記録ID: 2982930
全員に公開
ハイキング
六甲・摩耶・有馬
六甲山系[北山散策路→カベノ城→熊笹峠→鉢巻山→瑞宝寺谷道]
2021年03月08日(月) [日帰り]
兵庫県
Haru180803
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 04:50
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,038m
- 下り
- 715m
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| 天候 | 曇時々晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
GOAL … 神戸電鉄 有馬温泉駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
特になし |
写真
甲陽園駅から県道82号線を登り、銀水橋の手前あたり。右側に山の中に入っていく道があります。ここから北山公園のハイキングコースへと入ることが出来ます。
甲陽園駅から県道82号線を登り、銀水橋の手前あたり。右側に山の中に入っていく道があります。ここから北山公園のハイキングコースへと入ることが出来ます。
橋を渡り、階段を登り始めると、すぐに左側に柵が空いていて踏み跡が続いています。先の写真の地図にもありますが、このまま階段を登っていくと妙竜寺方面に進むので、植物園方面へはこの脇道へと進みます。
橋を渡り、階段を登り始めると、すぐに左側に柵が空いていて踏み跡が続いています。先の写真の地図にもありますが、このまま階段を登っていくと妙竜寺方面に進むので、植物園方面へはこの脇道へと進みます。
川沿いの道を辿ると途中で大きく右にカーブします。その後現れる石段を登っていくと、写真のような分岐に辿り着きます。右手方面は北山池に至る道なので、今回は左手の植物園方面へ進みます。
川沿いの道を辿ると途中で大きく右にカーブします。その後現れる石段を登っていくと、写真のような分岐に辿り着きます。右手方面は北山池に至る道なので、今回は左手の植物園方面へ進みます。
このあたりは全体的にシダが繁茂する植生と、赤茶色の露岩が目立つ景色が広がっています。六甲山系では主に東端(西宮や宝塚などの地域)において見られる傾向があり、個人的にはお気に入りです。
このあたりは全体的にシダが繁茂する植生と、赤茶色の露岩が目立つ景色が広がっています。六甲山系では主に東端(西宮や宝塚などの地域)において見られる傾向があり、個人的にはお気に入りです。
熊笹が展示されていました。夏場は真緑の葉ですが、冬になり気温が低下すると葉の周囲が枯死して写真のように白く縁どられるそうです。
県道82号に再び出て、振り返って園の入り口を撮影。ここから少し県道を歩き、すぐ剣谷の住宅街に入ります。
勾配がキツめの住宅街の道路を歩き、標高を上げていきます。
これだけ坂がいっぱいある地域に住めれば、坂道の走り込みトレーニングし放題なのに…(脳筋)
これだけ坂がいっぱいある地域に住めれば、坂道の走り込みトレーニングし放題なのに…(脳筋)
道中にある住宅に植わっている大きなミモザアカシアの花が綺麗に咲いていて、ものすごく目立っていました。
坂道を突き当りまで登り詰めると、住宅の隙間に写真のような階段と看板があります。ここから入山し、カベノ城コースに入ります。
以前は必ずと言っていいほどここを通行する際に犬が吠えてきていましたが、ある時を境にパッタリと鳴き声を聞かなくなりました。
ルートに入って少し登るとすぐに、木の背丈が低く眺望の良い尾根を歩きます。まだ序盤ですが、個人的にはこのルートではこの景色が一番お気に入りです。
根本が抉られた松の枯れ木。比較的新しいので、台風シーズンの後に再訪したら倒れてそうな予感がしなくもないですね。
カベノ城山頂です。山頂はよくある狭いピークで、本当にここに城があったのかと思わずにはいられません。
元のルートに戻り、再び登っていきます。途中に旧道分岐の案内があり、薄い踏み跡が伸びている場所があります。名前からして、ここまでの道が整備される以前に利用されていたルートでしょうか。まだ未踏なので、そのうち歩いてみたいです。
元のルートに戻り、再び登っていきます。途中に旧道分岐の案内があり、薄い踏み跡が伸びている場所があります。名前からして、ここまでの道が整備される以前に利用されていたルートでしょうか。まだ未踏なので、そのうち歩いてみたいです。
このカベノ城コースで一番の絶景ポイントである岩場です。大きく眺望があり、眼下の西宮の街だけでなく大阪平野も一望できます。この日の視程はなかなか良好でした。
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このカベノ城コースで一番の絶景ポイントである岩場です。大きく眺望があり、眼下の西宮の街だけでなく大阪平野も一望できます。この日の視程はなかなか良好でした。
稜線まで登り詰めると、大きな道に出合います。ここでカベノ城コースは終了です。
先の看板、更新前はこのような奇抜な色合いの物が建っており、今とは呼び方が違ったのか分かりづらかった印象があります。(2017年7月17日撮影)
ここは以前は案内板がなく道を間違いやすいポイントだったのですが、新しく整備されたことでここにも案内板が設置され、分かりやすくなりました。奥池方面に進みます。
ここは以前は案内板がなく道を間違いやすいポイントだったのですが、新しく整備されたことでここにも案内板が設置され、分かりやすくなりました。奥池方面に進みます。
枝道が多いですが、大きな道を道なりに歩いていると奥池に出てきます。街中に住んでいると池は濁っている印象が強いですが、ここは透き通っていて底がしっかりと目視できるほどに綺麗です。
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枝道が多いですが、大きな道を道なりに歩いていると奥池に出てきます。街中に住んでいると池は濁っている印象が強いですが、ここは透き通っていて底がしっかりと目視できるほどに綺麗です。
道中、案内板のない大きな分岐があります。ここはこれから向かう方向に従い、左に進むのが正解です。
すぐ向かいに標識があり、登山道が続いています。ここの道路は自動車専用道のようですので、直進して登山道に入る以外のルートは取れません。
ルートの勾配がきつくなり、急斜面を蛇行しながら高度を上げていきます。「熊笹峠」方面の標識が設置されていましたが、六甲山系では低高度地域はネザサ、高高度地域は暑さに弱い都笹が主な植生で、熊笹はあまり見かけないと思います。(素人なので何とも言えませんが)
ルートの勾配がきつくなり、急斜面を蛇行しながら高度を上げていきます。「熊笹峠」方面の標識が設置されていましたが、六甲山系では低高度地域はネザサ、高高度地域は暑さに弱い都笹が主な植生で、熊笹はあまり見かけないと思います。(素人なので何とも言えませんが)
斜面を登りきると、アップダウンを繰り返します。一部笹が刈り取られていて歩きやすくなっていました。
一旦どこかの敷地内を横切り、再び奥の踏み跡に入っていきます。後で気づいたのですが、林山へアクセスするにはこの敷地内を南に下る必要があったみたいです。
一旦どこかの敷地内を横切り、再び奥の踏み跡に入っていきます。後で気づいたのですが、林山へアクセスするにはこの敷地内を南に下る必要があったみたいです。
ドライブウェイに出ます。登山道はここで途切れているので、ここからは道路を歩きます。
しばらく道路を歩き続けると、最高峰付近にあるトンネルが見えてきました。林山に行きそびれて時間が余っていたので、撮影地点の左側にある未踏ルートに寄り道します。
しばらく道路を歩き続けると、最高峰付近にあるトンネルが見えてきました。林山に行きそびれて時間が余っていたので、撮影地点の左側にある未踏ルートに寄り道します。
登山道を示す案内標識がありますが、示された道はすっかり廃道化して笹に覆われています。おそらくトンネルができる前はここが主要な道だったんだと思います。
登山道を示す案内標識がありますが、示された道はすっかり廃道化して笹に覆われています。おそらくトンネルができる前はここが主要な道だったんだと思います。
朽ち果てた丸太階段が、ここがかつて整備されていたことを教えてくれます。この階段道は写真奥の藪の中に続いていてもう通れそうにないので、その脇に付けられている踏み跡を辿ります。
朽ち果てた丸太階段が、ここがかつて整備されていたことを教えてくれます。この階段道は写真奥の藪の中に続いていてもう通れそうにないので、その脇に付けられている踏み跡を辿ります。
途中から道が開け、ピークに向かって道を辿ると電波塔施設が作られているピークに到着します。
先の写真の左手奥に「鉢巻山」の山頂ピークがあります。このピークは地理院地図には載っておらず、自分が知る限りはヤマレコアプリの地図にしか確認できませんでした。三角点がないため正確な標高は分かりませんが、地理院地図で確認する限りでは約897mであり、六甲山系では最高峰の次に高い第二位の山頂になります。案内標識もなく情報が少ないため、最高峰には登りに来たことはあってもここに来たことがある人は少ないのではないでしょうか。
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先の写真の左手奥に「鉢巻山」の山頂ピークがあります。このピークは地理院地図には載っておらず、自分が知る限りはヤマレコアプリの地図にしか確認できませんでした。三角点がないため正確な標高は分かりませんが、地理院地図で確認する限りでは約897mであり、六甲山系では最高峰の次に高い第二位の山頂になります。案内標識もなく情報が少ないため、最高峰には登りに来たことはあってもここに来たことがある人は少ないのではないでしょうか。
下りは最高峰方面の道を下ります。山頂に施設が建っているだけあって、こちら側は道がしっかりと付いていましたが、写真のように一部崩落して狭くなっている地点もありました。
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下りは最高峰方面の道を下ります。山頂に施設が建っているだけあって、こちら側は道がしっかりと付いていましたが、写真のように一部崩落して狭くなっている地点もありました。
ドライブウェイに戻り少し道路を最高峰方面に歩くと、右手側に手作りの標識と踏み跡が見えます。今回は最高峰までは歩かず、ここから下山します。
右手側に見えるかなり勾配のキツい斜面をトラロープを頼りに滑り降りてきました。ここからは大量にある堰堤を越えながら進む道を辿り、この谷を進んでいきます。
右手側に見えるかなり勾配のキツい斜面をトラロープを頼りに滑り降りてきました。ここからは大量にある堰堤を越えながら進む道を辿り、この谷を進んでいきます。
比較的しっかりした木組みの階段を使って段差を降ります。風雨に晒されていてどこまで腐っているか分からないので、突然折れて転落するリスクを減らすためになるべく端の方に足をかけて慎重に降りました。
比較的しっかりした木組みの階段を使って段差を降ります。風雨に晒されていてどこまで腐っているか分からないので、突然折れて転落するリスクを減らすためになるべく端の方に足をかけて慎重に降りました。
錆びた鉄製の橋の枠と枝を並べた床で出来た橋があります。ここも慎重に渡ります。
上流の方は平成14年頃の比較的新しめの堰堤が殆どでしたが、下流の方まで来ると写真のような削った石を組み上げた古い造りの堰堤を見かけるようになります。このタイプの堰堤はほぼ土砂に埋め尽くされていて、もう機能していないものが殆どです。
上流の方は平成14年頃の比較的新しめの堰堤が殆どでしたが、下流の方まで来ると写真のような削った石を組み上げた古い造りの堰堤を見かけるようになります。このタイプの堰堤はほぼ土砂に埋め尽くされていて、もう機能していないものが殆どです。
『昭和15年度』と書いてあるので、1940年完成。戦前の建造物であることが分かります。この手の古い堰堤はすでに埋まっていたり地形が変化して辿り着けなくなっていたりしてなかなか読む機会が無いのですが、上の写真の堰堤は造られた日付が掘られた部分を見に行くことが出来ました。
『昭和15年度』と書いてあるので、1940年完成。戦前の建造物であることが分かります。この手の古い堰堤はすでに埋まっていたり地形が変化して辿り着けなくなっていたりしてなかなか読む機会が無いのですが、上の写真の堰堤は造られた日付が掘られた部分を見に行くことが出来ました。
堰堤の段差は先程の木組み梯子と同じ物が掛けられていて、そこから降りることができます。ここの梯子は常に水に濡れていて、切り口が防腐加工されているわけでもないので、先の物よりも早く腐ってしまいそうな気がします。
堰堤の段差は先程の木組み梯子と同じ物が掛けられていて、そこから降りることができます。ここの梯子は常に水に濡れていて、切り口が防腐加工されているわけでもないので、先の物よりも早く腐ってしまいそうな気がします。
感想
まだ歩いていなかった六甲山系のルートを歩きました。
当初の予定では熊笹峠から林山に下る予定だったのですが、分岐点をうっかり見逃してしまったためやむを得ず時間調整で別の未踏ルート(鉢巻山)を歩きました。
熊笹峠はマイナールートかと思って後回しにしていたのですが、通ってみたら案外しっかりと整備が行き届いていて普通に歩ける道でした。
鉢巻山のあるピークは当初名前が付いている事も知らず、行く道がないのかと思って考えていなかったのですが、山頂に施設があるなら職員が通る道があるじゃろと思い探してみたら以外にも簡単に登ることが出来た感じです。(東側は廃道化していましたが)
林山には行けなかったものの、かつての登山道の痕跡を見つけることが出来たので、怪我の功名で満足のいく登山になったかなと思います。
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