槍ヶ岳(中崎尾根を登る)

2013年04月30日(火) 〜 2013年05月04日(土)

• GPS: 70:57
• 距離: 14.1km
• 登り: 2,043m
• 下り: 1,004m

コースタイム

初日　 1250新穂高温泉-14:30白出沢出合

2日目　7:00白出沢出合-8:30滝谷出合-9:30槍平13:3中崎尾根2500地点

3日目　5:20中崎尾根2500地点-7:20千丈乗越-9:30槍ヶ岳山荘-10:10山頂-
　　　 11:00飛騨乗越−12:30中崎尾根2500地点-14:30槍平

4日目　7:30槍平-11:10新穂高温泉

天候

曇り〜雪〜晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

槍平までは雪道なるもトレースしっかりあり。ワカンを持参したが全過程で使用せ

ず。

今回はトレースをはずさないかぎり軟雪に埋もることもなかったが、今後気温の上

昇とともに悪戦必至も予想される。

中崎尾根は入山者ほとんどいないもようだが、視界不良でなければ問題なし。

写真

4/30 13:44

新穂高平小屋、今日は無人です

4/30 15:13

初日のテント場、白出沢出合。「キャンプ禁止」の看板がありましたが、冬季は無礼講かな？

5/1 7:05

2日目、滝谷出合へ向けてどんどん進みます

5/1 7:32

5/1 7:35

5/1 8:28

滝谷避難小屋。扉が凍って重かったのですがなんとか開きました。この時期なら使用可能です。

5/1 8:33

かの滝谷。つわものどものトレースありました。いつか登ってみたいなぁ！でも無理です。

5/1 9:30

槍平への過程

5/1 9:37

槍平冬季小屋。2階から入れます。

5/1 10:52

中崎尾根に向かいます。

5/1 13:32

やったぁ〜！中崎尾根到着。でもガスって穂高方面は見えませんでした。

5/1 14:54

今日のテン場、中崎尾根2500m地点。絶景のサイトです。

5/2 5:16

3日目、モルゲンロードの穂高連峰、最高っす！

5/2 5:17

3時起床、5:10出発

5/2 5:17

中崎尾根

5/2 6:06

千丈乗越に向かってどんどん進みます。

5/2 7:17

核心の千丈乗越へ。ルートの取り方で難易度が変わります。

5/2 7:24

5/2 7:24

やったぁ〜

5/2 9:23

恐怖のニセ槍を乗り越えて、ついに槍ヶ岳直下まで来ました。

5/2 9:33

槍ヶ岳山荘にて。ここにテントを張った人に撮ってもらいました。小屋番の人たちは屋根の雪降ろしで大忙しでした。

5/2 9:34

前日は好天ではなかったものの10人位宿泊したそうです。

5/2 9:34

いざ山頂へ

5/2 10:10

念願の積雪期、槍ヶ岳山頂です。

5/2 10:10

祠も立派に健在です。

5/2 10:11

北鎌尾根をのぞむ。

5/2 11:03

飛騨乗越

5/2 11:04

飛騨沢を下降、2500m地点から中崎尾根にトラバースしテントを回収。登り4時間が下り1時間半でした。

5/2 14:01

中崎尾根2500m地点でテントを回収し、強引に飛騨沢に下降。1時間で槍平に着きました。

5/2 14:02

槍平付近から飛騨沢をのぞむ。

5/3 7:18

5/3 7:18

槍平、本日のテント場です。

5/3 7:26

5/3 7:44

チビ谷（ブドウ谷？）のデブリ。

5/3 8:40

登りのパーティー。この日は連休初日とあってか40〜50人の登山者とすれ違いました。

5/3 10:28

ゴール間近、穂高平小屋。ちょうど小屋明けのために主人？が来ていました。

撮影機器：

DMC-FX66 Panasonic

感想

ayumu20

ゴールデンウィーク後半の4連休、多くの入山者が予想される槍ヶ岳・槍平ルート。その直前、天候安定しているらしいので槍ヶ岳山頂を一人じめすることと、2度敗退した中崎尾根ルートからの登頂をめざして年休をとって東京からいざ出発。白出沢出合〜槍平〜中崎尾根〜2500m地点と順調。核心の千丈乗越、右手に急斜面の雪陵ルート、左手に岩陵、迷ったがルートを左手にとる。やさしくはなかったがなんとか千丈乗越にたどりつく。晴天、風弱し、ただしこの後の恐怖は微塵も感じなかった。西鎌尾根を順調に槍方面へ。ところがその直前に小なりながら先の見えないほぼ垂直の岩峰が立ちはだかった。左を巻くか垂直に登るかで大いに迷うが残置ハーケンが見えた後者をとる。しかし登ることはできても下ることはできないルート。エエイヤと登り切り何とか槍の肩にたどり着く。ここまで全精力使い果てヘロヘロ状態。何とか山頂を往復し（山頂一人じめ！小屋の前で一人の登山者と会っただけ）下山を別ルートにとる。まずは飛騨乗越経由で急斜面の飛騨沢を下降、強烈な日差しと360度の照り返しで顔面ヒリヒリ状態。途中2500mあたりから中崎尾根へ向けてトラバース。テントを回収し強引に再び飛騨沢に下降、登り4時間が下り1時間半でした。最終日、槍平に幕営、翌日下山。なんとも優雅で？スリリングな4日間でした