上高地SnowCamp



- GPS
- 32:00
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 1,508m
- 下り
- 1,519m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 3:00
- 合計
- 9:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | みどのロッヂで蕎麦を食べ竜島温泉へ。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
毛帽子
靴
ザック
サブザック
アイゼン
スノーシュー
行動食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
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感想
3月4日 晴れ
今回は長島さんとの初山行。装備重量は計量していないが、担いだ感じでは20kg前後と思われる。
今夜は塩尻にある「信州健康ランド」と言う24時間営業の温泉施設の仮眠室で前泊するので13:30に出発。気温17℃、晴れ。アクアライン、山手トンネル、東名ともに渋滞なく、15:00前に川崎インター近くの長島さんのマンションに到着。
調布インターまで下道を走り中央道に乗る。中央道も渋滞はなく、富士山、八ヶ岳、甲斐駒が綺麗に見える。談合坂で休憩し、塩尻北ICで降りる。
信州健康ランドはインターの直ぐ近くなのだが、何故か途中の道が非常に狭い。駐車場はほぼ満車でかなり人気の施設のようだ。
受付でまず入館料を払う。2,050円だが、会員と同行者は1,510円。昨夜ネットで入会手続きをしたばかりで会員証は未着だが、入会申込の画面を印刷して持参すれば割引料金が適用される。
まずはお風呂。温泉では無いが色々な風呂がたくさんあって楽しい。食事処は色々あるが、「和食処あずさ」に入店。まずは生ビールで乾杯し、「山賊焼き定食」を食べた。
仮眠室はテレビ付のソファーが多数並んだリラックスルームとその奥にある仮眠専用室があるが、早寝をするために奥の仮眠室へ。浴衣の上に無料のタオルケットを掛けて寝たが、暖房が効きすぎて暑い位だ。
21:15就寝体勢に入る。
2:30起床。暖房が効き過ぎて寝付かず、寝入ったところで目覚ましが鳴ったが、車中泊に比べてずっと楽だ。3時を過ぎると1,080円の追加料金が必用なので3時前にチェックアウトするのだ。仮眠室は8割方埋まっており、意外に利用者が多い。
3時までやっている食堂でテルモスにお湯を詰めてもらい、チェックアウト。フロントで会員証を発行してくれた。これからも早立ちできる時は利用しよう。
塩尻市内のコンビニで朝食を購入して沢渡に向かう。道路にも路肩にも畑にも雪は無く、最近は全然降っていないようだ。
沢渡の市営第2駐車場のトイレ前には数台の車があり、テントが3張張ってあった。気温は-5℃でこの時期にしては高い。しばらく休憩し照明の下の明るい処で最終パッキングをして坂巻温泉に移動する。
沢渡周辺から周囲に雪が見え始めるが、路上には全く無い。4:40坂巻温泉に到着。駐車場には数台しか車がいない。駐車場には雪も無い。
コンビニ朝食を食べ、温泉の玄関横の外トイレでトイレを済ませて6:35に出発。気温は-3℃とあまり寒くない。
国道158号線は車の行き来が多いので、気を付けながら路肩を歩く。25分で釜トンネルの入口の中の湯ゲートに到着。
早くも暑くなり、アウターを脱いだが、長島さんも暑がりのようでアウターを脱いだ。釜トンネルは照明が消えているのでヘッドライトを着けて出発。冬期通行止め期間だが工事関係車両がたくさん入って行く。
約30分でトンネルを抜けたが、出口付近はツルツルに凍っていて慎重に歩いた。釜トンネルに続いて昨年7月に開通した「上高地トンネル」を通過する。昨年1月に上高地に入った時は工事中だったので歩いて通過するのは今回が初めてだ。
上高地トンネルを抜けると焼岳が姿を現すが、天気はピーカンで素晴らしい青空だ。除雪された道路は轍部分が凍っていて滑りやすいので轍を踏まないように歩く。
大正池から先は右岸ルートが除雪されており、左岸ルートは除雪されていない。大正池ホテルの脇を降りて池の畔に出て休憩。焼岳と穂高の展望が素晴らしい。テルモスのお湯でコーヒーを作り、行動食を食べながらスノーシューを装着する。
大正池からの林間コースはいつもならスノーシュー無しでは膝まで潜るのだが、今回はツボ足でも行けそうなくらいしっかりしたトレースが付いている。
田代池に立ち寄り、田代橋を渡って右岸ルートに入る。ウエストン碑は除雪の雪が壁のようになっており近づけない。ウエストン広場からは除雪された車道を避けて堤防沿いに付けられたトレースを辿る。
10:10河童橋に到着。誰も居ない河童橋はこの時期ならではだ。河童橋からの穂高の姿は素晴らしい。同じ頃に到着した日帰りの3人パーティーに写真を撮ってもらった。
小梨平に行くと意外にもテントが1つも無く、我々が一番乗りだった。トイレに近い、いつもの場所に設営。無風だったので油断していたが、外張を被せる準備中に本体が突風に舞い上がり、100m位飛ばされて木に引っかかって漸く止まった。
雪の中を走って追いかけたが、全然追いつけなかった。危うくテントを失うところだった。
テントを設営し、レトルトシチューを温めてパンとシチューとコーヒーの昼食をとる。
食後、サブザックを持って明神に出発。この頃日帰りのハイカーが大勢到着して昼食休憩を取っていた。テントは4張増えていた。
明神まではしっかりしたトレースが付いているが、ツボ足だと時々潜りそうな感じだ。途中10人くらいのパーティーとすれ違った。
明神池の畔にある「山のひだや」は上高地地区では唯一の通年営業小屋で、「カフェ・ド・コイショ」というシャレの効いた名前のカフェをやっている。
店内は薪ストーブと灯油ランプがあって中々良い感じだ。コーヒーを飲みながら女将さんとしばらく話をした。冬期は御夫婦2人でやっていて、今期のように除雪がされていない時は食材などは夫婦で歩荷をするそうだ。2人で50kgも運ぶらしい。今夜の泊まり客は15人とのこと。
冬期は風呂が使えないので、予約を受けるのは週に連続4日にして3日間は麓の自宅で過ごし買い出しなどをするそうだ。6月に家族と来る予定なので聞いたら6月は比較的空いているとのことだった。
カフェのあと明神の穂高神社に参拝し、一之池、二ノ池を見てから帰路に着いた。右岸の車道に付けられたトレースを辿って上高地に戻ったが、ひだやに向かう客2人とすれ違った。
気温は+2℃で歩いていると汗をかく程だ。テントに着いて直ぐに飲んだビールはすこぶる旨い。
梓川の支流で水汲み。冷たい水の中にプラティパスを浸すのは冷たいので、コッヘルで汲んで移した。各自2リットルのプラティパスに水汲みして今夜と明日朝の水を確保した。上高地では雪を融かして水を作る手間が省けて楽だ。
水汲み後しばらくうとうとしながら休憩し、17時から夕食スタート。まずは冷凍餃子「大阪王将・おとなのおつまみ餃子」。冷凍食品と肉、野菜、ビールはテント設営後雪の中に埋めておいたが、気温が高めだったのでラードが融けてしまっていた。融けたラードをフライパンに入れて加熱開始。
弱火にしてアルミホイルで蓋をして8分ほど蒸し焼きにする。ここでタレが付いていない事に気付いた。この銘柄は初めて買ったが、他銘柄同様にタレ付と思い込んでいた。やむなくタレ無しで食べたが、意外にも旨かった。濃いめの味付けになっており、タレが無くても充分に旨い。
タレを付けるとタレの味が際立つが、タレ無しだと却って餃子そのものの味が味わえる気がする。続いてメインの鍋。今回は鍋キューブの「鶏だしうま塩」味スープ。カット野菜200g×2袋とシメジ1袋、豚肉200g、しゃぶしゃぶ餅を2回に分けて完食して満腹。
〆のラーメンはしばらく休憩してから2袋入りのうち1袋を作って別腹に収めた。
今回は大晦日の雲取山避難小屋で見た太陽光充電式のランタン「ルミンエイド」を購入後初使用したが、夜のテント内では充分な明るさだ。これは使える。もう一つの新兵器「電池式LEDイルミネーション」をテント周りに飾ってみたが、なかなか良い感じだ。周りのテントの方には目障りかも知れないので30分ほど点灯して撤収した。
夕食後河童橋付近で星の撮影をしようと思ったが、月が出ていて星があまり見えないので、月明かりの穂高の撮影をした。
20時過ぎに就寝。外気温-7℃、テント内+5℃。
3月5日 晴れ
6:20起床。もう既に明るくなっていた。昨夜エアマットがパンクしている事に気付いた。床の冷気が伝わり、かなり寒かったがそこそこ眠れた。エアマットの宿命だが、長年使っているが初めての経験だ。
外気温-6℃、テント内+3℃。トイレの後、河童橋で写真撮影。天気は今日もピーカンだ。
テントに戻り、まずはコーヒー。朝食は雑煮。エバラの「プチッと鍋・寄せ鍋」でスープを作り、冷凍「豚汁の具」を煮込んで汁が完成。餅焼き網で餅を6個焼いて鍋に投入して完成だ。
もう正月ではないが、冬キャンプの雑煮は旨い。
テントを撤収し、河童橋で写真を撮って出発。車道の方が近いが、天気が良いので焼岳や穂高が見える左岸の堤防上のコースで田代橋まで行く。田代橋から車道に入ったが、帝国ホテルから大正池までの車道は除雪されていない。
大正池で休憩したが、昨日より水面が静かで池に映る逆さまの穂高と焼岳が素晴らしい。
大勢の日帰りハイカーと一緒にトンネルを通過し、中の湯ゲートに到着。彼らはタクシーや宿のバスが迎えに来ているが、我々はあと1.8km歩いて坂巻温泉へ。
坂巻温泉には4人の若者男女パーティーと一緒に到着した。彼らは霞沢岳に登ったとのこと。稜線上で幕営し、山頂ピストンしたが固定ロープだけで登れたそうだ。
宿で駐車料金2日分1,200円を払い出発。まずは行きつけの「みどのロッヂ」で昼食。冬期限定の「投汁そば」を2人前とざるそば1人前を頼んだが、投汁そばだけで腹一杯になり、ざるそばは無理矢理押し込んだ。
付け合わせの赤カブの漬物が旨かった。女将さんに投汁そばの冬季限定はいつからいつまでかを聞いたが、上高地線の通行止め期間と同じとのこと。上高地に車が入れる時期は客が多く手が回らないのでやらないとのことだ。
もの凄い数の猫の置物があるが、猫好きと思いきや意外にも生きた猫には触ったことが無いとのこと。
食後は竜島温泉で汗を流して帰路に付く。中央道は談合坂〜八王子間が渋滞したが、調布から川崎への下道は空いていた。
20時に川崎に到着。東名、首都高ともに渋滞なく21時に我が家に着いた。
今回は天候に恵まれ、長島さんという気の合う山仲間が出来て大満足の山行だった。またご一緒したいものだ。
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