう。
この辺は岩陰で隠れることはなさそう?
2013年01月26日 11:21撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 11:21
石の鼻へ向かう。
この辺は岩陰で隠れることはなさそう?
ちょっとずつ隠れてきました。
2013年01月26日 21:18撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 21:18
ちょっとずつ隠れてきました。
稜線岩場をトラバース
2013年01月26日 11:40撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 11:40
稜線岩場をトラバース
稜線へ出る。
2013年01月26日 11:41撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 11:41
稜線へ出る。
大普賢への取り付きの直登ルンゼ箇所。
2013年01月26日 21:19撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 21:19
大普賢への取り付きの直登ルンゼ箇所。
2013年01月26日 12:00撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 12:00
まだけっこう出てる。クサリが両手にあって安全歩行♪
2013年01月26日 12:05撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 12:05
まだけっこう出てる。クサリが両手にあって安全歩行♪
大普賢岳への岩場の稜線。
2013年01月26日 12:10撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 12:10
大普賢岳への岩場の稜線。
ルンゼのトラバース箇所1つ目
2013年01月26日 12:14撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 12:14
ルンゼのトラバース箇所1つ目
あれ?下にクサリ場?
まだ見え隠れしていた。
2013年01月26日 12:20撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 12:20
あれ?下にクサリ場?
まだ見え隠れしていた。
ルンゼのトラバース箇所2つ目。
トレースはこのトラバースから直答して山頂へ向かう。
この先が去年3月の敗退箇所。トレースがなかったら分からなかっただろうな。
2013年01月26日 12:22撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 12:22
ルンゼのトラバース箇所2つ目。
トレースはこのトラバースから直答して山頂へ向かう。
この先が去年3月の敗退箇所。トレースがなかったら分からなかっただろうな。
霧氷1
2013年01月26日 12:30撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 12:30
霧氷1
霧氷2
2013年01月26日 12:32撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 12:32
霧氷2
霧氷3
2013年01月26日 12:33撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 12:33
霧氷3
あっという間に山頂。
2013年01月26日 12:44撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 12:44
あっという間に山頂。
山頂から南側へ発達した雪庇。2m位
2013年01月26日 12:46撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 12:46
山頂から南側へ発達した雪庇。2m位
先行者のおかげで、本当にラクをさせて
山頂に立たせてもらいました。
2013年01月26日 12:48撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 12:48
先行者のおかげで、本当にラクをさせて
山頂に立たせてもらいました。
小普賢岳のコル近くまで降りてきました。
小普賢岳・日本岳
2013年01月26日 13:07撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 13:07
小普賢岳のコル近くまで降りてきました。
小普賢岳・日本岳
小普賢岳への直登。
岩場が見えている少し危険そうな箇所から上を見上げる。
2013年01月26日 13:32撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 13:32
小普賢岳への直登。
岩場が見えている少し危険そうな箇所から上を見上げる。
直登してきた箇所を振り返って見下ろす。
2013年01月26日 13:33撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 13:33
直登してきた箇所を振り返って見下ろす。
小普賢岳の山頂。標識もなく三角点のみ。
樹林帯の中で展望もなく、ひっそり静かです。
2013年01月26日 13:50撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 13:50
小普賢岳の山頂。標識もなく三角点のみ。
樹林帯の中で展望もなく、ひっそり静かです。
日本岳が目の前にドーンと洗われた。
2013年01月26日 14:14撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 14:14
日本岳が目の前にドーンと洗われた。
石の鼻で眺望が出てきました。
2013年01月26日 14:15撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 14:15
石の鼻で眺望が出てきました。
登った大普賢岳がやっと現してくれた。
2013年01月26日 21:29撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 21:29
登った大普賢岳がやっと現してくれた。
日本岳と右に和佐又山、遠くには大台ケ原
2013年01月26日 14:25撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 14:25
日本岳と右に和佐又山、遠くには大台ケ原
南西に少し身を乗り出して、行者還岳から弥山への稜線。こっちは雪雲が晴れない。
2013年01月26日 14:29撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 14:29
南西に少し身を乗り出して、行者還岳から弥山への稜線。こっちは雪雲が晴れない。
和佐又ヒュッテに帰ってきました。
2013年01月26日 15:28撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 15:28
和佐又ヒュッテに帰ってきました。
ヒュッテに寄ってドリップ珈琲、いただきました。写真は去年から替わりに入られた小屋の代理主人。
「よろしくお願いします」
いやいや、こちらこそです。(^^;
帰りの道を聞いた時は親切にしていただきました。ありがとうございました。
2013年01月26日 15:37撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 15:37
ヒュッテに寄ってドリップ珈琲、いただきました。写真は去年から替わりに入られた小屋の代理主人。
「よろしくお願いします」
いやいや、こちらこそです。(^^;
帰りの道を聞いた時は親切にしていただきました。ありがとうございました。
ヒュッテから林道への沢沿いルート。
沢への出合い。
2013年01月26日 16:16撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 16:16
ヒュッテから林道への沢沿いルート。
沢への出合い。
けっこう標識あります。
2013年01月26日 16:23撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 16:23
けっこう標識あります。
こんな感じで林道まで。
基本的にルートは右岸。
2013年01月26日 16:25撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 16:25
こんな感じで林道まで。
基本的にルートは右岸。
撮影機器:

感想

以前から登りたかった冬の大普賢岳。
ネットとかを見る限り深雪で厳しいラッセルを強いられるイメージだったが、今日は比較的まだ穏やかな表情を見せてくれました。

新雪もあって危険箇所もそこまでなく、楽しい雪山登山を楽しめました。
まだまだ雪は少ないようで、これからがもっといい感じになるかな?と思います。


ピークに立てたのは主に、ラッセルをしてくださった先行者の方々のおかげ。
当初、時間切れも想定していましたが、まったく心配ない。
トレースがある事による心理的な余裕もでき、本当にルンルンで楽しめました。

本当に感謝です。

いや〜、非常に満足です!

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