野口五郎岳、水晶岳

2008年10月10日(金) [日帰り]

• GPS: 13:25
• 距離: 43.0km
• 登り: 2,644m
• 下り: 2,650m

コースタイム

P七倉0500、三ツ岳0900、野口五郎岳1000、水晶岳1150、真砂岳1330、湯俣1605、P七倉1825

天候

晴れ

コース状況／危険箇所等

高瀬ダム付近（1300ｍ前後）でも紅葉がかなり進んでいます。
2000ｍ以上ではかなり落ち葉になっています。悪天候になれば冬支度が進みそうです。

稜線の小屋は今シーズンの営業を終了しています。
水場がないので、水は十分に持っていかねばなりません。

水晶岳へ日帰りするのでしたら、帰りは湯俣へ下りずにブナ立尾根を下りる方が時間が短くすみます。
野口五郎岳から烏帽子小屋への下りは、走るのに最高に楽しいと思うので、往復ルートをおすすめします。

大町から七倉への道沿いにある葛温泉「高瀬館」の入浴は700円でした。
シャワーが少ない（3箇所）のは難点ですが、熱ーい内湯があり、疲労回復にもってこいです。

写真

10/10 6:15

蓮華温泉、上高地と行き先に悩みましたが、前回の続き山行、ということにしてブナ立尾根を目指します。
紅葉はダム周辺の山肌まで下りていました。

10/10 7:13

こんなペンキマークが、登山口の12〜道中にマークされています。
稜線まで、残りの道程を数えながら、一歩一歩足を進めます。

10/10 7:43

2300ｍあたり。紅葉は終わり始めのようで、道には落ち葉も目立ちます。

10/10 8:08

稜線に出ます。
烏帽子小屋は営業終了準備中。北アルプスはいよいよ長い冬になります。

10/10 8:15

去年、先週と憧れの目で見ていた三ツ岳に登ります。
白い花崗岩、ハイマツ、紅葉、秋の陽に映える景色です。

10/10 9:00

三ツ岳の三角点。
標識は無く、登山道も無く、ちょっと不遇ですが、素晴らしい山です。

10/10 9:00

山頂より北の山々。

10/10 9:01

東側。時間があれば「三ツ」のピークを踏んでみるのも面白いでしょう。

10/10 9:01

水晶岳。
正式名が黒岳で、通称が水晶岳？　どちらも捨てがたい名に思えます。

10/10 9:01

野口五郎、デカイ山です。

10/10 9:55

中央奥が山頂標です。
野口五郎岳への道は危険な場所も無く、快適な稜線歩き、稜線ランが楽しめます。

10/10 9:59

三ツ岳で休止したので、野口五郎のピークは通り抜けて、真砂岳方面へ向かいます。
これまで隠れていた鷲羽や笠が見えています。

10/10 10:18

野口五郎岳に着いたのが10時、天気も晴れが続きそう、ということで、思いきって水晶岳まで往復してみる事にしました。
真砂岳分岐から眺めて、近いような、遠いような…

10/10 10:20

右に五郎池と東沢谷。

10/10 10:22

左に槍を見ながら水晶小屋目指して歩きます。
硫黄尾根ってどうやって歩くんでしょう？

10/10 10:44

水晶小屋への道は、まず大岩の堆積する道を通って。

10/10 11:12

…水晶小屋って、なんかすごいところにあります。

10/10 11:12

ふり返ると、野口五郎の白さが際立って見えます。

10/10 11:27

ひいこらと赤い山を登って水晶小屋を通り抜けます。
水晶岳への道はなだらかです、始めは。

10/10 11:37

えーと、どこをどうやって行けば…

10/10 11:45

先人の皆様に感謝しながら、いよいよ山頂です。
標高2986ｍは、中学登山の乗鞍を除けば、最高到達点になります。

10/10 11:51

山頂は、とにかく素晴らしい景色。360度を北アルプスに囲まれた最高の場所です。
ここまで来て、本当に良かったと思いました。

10/10 11:51

黒部五郎と雲の平。
長野県側から日帰りするにはちょっと…………たいへん。
どこかの小屋で一泊して周遊する計画を、来年は考えたいものです。

10/10 11:51

薬師岳。
名前、山容、憧れの山の一つです。

10/10 11:50

赤牛岳への稜線と読売新道は、いずれ歩きたい道。

10/10 11:51

白馬に続く山々。
この稜線で通ってないのは、不帰と八峰と蓮華岳。前の二つはチョット考えてしまいます。

10/10 11:52

野口五郎岳はデカイし白いし、好きな山です。

10/10 11:53

大天井に常念。
表銀座は来年…、今年行けるかな？

10/10 12:21

水晶岳でしばらく景色を楽しんだ後、今日の復路が始まります。
水晶小屋から。真砂岳を通って、南真砂岳から湯俣へ。

10/10 13:36

南真砂岳から湯俣岳へ。
南真砂岳までは森林限界上なので、景色を楽しみながら歩きます。
崩壊地の通過など、イヤラシイ場所はありますが、道はよく整備されています。

10/10 14:13

南真砂岳から、湯俣岳、燕岳。
今日の山行、いよいよ森林帯に下りることになります。
煙とナントカは、高いところが好きなので…

10/10 14:39

とはいえ、紅葉の森林歩きは快適です。
樹間の陽射しは心地よく、天気も穏やか、湯俣岳を越えるまで、こんな道が続きます。

10/10 15:23

湯俣岳を過ぎると、しばらく笹の下りになります。駆け下りるのも楽しいかも。

10/10 15:58

いよいよ、谷の見える場所まで下りてきました。

10/10 16:20

湯俣の晴嵐荘。
一っ風呂浴びて〜、といきたいところですが、時間も時間で、泣く泣く通り過ぎます。
ここへは温泉を目的に再訪します、絶対。

10/10 16:23

湯俣から七倉までは約15km。
始めの5kmはこんな足に優しいトレールで、

10/10 17:04

ダムまでの5kmはこんな林道。
未舗装ですが、しっかり固まってます。山々で疲れた足におもいっきり響きます。

10/10 17:13

だんだん薄暗くなってきました。

10/10 18:20

ダムから七倉までの5kmはネをあげて歩きました。
あたりはすっかり闇の中でした。

10/10 9:19

長かった山行で体力気力とも使い果たしましたが、素晴らしい天気に恵まれ、とても充実した快心の一日になりました。

撮影機器：

u725SW,S725SW OLYMPUS IMAGING CORP.

コメント

サク姉

紅葉
アルプスの紅葉もだいぶ下まで降りてきているのですね。

湯俣温泉は入浴する時間がなかったようですね。
今度は湯俣でまったりでどうぞ。

yamatouma

>
水晶岳と、湯俣でまったり、で悩みましたが…
湯俣へは、まったり装備をたっぷり背負って温泉浴に行きます、必ず。

ダムの周りは、先週はあまり色づいてなかったのですが、すっかり紅葉の趣きになっていました。
三連休は各所で秋が楽しめそうです。sakusakuさんもお時間がありましたら、森林浴ならぬ紅葉浴を是非どうぞ　

サク姉

紅葉浴
帰路、高瀬ダムから七倉まで、歩く（走る）のはかなり大変だったでしょう。しかも真っ暗で、おっかなそうです。

里山に紅葉が降りてきたら紅葉浴、楽しみたいと思います

rieko

きれいですね
気持ちがいいですね。人もいなくて静かではないですか。膝を壊してからは、トレイルランから遠ざかってしまいました。今では、山歩きです。

yamatouma

>
>sakusakuさん

　もう少し紅葉が下りてきたら、自宅の周りでも紅葉浴が楽しめますよね。長野県在住のイイトコロです。ついでに山の幸も楽しめますし…
　でも、登る山を気をつけないと罰金が待ってますが


>riekoさん

　青空に白い砂に…、写真を整理してたら、南の島？　てな一枚もあったりしました。
　山小屋が営業してない影響もあるのか人も少なく、この日に稜線で通りかかった方は一人だけでした。槍ヶ岳を眺めながら、あっちにはたくさん人がいるんだろうなあ、とか思いながら、ちょっといい気分でした　

countryboy

野口五郎、水晶
お疲れ様でした。

これは会心の１dayアタックですね。
天気は申し分なく、貸し切りと言って良い状況の稜線と展望。レポートからも感動が伝わってきました。素晴らしいです。

yamatouma

>
countryboyさんの「裏銀座1day…」という一言に触発されて、行ってきました。
水晶岳まではチョット遠い気はしましたが、目下の限界でなんとかこなせて、貸し切りの稜線は「来て良かった！」の一言でした。
また、こんな感動を味わうために、せっせと山に登りたいと思います