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Yamareco

記録ID: 274856
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

悲願の雪の阿弥陀岳

2013年03月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:55
距離
15.7km
登り
1,492m
下り
1,505m

コースタイム

5:00美濃戸口→5:50美濃戸→7:45行者小屋→8:45文三郎道・中岳分岐→9:10阿弥陀コル→9:35阿弥陀岳→10:05再びコル→10:20中岳沢経由行者小屋付近→12:10美濃戸→12:55美濃戸口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口駐車場(1日500円)ちなみにその先の美濃戸までは林道が凍りつき、スタッドレスタイヤ+チェーン必携です。歩くのすら滑って大変でした。坂を登りきれないで滑り落ちてくる?車がありました。
コース状況/
危険箇所等
【美濃戸口〜美濃戸】たかが林道と侮ってはいけません。車、人で踏み固められた雪面は早朝はツルツルのピカピカ?です。滑ります!ころびます!
【美濃戸〜行者小屋】トレースばっちりでちょっと固めの雪面。登りはアイゼンは不要だと思いますが・・・。数箇所ショートカットするトレースがありますが、急登だしお勧めできません。
【行者小屋〜文三郎道〜阿弥陀岳コル】文三郎道上部は急登の連続、しかも風が強いのでアイゼンを効かせてゆっくりと。中岳の稜線も短いですが、ナイフリッジになっていて雪の状態によってはちょっと緊張するところです。
【阿弥陀岳まで】コルからすぐの急斜面は足がつりそうなくらいです。登りはまだしも下りはかなり高度感があります。一昨年はトレースもなくて超恐かった。後ろ向きで降りてきました。今回も。
【中岳沢経由行者小屋】阿弥陀岳からの雪崩の心配があるので、あまりお勧めのルートではないのですが、比較的早い時間だったし雪も締まっていたので降りました。迷うようなところはありませんが速やかに下りましょう。
南沢上部の白河原にある倒れたダケカンバ。後には横岳稜線が見えています。
2013年03月03日 07:12撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/3 7:12
南沢上部の白河原にある倒れたダケカンバ。後には横岳稜線が見えています。
これから行く阿弥陀岳。赤岳などに比べると雪が多く真っ白です。
2013年03月03日 07:39撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/3 7:39
これから行く阿弥陀岳。赤岳などに比べると雪が多く真っ白です。
文三郎道をめざして進むパーティ。
2013年03月03日 08:02撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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文三郎道をめざして進むパーティ。
この角度から見ると阿弥陀岳も穏やかに見えるのですが・・・。
2013年03月03日 08:10撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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この角度から見ると阿弥陀岳も穏やかに見えるのですが・・・。
文三郎道上部からの阿弥陀岳は神々しい。
2013年03月03日 16:12撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/3 16:12
文三郎道上部からの阿弥陀岳は神々しい。
振り返ると赤岳。
2013年03月03日 16:12撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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振り返ると赤岳。
いったん文三郎道分岐から下ります。ここから見る権現岳も素敵!
2013年03月03日 08:59撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/3 8:59
いったん文三郎道分岐から下ります。ここから見る権現岳も素敵!
富士山!
2013年03月03日 08:59撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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富士山!
中岳あたりからの阿弥陀岳。あの雪壁を登るのね・・・。
2013年03月03日 16:12撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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中岳あたりからの阿弥陀岳。あの雪壁を登るのね・・・。
中岳あたりの稜線。ちょっとしたナイフリッジ?になっています。後は赤岳。
2013年03月03日 09:09撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/3 9:09
中岳あたりの稜線。ちょっとしたナイフリッジ?になっています。後は赤岳。
いよいよ阿弥陀岳の急登に取り付きました。写真だとあまり高度感がないけど、実際はかなり恐い。
2013年03月03日 16:13撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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いよいよ阿弥陀岳の急登に取り付きました。写真だとあまり高度感がないけど、実際はかなり恐い。
阿弥陀南稜を登っているパーティが見えました。
2013年03月03日 09:24撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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阿弥陀南稜を登っているパーティが見えました。
頂上から望む横岳。
2013年03月03日 09:34撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/3 9:34
頂上から望む横岳。
それに続く赤岩の頭。後方は天狗岳や北八ヶ岳、蓼科山。
2013年03月03日 09:34撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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それに続く赤岩の頭。後方は天狗岳や北八ヶ岳、蓼科山。
御小屋尾根方面は雪が多そう。遥か彼方には北アルプスの山々が連なります。
2013年03月03日 09:34撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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御小屋尾根方面は雪が多そう。遥か彼方には北アルプスの山々が連なります。
南稜と権現岳。いいですね〜。
2013年03月03日 09:38撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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南稜と権現岳。いいですね〜。
富士山も。
2013年03月03日 16:14撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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富士山も。
阿弥陀岳から見る赤岳はあまり見る機会がないかも。
2013年03月03日 16:14撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/3 16:14
阿弥陀岳から見る赤岳はあまり見る機会がないかも。
中央アルプス方面です。
2013年03月03日 09:38撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/3 9:38
中央アルプス方面です。
急登をなんとか下ってコルにてほっと一息。
2013年03月03日 10:00撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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急登をなんとか下ってコルにてほっと一息。
中岳沢を下ります。阿弥陀からの雪崩に要注意!
2013年03月03日 10:07撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/3 10:07
中岳沢を下ります。阿弥陀からの雪崩に要注意!
ここから見る横岳もなかなかいいですね。
2013年03月03日 16:15撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/3 16:15
ここから見る横岳もなかなかいいですね。
中岳沢はダケカンバの木々がとっても綺麗です。
2013年03月03日 10:10撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/3 10:10
中岳沢はダケカンバの木々がとっても綺麗です。
振り返れば青空に真っ白な稜線とダケカンバ。この景色が見たくて寒くて辛い雪山に登るのですね。
2013年03月03日 16:16撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/3 16:16
振り返れば青空に真っ白な稜線とダケカンバ。この景色が見たくて寒くて辛い雪山に登るのですね。
なにも言うことありません。
2013年03月03日 10:13撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/3 10:13
なにも言うことありません。
同じく。
2013年03月03日 10:15撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/3 10:15
同じく。
赤岳をバックに。
2013年03月03日 10:18撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/3 10:18
赤岳をバックに。
文三郎道の入口付近。今日はここでまったりランチタイムにしました。暖かくて春はすぐそこまで来ているようです。
2013年03月03日 10:52撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/3 10:52
文三郎道の入口付近。今日はここでまったりランチタイムにしました。暖かくて春はすぐそこまで来ているようです。
白河原にて。早朝とは大違いです。
2013年03月03日 11:18撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/3 11:18
白河原にて。早朝とは大違いです。

感想

一昨年の4月に中岳沢をつめて登った阿弥陀岳。
今回は中岳経由で目指すことにしました。

美濃戸口からの林道は凍りつきツルツルで、今日のルート中2番目に緊張したところです。(1番目は阿弥陀岳登り始めの急登)無理せずアイゼン着ければよかったのですが。

その後の行者小屋までは快適そのもの。やはり八ヶ岳でもメインストリート?ですね。東面とか権現岳方面とは大違いです。日帰り山行がほとんどなのでありがたいのですが、ちょっと物足りなく思うこともあります。

さて、テントや登山者で賑わう行者小屋をあとに文三郎道を進みます。阿弥陀岳は赤岳や横岳に比べると雪が多く真っ白で神々しい。いつも眺めているだけの阿弥陀岳を目指しているのだと思うと緊張と期待が高まります。

赤中のコルから見る権現岳も素敵です。夏にはコマクサが咲く斜面も今は雪に覆われ凍てついています。
中岳の稜線は、距離が短いもののナイフリッジみたいになっていて侮れません。
阿弥陀コルから見上げる雪壁に圧倒されます。トレースが付いているものの雪面がけっこう固くて足がつりそうでした。

そしてようやくたどり着いた阿弥陀岳頂上。風も無く穏やかで、振り返ると大きな赤岳が迫ってくるようです。天狗尾根の岩峰も手に取るように見えています。
南稜の向こうには、つい先日登ったばかりの大好きな権現岳。このアングルも素敵です。
今登ってきた急登を下ることを考えるとちょっと恐いな・・・。むしろ御小屋尾根を下った方が楽か?と思いましたが、ラッセルも大変そうだし往路を下りました。
一番傾斜のきついところは、恐かったので後ろ向きに下りてきました。

予定ではまた中岳経由で下山でしたが、中岳沢にトレースがあった&3名ほど下っているのでそちらに行くことに。本当は雪崩の危険があるから避けたほうが良かったのですが。こうやって人は遭難や事故にあったりするのかもしれません。
人が行くから・・トレースがあるから・・・一番危険なことなのに。

なんとか下りきり雪原でまったりしました。小屋の前は人が多くて落ち着けないですが、ここは静かで赤岳や横岳の眺めが最高でした。

ようやく雪の阿弥陀岳に久しぶりに登ることができましたが、またしても課題が残る山行になってしまいました。今シーズン、もう1回登りたいです。

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