高尾駅〜高尾山〜城山〜景信山〜堂所山〜陣馬山〜市道山〜臼杵山〜荷田子バス停


- GPS
- 09:11
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 1,881m
- 下り
- 1,804m
コースタイム
07:28 高尾山(〜07:34)
08:14 城山
08:29 小仏峠
08:49 景信山(〜09:00)
09:34 堂所山
09:56 明王峠
10:25 陣馬山(〜11:15)
11:26 和田峠
11:45 醍醐峠
11:57 醍醐丸
12:50 市道山(〜12:59)
14:02 臼杵山(〜14:11)
15:09 荷田子峠
15:25 荷田子バス停着
(歩行時間7時間46分)
天候 | 晴れ。 八王子は6時時点で2℃、最高気温は12時の16℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは西東京バス荷田子バス停からJR武蔵五日市駅まで。電車にて帰宅。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【道の状況】 元々歩きやすい道です。道中全く雪はなく、凍結箇所もありませんでした。 ◆高尾駅〜景信山 高尾駅北口を出て大通りまで行き、左に折れて道なりに歩きます。 コンビニ「ポプラ」を過ぎると少しして「落合」という交差点に着きます。 そこに登山口を示す石塔がありますので、右折します。 少しだけ舗装路を上がっていくと、ほどなくして登山口です。 1本道なのでそこから迷うことはありません。 今回は薬王院では左手を抜け、3号路に出て山頂まで登りました。 高尾山からはいったんかなり下り、また登ります。 城山から景信山への道も同様で、小仏峠までは下り、そこから登り返します。 ◆景信山〜陣馬山 時折巻き道が登場します。左が巻き、右がピークハントです。 私は全て右に行きましたが、体力に合わせて選択すれば良いでしょう。 堂所山への登りは急登です。でもすぐに終わります。 明王峠からは一貫して緩い登りが続きます。 ◆陣馬山〜臼杵山 陣馬山から和田峠までは急坂を下ります。階段だらけです。 そこからはアップダウンが続きます。 標高とは無関係の厳しさがあります。 ◆臼杵山〜荷田子バス停 臼杵山から北に進むとすぐに分岐があります。 どちらに進んでも下に着けるはずですが、標識がありません。ご注意ください。 今回は右に進み、荷田子バス停を目指しました。 何の変哲もない道ですが、足に疲れがたまっているので慎重に。 【トイレ】 この山域はたくさんあります。ただし戸倉三山の域に入ると全くありません。 高尾山、城山への道中、城山(と地図には書いてありますが、確認できていません)、景信山、明王峠、陣馬山です。 【売店・茶店】 高尾山に売店、城山、景信山、明王峠、陣馬山に茶店があります。ただし、いわゆる登山シーズンにしか開いていない店があるので注意が必要です。 |
写真
感想
想像以上にきつい登山になりました。
2月24日に高尾から陣馬山まで歩いた時に、
「このルートは、今後武蔵五日市駅まで歩いてみたいと思っています。」
と書きました。今回はそれを実現させようとしたものです。
登山道に関しては成し遂げましたが、駅まで歩く体力、気力はありませんでした。
家を出る前にちょっとしたアクシデントがありました。
立川駅近辺で火災があり、中央線が一時ストップしたのです。
それで乗る電車を1本遅らせることになりました。
1本と言ってもこの時間ですから、21分違うのでありまして(笑)
ただ、元々長丁場の上に後半の道は初めて歩く道でしたので、時間は読めませんでした。
したがって、帰りに乗る電車なども特に予定はありませんでしたので、
気持ちの中では「影響はない」と思っていました。
それにしても夜が明けるのが早くなりました。
2月より20分ほど歩き始めが遅くなったのもあるとは思いますが、
写真を比べても明らかに今回の方が明るいのです。
すっかり季節は春だなあと思うのでありました。
歩いていても、暑くなく寒くなく、風も心地よい感じです。
体調も良かったようで、陣馬山までは前回を上回る時計で歩きました。
「後半があるから抑えよう」とか、そのような考えはありませんでした。
行けるだけ行って、どこまで歩けるかというイメージで歩いていました。
陣馬山には大勢の人がいました。これも春を感じさせてくれました。
茶店も全て営業していました。トイレも全開でしたね(笑)
少し足に張りは出ていましたがまだまだ余力はあり、
十分に休憩して後半に入りました。
山頂から和田峠までは階段状の道を一気に下ります。
幸い雪も氷もなかったので普通に歩けました。
そこから細かいことは覚えていないのですが、アップダウンの連続です。
醍醐峠から醍醐丸に登り返した時に、「こりゃ半端ないな」と思いました。
そして「これは中央線沿線(南側)の山域に匹敵する」と感じました。
実は近々このエリアの縦走にも挑戦するつもりですが、
今回はその練習台も兼ねていました。
しかし何ら変わらないと。ちょっと想定外でしたね。
そこから市道山に向かう道には、なぜかトレランの人が大勢いました。
次々抜かれるので常に後ろを気にする感じになりました。
「こりゃなんかレースでもやっているのか?」と思いましたが、詳細不明です。
山頂手前の分岐で右に進んでおられましたので、私とはそこで分かれました。
いずれにしてもきつくなり始める時間帯ですが、それにしても今日はきつかった。
強烈な登りをクリアして、何とか市道山にたどり着きました。
そこからはさらに強烈なアップダウンが続きます。
「こりゃ戸倉三山を低山とか言って舐められんぞ」と思いました。
この山域に足を踏み入れるのは意外にも初めてでしたが、新鮮な驚きがありました。
奥多摩エリアにまだこんな「面白い」ところが残っていたとは!
下りでは足を踏み外して転倒しかかり、登りでは時折立ち止まり。天を仰ぎ。
吐き気を催して数分たたずんでしまったこともありました。
臼杵山までは本当に遠く感じました。
「あそこが山頂でなければもう無理ではないか」と思ったところが山頂でした。
これでやっと強烈な登りからは解放されるか、安堵のため息をつきました。
臼杵山からはほぼ下りです。たまに登り返すところもありますが、ごく短いです。
ただその登りがもうきついのです。もう登りはやめてくれという感じでした。
やがて一貫した下りになります。傾斜はそれほどきつくないはずですが、
もう足を思ったところに置けないほど疲れており、また下りに入ると同時に
両膝脇の靱帯が痛み始めました。この苦痛とつきあいながらの歩きになりました。
だいたい25キロくらいが限界なんですねぇ。仕方がありません。
「荷田子峠か?」と思ったところがフェイクだったり(涙)
初めての道はちょっと標識がないと作業道との見分けに自信がなかったり、
疲れもあって不安になります。これも登山の難しさ、面白さです。
荷田子峠近辺に来ると杉林があります。都会人の敵ですねぇ(笑)
かなり密集しているので、風に揺れてぶつかり合いながら音を立てていました。
最初はよく分からず「何だあのゴンゴンという音は?」と思っていました。
三分の一ぐらいに伐採すれば良いのですが…
足が痛いなあ、早く終わらないかなあと思っていたら、麓が見えてきました。
やれやれようやく終わりか、と一安心。
登山道を抜けると、ふんわりとしたピンクや白の花々(梅?)が迎えてくれました。
「今日はこれで終わりだな」と思いました。
駅まで歩く計画でスタートしましたが、気持ちが切れてしまいましたので。
こうなると立て直すのは無理です。登山道でもないところを無理に歩いてもあまり価値はありません。
ほどなくして一般道に出て、右に歩くと橋を渡り、荷田子バス停に着きました。
10人近い人がいました。数分後にバスが来ましたので、そのまま乗って帰りました。
話はこれで終わりませんでした。
駅に着いて電車を待っている時から少し寒い感じがありました。
電車の中では何ともなかったのですが、帰ってからもどうも寒い。
コタツに入っても寒いし、ドンドンだるくなるのです。
結局数時間そのまま動けず、何とかラーメンを食べに行くも完食できず。
「これはおかしい」と思ったら、熱が出ていました。
急いで薬を飲んで寝たところ、何とか翌日から出勤することができました。
後半きつかったのはこれもあったのか、それとも無関係だったのか。
原因もハッキリしませんが、この日は気温が高く感じたので
休憩時にシャツのまま、フリースを着ずに過ごした時間がありました。
いくら気温が上がってきたとは言えまだ3月、15℃程度ですから、
山の上ではしっかり着ないと身体が冷えてきます。
注意不足だったなと反省しています。
幸い今は足も含めて快復したので、週末中心にドンドン歩いていきたいと思います。
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