金剛堂山周辺大周回（そばかど峰へ寄り道）
osamuin
体力度について
- GPS
- 12:30
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 1,295m
- 下り
- 1,293m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
| 天候 | 晴れ後曇一時ホワイトアウト・強風後晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・百瀬川林道：今回は雪の状態が良好な夜間に通過しています。 モナカ雪。トレースは日尾谷出合の橋まである。そばかど峰の登山者のもの。 そこから上流はなし。今年は雪が多く山側からのバームクーヘン多数。 林道を横切り百瀬川に流れ込む雪崩もあったが大規模なところはない。雪が載って通行できる。 クトーは使わなかった。 標高を上げるに従って斜め斜面が多くなるが問題なし。 ただし、気温が高いときは通過しない方が良い。 東俣峠手前は雪が多くなり谷の形状が同じに見える。GPSがあった方が良い。 東俣峠の避難小屋は雪に埋もれているが入口付近は空間が空いていてシャベルでドアの雪を除いて入室。ここで早めに食事にして暖を取って助かりました。 ・東俣峠〜前金剛 峠から標高を上げるとブナの疎林となり林道ショートカット、 この辺から南風が強くなりガスが掛かり始める。雪が重くなりシールに団子ができるときも。アップダウンの尾根歩きが主体。標高1600mから上は強風＆ホワイトアウトに近くなる。 ・そばかど峰 前日のスノーシューのトレースあり。 最初のポコは西側から巻き。帰りも利用。 一部、クラストした斜面がありクトー利用。 なんとか視界が利くうちに登頂できた。 ・前金剛〜北方稜線 前金剛南側の雪の段差が小さいところをダウンして下降開始する。 序盤はパウダー斜面で快適に進む。直前に2名がエントリーしていたのでそのトレースを追う。途中から晴れてきて周囲の山々が見えだした。 P1473は、先行者のトレースがあったので西側をカに足で乗り越える。 P1441は西側を巻いて突破。ただし、手前でシールを貼った方がいいかもしれない。 P1406手前のポコでシールをはりP1406ピークで外して鞍部まで滑りこむ。 ここでもう一回シールを貼りP1384に乗り上げる。ここから滑走モードで滑りP1352は西側から巻き処理。鞍部から杉林を抜け、スノーバレーゲレンデに出る。 すでに重い雪で板が回らない。休み休み下る。標高1150m辺りの正面の急斜面は雪割れが始まっていてスローダウンしたが10�僂曚苗世鵑澄� 下部も重い雪で駐車場まで修行となる。 |
写真
日尾谷の橋からトレースが来ていた。そばかど峰の登山者のものだろう。林道方面はノートレース。今日は長距離、ゆっくりスタートで林道をそのまま進む。
1
手袋も交換。
ここからが本番。まずは、そばかど峰へ。
前金剛到着、ガスと強風の中だ。登山者が続々上がってくる。疲れはあるが問題なし。風は強いが天気は晴れそうだ。
そのまま縦走に入ろう。
1
疲れはあるが問題なし。風は強いが天気は晴れそうだ。
そのまま縦走に入ろう。
P1441を巻くが疲れたのでシールを付ける。
感想
今回は以前から行いたかった周回コース狙い＋そばかど峰ピークハントの組み合わせを山スキーで実施することが目的だった。
当日の最高気温が平地で15℃を超えるとあって、雪がフレッシュな内に距離を稼がねばならないと予想。デブリランドの百瀬川林道も深夜帯なら問題ないだろう。
自宅を出るときは気温2℃、栃折峠手前もほぼ同じくらいだったが、利賀村に入ると急に気温が低下して−2℃、星空で放射冷却だ。
深夜の百瀬川林道を遡る。モナカ雪でラッセルの負荷は小さいがとにかく長く単調な林道歩きになるかと思ったがバームクーヘンが多く結構緊張しながら通過する。
標高を上げると雪の量が増え斜め斜面も出てくる。峠手前は風が強いようで吹溜りなどで道が分かりづらい。まさかGPSでルーファイするとは思わなかった。
4時間を超える林道歩きを終えて東俣峠に到着。避難小屋は雪の下で利用はダメかと思ったがドア周辺は空いていてスコップで除雪して入ることができた。
お湯を沸かして食事をする。まだまだ先があるので、できるときにしておこう。
今回は長時間のパワーマネジメントが肝心だ。
食事を終えて外に出ると空が明るかった。
スキーを履き、林道跡を登り出す。しばらく行くとどこでも歩けるようになり林道ショートカットだ。やがて尾根らしくなり、標高1500mを超え、そばかど峰の分岐点に達する。金剛堂山方面からスノーシューのトレースがあった。昨日のものらしい。
そばかど峰往復。手前にポコがあり、先行者は稜線を歩いていたが左側から巻いてトレースを仕上げる。途中のトラバースで固い斜面が出てきたのでクトーを装着。稜線に復帰するとそばかど峰はすぐだった。天候が悪化傾向で標高の高い金剛堂山はすでに雲の中。おまけに南風が強い。今日は山岳会の三人が北から来るが、山頂は早々に辞す。人形山、三ヶ辻山方面は晴れている。分岐点まで早めに到着。そこからアップダウン気味の尾根を進む。
気温が上昇してシールに団子ができ始めた。しばらくは我慢だ。
標高1600mを超えると雪庇の稜線となる。天気が良いと素晴らしいところだがこの日は視界が奪われ風で寒い。1600m帯は早めに抜けた方がいいと判断して休まず進む。奥金剛を超えると登山者やスキーヤーとすれ違う。中金剛の坂はエネルギー不足でやや疲れが出たが勢いで前金剛まで進む。スノーシューの登山者が多いようだ。
さて、時間的余裕が十分あったので北方稜線に入ろう。直前に二人組がエントリーしていった。風が強いが標高を下げると天候が良いようだ。
強風の中、シールを取る。今回もトップレススキン、スクレーパーで外す。
滑走モードにして雪庇の段差が小さいところから下降。しばらくはトレースを追い快適斜面だ。天候が急激に回復、白木峰や仁王山など見えだした。稜線の山並みも良く眺められた。
しかし、人生と同じで甘くはなかった。最初のピークはカニ足で超える。次のピークで二人組を抜いて西側を巻く。気温が上昇して暑さがぶり返す。
またまたポコが出てきたので、シールを貼って乗り越える。
P1406からは100m落とすので、ここでシールを取りP1384の鞍部へ滑り込む。
ここで再びシールを貼る。またまた修行となってきた。
暑い中、100mの登り返しだ。いつもながら、ここが一番こたえる。
P1384で滑走モードにして最後のP1352も巻きでこなす。杉林を汗を掻いて抜けてようやくスノーバレー利賀のゲレンデに出た。
雪はすでに重くここも修行。中間の大斜面は雪割れができ始めていた。
下部はさらに重く休み休み滑ってゴールとなった。
今日も終わってみれば面白い一日であった。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
関連する山／近くの山
金剛堂山の最新記録
金剛堂山（前金剛）の最新記録
そばかど峰の最新記録
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する