西穂高岳 独標 吹雪のち快晴



- GPS
- 24:20
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 750m
- 下り
- 753m
コースタイム
新穂高ロープウェイ西穂高口11:30 - 13:20西穂山荘14:30 - 15:00丸山15:15 - 15:30西穂山荘
2月26日(火)
西穂山荘7:10 - 7:30丸山 - 8:30独標9:00 - 10:10西穂山荘10:30 - 11:50ロープウェイ西穂高口
天候 | 2月25日(月):雪 2月26日(火):快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
https://www.highwaybus.com/rs-web01-prd-rel/gp/info/lineDetail?lineGroupNo=1&lineId=180 濃飛バス 新穂高線: http://www.nouhibus.co.jp/jikoku_pdf/2012-0401noriai.pdf 新穂高ロープウェイ: http://www.okuhi.jp/Rop/FRTop.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
アルプス街道平湯:http://www.nouhibus.co.jp/alps/index.htm 1F バスターミナル・レストラン・売店 3F 露天風呂 ひらゆの森:http://www.hirayunomori.co.jp/ |
写真
感想
昨冬の雪山デビュー(八ヶ岳硫黄岳)後、
2度目の雪山は西穂高独標です。
ガイドは毎度お世話になっている大学の後輩M。
予定では2月24日(日)入山・西穂山荘泊、
翌25日(月)独標往復後下山・温泉宿泊、26日(火)帰京でした。
(日帰りで西穂高岳往復をされているヤマレコの諸先輩方に比べますと、
いかにもユルイ行程であります。)
しかし、24日(日)昼前に平湯で高速バスを降りるとそこはかなり吹雪いており、
新穂高ロープウェイが強風により運航中止との知らせを受け、
ひらゆの森に泊まることになりました。
25日(月)
ロープウェイの運行は再開されており、いざ出発。
気温は低いものの、西穂高口から西穂山荘までは樹林帯なので風は強くは無い。
雪深いがルートは先行者によって踏み固められており、
赤テープの目印もあり道に迷うことは無し。
つぼ足ゆえ度々ズルズル後退するも、覚えたてのキックステップで対処。
西穂山荘到着後、宿泊手続きを済ませ小休止し、
アイゼン&ピッケルで丸山へ向かう。
樹林帯を抜けると強い西風が吹き付け、右頬とピッケルを持つ右手が痛い。
丸山で西穂方面を眺めても視界が効かず、ルートを確認することは出来ず。
帰路、西穂山荘近くの斜面でMの指導により滑落停止の練習。
18時に夕食を頂き、20時半頃就寝。(消灯は21時)
26日(火)
5時起床。
満月で星が見え難いのは残念だが、天気は良さそうで風も穏やか。
6時の朝食の頃には、快晴の空に遠くの山並みがはっきりと姿を現す。
八ヶ岳のやや北側から太陽が昇る。
アイゼン&ピッケルで出発。
昨日苦労した丸山への道中及び独標の岩場までは、
視界良好かつ弱風の気象条件下では難なくクリアー。
アイゼンもしっかり雪を噛んでいる。
岩場を慎重に登りきると、今回の目標地点独標に到着。
Mと握手。
自然に笑みがこぼれる。
眼前の前穂、奥穂が厳しく美しくそそり立つ。
360度雲一つない青空。
八ヶ岳・富士山・南アルプス・中央アルプス・乗鞍・白山連峰、
見え得る限りの全てがその姿を現す。
一年前には八ヶ岳からこちらを眺めていたのか。
次回のチャレンジは西穂と心に決め、下山開始。
岩場の下りは基本の3点支持にてゆっくりしっかり慎重に降りる。
左手眼下は上高地、眼前の焼岳その向こうの乗鞍を眺めつつ西穂山荘へ。
樹林帯で視界が広がるところで微かに槍がその穂先の姿を現す。
昨夏の苦しくも充実した槍の記憶が呼び覚まされる。
名残惜しく何度も西穂方面を振り返りつつ、
昼前にロープウェイ西穂高口に到着。
ロープウェイ・路線バスを乗り継ぎ、平湯温泉にて下車。
アルプス街道平湯3Fの露天風呂で汗を流し、
1Fのレストランで遅いランチ。
Mと乾杯しそれぞれの帰路へ。
有難う、M。
今回も大変勉強になりました。
しかし、その大いびきは何とかならんのか?
追記
2月の西穂では遭難が相次いでおり、
何れも悪天候に因るものと思われます。
くれぐれもお気を付け下さいませ。
北ア・西穂高で遭難の夫婦死亡 静岡県立こども病院医師
http://www.47news.jp/CN/201302/CN2013021201002005.html
西穂高岳で遭難の大学院生、ヘリで救助
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130225-OYT1T00591.htm?from=ylist
(25日にバスでロープウェイに向かう途上、ヘリを目撃しました。
この遭難救助だったものと思われます。)
参考書籍:
雪山登山 (ヤマケイ・テクニカルブック―登山技術全書)
著者 遠藤晴行
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