悲願の雪の阿弥陀岳
- GPS
- 07:55
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,492m
- 下り
- 1,505m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【美濃戸口〜美濃戸】たかが林道と侮ってはいけません。車、人で踏み固められた雪面は早朝はツルツルのピカピカ?です。滑ります!ころびます! 【美濃戸〜行者小屋】トレースばっちりでちょっと固めの雪面。登りはアイゼンは不要だと思いますが・・・。数箇所ショートカットするトレースがありますが、急登だしお勧めできません。 【行者小屋〜文三郎道〜阿弥陀岳コル】文三郎道上部は急登の連続、しかも風が強いのでアイゼンを効かせてゆっくりと。中岳の稜線も短いですが、ナイフリッジになっていて雪の状態によってはちょっと緊張するところです。 【阿弥陀岳まで】コルからすぐの急斜面は足がつりそうなくらいです。登りはまだしも下りはかなり高度感があります。一昨年はトレースもなくて超恐かった。後ろ向きで降りてきました。今回も。 【中岳沢経由行者小屋】阿弥陀岳からの雪崩の心配があるので、あまりお勧めのルートではないのですが、比較的早い時間だったし雪も締まっていたので降りました。迷うようなところはありませんが速やかに下りましょう。 |
写真
感想
一昨年の4月に中岳沢をつめて登った阿弥陀岳。
今回は中岳経由で目指すことにしました。
美濃戸口からの林道は凍りつきツルツルで、今日のルート中2番目に緊張したところです。(1番目は阿弥陀岳登り始めの急登)無理せずアイゼン着ければよかったのですが。
その後の行者小屋までは快適そのもの。やはり八ヶ岳でもメインストリート?ですね。東面とか権現岳方面とは大違いです。日帰り山行がほとんどなのでありがたいのですが、ちょっと物足りなく思うこともあります。
さて、テントや登山者で賑わう行者小屋をあとに文三郎道を進みます。阿弥陀岳は赤岳や横岳に比べると雪が多く真っ白で神々しい。いつも眺めているだけの阿弥陀岳を目指しているのだと思うと緊張と期待が高まります。
赤中のコルから見る権現岳も素敵です。夏にはコマクサが咲く斜面も今は雪に覆われ凍てついています。
中岳の稜線は、距離が短いもののナイフリッジみたいになっていて侮れません。
阿弥陀コルから見上げる雪壁に圧倒されます。トレースが付いているものの雪面がけっこう固くて足がつりそうでした。
そしてようやくたどり着いた阿弥陀岳頂上。風も無く穏やかで、振り返ると大きな赤岳が迫ってくるようです。天狗尾根の岩峰も手に取るように見えています。
南稜の向こうには、つい先日登ったばかりの大好きな権現岳。このアングルも素敵です。
今登ってきた急登を下ることを考えるとちょっと恐いな・・・。むしろ御小屋尾根を下った方が楽か?と思いましたが、ラッセルも大変そうだし往路を下りました。
一番傾斜のきついところは、恐かったので後ろ向きに下りてきました。
予定ではまた中岳経由で下山でしたが、中岳沢にトレースがあった&3名ほど下っているのでそちらに行くことに。本当は雪崩の危険があるから避けたほうが良かったのですが。こうやって人は遭難や事故にあったりするのかもしれません。
人が行くから・・トレースがあるから・・・一番危険なことなのに。
なんとか下りきり雪原でまったりしました。小屋の前は人が多くて落ち着けないですが、ここは静かで赤岳や横岳の眺めが最高でした。
ようやく雪の阿弥陀岳に久しぶりに登ることができましたが、またしても課題が残る山行になってしまいました。今シーズン、もう1回登りたいです。
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