降雪後の奥多摩(浅間嶺)から上野原(生藤山)への誰もいない雪稜ハイク


- GPS
- 09:08
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,694m
- 下り
- 1,721m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
気温が上がったせいか、払沢ノ滝は凍結していなかった。 時坂から浅間嶺までは意外と雪が多かった。浅間嶺直下はおそらく浅間峠・生藤山・熊倉山の稜線より多いかも。浅間嶺周辺は時坂から上川乗までトレースなし。 トヤド浅間分岐ではトヤド浅間方面のトレースなし。浅間峠・熊倉山・生藤山の稜線では三国山手前で陣馬山からのハイカーと出会うまでトレースなし。積雪は5cm〜10cm程度で、歩きやすい。雪は気温が上がって融けかけ湿っており、アイゼンは必要ない。三国山から鎌沢方面は前日までのトレースが見えている。軍刀利神社への下山路はトレースなし。トラバース地点は滑らないように要注意。アイゼンは必要ない。軍刀利神社付近は多少の凍結があるが、たいしたことは無く、上野原まで、大越路、大堀バス停までは舗装路で凍結箇所はない。 |
写真
感想
前日雪だったので、トレースのない雪道を歩けるかもと思い、奥多摩から上野原にかけての低山歩きを計画。浅間嶺も浅間峠も少なくともここ数十年歩いていないので、初めてと同じだ。予定では上川乗から下川乗に出て、トヤド浅間尾根に取り付くつもり。
武蔵五日市付近から車窓を眺めると結構な雪が山々についている。バスから見るとさらに山が白くなていく。しかし気温は予想より高めだ。
払沢ノ滝バス停を降りると目の前の山が朝日で白く光っている。朝から感動的な風景、とりあえず払沢ノ滝(ほっさわ)の凍結状況を見に行く。−−しかし気温が高く氷は融けて凍結はほとんどない。残念ーー。もうひとり後から来たハイカーとすれ違う。「凍結無いですよーー」とあいさつ。入口付近のカフェは早朝でしまっているが、時間のあるときに寄ってみたい場所だ。滝に行く途中に「やまびこ」というギャラリーと物産館を併設しているカフェと、駐車場に向かう途中に「ヴィッラ デルピーノ」というしゃれたイタリアンの店があるようだ。
戻って駐車場に出て林道をしばらく歩くと、近道の山道があり、それに入る。周囲の山は白く、集落が見え始めると雪が深くなる。トレースは無く、誰も歩いていない。家の周囲にもトレースは無く、誰も住んでいないのか??
民家の裏の斜面に福寿草があるはずだが、雪に埋まっていたので、今回は仕方ない。再び林道に出ると、トイレがあり、そこで間違って左へ林道をそのまま進んでしまった。ここで右のどこかに山道があるはずだった。気がつかず、そのまま進むと、トイレから15分くらいで時坂峠と林道分岐に出た。時坂峠を通らずに林道を歩いてしまったことにようやく気づく。なんてこったーー。分岐から10分足らずで峠の茶屋に出る。その少し先から浅間嶺に向かう山道に入る。峠の茶屋の姉妹店の「お代官の休み場」の蕎麦屋を通過して先へ進む。動物の足跡が林道からずっと続いている。鹿ではなさそうだが、イヌなのか、タヌキなのか何なのか不明。この足跡は人のトレースの無い浅間嶺の向こうまで続いていた。登るにつれて雪の量は増えるが、せいぜい10cm以内で、足が埋まることは無い。周囲の雪山が朝日で時折光るが、気温が上がったためか、次第に雲やガスが出て見えにくくなる。展望台と山頂の分岐があり、少し迷う。行動食とドリンクを少し補給しながら考えるも、ガスが多くなったので先に山頂を目指す。9時21分、浅間嶺に出る。ここは休憩せずすぐ上川乗に向かうが少し晴れ間が出てきて、展望台によらなかったことを少し後悔。南側は雪があまり無い。下っていくと途中、植林地の間から少し展望が開け、生藤山やトヤド浅間、戸倉三山(市道山・刈寄山)と思われる山々が見えた。
一時間で上川乗に出る。麓の民家が立派だ。檜原村奥地(数馬)の民家は「兜づくり」で有名だが、ここの民家の家構えも立派だ。ここでも休憩を取らず、撮影だけして浅間峠への入口を探す。当初の計画では下川乗に出てトヤド浅間から浅間峠に向かうつもりだったが、まだ歩いたことの無い破線コースで、思ったより浅間嶺に積雪があったので、トヤド浅間は次回に回し、直接浅間峠に向かう。バス停と反対方向の数馬方向に進むと浅間峠入口があった。ここは関東ふれあいの道だ。入口には工事関係者が出入りしている。少し先の橋の補修工事をしていた。この路は踏み跡があるが、工事関係者あるいは林業関係者らしい。その少し上には「浅間峠」と書かれた道標の杭が8本も置いてあったが、雪が融ければ上に上げて工事をするのだろう。途中で背負子の二人とすれ違ったが標高700mほどで踏み跡はなくなった。次第に雪が増え、入口から1時間くらいでトヤド浅間分岐と見られる尾根分岐に出た。テープなどの目印が見えるが、トレースらしきものは無かった。無論道標は無い。そこから5分くらいで浅間峠に出た。11時39分、ほぼ予定通り。東屋で軽く昼食を食べ、出発。
浅間峠は三頭山方面と生藤山方面、および日原(あるいはゆずり原中学入口)バス停方面の交差点だが、ここからは生藤山・熊倉山方面を目指し、雪の稜線を進む。トレースは無く、ここまで時坂以来誰一人ハイカーとは出会っていない。全く静かな雪山歩きを思いっきり楽しむ。雪質は気温が上がっている成果、かなり融けていて湿っており、アイゼンは全く必要ないが、滑らないように注意して歩く。稜線は樹林帯であまり展望が無いが、ところどころ開けたところががあるものの、ガスでほとんど見えない。熊倉山手前の尾根分岐で熊倉山南西尾根への囲う地点を探す。赤テープがあり、崖のような急斜面を下るようだ。踏み跡は斜めに切ってあるように見えるが、今日はあきらめ、後日、登りで歩いてみることにした。浅間峠からゆっくり歩いて一時間で熊倉山に到着。新しい手作り山名プレートもあった。何も見えないので先に進むと5分くらいで軍刀利神社の元社の鳥居があった。戦国時代は軍神として武田氏、小山田氏(岩殿山)など多くの武将に保護されてきた。かるて元社は三国山山頂にあったが、野火の被害で今の場所に移設されたという。ここから神社奥社に直接下る道が開かれているが、とても急な道で、今日のような雪解けの時期は歩きがたい。三国山に向かうと前方からハイカー、今日初めて出会うハイカーで今日はこの人以外は誰とも会わなかった。陣馬高原下バス停から陣馬山を回り、ここまで来たという。関東ふれあい(れきし)の道を歩いているという。上川乗までが一つのコース(14km)になっているという。トレースはこのハイカーが始めてつけてきたという。降雪直後であるが、(であるゆえ?)このあたりは雪道を好むハイカーはあまり来ないらしい??
三国山の手前で再び軍刀利奥社への下山路分岐。トレースは無い。ここを下ってみようかとも思ったが、とりあえず三国山に出る。誰もいない。残りの昼食のコンビニ弁当を食べ、鎌沢方面に下る。トレースは昨日のものと思われる古いトレースがあり、その上に雪が積もっている。途中軍刀利神社分岐があり、今日はそこから下る。これまで上岩や蚕影神社などさまざまなマイナーコースを歩いたが、軍刀利神社へは初めて。トレースは無く、途中、谷をへつる場所でやや雪の多い場所もあった。10分少し下ると三国山頂の手前にあった軍刀利元社から奥社に下る女坂分岐があった。そこからさらに20分くらい下ると元社から直接下る男坂分岐に出る。降り口は急だったが、道の様子を見ると熊倉山南西尾根の中腹を上っているようだ。機会があれば歩いてみたい。そこからわずかで奥社に出た。奥社の社殿前には大桂があり、パワースポットとして知られているようだ。奥社の下で舗装路になり、7分くらいで軍刀利神社に出た。舗装路は雪や氷はほぼ融けているが滑らないように注意して歩いた。神社には数m、ある大きな木刀が何本も奉納されて信仰を集めている様子が伺われた。さらに20分くらい舗装路を下ると井戸集落が見えてきて、熊倉山南西尾根入口に当る長泉寺への分岐があった。時間が遅くなったので長泉寺の下見はせずに、神社入口に出た。少し先に井戸バス停への道標と、右に向かう広い林道が見える。これはおそらく向風(むかぜ)方面に出る道だろう。今日の予定では時間が早ければ向風から能岳を歩くつもりだったが、雪山歩きで最後は予定より一時間オーバーしたので、今日は井戸バス停に向かう。神社入口のお店に人がいたので、向風や能岳のコースについて話を聞いた。
15時過ぎ、井戸バス停に出たが、平日なので午後のバスは14時と17時しかない。二時間待つより歩くことにした。昨年1月には藤野駅から鷹取山、倉子峠、生藤山と歩き、帰路、蚕影山から大越路を抜けて上野原駅まで長々と歩いた。今回は向風には行けなかったが、大越路を通って上野原中学校手前で八重山入口を確認し、中学校を右に行き、根本山(上野原遊歩道入口をチェック、そのまま飯尾・小菅に通じる県道33号線に出て、大堀バス停でバスを待つ。
今日は予定したトヤド浅間、熊倉南西尾根、能岳などは歩けなかったが、周辺地形、入口などもチェックして、誰もいない雪の稜線をのんびり歩くことができ、満足の一日。
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