【東海自然歩道】北丹沢縦走（西野々〜西丹沢自然教室）
shokunpapa
- GPS
- 09:15
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,981m
- 下り
- 1,725m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
7:40 焼山登山口からの道と合流
9:15-25 焼山
10:08 黍殻山
11:08-10 姫次
11:26-12:00 袖平山（昼食休憩）
12:51-56 風巻ノ頭
13:52-55 神ノ川（トイレ休憩）
13:58-14:04 神ノ川ヒュッテ
15:24-28 犬越路
16:25 用木沢出合
16:45 西丹沢自然教室
■所要時間：9時間15分
■歩行時間：521分（小休止を含む、昼食休憩を除く）標準CT（560分）の0.93倍。
■距離：22.13km（東丹沢詳細図、西丹沢詳細図の実測区間距離の合計+800m）
■累積標高差：+1,980m.-1,730m（地形図読み取り）
■行程量（下り100m=1Pに補正）：22.13/0.5+1980/50+1730/100=101.16P（★★★★）EK50.58
■ラップタイム：5.15分/P（マイペース登高能力：+437m/h、ランク�供法壁現�CT：5.54分/P、+406m/h）
■エネルギー定数：521*0.03+1980*0.01+1730*0.001*0.6+20.6*0.3=42.648（ルート定数：560*0.03+.....=43.818）
■山のグレーデイング：5B
■消費カロリー：42.648*(78.5+(11.8+8.7)/2)=3,785kcal
※各指標の説明を、プロフィールの欄に書いています。
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
津久井神奈交バス 6:20 橋本駅北口→6:52 三ケ木（乗継）6:55→7:14 西野々 420円+320円 （帰り） 富士急湘南バス 17:05 西丹沢自然教室→17:48 谷峨駅 740円（Suica/Pasmoのバス特典チケットが100円分貯まっていたため、実際にはこの額から100円割引になりました。） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■焼山への道は、急斜面部分がつづれ坂になっていて登りやすくなっています。一部区間は石畳の道なっていたり、階段が設置されていたりして整備がされています。5月から11月にかけてヒルが出るようですが、今回はその前だったのと、路面が乾燥していたため問題ありませんでした。念のためスパッツをつけて登りました。 ■姫次までは緩やかな登りの道が続きます。巻き道からそれて黍殻山へ登りましたが、黍殻山へ登る道は一部が木の根道になっています。姫次から袖平山へはアップダウンを繰り返します。 ■袖平山(1432m)から神ノ川(550m)まで、単純標高差で880mを下ります。急な下り坂で、浮石も多いので、石を下に落とさないように注意する必要があります。風巻ノ頭(1077m)の手前で3ヶ所の登り返しがあります。下まで下りてきて川に掛けられた橋を渡り、少し登り返すと林道に出ます。林道を約10分歩いて神ノ川園地に着きます。 ■犬越路への道は、初めはコンクリート舗装の道、後は急な上り坂になります。標高差が約500mあるので、それなりに時間がかかります。 ■犬越路から用木沢に下りるまでは、急な下り坂が続きます。石ころが多いので、石を落とさないように注意する必要があります。用木沢沿いの道は、平坦ですが、河原の石の中を歩いたり、木橋を渡ったり、桟道を通ったりします。 ■用木沢出合から西丹沢自然教室へは車道を歩きます。 ■西丹沢自然教室からバスで13分の中川に「ぶなの湯」があります。大人2時間で700円。 http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/contents_detail.php?frmId=241 ■西丹沢自然教室発のバスは、土日は14:40,15:40,16:25,17:05とあり、その次は18:58発の最終バスまで時間が開きます。（富士急湘南バスのHPで最新情報をご確認ください。） なお、今年の5月26日(日)に西丹沢の山開きが予定されており、晴れればこの日だけバスが増便されます。 ■今年の7月7日(日)に、今回歩いた区間の一部を含めて、第15回北丹沢12時間山岳耐久レースが開催される予定です。 |
写真
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今日のコースは、西野々から山岳地帯を越えて神ノ川園地に下り、さらに犬越路を越えて西丹沢自然教室に至るコースです。最近の東海自然歩道はこのコースの他に、楽なバイパスルートも指定されています。
ゲートの前は路駐スペースになっています。
感想
東海自然歩道の北丹沢の区間は、交通の便や距離・標高差などの点で、途中で山小屋に宿泊しないと歩きにくい区間です。
2008年の秋に高尾山口から中央線の相模湖駅、さらに相模湖駅から嵐山、石老山、石砂山を経て西野々まで歩いた後は、次の区間に進むことになかなか決心がつきませんでした。
また、縦走に使う公共交通機関も限定されています。特に津久井の山奥に行くバスは1日2便と少なく、土日祝日の朝は橋本駅北口発6:20の三ケ木行きのバスに乗り、三ケ木で6:55発の月夜野行きのバスに乗り継ぐしかありません。（西野々より先の東野へ行く場合は、中央線藤野駅からのバス便もありますが。）
帰りも西丹沢自然教室発新松田駅行きの最終バスが18:58発と比較的遅くまでありますが、その前は17:05発と、私の足では間に合うかどうかわからない時間に設定されていました。
途中の神ノ川ヒュッテに宿泊するなら何も問題はありませんが、休みの日に自分の遊びのために2日も家を空けたら家庭崩壊になりかねず、日帰りで行くしかありません。日が長くなり、蛭が出る前に行くには今しかないので、ようやく決行しました。
4年半ぶりに西野々に降り立ちました。この日の朝のバスは、焼山登山口で3人、西野々で私を含めて2人が下車、さらに奥の東野方面に行く人が5人ぐらい乗っていました。朝が早いためか、あるいは北丹沢だからか、GWなのに人は少なめです。
トイレを済ませ、蛭避けのスパッツを付けて7時30分に西野々をスタート。入口には東海自然歩道の立派な看板が立っています。看板に書かれた距離表示では、姫次まで8.6km、神の川まで14.0km、西丹沢自然教室まで20.6kmありました。
スタートしてすぐに鹿よけの柵があり、扉をあけて入ります。朝の明るい日差しが差し込む林道を歩くのは快適でした。しばらく行くと、左手の小道に入ります。ここにヤマビル注意の看板が立っていました。丹沢の東部は蛭が多く、5月から11月頃の雨に濡れた日は要注意です。今回は晴れの日が続き、道も乾燥しており、蛭にはお目にかかれませんでした。
谷を渡って少し登り返した所で、焼山登山口からの道に合流しました。焼山への登山道はしっかり整備されていて、石畳や、木の階段、つづら坂などになっており、歩き易くなっています。スギ林から広葉樹林に変わる所では、新緑の若葉が出そろい、森の中が鮮やかな萌黄色に染まっていました。
焼山には予想時間(2時間)よりも早く1時間45分で到着しました。このペースで行って、袖平山12時、神ノ川14時、犬越路15時半に出発できれば、西丹沢17:05発のバスにもぎりぎり間に合うので、小休止を10分で切り上げて出発しました。
本当はもっとゆっくりしたかったのですが、この後も小休止の時間を切り詰めることになりました。
次の黍殻山の頂上にも登りましたが、頂上には雨量計が設置されており、一度来ればいい場所でした。ここは休憩もとらずに通過しました。
高度が上がってくるとクマザサとブナ林が目立つようになり、快適な道が姫次まで続きます。この道沿いから袖平山の先までの間に、トレイルランナーの方々と多くすれ違いました。北丹沢12時間山岳耐久レースの試走をしているようでした。姫次に来ると眺望が開け、富士山がいきなり大きく見えました。姫次から袖平山にかけては、眺望の良い道が続きます。
袖平山の山頂に立ち寄った後、登山道沿いのベンチで昼食をとりました。ここからは、ちょうど蛭ヶ岳から檜洞丸にかけてのアップダウンのある稜線が真っ正面に見えます。まだ一度も行ったことのない区間ですので、お泊り山行が解禁になるか、神ノ川から日帰りで蛭ヶ岳・檜洞丸を周回できる体力がつけば、歩きたいと思います。
ちょうど12時に袖平山を出発。ここから神ノ川までの下りが大変急です。最初は地滑りか土石流でえぐられた跡の横を下って行きます。その先、道は石コロ混じりになり、しかも急な下り坂が続きます。下に石を落とさないように注意が必要な区間です。因みに、北丹沢12時間山岳耐久レースではこの区間を逆方向の登りに使っています。
ようやく神ノ川に到着したのは14時少し前でした。きれいな公衆トイレが設けられています。神の川ヒュッテでは追加でポカリスウェット500mlを購入(200円)しました。犬越路まで1時間半で行けるかどうか小屋の方に尋ねたところ、「行ける」とのことで安心しましたが、今日の疲労の具合で実際にどれだけかかるかはまだわかりませんでした。
犬越路までの最後のひと踏ん張りの標高差500mの登りは、最初はコンクリート舗装の道、中盤は急な坂道、後半は谷間のガレ場を登る道へと続きます。何年か前の台風で大きな被害が出ましたが、その後の修復がされてかなり良くなったようです。私の歩くペースから考えても1時間に500mも登れるわけがないので、一定の時間がたてば着くものと考えて足を前に出すだけでした。結局、犬越路まで1時間20分かかりました。何とか通常のペースを保てましたが、神ノ川ヒュッテで追加した飲料は犬越路に着くまでに全部飲み干してしまいました。
後は西丹沢自然教室まで下るのみです。ここで怪我をしたら元も子もないので、用木沢への急な下り坂は慎重に下りました。
17時前にようやく西丹沢自然教室に到着できました。今回は時間に追われる山行になってしまいましたが、何とか無事に目的を達成することができました。この日一日、新緑の爽やかな森の中を歩けたことが大変良かったと思います。
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shokunpapaさん、はじめまして。
本レコのコース後半の一部を、２日前に歩きました。自然歩道の名の割に、袖平山から神ノ川への下り、結構急で疲れました。この当り、1,000mチョイ下は新緑真っ盛りですね。
実は、shokunpapaさんのレコ、幾つか前から気になっていたのです。それは、コースタイムの下に書いてある各種数値化データです。特に行程量は、ほぼコース固有値にできるのではと。距離や標高はわかっても、自分のピッチがわかっていれば、これを目安に所要時間を予想できそうですね。でも、問題がひとつ。累積標高差を地形図読み取りとは、ちょっとアナログですよね。ものぐさな小生にはちょっと
odaxさん はじめまして
行程量を計算するようになったのは、時間オーバーで日が暮れるのを防ぐことと、コースのおおよその体力度を知ることが目的です。
地形図からの累積標高差の読み取りについては、確かにアナログですね。紙の地形図を入手するか、入手できない場合は国土地理院ＨＰの「ウオツちず」の画面を開いて、該当地形図の等高線を読み取らなければなりません。実際に歩く前に地図で読み取り作業をするので事前に計画コースの状況を把握できるというメリットはありますけれども。
私はＧＰＳの受信器を持っていないので、機械の詳しいことはわかりませんが、ＧＰＳの場合、最近のカーナビを見てもわかるとおり、位置については非常に正確に出ますが、高さ方向については誤差が大きいと言われています。
高さ方向の誤差がどうして出るのか、受信器に発生するノイズの問題なのか、衛星からの電波の問題なのか、高さを測定する基準面が違っているのか、そもそも日本の上空にある測位衛星が少ないのか、詳しいことは知りません。また、高さ補正の計算式でもあるならいいですが、その方面も詳しくなくてごめんなさい。なお、高度計のように気圧の変動から高さを推定して補正する方法は普及しているようです。
ＧＰＳでの正確な高さ測定がどうしても難しい場合には、次善の策として、詳しい標高数値データをＧＰＳ受信機に取り込んで補完することが考えられます。（そのようなデータ取り込み機能のあるGPS受信機があるといいのですけれど）
国土地理院の基盤地図情報に、北方四島以外の全国の１０ｍメッシュ（都市部では５ｍメッシュ）の標高数値データがあります。こういうデータが活用できるならば、地べたでＧＰＳを使う分には問題がなくなると思います。
（追補）
カシミール３Ｄの中に、ＧＰＳログの編集機能があり、トラックポイントの標高の修正ができるようです。
ＧＰＳで測定した生の標高データを、その地点の地図の標高データに書き換えることが可能で、地図の標高データについては、もともとソフトに含まれている５０ｍメッシュの標高数値データだけでなく、上記の国土地理院の基盤地図情報の標高数値データをダウンロードして使うことも可能とのことです。
ＧＰＳの受信機の中で自動的に書き換えるのではなく、パソコン上での編集作業（まずはトラックポイントのブレの修正をした上で、トラックポイントの標高を一括修正）が伴いますが、かなり正確なデータに修正できるようです。
（再追補）
スマホ用GPSアプリのジオグラフィカでは、GPSの測定標高データをそのまま使わずに、トラックポイント位置の基盤地図情報の標高数値データ（標高タイル）に自動的に置き換えているようです。従って、トラックポイントのブレの修正さえ行えば、こちらもかなり正確な標高データが得られます。
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