(過去レコ)剱岳/立山
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 2,179m
- 下り
- 2,164m
コースタイム
天候 | 5日=晴れ 6日=晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
予約できる山小屋 |
|
感想
5日の午前5時25分に扇沢着、無料駐車場に停める。
室堂まで往復割引で\8500、始発の7時半に乗り、室堂へは9時25分着。
雷鳥坂を女性二人連れが上がっており、今日は剣山荘に泊まり、明日剱岳に登ると言う。
別山乗越に着いた時、眼前に剱岳が見え、実物を眺めるのは初めてで第一印象は、深田久弥の日本百名山にある通り、『鋼鉄のような岩ぶすまの山』だった。
左の早月尾根、右の八ッ峰は何れも鋸歯状、剱岳自体は槍ヶ岳のような鋭鋒ではなく、丸みを帯びた穏やかな頂上であり、それが却って左右の鋸歯状の尾根を従えているかのよう。
百聞は一見に如かずというが、まさに剱岳の圧倒的な存在感は極めて顕著だと思う。
剣山荘に着き、小屋前で食事をしたり、剱から下山したばかりの人に状況を聞いたりした後、山荘で宿泊手続きの際、管理人に劔への往復所要時間を聞くと5時間くらいとのこと。
剱へはサブザックに必要な物だけ詰め替えて行くつもりだったが、詰め替えるのが面倒でそのまま急いで出る。
一服剱までは普通の登山道だったが、そこから前剱までは僅かの距離で標高差が200m程の急登、前剱から剱岳頂上までも標高差190m程、急登の岩場に鎖が連続していた。
頂上へ向かうには遅い時刻だったので、行き会うのは下る人ばかり。
中には「今行けば頂上を独り占めですよ!」と声を掛けてくれる人もいた。
一般ルートとは言え、場所によっては10m位の垂直に近い鎖場もあり、ある程度岩場や鎖場に慣れた人でないと危険だと思う。
剣山荘から2時間丁度、14時に登頂する。
上空の雲は展望には支障のない高層雲で、ガスはどの山にも掛かっていない。
後立山連峰の白馬岳から針ノ木岳まで逐一同定することができた。
富士山や富山湾は霞が掛かっていて見えず。
山頂には大阪から来たという、関西弁で早口でしゃべる若い人が先行していて、遅い時間で一人ぼっちの心細さを感じることはなかった。
私の後に登頂する人はなく、頂上には若人と一緒に1時間もいた。
下りは1時間半で剣山荘に戻ったが、その途中で頂上へ向かう三人連れと行き会う。
剣山荘は、山小屋泊としては’97年11月の甲武信小屋以来二度目。
私の山小屋のイメージを一変させる、とてもいい山小屋だった。
翌朝、朝食は5時半からで、6時半にトップで山小屋を出る。
天気予報は曇りのち雨、降水確率40%だったので、雨を覚悟していたが大外れ。
朝から晴れ、別山頂上に立った時、言葉では表現できない素晴らしい剱岳だった。
八ッ峰の鋭い岩峰は均整が取れ、剱岳頂上は巨大な岩のドームだった。
別山は、剱岳が登頂不可能な山、登頂禁止の山とされていた いにしえは、剱岳の遥拝所だったのではないだろうか?
稜線は少し風が強かったが、真砂岳頂上も好展望だった。
富士ノ折立は最高点の岩場へ行く道が不明、大汝山には登山者がいなかったが、雄山には大勢の登山者&ハイカーが登頂していた。
雄山頂上の神社と下の社務所で、食事をしたり展望を楽しんだりして30分過ごす。
有峰湖には湖中に島らしい所が見え、黒部湖には遊覧船が出航していた。
広義で、立山三山の一峰である浄土山は、どこが最高点か分からないような、只っ広い山頂だった。
山地図にある鳥居はなく、廃墟と化した建物の跡があった。
浄土山〜カルデラ展望台〜室堂間はルートが分かりにくい。
軍人霊碑付近であちこち歩いていたら、三人連れから「室堂へ行く道はどこですか?」と聞かれる。
展望台への急坂を下った所では、道が分からず急斜面の崖を下ったという中年のカップルが休んでいた。
室堂駅には12時前に着く。
天気予報が外れ、室堂平では大勢の観光客やハイカーが散策していた。
大観峰〜黒部平間は紅葉が見頃で、大勢の観光客でにぎわっていた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する