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Yamareco

記録ID: 281902
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

丹沢縦走/ヤビツ峠〜丹沢山〜蛭ヶ岳ピストン〜宮ヶ瀬

2013年03月31日(日) 〜 2013年04月01日(月)
 - 拍手
子連れ登山 tadomasa その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
21:32
距離
26.9km
登り
1,970m
下り
2,390m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

3/31 9:35 ヤビツ峠(7℃)→10:46-10:53 二ノ塔→11:07-11:30 三ノ塔(6℃)→11:55 烏尾山(5℃)→12:16 行者ヶ岳→12:52 新大日→13:32 塔ノ岳→14:26 丹沢山(5℃)
4/1 6:25 丹沢山→7:00 不動ノ峰休憩所→7:48-7:58 蛭ヶ岳→8:45 不動ノ峰休憩所→9:12-9:20 丹沢山→9:41 瀬戸沢ノ頭→9:53 太礼ノ頭→10:39-11:06 本間ノ頭→12:22 高畑山分岐→13:25 宮ヶ瀬北原登山口→13:45 宮ヶ瀬
天候 3/31 曇り後雨、4/1 晴れ後曇り後晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
◆道の状況
特に危険箇所は無し。ただ3/31の表尾根は雨後もあり泥濘が激しかった。
◆下山後の温泉
宮ヶ瀬のみはる荘でお風呂に入りました。大人1050円、子供735円。平日でもありガラガラ。
◆登山ポスト
ヤビツ峠にあり。秦野駅のヤビツ峠行きバス停にもあるのでそこで投入。下山口の宮ヶ瀬登山口にもあり。
ヤビツ峠から富士見橋へ向かう。雨は上がった。遅めのバスを選んだとは言えヤビツまでの乗客はたったの5名と言うのは驚き。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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ヤビツ峠から富士見橋へ向かう。雨は上がった。遅めのバスを選んだとは言えヤビツまでの乗客はたったの5名と言うのは驚き。
春の芽吹きがあちらこちらで見られた。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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春の芽吹きがあちらこちらで見られた。
いよいよ登山道に。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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いよいよ登山道に。
林道を横切るポイント。15m先に表尾根の入口がある。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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林道を横切るポイント。15m先に表尾根の入口がある。
二ノ塔まで割合と単調な樹林の路が続く。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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二ノ塔まで割合と単調な樹林の路が続く。
三ノ塔に到着。10m位先の小屋が煙ってる。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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三ノ塔に到着。10m位先の小屋が煙ってる。
小屋での昼食。ママが作ってくれたおにぎりにソーセージとココア。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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小屋での昼食。ママが作ってくれたおにぎりにソーセージとココア。
烏尾山に到着。三角屋根が懐かしい感じだ。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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烏尾山に到着。三角屋根が懐かしい感じだ。
方位盤に首ったけ?
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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方位盤に首ったけ?
行者ヶ岳の前後は厳しい上り下りが多かった。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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行者ヶ岳の前後は厳しい上り下りが多かった。
足下にヒューと風が吹く。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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足下にヒューと風が吹く。
木ノ又大日小屋が見えてきた。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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木ノ又大日小屋が見えてきた。
残雪の名残。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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残雪の名残。
例によって人目もくれずに草を食むシカ。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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例によって人目もくれずに草を食むシカ。
塔ノ岳到着。展望も無いけど、誰もいない。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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塔ノ岳到着。展望も無いけど、誰もいない。
漸く日高に到着。K太もばて気味だ。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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漸く日高に到着。K太もばて気味だ。
西風で東側に傾く樹々達。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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西風で東側に傾く樹々達。
丹沢山到着。竜ヶ馬場から雨に降られた。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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丹沢山到着。竜ヶ馬場から雨に降られた。
みやま山荘の今日の泊まり客はなんと僕等2人だけ!寝床も選り取りみどりなんで上等そうな個室用を確保。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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みやま山荘の今日の泊まり客はなんと僕等2人だけ!寝床も選り取りみどりなんで上等そうな個室用を確保。
来し方と明日のルートに見入るK太。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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来し方と明日のルートに見入るK太。
ネパール風の神棚でしょうか?
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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ネパール風の神棚でしょうか?
山の叢書。たっぷりと時間を過ごせる。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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山の叢書。たっぷりと時間を過ごせる。
ゴージャスな夕食を馳走になりました。
2013年04月01日 17:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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ゴージャスな夕食を馳走になりました。
2階から見た快晴のご来光。綺麗な雲海。
2013年04月01日 05:30撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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2階から見た快晴のご来光。綺麗な雲海。
発電機がOFFの間はランプに灯がともされる。
2013年04月01日 05:32撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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発電機がOFFの間はランプに灯がともされる。
朝食は自炊。
2013年04月01日 05:55撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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朝食は自炊。
快晴のうちに一枚。
2013年04月01日 06:28撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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快晴のうちに一枚。
丹沢山を降りたポイントから雲海に沈む丹沢と富士。
2013年04月01日 06:36撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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丹沢山を降りたポイントから雲海に沈む丹沢と富士。
雲海に浮かんでいるのは鍋割山稜と雨山、檜岳。
2013年04月01日 06:37撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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雲海に浮かんでいるのは鍋割山稜と雨山、檜岳。
不動ノ峰に差し掛かる。
2013年04月01日 06:51撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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不動ノ峰に差し掛かる。
不動ノ峰で富士山と一緒に撮ってもらう。
2013年04月01日 07:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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不動ノ峰で富士山と一緒に撮ってもらう。
棚沢ノ頭と蛭ヶ岳。
2013年04月01日 07:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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棚沢ノ頭と蛭ヶ岳。
いつも撮ってしまう「の」の字の幹。
2013年04月01日 07:25撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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いつも撮ってしまう「の」の字の幹。
丹沢山から三峰。かろうじて雲海から頭を出しているが、帰路には雲海に沈んでしまった。
2013年04月01日 07:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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丹沢山から三峰。かろうじて雲海から頭を出しているが、帰路には雲海に沈んでしまった。
蛭ヶ岳山荘ももう指呼の間。
2013年04月01日 07:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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蛭ヶ岳山荘ももう指呼の間。
神奈川県最高峰に到達!もう少し表情に出して喜んでくれよ。
2013年04月01日 07:50撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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4/1 7:50
神奈川県最高峰に到達!もう少し表情に出して喜んでくれよ。
富士は雲に隠れていたが南アルプスから八ヶ岳、奥秩父は完璧。
2013年04月01日 07:52撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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4/1 7:52
富士は雲に隠れていたが南アルプスから八ヶ岳、奥秩父は完璧。
先は長いので帰路を急ぐ。
2013年04月01日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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先は長いので帰路を急ぐ。
鬼が岩への登り。
2013年04月01日 17:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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鬼が岩への登り。
棚沢ノ頭への笹原の路。
2013年04月01日 17:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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棚沢ノ頭への笹原の路。
不動ノ峰から丹沢山を望む。尾根の北側がガスに覆われる。
2013年04月01日 17:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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不動ノ峰から丹沢山を望む。尾根の北側がガスに覆われる。
今回山行で唯一踏むことができた雪面。もうこれだけしかないのね。
2013年04月01日 17:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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今回山行で唯一踏むことができた雪面。もうこれだけしかないのね。
ガスに覆われて来た。
2013年04月01日 17:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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ガスに覆われて来た。
これは本間ノ頭への登り。円山木ノ頭よりは大分楽だが。
2013年04月01日 17:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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これは本間ノ頭への登り。円山木ノ頭よりは大分楽だが。
本間ノ頭のベンチで昼食。
2013年04月01日 17:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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本間ノ頭のベンチで昼食。
金冷シの辺りから宮ヶ瀬の虹の大橋が見えた。景色が見えると段々近づいて来た感がする。
2013年04月01日 17:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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金冷シの辺りから宮ヶ瀬の虹の大橋が見えた。景色が見えると段々近づいて来た感がする。
あちらこちらでスミレが咲いている。
2013年04月01日 17:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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あちらこちらでスミレが咲いている。
桜もチラホラ。
2013年04月01日 17:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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桜もチラホラ。
登山口から少し入った所にある登山ポスト。しかしヤマビルファイターが常備されているとは…。
2013年04月01日 17:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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登山口から少し入った所にある登山ポスト。しかしヤマビルファイターが常備されているとは…。
宮ヶ瀬に向かってあと少し。長い行程だった。よく耐えたね、K太。
2013年04月01日 17:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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宮ヶ瀬に向かってあと少し。長い行程だった。よく耐えたね、K太。
撮影機器:

感想

今度中学に進学するK太を伴って丹沢縦走に行ってきた。K太もかねてから神奈川県最高峰に登りたいと意欲を示していたし、中学になると部活が忙しくてなかなか日程が取れなくなるので、進学前の春休みがラストチャンスかと思い、天気予報を見ながら3/31-4/1での1泊2日を設定した。ヤビツ峠から表尾根を行き、泊りは丹沢山のみやま山荘、翌日に蛭ヶ岳を往復して丹沢三峰を経て宮ヶ瀬に降りるルートだ。

◆3/31(1日目)
日曜日の出発は天候もだけど登山者も少ないだろうとは思っていたが、8:55秦野駅発のバスを目指して行くと驚いたことにヤビツ峠まで行く乗客は僕等を入れて5名だけだった。後でみやま山荘の小屋番さんが土曜日は3便はヤビツ行きの臨時便が出たと話していたので土曜日に比べて人出が少なかったのは事実だろう。K太にとっては峠までバスに揺られるのが今日最大の難所だったかもしれない。酔い止めを飲みなんとか乗り切った。

天気は優れないものの雨は降っては来ない。ヤビツ峠から車道を歩き出すが朝方までの雨に路面が濡れ、樹々の新芽もそれぞれの香りを高めていた。富士見橋を超えると右手に登山道が別れる。いきなり本格的な登山道になるので少しリズムが違いすぎる感じがする。二ノ塔までは比較的単調な樹林帯の登りが続き、少し開けて来たら二ノ塔だ。二ノ塔まですれ違ったのは外人さん達の1パーティだけだった。二ノ塔から三ノ塔はさしたるアップダウンも無くすぐに着くが、ガスが濃くて三ノ塔の小屋が煙って見えにくかった。小屋で昼食とする。風が徐々に強まって来たのでジャケットを羽織ったが、ここから烏尾山までが塔ノ岳以外で一番風の強い所だった。

二ノ塔からは一定間隔でピークが続くので飽きが来ないし、変化もある。視界も無いので行者ヶ岳に向かう所等、高山に来たかのような気分になる。行者ヶ岳からの下りの始まりの一枚岩が一番気を付けた場所だ。しかし、登山者が少ない日で三ノ塔で1人、烏尾山で2名、新大日で4-5名に出逢っただけで塔ノ岳の直下まで進むと、シカ1頭に続き女性2名のパーティが降りて来るのに出逢った。何と昨夏に二度沢に一緒に行ったT女史ではないですか!お互いに奇遇を祝したが、T女史はトレイルラン仲間と昨日大山から鍋割山を往き、今日はその復路とのこと。相変わらず活力が溢れてる。

塔ノ岳に到着したのは13:30だったが、誰もいない。独り占めの山頂とは言えガスで視界も無く、風も強いので証拠写真だけ撮って早々に丹沢山へと向かう。塔ノ岳から降りだすと途端に無風になる。塔ノ岳から丹沢山は1h10mの行程とは言え、1日の最後となると疲労も溜まり、歩みも遅くなりがちだ。ポツリポツリと来ている感じがあったが、枝から落ちて来る雫ではなく、どうやら本降りになってきたみたいだ。最後の20分だけ雨に降られ、その雨の中丹沢山に到着した。

みやま山荘に到着すると本日の予約は僕等2名だけと告げられる。その後も客は無く、本当に2人で独り占めと言う素晴らしさ。小屋は新しく木の匂いのする丸太組の建物で2階が寝床になっている。丁寧にたたまれた布団がA, B, Cと三列にそれぞれ10まで番号が振られて並んでいる。B, Cは2段になっていて、Aの4番までが仕切りがあって2部屋の個室仕立てになっている。どこでも好きな所でとのことなので特別感があるA-1, A-2に陣取った。夕食の時間まで3時間以上あるけど1階の談話室には1年掛かっても読めない程の山の本が壁一面の書棚を埋めているので、全然飽きることが無い。座布団もPumoriとかAmadablamとかAnnapurnaとかが刺繍で描かれたものでヒマラヤの雰囲気が溢れている。山の本を肴にしながらK太はチョコとマシュマロと三ツ矢サイダー、僕はJack Daniel'sでゆったりと山荘の休日をくつろいで過ごした。夕食はまたゴージャスだった。

今日の道のりでかなりバテた様子が見えたK太だったが、明日は更に長いぞと言うと、全然大丈夫、蛭ヶ岳に行こう、と進んで言うので当初の計画通りに蛭ヶ岳を往復して宮ヶ瀬に降りることとした。ただ蛭ヶ岳往復時は荷物を軽くしていこう。
消灯時刻は20:30だがそれよりもずっと早く19:30には2人とも寝てしまった。

◆4/1(2日目)
夜中1:30頃に目を覚ますと月がちょうど窓を通して正面に浮かんでいた。快晴を予感させる。日の出は5:30だが、布団の中からご来光が望めるベストポジションだった。夜は消灯の後にランプに灯がともされるようだが、昨夜は早く寝てしまったので点灯されたことを知らなかった。朝起きて見てまだ僅かに灯が残っているのを見ることが出来た。朝食は土間で自炊して荷物をまとめ6:25に小屋を出た。荷物の1つ(大きい方)は小屋に預かってもらい、軽い荷だけで早い行動を目指した。とは言え先ずは昨日は撮れなかった富士山とのツーショット写真の撮影からだけど。

富士の好展望をそれほど長続きはせず、棚沢ノ頭に達する頃には雲に覆われがちになってしまった。荷が軽いせいか足取りも軽く、1h15mで蛭ヶ岳に着いた。ここまでも出逢った登山者は親子2名と単独行の方2名だけで、静かな1日が予感された。

蛭ヶ岳からは富士はともかくも南アルプスから八ヶ岳、奥秩父の好展望が手に入った。先は長いから余り長く留まらずに10分程の休憩で再び丹沢山を目指した。丹沢山には9:12に帰着できた。小屋で荷物をピックアップして宮ヶ瀬へ向かう。

最初はなだらかな丹沢山の肩と言う雰囲気だが、やがて急坂の下りになる。瀬戸沢ノ頭、太礼ノ頭、円山木ノ頭、無名ノ頭、本間ノ頭とアップダウンの繰り返しだ。特に円山木と本間ノ頭への登りが厳しい。本間ノ頭まで来ると一山超えたと言うことで大休止にした。でも、丹沢山から宮ヶ瀬は11kmあり、その1/3を来たにすぎない。ここからはほぼ下りのみと言うのが少しは元気付けになるかもしれないが、それにしてもここからまだ1000m下らなくてはならないからそれを考えるとしんどいものだ。

それでもこの登山道は変化に富んでいて楽しい道のりだった。金冷し辺りから特にそんな印象が強く、ちょっとワクワクした下り道だった。標高が下がるとスミレやサクラもちらほらと見え出して余計に和ませてくれる。計画よりも大分早く車道に出ることができた。

そこから歩道をしばらく歩き宮ヶ瀬の園地のみはる荘でお風呂を馳走になり、始発バスで帰途に着いた。平日と言うことも有りお風呂も貸切状態だった。汗泥を落としてすっきり。K太も疲れたけど充実した山行だったと喜んでくれた。次の計画は、ちょっと先になるだろうけど、是非また山に行こうとバスの中で意気投合した。

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