記録ID: 2925334
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山滑走
北陸
巻機山BC/米子沢滑降
2021年02月13日(土) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,685m
- 下り
- 1,680m
コースタイム
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2/13時点の状況 (降雪後2日経過) 今回は山頂までシール登行。井戸の壁下からクトーを終始装着しました。 井戸の壁はスノーシューのトレースとシュプールがあり、 前日の日射で下部は薄くモナカ雪、上部ではやや改善して湿雪。 概ね自分でジグを切ってトレースを付けました。 八合目付近の急坂は氷雪面が点在しており転滑落注意。 米子沢は雪崩注意。(午前だと主に右岸寄り) 大滝付近は新しい大規模なデブリ帯あり。 |
その他周辺情報 | 直帰しました。 |
写真
3:10 西谷後バス停付近(570m)出発
出発時から冷え込み弱い。既にお二人先行されていました。
今冬は積雪豊富で林道の痕跡なし。
前日のスノーシューとスキーのトレース、そしてシュプールがたくさん。
昨冬は雪切れで板を外した2つの橋も大量の積雪。
3:50 桜坂駐車場(730m)
大量の積雪に覆われた駐車場で小休止し、井戸尾根に向かう夏道に沿うトレースへ。
井戸尾根の急登が始まるところでクトーを装着。このあと山頂まで付けっぱなしで行きました。
クトー装着時に単独のスキーの方と出会いました。すごくペースが速くどんどん登っていかれました。
井戸の壁は荒れていて安定したトレースを追えず、概ね自分でジグを切って登りました。
積もった雪は柔らかい湿雪で、スキーを踏みつけつつステップを確保しました。
急斜面との格闘の末に傾斜が緩み、五合目を通過したことを察しました。
夏道より少し西を辿っているようでしたが、六合目辺りで合流するので問題無し。
傾斜が緩んできたところで、井戸の壁では避けていたスノーシューのトレースも活用しました。
この辺りで薄明るくなってきました。
6:05 五合目と六合目の間(1,320m)で夜明け ※当写真
標高を上げてやや風が出てきますが、それでも2月と思えないくらいの気温と穏やかさ。
出発時から冷え込み弱い。既にお二人先行されていました。
今冬は積雪豊富で林道の痕跡なし。
前日のスノーシューとスキーのトレース、そしてシュプールがたくさん。
昨冬は雪切れで板を外した2つの橋も大量の積雪。
3:50 桜坂駐車場(730m)
大量の積雪に覆われた駐車場で小休止し、井戸尾根に向かう夏道に沿うトレースへ。
井戸尾根の急登が始まるところでクトーを装着。このあと山頂まで付けっぱなしで行きました。
クトー装着時に単独のスキーの方と出会いました。すごくペースが速くどんどん登っていかれました。
井戸の壁は荒れていて安定したトレースを追えず、概ね自分でジグを切って登りました。
積もった雪は柔らかい湿雪で、スキーを踏みつけつつステップを確保しました。
急斜面との格闘の末に傾斜が緩み、五合目を通過したことを察しました。
夏道より少し西を辿っているようでしたが、六合目辺りで合流するので問題無し。
傾斜が緩んできたところで、井戸の壁では避けていたスノーシューのトレースも活用しました。
この辺りで薄明るくなってきました。
6:05 五合目と六合目の間(1,320m)で夜明け ※当写真
標高を上げてやや風が出てきますが、それでも2月と思えないくらいの気温と穏やかさ。
傾斜が緩み、最大の難所の急斜面を越えました。
それでも前巻機山に辿り着くまでは我慢の登りが続きます。
この時、直登されていく登山者の方を見かけました。
スキーでジグザグに登るより、ここは歩きのほうが圧倒的に早そう。
それでも前巻機山に辿り着くまでは我慢の登りが続きます。
この時、直登されていく登山者の方を見かけました。
スキーでジグザグに登るより、ここは歩きのほうが圧倒的に早そう。
8:08 巻機山避難小屋(1,800m)
2階建ての一軒家くらいの大きさの避難小屋がほぼ雪に隠れています!
ここはほぼ無風で温かく、最後の小休止をとりました。
ここから米子沢へ滑走されたシュプールを確認。
2階建ての一軒家くらいの大きさの避難小屋がほぼ雪に隠れています!
ここはほぼ無風で温かく、最後の小休止をとりました。
ここから米子沢へ滑走されたシュプールを確認。
9:00 巻機山山頂(1,967m)到着!!
所要5時間50分。昨冬より50分も短縮しての登頂でした。
途中の換装が1回クトーを付けただけだったことが大きかった。
スキーのまま登れたことが本当に嬉しい登頂でした。
山頂はさすがに暖かさはないものの、風は比較的穏やかでした。
所要5時間50分。昨冬より50分も短縮しての登頂でした。
途中の換装が1回クトーを付けただけだったことが大きかった。
スキーのまま登れたことが本当に嬉しい登頂でした。
山頂はさすがに暖かさはないものの、風は比較的穏やかでした。
仙ノ倉山、平標山の眺望も見事。
平標山は先月滑り損ねたヤカイ沢のリトライに行きたい。
山頂滞在中、数人の山スキーヤーの方々とお話ししたうえで、
今日は自分も米子沢を滑降することを最終的に決めました。
背中を押していただきました皆さん、ありがとうございました!
この場をお借りしてお礼申し上げます。
10:23 巻機山山頂出発
山頂からほぼ真南に向けて広大な斜面へと入っていきます!
平標山は先月滑り損ねたヤカイ沢のリトライに行きたい。
山頂滞在中、数人の山スキーヤーの方々とお話ししたうえで、
今日は自分も米子沢を滑降することを最終的に決めました。
背中を押していただきました皆さん、ありがとうございました!
この場をお借りしてお礼申し上げます。
10:23 巻機山山頂出発
山頂からほぼ真南に向けて広大な斜面へと入っていきます!
板を掴まれる感触はしばらくして無くなったものの、重い雪は変わらず。
もう雪山用のハードウェアは暑くなってきてベンチレータ全開に。
右岸側からはポロポロと雪が落ちてくるので、雪崩を警戒してできるだけ左岸寄りに滑りました。
もう雪山用のハードウェアは暑くなってきてベンチレータ全開に。
右岸側からはポロポロと雪が落ちてくるので、雪崩を警戒してできるだけ左岸寄りに滑りました。
13:05 桜坂駐車場料金所付近(730m)
道なりに滑っていくと見覚えのあるところに出てきました!
無雪期は料金所となる建物が屋根だけ見えてます。
ここで登りのトレースと合流。無事に周回を終えた瞬間でした。
快晴の下での雪山を見上げて、最後の小休止を入れました。
道なりに滑っていくと見覚えのあるところに出てきました!
無雪期は料金所となる建物が屋根だけ見えてます。
ここで登りのトレースと合流。無事に周回を終えた瞬間でした。
快晴の下での雪山を見上げて、最後の小休止を入れました。
13:32 西谷後バス停付近(570m)到着!!
懐かしいスタート地点に戻ってきました!
途中で立ち止まりながらでも、桜坂駐車場から15分の林道下りでした。
遠く高くなった山頂の稜線を見上げつつ、充実感に満たされて行程完了です。
懐かしいスタート地点に戻ってきました!
途中で立ち止まりながらでも、桜坂駐車場から15分の林道下りでした。
遠く高くなった山頂の稜線を見上げつつ、充実感に満たされて行程完了です。
装備
個人装備 |
山スキー
ポール
スキーアイゼン
ブーツ
携帯用ワックス
携帯用ブラシ
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
スキー用靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
薄手のビーニー
ザック
12本爪アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
山と高原地図
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
無線免許
局免
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ゴーグル
タオル
カメラ
交換レンズ
三脚
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
今回は西谷後バス停から始まる林道も地形も隠れるほど積雪豊富。
但し新たな降雪も湿雪だったようで、3月並みのコンディション。
麓から山頂までずっとクトーを付けたままのシール登行となりました。
雪が少なかった昨年3月は井戸尾根ピストンで滑降。
それはそれで充分楽しかったですが、今回は米子沢滑降をと考えました。
但し状況によってはより安全な井戸尾根でと無理をしない方針でした。
山頂でお会いした方々とお話しし、今日は米子沢で行けそうと判断しました。
この日は自分を含め、多くの山スキーヤーの方々が米子沢を滑降された模様です。
巻機山から真っ直ぐ南へ滑降!
山頂直下の大斜面に始まり、前巻機の東側を巻いていく辺りまで素晴らしい雪質!
標高を落とすほどに雪は悪くなりますが、延々と続く中斜面は魅惑的でした。
だいぶ下流側(大滝付近?)でのデブリ帯は左岸寄りを慎重に通過。
あっという間に思えた楽しい米子沢滑降でした。
巻機山、そして米子沢滑降での充実感と心地良い疲れに包まれて
約2時間余の帰途に就きました。
天候に恵まれなかった1月を取り返すように2週続けての好天の週末。
これで1週間また頑張れそうです。
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ルーンさん おはようございます。
まずは 地形図を縮小して「どこらへん?」から です。
新潟はやはり遠いですねー、
神々しい景色をたくさん シェアーしていただき
感謝です。素晴らしいです。(^▽^)/
早朝というか 未明に登山口に到着ですね。
荘厳な ご来光を眺められましたね。
雪もたっぷりなようでしたね。
今年は 緊急事態宣言で 雪山なしよですので
雪景色を楽しませていただけました。
山頂の景色もまた たまらない美しさ。
雪をかぶった真っ白な 山々、すばらしいですね。
しかし 遠くに富士が見えるなんて、
さすが ですね。
真っ白い バージンスノーをすべり
降りられたようで 至福の時ですねー。
自分撮りで なんども 三脚を立てられ
シャッターを切られたんだな、、。
お陰様で臨場感あふれる お写真を 拝見できました、
最後のスキーは 息子が5年生 娘が4年生でした。
電車で 鉢伏へ行きました。慣れてから
親子で林道を滑ったのが思い出です。
今回もありがとうございました。
mayasanpoさん、こんばんは。
さっそくご覧いただきまして、ありがとうございます!
こちらからだと新潟は2時間あれば行けるので、身近なところなんですよ。
長野でも逆に南のほうが遠く感じます。
mayasanpoさんには無雪期の巻機山をぜひお薦めしたいです。
山頂の稜線は笹原がきれいで、雰囲気が氷ノ山に似ていますよ。
巻機山は夏冬問わずこれで3回目で、去年に続いて春のコンディションに近かったです。
でもさすがにまだ2月で、景色は本当に澄んでいました。朝の光景は何度見ても良いものです。
中でもやっぱり谷川岳の神々しさは目立っていました。
今冬は雪が多いのに、コロナのせいで本当に煩わしいですね。
mayasanpoさんが早く、遠慮なく希望の雪山へ行けますように!
初めて米子沢へ滑り降りるのはけっこう勇気が要りました。
でも自分の前後に他の山スキーヤーの方々がおられ、また積雪も安定を見込める状況。
これは行くしかないと意を決して滑りました。
大斜面を滑り降りる爽快感と、次々に見えてくる感動的な光景。
自分にとってシャッターチャンスが次々と現れ、なかなか先へと進みませんでした。
臨場感を味わっていただいて、しんどい思いをしながら自撮りをした甲斐がありました。
鉢伏へスキーに行かれたのが最後になっているのですね。
あそこは中学の時にスキー教室で行きました。
長い林道で友達と競争して楽しかった思い出があります。
生まれ育ったところは雪と縁のない場所ながら、自分は人生のかなり長い期間、
スキーに時間を掛けてきたんやなと改めて感慨深いです。
こちらこそ、今回も本当にありがとうございました!
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