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記録ID: 267923
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ハイキング
丹沢

幕岩見学(焼山沢右岸尾根〜黍殻山〜ガタクリ峰)

2013年02月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:48
距離
12.0km
登り
1,118m
下り
1,118m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

07:20 水沢橋ゲート前
07:30 焼山沢右岸尾根への取付点
08:10 P599
08:25 切通し
09:00 P721
09:25 幕岩散策(約20分)
10:45 東海自然歩道(丹沢主脈)
11:35 黍殻山
12:25 P1101
13:15 ガタクリ中央峰
14:30 奥野林道合流点
15:00 水沢橋ゲート前
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
水沢橋駐車場。伊勢沢林道の起点である。
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水沢橋駐車場。伊勢沢林道の起点である。
ゲートから歩くこと15分、途中、桃ノ木林道を右に分けたこの場所から取り付く。
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ゲートから歩くこと15分、途中、桃ノ木林道を右に分けたこの場所から取り付く。
毎度の急登に合わせて、お出迎えはこれまた毎度の藪漕ぎ。
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毎度の急登に合わせて、お出迎えはこれまた毎度の藪漕ぎ。
その藪漕ぎで忘れてはならないのが、ヤマトマダニ。冬でも活動している。お忙しい中、ご登場願ったビッグボス。
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その藪漕ぎで忘れてはならないのが、ヤマトマダニ。冬でも活動している。お忙しい中、ご登場願ったビッグボス。
尾根に乗ると、直にP599に到着。南方面の展望がすばらしい。雪を抱いているのは蛭ヶ岳。
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尾根に乗ると、直にP599に到着。南方面の展望がすばらしい。雪を抱いているのは蛭ヶ岳。
あわれ、尾根は林道によってぶち抜かれ、切通しになっている。左へ行くと伊勢沢林道の音見橋へ通じている。この先行き止まりになる右に進んだ斜面から、容易に尾根に乗ることができる。
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あわれ、尾根は林道によってぶち抜かれ、切通しになっている。左へ行くと伊勢沢林道の音見橋へ通じている。この先行き止まりになる右に進んだ斜面から、容易に尾根に乗ることができる。
ひと登りからの展望。手前はガタクリ峰。
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ひと登りからの展望。手前はガタクリ峰。
P721は開放的な所で、焼山の稜線が一望できる、休息するにはもってこいの場所だ。
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P721は開放的な所で、焼山の稜線が一望できる、休息するにはもってこいの場所だ。
P721からは目指す幕岩(写真中央)が良く見える。
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P721からは目指す幕岩(写真中央)が良く見える。
尾根から見た幕岩の上部。全体像を写しきれないのが残念。基部は雪も深そうなので中間のバンドへ行ってみることにする。
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尾根から見た幕岩の上部。全体像を写しきれないのが残念。基部は雪も深そうなので中間のバンドへ行ってみることにする。
着雪の上に落ち葉で盛りあがった不安定な岩壁を伝って、何とかバンドにたどり着いた。スラブはさらに下へのびている。
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着雪の上に落ち葉で盛りあがった不安定な岩壁を伝って、何とかバンドにたどり着いた。スラブはさらに下へのびている。
上にもカメラを向けた。岩質は脆く、とてもゲレンデとして使える代物ではないが、泰然自若としたこれだけの一枚岩は、一見の価値はあるだろう。ただ、誰でも彼でも簡単に来れる所ではない。
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上にもカメラを向けた。岩質は脆く、とてもゲレンデとして使える代物ではないが、泰然自若としたこれだけの一枚岩は、一見の価値はあるだろう。ただ、誰でも彼でも簡単に来れる所ではない。
幕岩からは、しばらく、我慢の登高が続いた。そして、ひとつの小ピークを越えた所で、今は通行禁止になっている焼山〜鳥屋間の廃道に出た。
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幕岩からは、しばらく、我慢の登高が続いた。そして、ひとつの小ピークを越えた所で、今は通行禁止になっている焼山〜鳥屋間の廃道に出た。
東海自然歩道はこの先を直進したあたりだと思うが、急に深くなった雪のため歩道の痕跡はまったく分からない。
東海自然歩道はこの先を直進したあたりだと思うが、急に深くなった雪のため歩道の痕跡はまったく分からない。
ならば、もともと道など無かったと思えばいいのだ。なまじっか道があると、ついつい甘えてそれを頼ってしまう。自分の人生だって外しっぱなしじゃないか。強引に適当な斜面を登る。
ならば、もともと道など無かったと思えばいいのだ。なまじっか道があると、ついつい甘えてそれを頼ってしまう。自分の人生だって外しっぱなしじゃないか。強引に適当な斜面を登る。
黍殻山山頂の雨量観測計。
黍殻山山頂の雨量観測計。
主脈からガタクリ峰への下降は、やさしい尾根道から始まる。
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主脈からガタクリ峰への下降は、やさしい尾根道から始まる。
1101mの神奈川県マーク入り石柱。
1101mの神奈川県マーク入り石柱。
木々に囲まれ暗いイメージのガタクリ西峰。
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木々に囲まれ暗いイメージのガタクリ西峰。
中央峰へ登り返す途中より見た孤峰・榛ノ木丸が大きい。蛭ヶ岳は榛ノ木丸に隠れて見えないが、鬼ヶ岩からの白馬尾根上には、名前の由来ともなった馬の雪形がはっきり確認出来る。
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中央峰へ登り返す途中より見た孤峰・榛ノ木丸が大きい。蛭ヶ岳は榛ノ木丸に隠れて見えないが、鬼ヶ岩からの白馬尾根上には、名前の由来ともなった馬の雪形がはっきり確認出来る。
ガタクリ中央峰。
ガタクリ中央峰。
ガタクリ東峰へは岩場のヤセ尾根が続く。
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ガタクリ東峰へは岩場のヤセ尾根が続く。
ガタクリ東峰を越えて少し下ると大石に出会う。ここは笹藪のなか左を巻くが、雪の急斜面を、702mへの登り返し地点の鞍部まで、滑り落ちるように下っていく。
ガタクリ東峰を越えて少し下ると大石に出会う。ここは笹藪のなか左を巻くが、雪の急斜面を、702mへの登り返し地点の鞍部まで、滑り落ちるように下っていく。
702m先からは、踏み跡はあるものの、取付までソフト藪漕ぎがつづく。
702m先からは、踏み跡はあるものの、取付までソフト藪漕ぎがつづく。
すっかり細くなった尾根突端の取付点。横を走るのは奥野林道。ここから水沢橋まではゆっくり歩いて30分ほど。
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すっかり細くなった尾根突端の取付点。横を走るのは奥野林道。ここから水沢橋まではゆっくり歩いて30分ほど。

感想

前に、鳥屋待沢の幕岩の事を書いたが、
今回は、焼山沢左俣源頭の幕岩の事である。

どちらも迫力の一枚岩であるが、
この岩を前にしたクライマー達は、
ゲレンデとしてマル適マークを貼っていいものやらどうやらを吟味し、
ウォールペインター達は下処理とペンキの必要量に頭を痛めるだろう。
そして、先のない年寄りは、墓碑の切り出し枚数を頭に巡らし、
この期に及んでの強欲ぶりを発揮するにちがない。

人の思いはそれぞれ千差万別であるが、
霊験あらたかな自然の造形美であることは断言できる。

ちなみに、
桃栗3年柿8年、柚子の大馬鹿18年、
オイラの人生あとチョットの私は墓碑勘定でした。


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コメント

幕岩
こんなところにも1枚岩が。
丹沢って不思議な所に1枚岩が意外とありますよね。
私も見に行きたいですが、ダニ、、、
イヤですねぇw
2013/2/14 21:17
こんにちは
そうなんですよ。
こんな所にもあるんですよね。

ホント、ダニ多いです。
僕は基本的にダニは平気なんですが、
何度も刺されたり、皮膚科での切開除去経験から
意識的にダニチェックをするようにしています。

皮膚科の先生が言ってました・・。
最近、マダニの刺咬による日本紅班熱の死亡例が増えているんですって。
沢のツメなどで藪漕ぎを強いられる機会が少なくないraeさん、
お気をつけあそばせ!

僕は、
情けないが、
ヒルはだめだな・・・。
2013/2/15 13:35
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