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Yamareco

記録ID: 280431
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

霞沢岳 西尾根

2013年03月16日(土) 〜 2013年03月17日(日)
 - 拍手
tanoo その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
28:38
距離
15.9km
登り
1,827m
下り
1,823m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

3/16
10:00 中の湯バス停→10:22 釜トンネル通過→10:40 西尾根取り付き(アイゼン装着)/11:00発→ 12:45 標高1940m地点(テント設営)/13:30発→14:30までルート偵察(標高約2140mまで)→15:08 テント設営地点

3/17
5:00過ぎ起床・朝食、6:15発→7:07 標高約2140mの偵察終了地点→9:40 霞沢岳山頂/10:00発→12:12 テント設営地点(テント撤収)/12:50発→13:55 西尾根取り付き地点/14:00発→14:38釜トンネル入口(中の湯側)
天候 3/16 晴れのち曇り 午後から夜遅くまで風あり
3/17 快晴無風
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
松本駅前のバスターミナルから中の湯までは高速バス利用可能:
http://www.alpico.co.jp/access/express/matsumoto_takayama/
アルピコ交通と濃飛バスの共同運行。
始発便は8:35松本バスターミナル発→9:50中の湯着
帰りは14:55中の湯発→16:10松本バスターミナル着
運賃は松本バスターミナル⇔平湯温泉の往復で4100円。
コース状況/
危険箇所等
・取り付き点〜標高1940m地点は特に危険箇所なし。勾配の急な斜面は下り時に注意。バックステップで降りる方が安全。アイスバーンになっている所はスリップに注意。

・標高1940m地点からすぐの所にトラバース箇所あり。滑落に注意。その後しばらく急な斜面が続く。

・2500mの岩峰は前後に雪庇状のナイフリッジがある。また岩峰自体は特別難しくはないものの登攀エリアがある。アイゼンを着けての登りなので、アイゼンをひっかけないように注意。下りはロープで懸垂下降するのが無難。

・岩峰とナイフリッジを通過すれば、山頂まではなだらかな登り。

今回の山行は雪の量がそれほど多くなかったので、持参したワカンは使わず、取り付き地点でデポしました。雪の量が多ければワカンが必要な事があるかもしれません。
歩き出しは釜トンネルの通過から。
ヘッデン着けます。
2013年03月27日 07:15撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/27 7:15
歩き出しは釜トンネルの通過から。
ヘッデン着けます。
全長1300mのトンネルの出口が見えてきました。
2013年03月16日 10:27撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/16 10:27
全長1300mのトンネルの出口が見えてきました。
一般車両やバスは通りませんが、工事のダンプがブンブン脇を通って行きます。
2013年03月16日 10:30撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/16 10:30
一般車両やバスは通りませんが、工事のダンプがブンブン脇を通って行きます。
国土交通省の砂防工事事務所の看板が立つ林道に入って西尾根の取り付き地点へ。
2013年03月27日 07:27撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/27 7:27
国土交通省の砂防工事事務所の看板が立つ林道に入って西尾根の取り付き地点へ。
雪が締まっている様子だったので、不要と判断したワカンを取り付き地点にデポ。
2013年03月27日 07:28撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/27 7:28
雪が締まっている様子だったので、不要と判断したワカンを取り付き地点にデポ。
取り付き開始からなかなかの急登。
2013年03月27日 07:28撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/27 7:28
取り付き開始からなかなかの急登。
ひと登り終えて稜線上に出ました。
ここからはひたすら尾根沿いを登るだけ。
2013年03月27日 07:28撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/27 7:28
ひと登り終えて稜線上に出ました。
ここからはひたすら尾根沿いを登るだけ。
梓川が下方に見えてきました。
2013年03月27日 07:29撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/27 7:29
梓川が下方に見えてきました。
幕営地点に到着。
下をしっかりならせば、大きなテント1張位は張れる位の広さでした。
2013年03月27日 07:29撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/27 7:29
幕営地点に到着。
下をしっかりならせば、大きなテント1張位は張れる位の広さでした。
テントを張り終えて、翌日のルート偵察へ。
2013年03月27日 07:29撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/27 7:29
テントを張り終えて、翌日のルート偵察へ。
翌日のために、急な斜面やトラバース部分にはしっかり足場を作っておきました。
2013年03月16日 14:57撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/16 14:57
翌日のために、急な斜面やトラバース部分にはしっかり足場を作っておきました。
1時間程進んで幕営地に戻ります。
2013年03月27日 07:30撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/27 7:30
1時間程進んで幕営地に戻ります。
翌朝はそれまでの強風がおさまってきました。
2013年03月17日 06:12撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 6:12
翌朝はそれまでの強風がおさまってきました。
長い樹林帯が続きます。
2013年03月17日 07:57撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 7:57
長い樹林帯が続きます。
2013年03月17日 07:57撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 7:57
雪庇状の斜面をトラバース。
進行方向左手には沢状の地形が広がっています。
2013年03月17日 08:31撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 8:31
雪庇状の斜面をトラバース。
進行方向左手には沢状の地形が広がっています。
トラバースを終えて後ろを振り返ると焼岳が見えました。
2013年03月17日 08:40撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 8:40
トラバースを終えて後ろを振り返ると焼岳が見えました。
2500mの岩峰。
岩と氷のmixでした。
2013年03月17日 08:47撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 8:47
2500mの岩峰。
岩と氷のmixでした。
乗鞍と御嶽山。
2013年03月17日 09:05撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 9:05
乗鞍と御嶽山。
穂高の山々。
2013年03月17日 09:05撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 9:05
穂高の山々。
岩峰を越えるともう1つトラバース。
ゆっくり慎重に。
2013年03月17日 09:18撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 9:18
岩峰を越えるともう1つトラバース。
ゆっくり慎重に。
あとは緩やかな登りが山頂まで続くだけです。
2013年03月17日 09:23撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 9:23
あとは緩やかな登りが山頂まで続くだけです。
日差しが暖かい!
もう春山の季節です。気分が和みます。
2013年03月17日 09:30撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 9:30
日差しが暖かい!
もう春山の季節です。気分が和みます。
雪庇のせり出しぶぶんの端っこに、すごく薄い膜状のものが張り付いていました。
どうやってできたんだろう?
2013年03月17日 09:43撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 9:43
雪庇のせり出しぶぶんの端っこに、すごく薄い膜状のものが張り付いていました。
どうやってできたんだろう?
霞沢岳に登頂!
2013年03月17日 09:47撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 9:47
霞沢岳に登頂!
山頂から眺めた乗鞍と御嶽山。
2013年03月17日 09:47撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 9:47
山頂から眺めた乗鞍と御嶽山。
焼岳。別パーティーの焼岳スキー組がいないか探してみましたが、見つかりませんでした。
2013年03月17日 09:47撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 9:47
焼岳。別パーティーの焼岳スキー組がいないか探してみましたが、見つかりませんでした。
岩峰の下りは懸垂で。
2013年03月17日 10:37撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 10:37
岩峰の下りは懸垂で。
ピストン山行なので、行きに通過したこのナイフリッジもまた通過しなくてはなりません。
2013年03月17日 10:46撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 10:46
ピストン山行なので、行きに通過したこのナイフリッジもまた通過しなくてはなりません。
砂防工事事務所までの最後の下りはシリセードでした。
2013年03月17日 13:51撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3/17 13:51
砂防工事事務所までの最後の下りはシリセードでした。
撮影機器:

感想

過去に3回登った経験のある山岳会の先輩のSさんと、霞沢岳に1泊2日のテント山行をしてきました。

Sさんのこれまでの霞沢岳山行は、どれも天候に恵まれず、途中で敗退した事もあったようですが、今回は滅多にない好天気となり、冬山らしい苦労も特別なく登頂を果たす事ができました。

霞沢岳西尾根は、樹林帯から急登、雪壁のトラバース、ナイフリッジの通過、岩峰の登攀、そして広大な山頂と、短いながらも色々な要素がコンパクトに凝縮された飽きのこないアルパインルートでした。

基本的にずっと尾根上を歩くし、リボンのマークもたくさんあるので見晴らしがあれば登りはまず迷う事はないと思います。
それでも下りは枝尾根に入りこんでしまう可能性があるのでよくトレースを見て下った方が良いです。

行程中は誰にも会いませんでしたが、サクっとアルパインを楽しみたい人にはおすすめのルートだと思います。

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積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
霞沢岳西尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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