3年前に断念した周回縦走のリベンジ(四阿山・根子岳)
- GPS
- 06:48
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,161m
- 下り
- 1,157m
コースタイム
天候 | 絶好の登山日和(快晴微風)おまけに前日の降雪で山頂部には新雪も |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日の降雪(うれしい誤算)で下部にもうっすらと雪がついていました(午後には消えていましたが)。上部も固い凍結雪面の上に新雪がついたおかげで急斜面でも登りやすかったです(四阿山山頂付近は雪たっぷり アイゼン持って行きましょう)。 ●あづまや高原ホテル〜中尾根分岐 殆ど雪が消えています(今回はうっすら新雪がついてましたが)。牧場脇を登るので眺望も楽しめます(北アルプスがバッチリ) ●中尾根〜八合目 斜度が増しますが、ツボ足でも登れます(今回は上に新雪が乗っていたので)。凍結斜面になったら、アイゼンがないとちょっとツライかも ●八合目〜四阿山頂 新雪もあって、この時期でも雪を堪能できました。山頂への最後の痩せた稜線は斜度もあるのでアイゼンを装着しましょう。信州側により過ぎると雪庇なので注意 山頂からは近くに浅間山、草津、志賀高原、妙高、そして北アルプス、中央アルプス、南アルプス(仙丈)まで見ることができます。 ●四阿山〜根子岳 四阿から鞍部へは樹林帯の急下降。ツボ足の場合は滑落しないよう気をつけましょう。鞍部はそれまでとは一変した見晴らしの良い笹原が拡がります。四阿から見ると根子岳へは楽勝に見えますが、鞍部から見上げる根子岳は見晴らしの良さそうな稜線ですが、それなりの登り返しになるので、疲れていると厳しいです。 根子岳山頂への最後のゴツゴツ岩の回りこみはツボ足では無理。 ●根子岳〜菅平牧場管理事務所 見晴らしが良く、斜度の緩い快適斜面の下りでしたが、表面雪の下に硬い雪面があるため、調子よく下っていると、ところどころで足を滑らせてしまいます。 牧場脇までくると雪がなくなるため、ネッチョリした泥面でとても汚れました。 「雪山に行ったのにこんなに汚れるなんて」とテンションが下がるぐらい。 ●菅平牧場管理事務所〜あづまや高原ホテル 牧場内の長い水平移動って感じです。殆どが車道(未舗装)歩きなのですが、沢を越える木橋の後に歩いた車道は本当は歩行者通行禁止かもしれません。 (どうやら並行してトレランコースらしきものがあるようでしたが) |
写真
感想
2010年冬、アイゼン持参でスノーシューを履いて、菅平牧場管理事務所から根子岳に登って周回しようと挑戦しました。根子岳までは順調に登れましたが、そこから四阿へのコースが踏み跡もなく、大岩の難所でコースも判らず敗退(すぐに下山してあづまや高原ホテルから四阿山に転戦したけど時間切れ)
そして翌年冬(2011年)、登れなかった四阿山をリベンジしたけど、根子岳周回はやはり踏み跡なくピストンで終了。
周回を果たせぬまま、でもこれでここに来ることは無いなと思っていました。
ところが今回、思わぬ降雪と当日好天予報。そして山仲間からの四阿リクエストで、今回の周回縦走を無事に達成となった次第。
(もう4月だったので、雪には期待してなかったけど、山頂部は雪山のまんま、予想外のうれしい誤算でした)
出発点・あづまや高原ホテルの登山者用無料駐車場には朝7時過ぎに到着。気温はー2度。久しぶりの週末好天、そして4月の降雪直後、出発地点にもう根雪は無くなっていますが、薄く積もった雪が春先というよりも晩秋のような雰囲気の樹林帯の笹を分けて先を進むと全面に広大な牧草地とその先には四阿山。
そして、牧場脇を進むと、左手からには朝日を浴びて白い屏風のような北アルプスの連なり。
牧場を過ぎると残雪の固い雪面のうえに薄い新雪がのった緩やかな斜面を登ってほどなく中尾根分岐。ここからは斜度も上がって、時々ツボ足で斜面を蹴りこんで登る場所も出てきます。八合目への斜面途中でアイゼン(今回は12本ではなく簡易10本のハイキング用)を装着して、2100mの八合目へ。
八合目でザックを降ろして景色を楽しみながらしばしの休憩を経て、積雪も増えた斜面を登ると、ピョコっと尖がった山頂部が見える稜線部に出ました。
ここからは4月とは思えないタップリの雪を踏んでイザ山頂へ。
最後の痩せ尾根急登を越えて、痩せた雪庇の頂上部の奥にある祠部分に10時半前に無事到着。 周りに遮るもののない好展望地ながら風も無く、四囲の風景を充分に堪能し、見下ろす根子岳に向けて出発。
根子岳分岐まで戻り、分岐からの踏み跡を追って樹林帯の急降下で鞍部まで。鞍部は開けた笹原が拡がる休憩適地。ここで根子岳に登り返すためのエネルギー補給。
鞍部から根子岳への登り返しは約170m(見上げるともっとあるように感じるけど)。見晴らしの良い稜線を登り、最後の大岩が並ぶ両サイド崖の部分を気をつけながら回りこんで(最後の岩はかなり慎重にクリア)、安全なところに出てみると、最後の大岩部分が3年前に根子岳から四阿山に向かおうとして進退窮まった箇所であることが判明、やっと3年前のリベンジ達成です。
根子岳山頂は見晴らしの良い広大な展望台。あとは下りしかないので、ここでお疲れさんの一杯をやりながら大休憩。
根子岳からの下りは斜度も快適、眺望も良いんですが、調子に乗って下っていると所々で雪に乗って滑ってしまい、それを避けるために踏ん張るわで、いつも使わない部分の筋肉がパンパンに。牧場脇まで下りてくると雪もなくなり、ネッチョリした泥で靴が汚れてテンションダウン。
牧場事務所まで下りてきて、ようやく泥斜面とはお別れして、車道歩きで四阿山麓の牧場まで、長い水平移動。牧場に囲まれた長い道をひたすら1時間近く歩いて、いい加減に飽きてきた頃、牧場脇の朝通ったところにやっと到着し、そこから10分ほどであづまや高原ホテルにゴール。周回縦走は無事終了となりました。
それにしても、ここのところ3度目の正直みたいな山行が続いています。
雪の権現岳、雪の安達太良山、そして今回の周回縦走(前回目指した時とは逆周りですが)、あと残すは夏の北アルプス雲ノ平にテント泊して高天原で天然温泉を満喫すること。過去2回は何れも大雨でビショビショテント撤収で温泉に行くどころじゃないことになったんです。何とか実現したいけど日数がかかるし、これはじっくりチャンスを待つしかないねえ。
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