今日の日の出は・・・。
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今日の日の出は・・・。
ぱっとしないお天気ですが・・・。
大文字山へ登ります。
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12/24 7:18
ぱっとしないお天気ですが・・・。
大文字山へ登ります。
ここから登ります
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12/24 10:17
ここから登ります
東山三十六峰 月待山
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12/24 10:32
東山三十六峰 月待山
たくさんのプレート
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12/24 10:30
たくさんのプレート
これが一番新しい
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12/24 10:30
これが一番新しい
ここを通過
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12/24 10:36
ここを通過
樹木の名前の漢字名で盛り上がりました♬
こんな漢字を書くんだった(-_-;)
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12/24 10:37
樹木の名前の漢字名で盛り上がりました♬
こんな漢字を書くんだった(-_-;)
こちらも
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12/24 10:38
こちらも
東山三十六峰 善気山
たくさんありますが
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12/24 10:46
東山三十六峰 善気山
たくさんありますが
こちらがピークハンターさんのプレート
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12/24 10:47
こちらがピークハンターさんのプレート
こちらが一番新しい
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12/24 10:47
こちらが一番新しい
前から近くにこんなプレートが・・・。
多頂山
よくわかりません(-_-;)
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12/24 10:48
前から近くにこんなプレートが・・・。
多頂山
よくわかりません(-_-;)
大文字山火床
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12/24 10:51
大文字山火床
今日の温度は・・・。
この前より2度高いだけなのに
暖かく感じる♪
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12/24 11:05
今日の温度は・・・。
この前より2度高いだけなのに
暖かく感じる♪
大文字山火床から
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12/24 11:07
大文字山火床から
展望
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12/24 11:07
展望
いよいよ百人一首のプレートを探しに行きます。
そのまま載せたいところですが断念(-_-;)
あとでまとめて・・・。
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12/24 11:09
いよいよ百人一首のプレートを探しに行きます。
そのまま載せたいところですが断念(-_-;)
あとでまとめて・・・。
祇園祭山鉾のプレート
この前来た時は見つけることができませんでしたが
今日は強力な助っ人さんがいます♪
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12/24 11:24
祇園祭山鉾のプレート
この前来た時は見つけることができませんでしたが
今日は強力な助っ人さんがいます♪
前からあるトンボのプレート
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12/24 12:10
前からあるトンボのプレート
前からある幻の滝のプレート
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12/24 12:10
前からある幻の滝のプレート
前からあるトンボのプレート
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12/24 12:31
前からあるトンボのプレート
前からある幻の滝のプレート
ピークハンターさん
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12/24 12:45
前からある幻の滝のプレート
ピークハンターさん
前からあるアサギマダラのプレート
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12/24 13:01
前からあるアサギマダラのプレート
大文字山三角点
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12/24 13:30
大文字山三角点
展望
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12/24 13:30
展望
大きいプレート
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12/24 13:29
大きいプレート
小さいプレート
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12/24 13:30
小さいプレート
頂きました。
めっちゃ美味しい♪
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12/24 13:48
頂きました。
めっちゃ美味しい♪
百人一首祇園祭山鉾 四条傘
前にもあったのだがなくなって久しい。
新しくついていた♪
うまく撮れなかった(-_-;)
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12/24 14:20
百人一首祇園祭山鉾 四条傘
前にもあったのだがなくなって久しい。
新しくついていた♪
うまく撮れなかった(-_-;)
川柳
こういうことがよくある(-_-;)
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12/24 14:25
川柳
こういうことがよくある(-_-;)
無事下山
通称名 大文字寺
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12/24 15:06
無事下山
通称名 大文字寺
銀閣寺
人少ない
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12/24 15:07
銀閣寺
人少ない
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12/24 15:07
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12/24 15:07
以下、今日見つけた百人一首の歌を順番に24首・・・。
解説はネットから拝借します(-_-;)
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以下、今日見つけた百人一首の歌を順番に24首・・・。
解説はネットから拝借します(-_-;)
百人一首18番歌
住の江の岸に寄る波よるさへや
夢の通ひ路人目よくらむ
藤原敏行朝臣
【読み】
すみのえのきしによるなみよるさへや
ゆめのかよひぢひとめよくらむ
【意味】
住の江の岸に波が寄るその夜でさえ、夢の通い路でも貴方は人目を避け逢ってくださらないのでしょうか。
【解説】
”住の江”:現在の大阪市、住吉の浦。
”よるさへや”:明るい昼だけでなく、人に見られる心配が無い夜でさえもという意味。
”夢の通い路”:夢の中で逢いにいく路のこと。
”人めよく”:人目をさける。
古今集の詞書に「寛平の御時きさいの宮の歌合の歌」とあり、宇多天皇の御代に皇后温子のもとで行われた歌合の際の歌です。
作者は藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)。平安前期の歌人、貴族で三十六歌仙の一人です。
弘法大師に並ぶ書家でもありました。
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12/24 14:44
百人一首18番歌
住の江の岸に寄る波よるさへや
夢の通ひ路人目よくらむ
藤原敏行朝臣
【読み】
すみのえのきしによるなみよるさへや
ゆめのかよひぢひとめよくらむ
【意味】
住の江の岸に波が寄るその夜でさえ、夢の通い路でも貴方は人目を避け逢ってくださらないのでしょうか。
【解説】
”住の江”:現在の大阪市、住吉の浦。
”よるさへや”:明るい昼だけでなく、人に見られる心配が無い夜でさえもという意味。
”夢の通い路”:夢の中で逢いにいく路のこと。
”人めよく”:人目をさける。
古今集の詞書に「寛平の御時きさいの宮の歌合の歌」とあり、宇多天皇の御代に皇后温子のもとで行われた歌合の際の歌です。
作者は藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)。平安前期の歌人、貴族で三十六歌仙の一人です。
弘法大師に並ぶ書家でもありました。
これは知っているぞ!
散歩コースの北野天満宮によく掲げられてある♪
百人一首24番歌
このたびは幣も取りあへず手向山
紅葉の錦神のまにまに
菅家
【読み】
このたびはぬさもとりあへずたむけやま
もみぢのにしきかみのまにまに
【意味】
今回の旅は急なことでしたので幣の用意も出来ませんでした。手向山の紅葉を神のお心のままにお受け下さい。
【解説】
”このたびは”:「この度」と「この旅」を掛けている。
”ぬさ”:幣のこと。
”手向山”:奈良から吉野にいたる中間の峠を指しているとも言われている。
”神のまにまに”:神の御意のままに。
幣とは神に祈る際の捧げ物で、昔は旅に出る際に携帯して道中の道祖神に備えることで安全祈願をしていました。
作者の菅家とは菅原道真(すがわらのみちざね)のこと。
大宰府で左遷されたエピソードで有名ですが、現在は学問の神様としても知られています。
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12/24 14:40
これは知っているぞ!
散歩コースの北野天満宮によく掲げられてある♪
百人一首24番歌
このたびは幣も取りあへず手向山
紅葉の錦神のまにまに
菅家
【読み】
このたびはぬさもとりあへずたむけやま
もみぢのにしきかみのまにまに
【意味】
今回の旅は急なことでしたので幣の用意も出来ませんでした。手向山の紅葉を神のお心のままにお受け下さい。
【解説】
”このたびは”:「この度」と「この旅」を掛けている。
”ぬさ”:幣のこと。
”手向山”:奈良から吉野にいたる中間の峠を指しているとも言われている。
”神のまにまに”:神の御意のままに。
幣とは神に祈る際の捧げ物で、昔は旅に出る際に携帯して道中の道祖神に備えることで安全祈願をしていました。
作者の菅家とは菅原道真(すがわらのみちざね)のこと。
大宰府で左遷されたエピソードで有名ですが、現在は学問の神様としても知られています。
プレートの裏には・・・。
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12/24 14:40
プレートの裏には・・・。
百人一首25番歌
名にし負はば逢坂山のさねかづら
人に知られで来るよしもがな
三条右大臣藤原定方
【読み】
なにしおはばあふさかやまのさねかづら
ひとにしられでくるよしもがな
【意味】
逢坂山のさねかずらが、逢って寝るという名を持っているならば、それは手繰れば来るように、人に知られないで貴方と遭う方法があれば良いのに。
【解説】
”名にし負はば”:名を持っているならば。
”逢坂山”:現在の京都と滋賀の境にある山。
”さねかづら”:モクレン科の常緑の蔓状をなす低木。
”しられで”:知られないで。
”来る”:かづらの縁語「繰る」と掛けている。
恋人にさねかずらを贈る際に添えた歌です。
作者は三条右大臣で、藤原定方(ふじわらのさだかた)として知られます。
平安時代の歌人・貴族で、藤原朝忠(44番歌)の父です。
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12/24 14:50
百人一首25番歌
名にし負はば逢坂山のさねかづら
人に知られで来るよしもがな
三条右大臣藤原定方
【読み】
なにしおはばあふさかやまのさねかづら
ひとにしられでくるよしもがな
【意味】
逢坂山のさねかずらが、逢って寝るという名を持っているならば、それは手繰れば来るように、人に知られないで貴方と遭う方法があれば良いのに。
【解説】
”名にし負はば”:名を持っているならば。
”逢坂山”:現在の京都と滋賀の境にある山。
”さねかづら”:モクレン科の常緑の蔓状をなす低木。
”しられで”:知られないで。
”来る”:かづらの縁語「繰る」と掛けている。
恋人にさねかずらを贈る際に添えた歌です。
作者は三条右大臣で、藤原定方(ふじわらのさだかた)として知られます。
平安時代の歌人・貴族で、藤原朝忠(44番歌)の父です。
百人一首26番歌
小倉山峰の紅葉葉心あらば
いまひとたびのみゆき待たなむ
貞信公
【読み】
をぐらやまみねのもみぢばこころあらば
いまひとたびのみゆきまたなむ
【意味】
小倉山の峰のもみぢ葉よ、お前に心があるのなら、もう一度行幸があるからそれまで散らずに待っていて欲しい。
【解説】
”小倉山”:京都市の嵯峨にある山で、紅葉の名所として知られる。
”みゆき”:天皇の行幸のこと。
拾遣集雑秋に「亭子院の大井川に御幸ありて、行幸もありぬべき所なりと仰せ給ふに、このよし奏せむと申して」と詞書のある歌。
宇多上皇が大井川に御幸した際にその景色に感動し、「我が子(醍醐天皇)にも見せたいものだ」と仰せられたのを作者が耳にして作られた歌です。
作者は貞信公(ていしんこう)。藤原忠平(ふじわらのただひら)として知られます。
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12/24 13:10
百人一首26番歌
小倉山峰の紅葉葉心あらば
いまひとたびのみゆき待たなむ
貞信公
【読み】
をぐらやまみねのもみぢばこころあらば
いまひとたびのみゆきまたなむ
【意味】
小倉山の峰のもみぢ葉よ、お前に心があるのなら、もう一度行幸があるからそれまで散らずに待っていて欲しい。
【解説】
”小倉山”:京都市の嵯峨にある山で、紅葉の名所として知られる。
”みゆき”:天皇の行幸のこと。
拾遣集雑秋に「亭子院の大井川に御幸ありて、行幸もありぬべき所なりと仰せ給ふに、このよし奏せむと申して」と詞書のある歌。
宇多上皇が大井川に御幸した際にその景色に感動し、「我が子(醍醐天皇)にも見せたいものだ」と仰せられたのを作者が耳にして作られた歌です。
作者は貞信公(ていしんこう)。藤原忠平(ふじわらのただひら)として知られます。
百人一首28番歌
山里は冬ぞ寂しさまさりける
人目も草もかれぬと思へば
源宗于朝臣
【読み】
やまざとはふゆぞさびしさまさりける
ひとめもくさもかれぬとおもへば
【意味】
山里は、冬の寂しさがまさって感じられる。人も来なくなり、草も枯れてしまうことを思うと。
【解説】
”山里は”:「は」は他との区別を示す助詞で、都とちがって山里はという意味。
”人目”:人の訪れ、出入り。
”かれぬ”:人目が離(か)れる、草が枯れるの二つの意味を兼ねている。
藤原興風が詠んだ「秋来れば虫とともにぞなかれぬる 人も草葉もかれぬと思へば」の一部を引用した本歌取りの手法が用いられています。
作者は源宗于朝臣(みなもとのむねゆきあそん)。平安時代前期から中期の歌人・貴族で三十六歌仙の一人です。光孝天皇(15番歌)の孫にあたります。
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12/24 12:16
百人一首28番歌
山里は冬ぞ寂しさまさりける
人目も草もかれぬと思へば
源宗于朝臣
【読み】
やまざとはふゆぞさびしさまさりける
ひとめもくさもかれぬとおもへば
【意味】
山里は、冬の寂しさがまさって感じられる。人も来なくなり、草も枯れてしまうことを思うと。
【解説】
”山里は”:「は」は他との区別を示す助詞で、都とちがって山里はという意味。
”人目”:人の訪れ、出入り。
”かれぬ”:人目が離(か)れる、草が枯れるの二つの意味を兼ねている。
藤原興風が詠んだ「秋来れば虫とともにぞなかれぬる 人も草葉もかれぬと思へば」の一部を引用した本歌取りの手法が用いられています。
作者は源宗于朝臣(みなもとのむねゆきあそん)。平安時代前期から中期の歌人・貴族で三十六歌仙の一人です。光孝天皇(15番歌)の孫にあたります。
プレートの裏には・・・。
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12/24 12:16
プレートの裏には・・・。
百人一首31番歌
朝ぼらけ有明の月と見るまでに
吉野の里に降れる白雪
坂上是則
【読み】
あさぼらけありあけのつきとみるまでに
よしののさとにふれるしらゆき
【意味】
夜がほんのり明け初めるころ、有明の月の光かと思われるほどに吉野の里に降る雪よ。
【解説】
”朝ぼらけ”:ほんのりと夜が明けるころ。
”有明の月”:夜明けに空に残る月。
”までに”:「まで」は程度をあらわす助詞。「ほどに」という意味。
”吉野の里”:現在の奈良県吉野郡。
作者は坂上是則(さかのうえのこれのり)。平安前期から中期にかけての歌人、貴族で三十六歌仙の一人です。蹴鞠(けまり)の名手でもありました。
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12/24 12:14
百人一首31番歌
朝ぼらけ有明の月と見るまでに
吉野の里に降れる白雪
坂上是則
【読み】
あさぼらけありあけのつきとみるまでに
よしののさとにふれるしらゆき
【意味】
夜がほんのり明け初めるころ、有明の月の光かと思われるほどに吉野の里に降る雪よ。
【解説】
”朝ぼらけ”:ほんのりと夜が明けるころ。
”有明の月”:夜明けに空に残る月。
”までに”:「まで」は程度をあらわす助詞。「ほどに」という意味。
”吉野の里”:現在の奈良県吉野郡。
作者は坂上是則(さかのうえのこれのり)。平安前期から中期にかけての歌人、貴族で三十六歌仙の一人です。蹴鞠(けまり)の名手でもありました。
プレートの裏には・・・。
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12/24 12:13
プレートの裏には・・・。
百人一首34番歌
誰をかも知る人にせむ高砂の
松も昔の友ならなくに
藤原興風
【読み】
たれをかもしるひとにせむたかさごの
まつもむかしのともならなくに
【意味】
年老いた私はいったい誰を友にすれば良いのだろうか。あの高砂の松も昔からの友ではないのだから。
【解説】
”誰をかも”:「か」は疑問で、「も」は詠嘆の助詞。
”知る人”:友人。
”高砂の松”:現在の兵庫県高砂市の老松を指している。長寿の象徴。
”友ならなくに”:友ではないのに。
年をとり、昔からの友もこの世を去ってしまって一人残った寂しさを詠んだ歌です。
作者は藤原興風(ふじわらのおきかぜ)。平安時代の歌人、官人で、三十六歌仙の一人です。琴の名手でもあったそうです。
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12/24 14:38
百人一首34番歌
誰をかも知る人にせむ高砂の
松も昔の友ならなくに
藤原興風
【読み】
たれをかもしるひとにせむたかさごの
まつもむかしのともならなくに
【意味】
年老いた私はいったい誰を友にすれば良いのだろうか。あの高砂の松も昔からの友ではないのだから。
【解説】
”誰をかも”:「か」は疑問で、「も」は詠嘆の助詞。
”知る人”:友人。
”高砂の松”:現在の兵庫県高砂市の老松を指している。長寿の象徴。
”友ならなくに”:友ではないのに。
年をとり、昔からの友もこの世を去ってしまって一人残った寂しさを詠んだ歌です。
作者は藤原興風(ふじわらのおきかぜ)。平安時代の歌人、官人で、三十六歌仙の一人です。琴の名手でもあったそうです。
プレートの裏には・・・。
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12/24 14:38
プレートの裏には・・・。
百人一首35番歌
人はいさ心も知らずふるさとは
花ぞ昔の香に匂ひける
紀貫之
【読み】
ひとはいさこころもしらずふるさとは
はなぞむかしのかににほひける
【意味】
人の心はわかりませんが、昔なじみの里の梅の花の香りだけは変わっておりません。
【解説】
”人は”:宿の主人を指している。
”いさ”:さあどうであろうか。
古今和歌集の詞書に「初瀬に詣づる毎に宿りける人の家に、久しく宿らで、ほどへて後に至れりければ、かの家のあるじそこにたてりける梅の花を折りてよめる」とある歌。
宿の主人に「ずいぶんお見えになりませんでしたね」と皮肉を言われた時に答えた歌で、宿の主人との親しい間柄が伺えます。
作者は紀貫之(きのつらゆき)。平安前期の歌人、貴族で、三十六歌仙の一人。紀友則(33番歌)の従兄弟にあたります。
紀貫之は古今和歌集の中心的な撰者で、土佐日記の作者としても有名です。
古今和歌集の序文「仮名序」は、和歌を論じた日本最古の歌論として、後世にも大きな影響を与えました。
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12/24 13:16
百人一首35番歌
人はいさ心も知らずふるさとは
花ぞ昔の香に匂ひける
紀貫之
【読み】
ひとはいさこころもしらずふるさとは
はなぞむかしのかににほひける
【意味】
人の心はわかりませんが、昔なじみの里の梅の花の香りだけは変わっておりません。
【解説】
”人は”:宿の主人を指している。
”いさ”:さあどうであろうか。
古今和歌集の詞書に「初瀬に詣づる毎に宿りける人の家に、久しく宿らで、ほどへて後に至れりければ、かの家のあるじそこにたてりける梅の花を折りてよめる」とある歌。
宿の主人に「ずいぶんお見えになりませんでしたね」と皮肉を言われた時に答えた歌で、宿の主人との親しい間柄が伺えます。
作者は紀貫之(きのつらゆき)。平安前期の歌人、貴族で、三十六歌仙の一人。紀友則(33番歌)の従兄弟にあたります。
紀貫之は古今和歌集の中心的な撰者で、土佐日記の作者としても有名です。
古今和歌集の序文「仮名序」は、和歌を論じた日本最古の歌論として、後世にも大きな影響を与えました。
プレートの裏には・・・。
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12/24 13:16
プレートの裏には・・・。
百人一首36番歌
夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを
雲のいづこに月宿るらむ
清原深養父
【読み】
なつのよはまだよひながらあけぬるを
くものいづこにつきやどるらむ
【意味】
夏の夜は短く、まだ宵と思っているうちに明けてしまったけれど、沈む暇もない月はあの雲のどこかに宿るのだろうか。
【解説】
”宵ながら”:宵のまま。宵だと思っているのに。
”明けぬるを”:明けてしまうのに。
”月宿るらむ”:月は宿るのだろうか。
作者は清原深養父(きよはらのふかやぶ)。平安中期の歌人、貴族で、三十六歌仙の一人です。清原元輔(42番歌)の祖父、清少納言(62番歌)の曾祖父にあたります。
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12/24 12:31
百人一首36番歌
夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを
雲のいづこに月宿るらむ
清原深養父
【読み】
なつのよはまだよひながらあけぬるを
くものいづこにつきやどるらむ
【意味】
夏の夜は短く、まだ宵と思っているうちに明けてしまったけれど、沈む暇もない月はあの雲のどこかに宿るのだろうか。
【解説】
”宵ながら”:宵のまま。宵だと思っているのに。
”明けぬるを”:明けてしまうのに。
”月宿るらむ”:月は宿るのだろうか。
作者は清原深養父(きよはらのふかやぶ)。平安中期の歌人、貴族で、三十六歌仙の一人です。清原元輔(42番歌)の祖父、清少納言(62番歌)の曾祖父にあたります。
プレートの裏には・・・。
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12/24 12:32
プレートの裏には・・・。
百人一首41番歌
恋すてふわが名はまだき立ちにけり
人知れずこそ思ひそめしか
壬生忠見
【読み】
こひすてふわがなはまだきたちにけり
ひとしれずこそおもひそめしか
【意味】
私が恋をしているという評判は、早くも広まってしまった。誰にも知られないようにひそかに思いはじめたのだけれど。
【解説】
”恋すてふ”:恋をしているという。
”わが名”:わたしの評判。
”まだき”:早くも。
”立ちにけり”:広まってしまった。
”人知れずこそ”:他人に知られないように。
”思ひそめしか”:思い始めたのだけれど。
作者は壬生忠見(みぶのただみ)。平安中期の歌人で、三十六歌仙の一人です。壬生忠岑(30番歌)の子です。
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12/24 11:17
百人一首41番歌
恋すてふわが名はまだき立ちにけり
人知れずこそ思ひそめしか
壬生忠見
【読み】
こひすてふわがなはまだきたちにけり
ひとしれずこそおもひそめしか
【意味】
私が恋をしているという評判は、早くも広まってしまった。誰にも知られないようにひそかに思いはじめたのだけれど。
【解説】
”恋すてふ”:恋をしているという。
”わが名”:わたしの評判。
”まだき”:早くも。
”立ちにけり”:広まってしまった。
”人知れずこそ”:他人に知られないように。
”思ひそめしか”:思い始めたのだけれど。
作者は壬生忠見(みぶのただみ)。平安中期の歌人で、三十六歌仙の一人です。壬生忠岑(30番歌)の子です。
百人一首43番歌
逢ひ見てののちの心にくらぶれば
昔はものを思はざりけり
権中納言敦忠
【読み】
あひみてののちのこころにくらぶれば
むかしはものをおもはざりけり
【意味】
貴方と逢って愛しあった後の心に比べれば、それ以前の物思いなど無かったようなものだ。
【解説】
”逢ひ見て”:逢って契りを結んで。
”のちの心”:後の恋しくて切ない心。
”昔は”:逢う以前は。
恋が成就した後も、さらに思いが募っていく様子を詠んだ歌です。
作者は権中納言敦忠。藤原敦忠(ふじわらのあつただ)として知られる、平安中期の歌人・公家で、三十六歌仙の一人でもあります。琵琶の名手でもありました。
恋多き貴公子で、右近との恋愛が「大和物語」にも描かれています。
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12/24 11:26
百人一首43番歌
逢ひ見てののちの心にくらぶれば
昔はものを思はざりけり
権中納言敦忠
【読み】
あひみてののちのこころにくらぶれば
むかしはものをおもはざりけり
【意味】
貴方と逢って愛しあった後の心に比べれば、それ以前の物思いなど無かったようなものだ。
【解説】
”逢ひ見て”:逢って契りを結んで。
”のちの心”:後の恋しくて切ない心。
”昔は”:逢う以前は。
恋が成就した後も、さらに思いが募っていく様子を詠んだ歌です。
作者は権中納言敦忠。藤原敦忠(ふじわらのあつただ)として知られる、平安中期の歌人・公家で、三十六歌仙の一人でもあります。琵琶の名手でもありました。
恋多き貴公子で、右近との恋愛が「大和物語」にも描かれています。
百人一首47番歌
八重むぐら茂れる宿の寂しきに
人こそ見えね秋は来にけり
恵慶法師
【読み】
やへむぐらしげれるやどのさびしきに
ひとこそみえねあきはきにけり
【意味】
幾重にも雑草の生い茂ったこの寂しい宿に、人は誰も訪ねては来ないが秋はやってきたのだ。
【解説】
”八重むぐら”:幾重にも茂った雑草。葎(むぐら)。
”寂しきに”:寂しいところに。
”人こそ見えね”:人は見えないが。
拾遺集の詞書に「河原院にて」とある歌。河原院とは源融の邸宅です。
作者は恵慶法師(えぎょうほうし)。平安中期の歌人、僧で中古三十六歌仙の一人です。
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12/24 12:52
百人一首47番歌
八重むぐら茂れる宿の寂しきに
人こそ見えね秋は来にけり
恵慶法師
【読み】
やへむぐらしげれるやどのさびしきに
ひとこそみえねあきはきにけり
【意味】
幾重にも雑草の生い茂ったこの寂しい宿に、人は誰も訪ねては来ないが秋はやってきたのだ。
【解説】
”八重むぐら”:幾重にも茂った雑草。葎(むぐら)。
”寂しきに”:寂しいところに。
”人こそ見えね”:人は見えないが。
拾遺集の詞書に「河原院にて」とある歌。河原院とは源融の邸宅です。
作者は恵慶法師(えぎょうほうし)。平安中期の歌人、僧で中古三十六歌仙の一人です。
プレートの裏には・・・。
1
12/24 12:53
プレートの裏には・・・。
百人一首48番歌
風をいたみ岩打つ波のおのれのみ
くだけてものを思ふころかな
源重之
【読み】
かぜをいたみいはうつなみのおのれのみ
くだけてものをおもふころかな
【意味】
風が烈しいので、岩に打ち寄せる波が自分だけ砕けて散るように、つれないあの人の為に私の心も砕ける程に思い悩むこの頃である。
【解説】
”風をいたみ”:風が強いために。
”おのれのみ”:自分だけが。
”くだけて”:千々にくだけて。
”ころかな”:この頃であるよ。
高波が岩に打ち寄せて白く砕け散る様を、自分の恋心に重ねて詠んだ歌です。
作者は源重之(みなもとのしげゆき)。平安中期の歌人・貴族で、三十六歌仙の一人です。
清和天皇の曾孫にあたります。
1
12/24 12:42
百人一首48番歌
風をいたみ岩打つ波のおのれのみ
くだけてものを思ふころかな
源重之
【読み】
かぜをいたみいはうつなみのおのれのみ
くだけてものをおもふころかな
【意味】
風が烈しいので、岩に打ち寄せる波が自分だけ砕けて散るように、つれないあの人の為に私の心も砕ける程に思い悩むこの頃である。
【解説】
”風をいたみ”:風が強いために。
”おのれのみ”:自分だけが。
”くだけて”:千々にくだけて。
”ころかな”:この頃であるよ。
高波が岩に打ち寄せて白く砕け散る様を、自分の恋心に重ねて詠んだ歌です。
作者は源重之(みなもとのしげゆき)。平安中期の歌人・貴族で、三十六歌仙の一人です。
清和天皇の曾孫にあたります。
プレートの裏には・・・。
1
12/24 12:43
プレートの裏には・・・。
百人一首51番歌
かくとだにえやは伊吹のさしも草
さしも知らじな燃ゆる思ひを
藤原実方朝臣
【読み】
かくとだにえやはいぶきのさしもぐさ
さしもしらじなもゆるおもひを
【意味】
こんなにも貴方を思っていることを、口に出して言うことができるでしょうか。ましてや伊吹山のさしも草のように燃える様な思いを、貴方はご存じないでしょう。
【解説】
”かくとだに”:こんなであるとだけでも。
”えやはいぶきの”:「えやはいふ」の「言うことができようか」というものと伊吹山の「いふ」を掛けている。
”いぶきの”:伊吹山の。
”さしも草”:艾(もぐさ)のこと。「さし」は接頭語。
”さしも”:そうとも。
”知らじな”:知るまいな。
”もゆる思ひを”:燃える程の思いを。「もゆる」はさしも草の縁語。「ひ」には火を掛けている。
後拾遺集には「女にて始て遣しける」という詞書があることから、初恋の歌であることがわかります。
作者は藤原実方朝臣(ふじわらのさねかたあそん)。平安中期の歌人・貴族で、中古三十六歌仙の一人です。藤原忠平(26番歌)のひ孫にあたります。清少納言の恋人だったともいわれています。
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12/24 14:22
百人一首51番歌
かくとだにえやは伊吹のさしも草
さしも知らじな燃ゆる思ひを
藤原実方朝臣
【読み】
かくとだにえやはいぶきのさしもぐさ
さしもしらじなもゆるおもひを
【意味】
こんなにも貴方を思っていることを、口に出して言うことができるでしょうか。ましてや伊吹山のさしも草のように燃える様な思いを、貴方はご存じないでしょう。
【解説】
”かくとだに”:こんなであるとだけでも。
”えやはいぶきの”:「えやはいふ」の「言うことができようか」というものと伊吹山の「いふ」を掛けている。
”いぶきの”:伊吹山の。
”さしも草”:艾(もぐさ)のこと。「さし」は接頭語。
”さしも”:そうとも。
”知らじな”:知るまいな。
”もゆる思ひを”:燃える程の思いを。「もゆる」はさしも草の縁語。「ひ」には火を掛けている。
後拾遺集には「女にて始て遣しける」という詞書があることから、初恋の歌であることがわかります。
作者は藤原実方朝臣(ふじわらのさねかたあそん)。平安中期の歌人・貴族で、中古三十六歌仙の一人です。藤原忠平(26番歌)のひ孫にあたります。清少納言の恋人だったともいわれています。
プレートの裏には・・・。
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12/24 14:23
プレートの裏には・・・。
これは知っているぞ!
散歩コースの大覚寺大沢の池。
有料になったのでそうたびたびいけない(-_-;)
百人一首55番歌
滝の音は絶えて久しくなりぬれど
名こそ流れてなほ聞こえけれ
大納言公任
【読み】
たきのおとはたえてひさしくなりぬれど
なこそながれてなほきこえけれ
【意味】
滝の音は聞こえなくなってから長い年月が経ってしまったけれど、その名声は今でも世間に流れ伝わり聞こえてくる。
【解説】
”滝”:嵯峨の大覚寺にあったと言われる滝。嵯峨天皇が作ったと伝えられる。
”たえて”:絶えてから。水がなくなり、滝がなくなった。
”名こそ流れて”:評判が世間に流れ伝わって。「流れ」は滝の縁語。
”聞こえけれ”:聞こえている。
作者は大納言公任。藤原公任(ふじわらのきんとう)として知られる、平安中期の歌人・公卿です。藤原定頼(64番歌)の父でもありま
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12/24 12:29
これは知っているぞ!
散歩コースの大覚寺大沢の池。
有料になったのでそうたびたびいけない(-_-;)
百人一首55番歌
滝の音は絶えて久しくなりぬれど
名こそ流れてなほ聞こえけれ
大納言公任
【読み】
たきのおとはたえてひさしくなりぬれど
なこそながれてなほきこえけれ
【意味】
滝の音は聞こえなくなってから長い年月が経ってしまったけれど、その名声は今でも世間に流れ伝わり聞こえてくる。
【解説】
”滝”:嵯峨の大覚寺にあったと言われる滝。嵯峨天皇が作ったと伝えられる。
”たえて”:絶えてから。水がなくなり、滝がなくなった。
”名こそ流れて”:評判が世間に流れ伝わって。「流れ」は滝の縁語。
”聞こえけれ”:聞こえている。
作者は大納言公任。藤原公任(ふじわらのきんとう)として知られる、平安中期の歌人・公卿です。藤原定頼(64番歌)の父でもありま
百人一首61番歌
いにしへの奈良の都の八重桜
けふ九重に匂ひぬるかな
伊勢大輔
【読み】
いにしへのならのみやこのやへざくら
けふここのへににほひぬるかな
【意味】
昔栄えた奈良の都の八重桜が、今日はこの九重の宮中で色美しく咲き誇っております。
【解説】
”いにしへの”:昔の。昔栄えた。
”奈良の都”:かつて奈良に都が置かれていたことから。
”けふ”:「いにしへ」と対になっている。
”九重”:皇居のこと。
”にほひ”:「にほふ」は香りについてと、色について二通りの解釈があるが、ここでは色美しく咲いている意。
詞花集春の詞書に「一条院の御時、ならの八重桜を人の奉りけるを、其の折御前に侍りければ、その花を題にてよめとおほせごとありければ」とある歌。
つまり、奈良の興福寺から献上された八重桜を受け取るという大役を任された作者が即興で詠んだ歌で、この見事な歌によって作者は紀内侍、小式部内侍とともに三才女の一人とされるようになりました。
作者は伊勢大輔(いせのたいふ/いせのおおすけ)。平安中期の女流歌人で、中古三十六歌仙・女房三十六歌仙の一人です。大中臣能宣(49番歌)の孫にあたります。
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12/24 12:38
百人一首61番歌
いにしへの奈良の都の八重桜
けふ九重に匂ひぬるかな
伊勢大輔
【読み】
いにしへのならのみやこのやへざくら
けふここのへににほひぬるかな
【意味】
昔栄えた奈良の都の八重桜が、今日はこの九重の宮中で色美しく咲き誇っております。
【解説】
”いにしへの”:昔の。昔栄えた。
”奈良の都”:かつて奈良に都が置かれていたことから。
”けふ”:「いにしへ」と対になっている。
”九重”:皇居のこと。
”にほひ”:「にほふ」は香りについてと、色について二通りの解釈があるが、ここでは色美しく咲いている意。
詞花集春の詞書に「一条院の御時、ならの八重桜を人の奉りけるを、其の折御前に侍りければ、その花を題にてよめとおほせごとありければ」とある歌。
つまり、奈良の興福寺から献上された八重桜を受け取るという大役を任された作者が即興で詠んだ歌で、この見事な歌によって作者は紀内侍、小式部内侍とともに三才女の一人とされるようになりました。
作者は伊勢大輔(いせのたいふ/いせのおおすけ)。平安中期の女流歌人で、中古三十六歌仙・女房三十六歌仙の一人です。大中臣能宣(49番歌)の孫にあたります。
プレートの裏には・・・。
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12/24 12:38
プレートの裏には・・・。
百人一首67番歌
春の夜の夢ばかりなる手枕に
かひなく立たむ名こそをしけれ
周防内侍
【読み】
はるのよのゆめばかりなるたまくらに
かひなくたたむなこそをしけれ
【意味】
春の夜の儚い夢のような戯れの手枕をして頂いた為に、つまらなく立つ浮き名が口惜しく思われます。
【解説】
”春の夜の”:季節が春であったのと、短い夜の意とを兼ねている。
”夢ばかりなる”:夢のような。
”手枕に”:手枕のために。
”かひなく”:なんのかいもなく。腕(かひな)とも掛けている。
”名”:浮き名。
”惜しけれ”:惜しい。
千載集の詞書は「二月ばかりの月のあかき夜、二条院にて、人々あまた居明して物語などし侍りけるに、内侍周防寄り臥して、枕もがなとしのびやかにいふを聞きて、大納言忠家、これを枕にとてかひなれば、よみ侍りける」。
陰暦二月の春の夜、二条院で女房たちが夜通し語り合っていた時に作者が「枕があればなぁ」とつぶやいた時に藤原忠家が「これを枕にどうぞ」と差し出してきた時に切り返した歌です。
作者は周防内侍(すおうのないし)。平仲子
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12/24 11:30
百人一首67番歌
春の夜の夢ばかりなる手枕に
かひなく立たむ名こそをしけれ
周防内侍
【読み】
はるのよのゆめばかりなるたまくらに
かひなくたたむなこそをしけれ
【意味】
春の夜の儚い夢のような戯れの手枕をして頂いた為に、つまらなく立つ浮き名が口惜しく思われます。
【解説】
”春の夜の”:季節が春であったのと、短い夜の意とを兼ねている。
”夢ばかりなる”:夢のような。
”手枕に”:手枕のために。
”かひなく”:なんのかいもなく。腕(かひな)とも掛けている。
”名”:浮き名。
”惜しけれ”:惜しい。
千載集の詞書は「二月ばかりの月のあかき夜、二条院にて、人々あまた居明して物語などし侍りけるに、内侍周防寄り臥して、枕もがなとしのびやかにいふを聞きて、大納言忠家、これを枕にとてかひなれば、よみ侍りける」。
陰暦二月の春の夜、二条院で女房たちが夜通し語り合っていた時に作者が「枕があればなぁ」とつぶやいた時に藤原忠家が「これを枕にどうぞ」と差し出してきた時に切り返した歌です。
作者は周防内侍(すおうのないし)。平仲子
百人一首77番歌
瀬をはやみ岩にせかるる滝川の
われても末に逢はむとぞ思ふ
崇徳院
【読み】
せをはやみいわにせかるるたきがはの
われてもすゑにあはむとぞおもふ
【意味】
川瀬の流れが早いので、岩にせき止められた急流が二つにわかれてもまた一つになるように、貴方と別れてもいつかはきっと逢おうと思う。
【解説】
”瀬をはやみ”:川瀬の流れが早い為に。「瀬」は川の流れが浅くて早いところ。
”せかるる”:堰きとめられる。
”滝川”:滝のように流れる川。
”われても”:わかれても。「別れて」と「分かれて」の二つの意味が掛かっている。
作者である崇徳院(すとくいん)自身が編纂を命じた久安百首の為に作られた歌です。
五歳で即位するも、父である鳥羽天皇と不仲だった為その後退位させられます。
保元の乱に破れ、讃岐国に流されました。詞花集の勅撰下命者でもあります。
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12/24 11:58
百人一首77番歌
瀬をはやみ岩にせかるる滝川の
われても末に逢はむとぞ思ふ
崇徳院
【読み】
せをはやみいわにせかるるたきがはの
われてもすゑにあはむとぞおもふ
【意味】
川瀬の流れが早いので、岩にせき止められた急流が二つにわかれてもまた一つになるように、貴方と別れてもいつかはきっと逢おうと思う。
【解説】
”瀬をはやみ”:川瀬の流れが早い為に。「瀬」は川の流れが浅くて早いところ。
”せかるる”:堰きとめられる。
”滝川”:滝のように流れる川。
”われても”:わかれても。「別れて」と「分かれて」の二つの意味が掛かっている。
作者である崇徳院(すとくいん)自身が編纂を命じた久安百首の為に作られた歌です。
五歳で即位するも、父である鳥羽天皇と不仲だった為その後退位させられます。
保元の乱に破れ、讃岐国に流されました。詞花集の勅撰下命者でもあります。
プレートの裏には・・・。
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12/24 11:58
プレートの裏には・・・。
百人一首78番歌
淡路島通ふ千鳥の鳴く声に
いく夜寝覚めぬ須磨の関守
源兼昌
【読み】
あはぢしまかよふちどりのなくこゑに
いくよねざめぬすまのせきもり
【意味】
淡路島から飛び通う千鳥の鳴く声に、いったいいく夜を覚ましたことだろう、須磨の関守は。
【解説】
”淡路島”:兵庫県須磨の西南にある島。明石海峡をへだてて須磨に対している。
”かよふ”:飛んでくる。
”ねざめぬ”:寝ざめたことであろう。
”須磨の関守”:摂津国と播磨国の境にあった関。この歌が作られた時代には既に古関であった。
「関路千鳥(せきじのちどり)」という題で詠まれた歌。
作者は源兼昌(みなもとのかねまさ)。平安中期から後期にかけての歌人です。
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12/24 11:37
百人一首78番歌
淡路島通ふ千鳥の鳴く声に
いく夜寝覚めぬ須磨の関守
源兼昌
【読み】
あはぢしまかよふちどりのなくこゑに
いくよねざめぬすまのせきもり
【意味】
淡路島から飛び通う千鳥の鳴く声に、いったいいく夜を覚ましたことだろう、須磨の関守は。
【解説】
”淡路島”:兵庫県須磨の西南にある島。明石海峡をへだてて須磨に対している。
”かよふ”:飛んでくる。
”ねざめぬ”:寝ざめたことであろう。
”須磨の関守”:摂津国と播磨国の境にあった関。この歌が作られた時代には既に古関であった。
「関路千鳥(せきじのちどり)」という題で詠まれた歌。
作者は源兼昌(みなもとのかねまさ)。平安中期から後期にかけての歌人です。
百人一首82番歌
思ひわびさても命はあるものを
憂きに堪へぬは涙なりけり
道因法師
【読み】
おもひわびさてもいのちはあるものを
うきにたへぬはなみだなりけり
【意味】
つれない人を思い、悩み悲しんでもやはり命は長らえているのに、つらさに耐えきれずに流れ落ちるのは涙であった。
【解説】
”思ひわび”:思い嘆いて、気力を失った状態をいう。
”さても”:それでも。
”あるものを”:あるのに。
”涙なりけり”:涙であるよ。
作者は道因法師。藤原敦頼(ふじわらのあつより)として知られる、平安後期の歌人です。
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12/24 11:48
百人一首82番歌
思ひわびさても命はあるものを
憂きに堪へぬは涙なりけり
道因法師
【読み】
おもひわびさてもいのちはあるものを
うきにたへぬはなみだなりけり
【意味】
つれない人を思い、悩み悲しんでもやはり命は長らえているのに、つらさに耐えきれずに流れ落ちるのは涙であった。
【解説】
”思ひわび”:思い嘆いて、気力を失った状態をいう。
”さても”:それでも。
”あるものを”:あるのに。
”涙なりけり”:涙であるよ。
作者は道因法師。藤原敦頼(ふじわらのあつより)として知られる、平安後期の歌人です。
百人一首91番歌
きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに
衣かたしきひとりかも寝む
後京極摂政前太政大臣
【読み】
きりぎりすなくやしもよのさむしろに
ころもかたしきひとりかもねむ
【意味】
こおろぎの鳴く霜夜の寒い夜、閨のむしろに衣の片袖を敷いて、私は一人寂しく寝るのでしょうか。
【解説】
”きりぎりす”:こおろぎの古名。
”さむしろ”:敷物の「さ筵」と「寒し」を掛けている。
”衣かたしき”:衣の片袖を敷いて一人で寝ること。男女で寝るときは袖を敷きかわすことから。
”ひとりかもねむ”:ひとり寝ることかなあ。
作者は後京極摂政前太政大臣。九条良経(くじょうよしつね)として知られる、平安末期から鎌倉前期にかけての公卿です。藤原忠通(76番歌)の子にあたります。
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12/24 12:02
百人一首91番歌
きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに
衣かたしきひとりかも寝む
後京極摂政前太政大臣
【読み】
きりぎりすなくやしもよのさむしろに
ころもかたしきひとりかもねむ
【意味】
こおろぎの鳴く霜夜の寒い夜、閨のむしろに衣の片袖を敷いて、私は一人寂しく寝るのでしょうか。
【解説】
”きりぎりす”:こおろぎの古名。
”さむしろ”:敷物の「さ筵」と「寒し」を掛けている。
”衣かたしき”:衣の片袖を敷いて一人で寝ること。男女で寝るときは袖を敷きかわすことから。
”ひとりかもねむ”:ひとり寝ることかなあ。
作者は後京極摂政前太政大臣。九条良経(くじょうよしつね)として知られる、平安末期から鎌倉前期にかけての公卿です。藤原忠通(76番歌)の子にあたります。
プレートの裏には・・・。
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12/24 12:03
プレートの裏には・・・。
百人一首93番歌
世の中は常にもがもな渚漕ぐ
海人の小舟の綱手かなしも
鎌倉右大臣源実朝
【読み】
よのなかはつねにもがもななぎさこぐ
あまのをぶねのつなでかなしも
【意味】
世の中はいつまでも変わらずにあって欲しいものだ。渚を漕ぐ漁師の小舟が綱手に引かれている光景は、なんとも感慨深い。
【解説】
”常にもがな”:永久に変わらなければ良いなあ。
”渚”:水ぎわ。
”あまの小舟”:漁夫の小舟。
”綱手”:船を引く縄で、綱手縄ともいう。
”かなしも”:心が惹かれる。
古今集の「陸奥はいづくはあれど塩釜の 浦こぐ船の綱手かなしも」を本歌取りした歌です。
作者は鎌倉右大臣。鎌倉幕府三代将軍、源実朝(みなもとのさねとも)として知られています。暗殺によって28年の短い生涯を閉じています。
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12/24 14:15
百人一首93番歌
世の中は常にもがもな渚漕ぐ
海人の小舟の綱手かなしも
鎌倉右大臣源実朝
【読み】
よのなかはつねにもがもななぎさこぐ
あまのをぶねのつなでかなしも
【意味】
世の中はいつまでも変わらずにあって欲しいものだ。渚を漕ぐ漁師の小舟が綱手に引かれている光景は、なんとも感慨深い。
【解説】
”常にもがな”:永久に変わらなければ良いなあ。
”渚”:水ぎわ。
”あまの小舟”:漁夫の小舟。
”綱手”:船を引く縄で、綱手縄ともいう。
”かなしも”:心が惹かれる。
古今集の「陸奥はいづくはあれど塩釜の 浦こぐ船の綱手かなしも」を本歌取りした歌です。
作者は鎌倉右大臣。鎌倉幕府三代将軍、源実朝(みなもとのさねとも)として知られています。暗殺によって28年の短い生涯を閉じています。
百人一首94番歌
み吉野の山の秋風さよ更けて
ふるさと寒く衣打つなり
参議雅経
【読み】
みよしののやまのあきかぜさよふけて
ふるさとさむくころもうつなり
【意味】
吉野の山から秋風が吹き、夜は更けて夜寒の古都吉野では、衣を打つ砧の音が寒々と聞こえてくることだ。
【解説】
”み吉野”:吉野のこと。「み」は美称の接頭語。
”さよふけて”:夜がふけて。
”ふるさと”:旧都。かつて吉野には天皇の離宮があったことから。
”衣打つ”:昔は布を柔らかくするために打っていたことから。
古今集にある坂上是則の「み吉野の山の白雪つもるらし ふるさと寒くなりまさるなり」を本歌取りして、季節を冬から晩秋にして詠まれた歌です。
作者は参議雅経。飛鳥井雅経(あすかいまさつね)として知られる、平安末期から鎌倉前期にかけての歌人・公家です。
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12/24 13:05
百人一首94番歌
み吉野の山の秋風さよ更けて
ふるさと寒く衣打つなり
参議雅経
【読み】
みよしののやまのあきかぜさよふけて
ふるさとさむくころもうつなり
【意味】
吉野の山から秋風が吹き、夜は更けて夜寒の古都吉野では、衣を打つ砧の音が寒々と聞こえてくることだ。
【解説】
”み吉野”:吉野のこと。「み」は美称の接頭語。
”さよふけて”:夜がふけて。
”ふるさと”:旧都。かつて吉野には天皇の離宮があったことから。
”衣打つ”:昔は布を柔らかくするために打っていたことから。
古今集にある坂上是則の「み吉野の山の白雪つもるらし ふるさと寒くなりまさるなり」を本歌取りして、季節を冬から晩秋にして詠まれた歌です。
作者は参議雅経。飛鳥井雅経(あすかいまさつね)として知られる、平安末期から鎌倉前期にかけての歌人・公家です。
プレートの裏には・・・。
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12/24 13:06
プレートの裏には・・・。
百人一首96番歌
花さそふ嵐の庭の雪ならで
ふりゆくものはわが身なりけり
入道前太政大臣
【読み】
はなさそふあらしのにはのゆきならで
ふりゆくものはわがみなりけり
【意味】
花を誘って散らす嵐の庭は、花が雪のように降るが、ふりゆくのはわが身なのだなあ。
【解説】
”花さそふ”:花をさそって散らす。
”雪ならで”:雪ではなくて。
”ふりゆくもの”:「降りゆく」と「旧りゆく(老いてゆく)」をかけている。
小野小町の「花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに」を本歌とした歌です。
作者は入道前太政大臣。西園寺公経(さいおんじきんつね)として知られる、平安末期から鎌倉前期にかけての歌人・公卿です。藤原定家の義弟にあたります。
1
12/24 12:58
百人一首96番歌
花さそふ嵐の庭の雪ならで
ふりゆくものはわが身なりけり
入道前太政大臣
【読み】
はなさそふあらしのにはのゆきならで
ふりゆくものはわがみなりけり
【意味】
花を誘って散らす嵐の庭は、花が雪のように降るが、ふりゆくのはわが身なのだなあ。
【解説】
”花さそふ”:花をさそって散らす。
”雪ならで”:雪ではなくて。
”ふりゆくもの”:「降りゆく」と「旧りゆく(老いてゆく)」をかけている。
小野小町の「花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに」を本歌とした歌です。
作者は入道前太政大臣。西園寺公経(さいおんじきんつね)として知られる、平安末期から鎌倉前期にかけての歌人・公卿です。藤原定家の義弟にあたります。
プレートの裏には・・・。
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12/24 12:58
プレートの裏には・・・。
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