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Yamareco

記録ID: 2734595
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
九州・沖縄

(佐賀/長崎) 晩秋の多良岳、経ヶ岳周遊

2020年11月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:51
距離
11.9km
登り
1,195m
下り
1,186m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:13
休憩
1:39
合計
6:52
9:57
23
スタート地点(キャンプ場1.5km手前)
10:20
10:29
78
11:47
12:34
11
12:45
12:52
39
13:31
13:34
20
13:54
13:54
51
14:45
15:12
46
15:58
16:04
28
16:32
16:32
17
16:49
ゴール地点(キャンプ場1.5km手前)
天候 晴れ のち 曇り
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道207号、太良町から中山キャンプ場への道を進む。
中山キャンプ場の1.5kmほど手前で、「土砂崩れで通行止め」の表示があり、そこで車を停め、歩き始めることになる。
通行止め地点は、路肩に5-6台は駐車可能。
通行止め地点から中山キャンプ場までは、多少土砂崩れ跡があるが、歩くのには問題ない。
コース状況/
危険箇所等
全体に良く整備されていて、標識も多い。

ただし、多良岳山頂付近、経ヶ岳山頂付近は、岩場(鎖場)が割と多いので、要注意。(難度はさほどでもない)

多良岳の登山口、中山キャンプ場を目指していたが、途中で「全面通行止め」の看板あり。
2020年11月15日 09:59撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/15 9:59
多良岳の登山口、中山キャンプ場を目指していたが、途中で「全面通行止め」の看板あり。
他の登山者も路肩に車を停めてるので、ここで車を停めて出発しよう
2020年11月15日 09:59撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/15 9:59
他の登山者も路肩に車を停めてるので、ここで車を停めて出発しよう
これが一番大きな崖崩れの場所。おそらく7月の梅雨時期の大雨で崩れたのだろうが、修復している気配はなかった
2020年11月15日 10:15撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/15 10:15
これが一番大きな崖崩れの場所。おそらく7月の梅雨時期の大雨で崩れたのだろうが、修復している気配はなかった
徒歩約20分弱で、中山キャンプ場に到着。当然ながら営業してなく、ひっそりしている
2020年11月15日 10:18撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 10:18
徒歩約20分弱で、中山キャンプ場に到着。当然ながら営業してなく、ひっそりしている
中山キャンプ場に表示板があり、鳥居をくぐってまずは多良岳へと向かおう
2020年11月15日 10:25撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 10:25
中山キャンプ場に表示板があり、鳥居をくぐってまずは多良岳へと向かおう
キャンプ場付近は、常緑広葉樹(照葉樹林)が多く、朝のうちは青空だったので、緑が美しかった
2020年11月15日 10:25撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 10:25
キャンプ場付近は、常緑広葉樹(照葉樹林)が多く、朝のうちは青空だったので、緑が美しかった
登山道はよく整備されており、緑の森の中を進む
2020年11月15日 10:49撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 10:49
登山道はよく整備されており、緑の森の中を進む
標高が750m付近まできたら、ようやく多良岳の山頂部が見えた。こちらから眺めると、結構な岩山だな
2020年11月15日 11:26撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 11:26
標高が750m付近まできたら、ようやく多良岳の山頂部が見えた。こちらから眺めると、結構な岩山だな
標高750m付近から、樹相は、落葉樹に変わり、少しは黄葉していた
2020年11月15日 11:26撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 11:26
標高750m付近から、樹相は、落葉樹に変わり、少しは黄葉していた
登りつめたところは、コル状となっており、金泉寺からの道と合流。しばし休息
2020年11月15日 11:33撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 11:33
登りつめたところは、コル状となっており、金泉寺からの道と合流。しばし休息
コルから、でっかい鳥居をくぐって多良岳山頂へと向かう
2020年11月15日 11:37撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 11:37
コルから、でっかい鳥居をくぐって多良岳山頂へと向かう
鳥居の脇には、小さい役行者(えんのぎょうじゃ)の石像があった。多良岳も修験道の山だったようだ
2020年11月15日 11:38撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 11:38
鳥居の脇には、小さい役行者(えんのぎょうじゃ)の石像があった。多良岳も修験道の山だったようだ
山頂部への登りにかかると、急に岩場が多くなった。よく見ると、溶岩が流れたあとが、地層状の縞々になっていた。この多良岳は古い火山
2020年11月15日 11:49撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 11:49
山頂部への登りにかかると、急に岩場が多くなった。よく見ると、溶岩が流れたあとが、地層状の縞々になっていた。この多良岳は古い火山
数か所の岩場を登りきると、多良岳の山頂に到着した。小広い広場状になっていて、登山者もパラパラといた
2020年11月15日 11:53撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 11:53
数か所の岩場を登りきると、多良岳の山頂に到着した。小広い広場状になっていて、登山者もパラパラといた
これは多良岳山頂のお社。登山安全を祈願してお参り
2020年11月15日 12:07撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 12:07
これは多良岳山頂のお社。登山安全を祈願してお参り
のんびりと昼食休憩しながら、展望を楽しむ。北西には多良山系の最高峰 経ヶ岳(1077m)が、ドーム状にそびえている
2020年11月15日 12:08撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 12:08
のんびりと昼食休憩しながら、展望を楽しむ。北西には多良山系の最高峰 経ヶ岳(1077m)が、ドーム状にそびえている
こちらは、多良岳山頂の一角から望む、雲仙岳
2020年11月15日 12:16撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 12:16
こちらは、多良岳山頂の一角から望む、雲仙岳
この日は少しもやっていたが、ズームで写すと、山頂部がくっきりと見えた。左端が最高峰の平成新山
2020年11月15日 12:16撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 12:16
この日は少しもやっていたが、ズームで写すと、山頂部がくっきりと見えた。左端が最高峰の平成新山
南西方向の展望。多良山系の一角、五家原岳(1057m)が見える。目視では山頂部に電波塔が沢山立っていた
2020年11月15日 12:16撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 12:16
南西方向の展望。多良山系の一角、五家原岳(1057m)が見える。目視では山頂部に電波塔が沢山立っていた
山頂部も岩が多い場所だ。過去、転落事故も起きたと、注意表示板に書いてあった
2020年11月15日 12:17撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 12:17
山頂部も岩が多い場所だ。過去、転落事故も起きたと、注意表示板に書いてあった
多良岳山頂から降り、金泉寺方面へ行く。このあたり、石仏がひっそりと座っている(写真の真ん中です)
2020年11月15日 12:30撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 12:30
多良岳山頂から降り、金泉寺方面へ行く。このあたり、石仏がひっそりと座っている(写真の真ん中です)
金泉寺に到着
2020年11月15日 12:40撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/15 12:40
金泉寺に到着
金泉寺の本堂。登山安全のお参りをした
2020年11月15日 12:41撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/15 12:41
金泉寺の本堂。登山安全のお参りをした
金泉寺の主仏は、お不動さんらしい。(説明板の写真を写した)
2020年11月15日 12:42撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/15 12:42
金泉寺の主仏は、お不動さんらしい。(説明板の写真を写した)
ほかに、千手観音もいるそうな、仏教の仏様は数が多くて良く解らないなぁ・・(説明板の写真)
2020年11月15日 12:42撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/15 12:42
ほかに、千手観音もいるそうな、仏教の仏様は数が多くて良く解らないなぁ・・(説明板の写真)
さて金泉寺から、経ヶ岳への縦走路へ入る。自然林が気持ちいい道だが、登山者は急に少なくなった
2020年11月15日 13:01撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 13:01
さて金泉寺から、経ヶ岳への縦走路へ入る。自然林が気持ちいい道だが、登山者は急に少なくなった
なにやら不思議な巨木。巨木の表面に別の木が巻き付いているような、変わった樹だった
2020年11月15日 13:16撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 13:16
なにやら不思議な巨木。巨木の表面に別の木が巻き付いているような、変わった樹だった
縦走路は人通りは少ないが、わりとよく整備されていた。自然林の中の道で、気持ちよく歩ける
2020年11月15日 13:34撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 13:34
縦走路は人通りは少ないが、わりとよく整備されていた。自然林の中の道で、気持ちよく歩ける
所々、写真のように岩がでているところもあった
2020年11月15日 13:30撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/15 13:30
所々、写真のように岩がでているところもあった
金泉寺から結構長く歩いたつもりだったが、目指す経ヶ岳の山頂はまだまだ遠い
2020年11月15日 13:40撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/15 13:40
金泉寺から結構長く歩いたつもりだったが、目指す経ヶ岳の山頂はまだまだ遠い
中山越えというコルに出た。分岐点にもなっていて、休憩している登山者もいた。自分も一休みする
2020年11月15日 13:50撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 13:50
中山越えというコルに出た。分岐点にもなっていて、休憩している登山者もいた。自分も一休みする
中山越えから経ヶ岳への登り道へと進む、自然林の中の気持ちの良い道ではあるが、上空が少し曇ってきたので、ちょっとペースを上げた
2020年11月15日 13:55撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/15 13:55
中山越えから経ヶ岳への登り道へと進む、自然林の中の気持ちの良い道ではあるが、上空が少し曇ってきたので、ちょっとペースを上げた
コケのある風景(1)
2020年11月15日 14:17撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 14:17
コケのある風景(1)
コケのある風景(2)
2020年11月15日 14:18撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/15 14:18
コケのある風景(2)
安山岩の岩を鷲掴みするようにして立っている樹。よくこれで成長したなぁ、と、植物の生命力に感心しきり
2020年11月15日 14:19撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 14:19
安山岩の岩を鷲掴みするようにして立っている樹。よくこれで成長したなぁ、と、植物の生命力に感心しきり
経ヶ岳の山頂に近くなると、ちょっとした岩場が何か所か出てきた、大して難しくはない反って変化あって面白い
2020年11月15日 14:25撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 14:25
経ヶ岳の山頂に近くなると、ちょっとした岩場が何か所か出てきた、大して難しくはない反って変化あって面白い
予想より時間がかかり、金泉寺から2時間弱で、ようやく経ヶ岳の山頂に到着、山頂部は広く、展望も良かった
2020年11月15日 15:07撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 15:07
予想より時間がかかり、金泉寺から2時間弱で、ようやく経ヶ岳の山頂に到着、山頂部は広く、展望も良かった
経ヶ岳から南側の展望。諫早湾を間にして、雲仙岳が大きい
2020年11月15日 14:54撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 14:54
経ヶ岳から南側の展望。諫早湾を間にして、雲仙岳が大きい
雲仙岳をズームで写す。左側の一番高いところが、平成新山
2020年11月15日 14:54撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 14:54
雲仙岳をズームで写す。左側の一番高いところが、平成新山
南東方向には、今日、最初に登った多良岳が見える(黒い部分)。なお右奥は雲仙岳
2020年11月15日 15:18撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/15 15:18
南東方向には、今日、最初に登った多良岳が見える(黒い部分)。なお右奥は雲仙岳
南西方向の展望。良く解らないが大村湾の奥とその向こうは長崎半島だろう
2020年11月15日 14:36撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 14:36
南西方向の展望。良く解らないが大村湾の奥とその向こうは長崎半島だろう
西側の展望。薄いオレンジ色の部分は大村湾で、その先に低く延びているのは西彼杵半島
2020年11月15日 14:55撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 14:55
西側の展望。薄いオレンジ色の部分は大村湾で、その先に低く延びているのは西彼杵半島
大村湾の中には、関空と同様の、人工島でできた長崎空港が浮かんでいる
2020年11月15日 14:59撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 14:59
大村湾の中には、関空と同様の、人工島でできた長崎空港が浮かんでいる
北側の展望。もやっているが、正面のごつごつした感じの山は佐賀県の黒髪山
2020年11月15日 15:01撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/15 15:01
北側の展望。もやっているが、正面のごつごつした感じの山は佐賀県の黒髪山
多良岳と、登山口のある中山キャンプ場あたりを写してみた
2020年11月15日 15:18撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 15:18
多良岳と、登山口のある中山キャンプ場あたりを写してみた
さて、下りにかかる。この東尾根は岩場が結構多かった(難しくはない)
2020年11月15日 15:19撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/15 15:19
さて、下りにかかる。この東尾根は岩場が結構多かった(難しくはない)
岩石観察。この多良岳は「シームレス地質図v2」で見ると安山岩質の火山。岩の表面は風化して薄いグレーのものが多いが、内部は黒っぽいマトリックスに白い斑晶。
2020年11月15日 15:38撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 15:38
岩石観察。この多良岳は「シームレス地質図v2」で見ると安山岩質の火山。岩の表面は風化して薄いグレーのものが多いが、内部は黒っぽいマトリックスに白い斑晶。
中山越えに着いて、さらに下ると、すぐに古い林道にでた
2020年11月15日 16:01撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/15 16:01
中山越えに着いて、さらに下ると、すぐに古い林道にでた
林道沿いの斜面を観察。土石流堆積物っぽい
2020年11月15日 16:07撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 16:07
林道沿いの斜面を観察。土石流堆積物っぽい
ススキの生えた林道をテクテクと下る。天気が下り坂なので林道歩きの方が返って気が楽だ
2020年11月15日 16:16撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 16:16
ススキの生えた林道をテクテクと下る。天気が下り坂なので林道歩きの方が返って気が楽だ
今日はほとんど山の花には出会わなかったが、ヤブツバキだろうか?白い花が林道脇に咲いていた
2020年11月15日 16:20撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 16:20
今日はほとんど山の花には出会わなかったが、ヤブツバキだろうか?白い花が林道脇に咲いていた
(同じく)ヤブツバキらしき花
2020年11月15日 16:20撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 16:20
(同じく)ヤブツバキらしき花
ふー、PM5時前にようやく出発点に戻ってきた。
2020年11月15日 16:44撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/15 16:44
ふー、PM5時前にようやく出発点に戻ってきた。
撮影機器:

感想

※ 所要で九州の実家に一週間ほど帰省した。その間、天気が良い日は気晴らしを兼ねて、付近の山へと山歩き。先日は宝満山(福岡県)に登ったが、この日は佐賀/長崎県境にある多良山系へ行ってみた。

 多良山系は小中学生の頃、家族でキャンプしたことも多く、懐かしい山だ。多良岳山頂にも家族と共に登ったように思うが、すでに記憶は霧のかなた、改めて登ってみよう。

・登山口はガイドブックによると、多良町から山へ入った中腹の「中山キャンプ場」ということになっていたが、車で行っていると途中で通行止めの表示あり。しょうがないのでそこから歩き始めた。
・20分ほど歩くと中山キャンプ場に到着。当然ながら営業はしてなく人気(ひとけ)はない。ここから経ヶ岳へ向かうルートと、多良岳へ向かうルートが別れており、まずは赤い鳥居をくぐって多良岳への登山道へと進む。

・このコースはよく整備されており、周囲も自然林(常緑広葉樹)なので気持ちの良い山歩きができた。そのうち樹相が変わり、落葉樹林に入り、そうこうするうちにコルに到着。

・コルは長崎側からのルートとの合流点にもなっており、登山者も結構往来していた。そこから多良岳山頂へと向かうが、意外と岩場が多く、こんな険しい山だったっけなー、などと思いつつ登る。多良岳は古い火山なので岩は火山岩(安山岩)で、溶岩の流れた跡だろうか?シートを重ねたような構造も見られた。

・多少の岩場を登りきると、多良岳の山頂(996m、お社のあるほうの山頂)に到着。お社にお参りした後、展望を楽しみながら昼食休憩。
 灌木が多くて全方位が見えるわけではないが、北西に、多良山系最高峰の経ヶ岳が、地中からもこもこと生えてきたような特徴的な形をしており、時間も多少余裕があるので今日はあそこまで行くことにした。
なお、この山頂から西へ5分ほどの国見岳山頂からは、南側に雲仙岳が良く見えた。

・いったんコルから金泉寺まで行く。金泉寺は、この山系が修験道の山だったころの、中心のお寺だったもよう。不動明王を祭っていた。

・その後、経ヶ岳への縦走路を進む。縦走路も自然林が多くて感じの良い道だ。ただし登山者の往来は少なめだった。

・途中の中山越え(コル)から、標高差 約250mの経ヶ岳本峰への登りが始まる。対して急ではないが、所々に小さい岩場あり。変化があって面白い。
・・・と、ようやく経ヶ岳の山頂に到着。ここもやや広くなっており、展望は多良岳よりもさらに良い。西には大村湾や西彼杵半島、南は多良岳やその奥に雲仙岳、北は霞のかなたに佐賀県の黒髪山も望めた。
 ちょうどここで地元の登山者が登ってきたので、山の話などあれこれしゃべっていると、あっという間に40分も山頂にいた。

・下りは、先の登山者の行った方向に行ってしまい、途中で北東尾根を下っていることに気づいたが、あとでトラバース道を行けばもとのコルに戻れるので、そのまま下る。この尾根は岩場が多く、多少慎重に下った。

・あとはトラバース道を行って中山越え(コル)まで行ってから、麓への下山道を行く。上空はいつのまにかどんよりと曇ってきているが、下りの道は古い林道で、かえって気が楽だ。そのうち中山キャンプ場に着き、さらに下って、暗くなる前のPM4時半に出発点に到着。

※ 久々に6時間ほど歩いたが、気持ちの良い山を味わえた一日だった。

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