雲取山テント泊デビュー(鴨沢ピストン)


- GPS
- 26:56
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 1,640m
- 下り
- 1,650m
コースタイム
奥多摩駅 :7:20
深山橋バス停 :7:59
鴨沢バス停 :8:43
小袖駐車場 :9:18〜9:23
小袖乗越 :9:30
堂所 :11:12
七ツ石小屋分岐:12:05
ブナ坂 :12:52〜13:03
奥多摩小屋テント場:13:36〜13:54
雲取山山頂 :15:51
奥多摩小屋テント場:16:37
4/28(2日目)
起床 :4:30
片付け :5:30〜6:58
奥多摩小屋テント場出発:6:58
ブナ坂 :7:24
堂所 :8:27
小袖乗越 :9:43
小袖駐車場 :9:48
鴨沢バス停 :10:12〜10:22
深山橋バス停 :10:55
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小袖乗越〜堂所の登山道に道幅がせまい崖沿いの箇所があります。 今回利用したルートでは凍結や積雪は残っておらず、軽アイゼンは未使用でした。 |
写真
感想
登山を始めてからいつかはやってみたいと思っていたテント泊。
今月中旬から準備を整え、ついにテント泊デビューをしました!
初のテント泊は重荷を運ぶ時間が短いみずがき山を考えていましたが、まだまだ雪や凍結があり、アイゼンが必要そうだったので断念し、雲取山にしました。
雲取山は今年の3月に登頂し、奥多摩小屋までは歩行時間は長いけど急登がないので重荷を背負っても大丈夫と思い挑戦しました。
今回のスタート地点は鴨沢バス停からのスタートを予定していましたが、鴨沢行きのバスが1時間後であったため、手前の深山橋のバス停まで行き、そこからのスタートになりました。
深山橋は鴨沢バス停まで徒歩で20分程度でした。
前回は鴨沢バス停から小袖乗越までの坂がきつかったのでペースを落としてゆっくりと登りました。
途中、小袖の駐車場を見ましたがさすがGW。9:20頃の段階では既に満車でした。
ザックは普段より重かったのですが、この日は初めてのテント泊。
気分が高揚していたせいなのか、2回目のため道が分かっているせいかは不明ですが普段より早いペースで歩くことが出来ました。
一方で自分の同行者は女性ですが、普段は自分より歩くペースが速いのに今回は荷物の重さに苦しんでいたようで、普段よりペースが遅く、後から見ていて足が前に出ていませんでした。
その後いつものように黙々と歩き、ブナ坂に到着して休憩を取りました。
少しでも早く着いて良い場所にテントを張りたかったので、今後どうするかを検討しました。
今後の方針案は2つあり、同行者の荷物を自分が背負い同じペースで歩くか、別行動を取り自分のペースでお互い進むの二つの案でした。
ブナ坂〜奥多摩小屋までは一本道で道幅が広いことはお互い分かっていたし、前後にはまだ登山者が多く、日没を気にする時間ではないことから別行動をすることにしました。
この時、同行者の負担を減らすためペットボトル2本を預かりました。
休憩を終えここからは単独で奥多摩小屋を目指して進みます。途中富士山が見えましたが霞んでいました。
ブナ坂から30分ほど歩くとついにテントが見えました!!
歩き始めて5時間弱ようやくたどり着いたテント場には既にたくさんのテントが張られていました。
テントの設営場所を探しましたが、既に良い場所は無かったので、斜面にテントを張ることにしました。
候補地の検討を終えたころに同行者も到着したので、早速テントの設営に取り掛かりました。
斜面であるためテントマットが滑るので銀の面を裏側にしました。
テントの購入時にテントの張り方とフライシートの張り方は教わりましたが、ペグの使い方は教えてもらっていなかったので、ロープの固定の仕方が分からず困りました。
とりあえず近くにエアライズと思われるテントがあったので、ペグの使い方をこっそりと観察させてもらい、一応それらしく張りました。
購入時は狭いと思っていましたが、実際に利用してみると特に狭いとは感じませんでした。
ただし、同行者はせまいと思っていたとのこと。
お互い160cm前後の身長ですが、寝るときはザックに足を置いて寝ることになりました。
前室は登山靴2足を置くことが出来たので十分なスペースでした。
30分程休憩しましたが、ショルダーベルトが脇に食い込んでいたのか痛くなっていました。
また、肩も痛かったです。
休憩の後は荷物を置いて、軽装で雲取山の山頂を目指しました。
ストックを突くたびに肩が痛くて大変でした。
空身だから山頂まで楽勝だろうと思っていましたが、想像以上に疲労が溜まっていてつらくなり山頂を目指したことを後悔しました。
また、テント装備を背負って雲取山荘を目指すのは今の自分には無理だと再認識できました。
山頂へは15:51に到着しました。富士山は見えていましたが南アルプスは見えませんでした。
山頂からの景色を楽しんだ後は奥多摩小屋目指して下山開始。
登りに比べてはるかに楽でした。
テント場で夕食の仕度をしているとけたたましい音がしたので何かと思っていたらヘリコプターでした。
ヘリポートまで見に行こうかと思いましたが、疲れていたので止めました。
その後救助隊らしい人も走っていきました。
テント泊では、食事の準備にかける時間は十分にあるので豪勢にしたかったのですが、軽量化のため棒ラーメンになりました。
寂しい夕食ですが、美味しかったです。
ご飯を食べ終わった頃に大きな声で何か言って回っている人がいて何を言っているのか聞いていると「要救助者と同じパーティの者です。お騒がせして申し訳ありませんでした。意識も戻りました。」と言っていました。
結構大事だったみたいです。
夕食の後、暗くなる前に水場へ水汲みに行きました。
徒歩5分とのことだったのでサンダルで行きましたが、ここは山。
登山道と遜色ない道でサンダルだと歩くのは危険でした。
石にひっかかりサンダルは脱げるし、健康サンダルみたいなものだったので足が痛いし、水場の周りは水で濡れていたため靴下を脱いで歩くことなるしと大変で、紐を結ぶのが面倒でも登山靴を履いてくれば良かったと後悔しました。
ご飯の後は夕焼けを待ちました。
空一面が赤く染まるのを期待していましたが、そんなことも無く微妙な感じでした。
夕焼けは駄目だったので星に期待しようと夜を待ちましたが、夜になると外の気温が急激に下がりました。
あわてて持ってきていた防寒服を着ましたが、吐く息は白く真冬の寒さでした。
外は寒いものの、テント内は外の寒さとは関係なく快適でした。
また日没と共に風が強くなりテントは常に強風であおられていました。
テントが飛んでいかないか心配になりました。
また昼と夜の違いに驚きました。
楽しみにしていた星は綺麗でしたが外の寒さに耐え兼ねてじっくり見ることは出来ませんでした。
20時頃明日に備えて寝袋に入りました。
幸い自分の周りには大声で話す人などいなかったのですが、登山者のヘッドライトがテントを照らすのが気になりました。
自分は防寒着を着込んだままだったので暑いぐらいで寒さを感じず朝まで熟睡できましたが、同行者は寒くて寝れなかったとのことでした。
ソフトシェルやレインウェア、カイロと温まるための道具はまだ有ったのに使わなかったらしいです。
何故使わないのか聞いたら、「寝てれば温まると思った」とのこと。
シュラフの中で寒いと思ったらすぐ着た方が良さそうだなと思いました。
朝は物音で目が覚めて4:30頃に起床
相変わらず外は寒かったです。
霜柱も出来ていました。
結露を心配していましたが、テント内に結露はしていませんでした。
まだ月も明るい感じで日の出を待ちました。
東の方は木に囲まれていたけどなんとか日の出を見ることが出来ました。
この時富士山を見ると朝日を浴びてわずかにですが赤く染まっていました。
初めてみた光景だったので重い荷物を運んだ苦労が少し報われました。
朝はコーヒーとパンを食べました。
寒いのでコーヒーは暖まりました。
5時30分ぐらいからテントの片付けを開始して6時58分に片付けと出発準備完了し、鴨沢バス停を目指して下山開始。
この時間でも風は冷たかったのでフリース+ソフトシェル+ネックゲイター+ニット帽+手袋で歩き出しました。
ブナ坂の分岐まで風が強く寒かったです。
ここを過ぎたら風も弱くなり、暑かったです。
この後すれ違う登山者が多くなりましたが、テント泊と思われる人が多かったです。
今回は奥多摩小屋スタートだったので余力を残して鴨沢バス停に到着。
バスが来るまで時間があったので深山橋まで歩いてバスに乗りましたが、混雑しており座れませんでした。
大変なことも増えるけど、テントで過ごすのは楽しかったのでまた挑戦してみたいです!
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