畑薙ダムから赤石岳のはずが聖岳に。しかもピストンに変更。
- GPS
- 76:30
- 距離
- 38.2km
- 登り
- 4,029m
- 下り
- 4,043m
コースタイム
畑薙ダム駐車場9:50-12:00ウソッコ小屋12:15-14:00横窪沢小屋14:25-16:00倒木ベンチ
2日目
倒木ベンチ5:45-7:15茶臼小屋8:05-11:00上河内岳肩(山頂ピストン)12:00-15:00聖平小屋
3日目
聖平小屋6:20-7:10小聖岳7:20-8:15聖岳10:05-11:15聖平小屋13:00-偵察-16:30聖平小屋
4日目
聖平小屋5:30-7:35上河内岳7:45-9:45倒木ベンチ10:00-10:35横窪沢小屋11:30-12:20ウソッコ小屋12:35-13:10ヤレヤレ峠13:30-14:30畑薙ダム
天候 | 3日 晴 4日 晴のち曇(ときどき雪) 5日 晴のち曇 6日 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■畑薙ダム〜茶臼小屋 ところどころ崩れていおり、重い荷物だと怖いところが数箇所。 倒木も多いです。積雪は横窪沢小屋を越えた水場付近から。 途中からトラバース気味になり、茶臼小屋近辺は歩きにくい。 ■茶臼小屋〜聖平小屋 雪のないところは茶臼一部の稜線のみですが、午後くらいになると雪が溶けて歩きにくいです。 聖平へ出る下りはショートカットしようとすると、木が多くて結構困難です。 尾根筋が楽です。 ■聖平小屋〜聖岳 夏道も沢筋もOK。沢を通ると相当のショートカットになります。 雪のあるときだけの道ですが、もうすぐ雪が溶けてNGになるでしょう。 ■聖平小屋〜赤石ダム 聖沢下りは登山道の雪が多く、スタートから夏道を歩くのはほぼ不可能。 巻いても木と雪が多く、たまの夏道もテープが埋まっていたりして、 相当頑張ってルートファインドしましたが、断念。 登る分にはなんとかなりそうですが、ザックを背負うと枝折りまくりになるでしょう。 普通に歩くにはもうちょっと時間がかかりそう。 |
写真
感想
GW前半は引越のためすべて潰れてしまいました。
よって、4日間満喫できる山行ルートを考えたのですが、北アルプス北部は天気不安定そうなので断念。南部は人多そうだし。中央縦走もちと技術的に不安が。
ということで南アルプス‥北部は縦走しても下山で最後戻るのが大変そう。
ってことで、赤石〜悪沢に行こうと思ったのですが‥
高速大渋滞で時間がかかりすぎ、睡魔にも襲われダムに着いたのが9時。
赤石行くなら、初日に赤石小屋行こうと思っていたのですが、こりゃダメだ。
ってことで、聖岳+αって感じで登り始めました。思ったより、こちらも人が多い。
なぜか車で送迎されている人たちが吊橋の前に居たが、15人くらい居たような。
が、当初想定していたルートもあって、結構な重装備(スノシューまで持ってきていた)25kgを背負っていたのですが、なにぶん2ヶ月ぶりの登山、テント背負ったのも4ヶ月ぶり。
最初はいけるじゃん、俺と思ったのですが、ウソッコ小屋辺りからペースに陰り‥肩いてー。
横窪沢小屋で泊まるかーと思いましたが、少しでも標高を稼ごうと茶臼へ。
しかし、途中で心が折れ、水場そばの倒木ベンチでビバーク決定。
明日は聖平か‥へぼいからせめて兎小屋まで行けたら‥とビール飲んで就寝。
二日目、早立ちして登る。が、いきなりの急登に萎える。
茶臼小屋に着いたら、もうヘロヘロ。そういえば、茶臼小屋は初めて泊まった山小屋だ。
朝、畑薙ダムで車が隣の方が居られ、少し談笑。聖平小屋へ向かうようで、先に出て行かれた。
自分は雪を溶かして水を作り、ついでに行動食を食べてから出発。
しかし、ここからの上河内岳へのアップダウンでヒーヒー。
上河内岳についた時点で、目的地を聖平小屋に切り替え、まったり進むことに。体力ないなー。
以前秋に来た時は展望無かったので、絶景に感動。しかし、上河内岳を過ぎたあたりから、天気が下り坂。
雪が降ってきた。おまけにここからの下りでルートを誤り、樹林帯で迷う。
やっとの思いで聖平の冬季小屋へ。幸い、小屋は空いてた。
茶臼で会った方の隣を確保。小屋は10人ほど居たが、最終的に15人くらい居たような気がします。
3日目。今日は聖ピストンして、あとはまったりダラダラしようと思っておりました。
朝、易老渡〜光から縦走してきて居た人が隣に寝ていた。全く気づいてなかった。
夜になってやっと着いたとのこと。
聖に近辺に居るのは、畑薙から来られている人は少なく、ほとんどが易老渡(便が島)からきている人ばかりだった。
この時点では、ピストンは寂しいので、林道歩きは嫌だが、明日は聖沢を下ろうと思っていた。
幸い、快晴だ。2日間重かった25kgザックは小屋に置き、聖岳へ向け出発。
荷物が軽いとこうも楽なのか‥快調である。が、今日はゆとりがあるのでまったり進む。
今日は風もなく、快適。山頂からは絶景。冬季初の3000m峰にしばし感激。
山頂には3人。せっかくなので奥聖へ。赤石の影になっている悪沢も見える。
トレースもあり、帰りは東稜から下山すればよかったなぁ‥と思いながら山頂に戻ると誰も居ない。
せっかくなのでまったり。いつまでも居たいところですがお腹も空いてきた。
ゆっくりと下山。小聖からは一気に下山。沢沿いを進むとあっという間に小屋へ。
ここまで一緒だった茶臼の方もすでに下山しており、今日、茶臼へ向かうと先に出て行かれた。
自分は山でまったりしたことがないので、明日聖沢を下ることにした。
天気も良いのでテントや寝袋、衣類を干してまったり。
が、雪も多いし聖沢の偵察をしておこうと思い、何も持たず(スパッツもアイゼンもせず)に出発。
正直、舐めてました。雪が多くてルートがぜんぜん分かりません。
沢沿いも雪が多いし雪解けで踏み抜きそうな場所も多いし‥
それでもなんとか頑張って高巻きするところまでたどり着いた!
はずが、沢を渡り再び高巻きする場所で取り付き場所が分からん。
注意深く見ても、ここは北側斜面で雪が多いこともあるし、もう無理。
行動食とスパッツ、アイゼンがあれば頑張って探したところですが、諦めモードで小屋へ。
もどるのもけっこう大変でした。ザックを背負ってここを下る気には到底なりません。
同じく聖沢を下るつもり、という方へ報告。となりの二人組の方もそのつもりだったようです。
軽い偵察のつもりが疲れ果て、すぐに寝てしまいました。が夜目覚めてから寝付かれず、睡眠不足。
四日目
4時に起き、5時半出発。行きはたまたま遅れたので気づいてませんでしたが、畑薙ぎダムの道は土砂崩れで8-17時以外は通行できないらしいのです。
とにかく上河内を越え、茶臼を昼前に抜けなければなりません。
しっかし、やっぱりこのザックは重い!ヒーヒー言いながら上河内を抜けました。
さらに茶臼へのアップダウンは泣きが入りました。
なんとか横窪沢小屋に昼前につけたので、棒ラーで栄養補給。
まったりしていると、聖平小屋に居た方々も来られました。やはり皆さんこちらで来られたようです。
ここからは完全に惰性で進み、ウソッコとヤレヤレ峠で大休止。
暑くてもう夏山のようで、日陰がありがたいのなんの‥
行きはなんともなかった吊橋、帰りはときどき吹く強風で少々怖かったです。
そして最後の林道を歩いて‥やっぱり林道歩きはもうしたくないなぁ、と思ったのでした。
暑い時間に降りれるとは思ってなかったので、まったりと温泉、大井川を散策しつつ、帰りの高速も渋滞はさほどなくて、なんだかんだで、今年のGWは良い登山となりました!
来年こそは冬季赤石〜悪沢辺り、行きたいなぁ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
henatyokoさん
3日目に上で寝ていたものです。聖沢から云々と僕が伝えた知り合いは実際には東尾根で登っていました。つまり聖沢には本当に全くトレースがなかったのですね。嘘を伝えてしまい申し訳ありません。
henatyokoさんの名前何処かで見たことあるなぁと思っていたら、2月3日に鳳凰山に登ったときにすれ違っていましたね。あのときも今回も好天に恵まれてよかったです。
また何処かでお会いすることがあればよろしくお願いします。
こんにちは。コメントありがとうございます。
GWはお疲れ様でした。
やはりそうでしたか。
強者だったら夏道を頼りにせず、辿っていたルートがあって見落としていたのかなと思ったりしてたのです。
あの日、聖岳を登っている人いるのかなーと思いながら写真撮ってましたが、登られていたんですね!
そして、仰るとおり、鳳凰山でも同じ日に登っていたのですねー。
ってか、すごいハイペースで歩いてますね。
他にも面白そうな登山されてますね、参考にさせていただきます!
そして、またどこかでお会いした際は、ぜひ!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する