三嶺〜剣山縦走
- GPS
- 11:04
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 2,138m
- 下り
- 1,660m
コースタイム
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三嶺〜剣山縦走路は整備も行届いており地図があれば 迷う事も無いと思います。 ただ1箇所高ノ瀬と丸石小屋の間で崩落したような所があり そこで縦走路を見誤ると危険だと思います。 |
写真
感想
今回は久々に単独行で、四国の山に本格デビューします。
今年高松市に赴任してから近所の山から
石槌山まで色々と物色してきてshus725さんのレコを
見て「これだぁ!!」と決めたのが三嶺〜剣山縦走でした。
決行日は土曜日。日曜日にかけて避難小屋かテントで
1泊入れようと思ってたのですが日曜日は天気が崩れるので
日帰りで計画を立てました。
金曜日仕事を終えて帰宅後、晩飯食って風呂入って0時頃出発です。
夜中国道438〜439号線の長い山中ワインディングでゲッソリしながら
2時40分名頃の登山口駐車場へ到着しました。
この名頃登山口から三嶺を目指すのですが、そこから
剣山へ縦走して下山は見ノ越登山口です。
下山後、見ノ越から名頃まで戻らなければいけません。
shus725さんのように自転車をデポすれば良いのですが
自転車を持ってないので三好市営バスを利用する事にします。
しかし!!バスの時間は15時10分のみ。
必然的に行動時間は3時から行動すると12時間しかありません。
・・・ミッション開始です。
登山口から三嶺の大きな尾根に取り付き
標高差約1000mをひたすら登ります。
誰も居ない真っ暗闇の中を黙々と登って行くのですが
暫くして「ん???」振り返って気が付くと
空がうっすら明るくなってきました。
山頂付近のガレ場手前でご来光が・・・。
「あれ?日の出時間5時やったけ??」
三嶺山頂のご来光を狙ってた訳では無いのですが
時間的に丁度日の出が見れるかなと考えておりました。
少しペースを上げてまもなく三嶺山頂に到着しました。
日の出からそう時間が経っていないので朝焼けと
広がる雲海で想像を超える絶景が待っていました。
「ううぉお!!!すげーー!!」
剣山山系も四方の山々も360度ビューです。
北アの朝とはまた違った感動がこみ上げてきます・・。
しかし、この時猛烈な風が私を襲います。
風でフラつきながら写真を撮って早々に白髪へ向かう
尾根へ下りてゆきます。
三嶺から白髪への尾根の下り始めは急ですが強風なので
風の向きを確認しながら慎重に進んでいきます。
尾根に出ても相変わらず風が強いのでジャケットを着て先へ進みます。
写真でも分かるとおり笹で覆われた山々の尾根を延々と歩いて行きます。
しかしトンでもなく雄大で早朝にはこのあたりは誰も居ません
思わず「ワァーーー!!」「ヤッホーーー!!!」と叫んでしまいました。
それくらい気持ちのいい所です。
ここからは極端な高低差はありません。次郎笈と剣山までは
快適なアップダウンの縦走路でした。
白髪避難小屋を過ぎ高ノ瀬まではペースを乱さず
着実に時間を読みつつ距離を稼いできました。
それまではお一人しか登山者と会いませんでしたが
丸石避難小屋で熟年の男女4人パーティの方々にお会いしました。
正直バテ気味の私は果物とサンドイッチを頂き
少しお話をして元気をいただき再出発です。
丸石のピークを過ぎ目の前に現れたのは次郎笈の頂きです。
この段階で時間的にはまだ余裕があるなと考えていましたが
この後半での連続した登りは標高差は少ないものの
体力的に厳しいものがありました。
このあたりで15時のバスの時間が気になってきます・・。
次郎笈峠あたりからは登山者の方も徐々に見かけるようになり
元気に挨拶していただきます。
最後の剣山の登りも週末朝3時から無休で来た疲れが
どっと出てきます。足取り重くついに剣山山頂へ到着しました。
剣山山頂から縦走してきた山々を振り返ります。
三嶺は遠く霞んでいて山頂での記憶は昨日の事のように感じました。
さて、これから見ノ越までの下りです。
剣山山頂で登山者の方とお話したりしてヒュッテで
時計を見ると時間は14時です。バスの時間まであと1時間程です。
急いで見ノ越への下山道を進んでいくと途中でリフト乗り場がありました。
「おぉ、これが登山リフトか!」
周りをキョロキョロして下を覗き込むと四方の山もあり
凄く気持ち良さそうなリフトです。考えた挙句時間の節約も出来るし
下りリフトに乗っちゃいました(片道1000円)。
リフトは景色も良いし快適だし最高でした。
(途中寝そうになりましたが)
無事14時30分頃に見ノ越登山口に到着しました。
バスの発車まで少し時間があったので
食堂できつねうどんを食べました(おいしかった!!!)
バスの時間が来て運転手さんと二人でドライブです。
(乗客は二重かずら橋まで私だけでした)
途中運転手さんから色々お話を聞いたりして、
ちょっとした観光客気分も味わえました。
名頃に停めていた車まで戻り着替えをした後
早々に自宅まで戻りました。(今回は温泉無しです)
今回の山行は本当に大満足でした。
美しい縦走路と次郎笈と剣山の山容。
特に独り占めの三嶺山頂の景色は忘れられません。
絶対また行きます!
akirajさん、こんばんは。
私は剣山に行ったのはたしか中学生。遠い昔
最近行きたくなってきて調べてたんですが、
なかなかアクセスが悪くて
でも、 akirajさんのレコ 拝見してたら
やっぱり行きたくなりますね
雲海と日の出、ステキすぎます
槍での日の出とまた違った趣きですね。
剣山系はこのゆるゆるとした尾根歩きがサイコーに
気持ちよさそうなんですよねー
なんとか行ける方法を探してみます
dolceさん、コメントありがとうございます!
私も本格的に四国のお山デビューしましたっ。
dolceさんの仰るように夜中から頑張った甲斐がありました。
三嶺の頂上であんな景色が拝めるとは
想像もしていませんでしたから感激も倍増です。
縦走路も雄大な草原歩きのようでした。
個人的には剣山よりも三嶺山頂の方が山岳的で
私好みですね。
今回はバスの時間に追われたのと六甲縦走で痛めた
右膝が痛み出したので後半ペースが乱れました・・。
今度は1泊入れてゆっくり縦走をと考えております。
この界隈のアクセスですが・・
仰るように悪くは無いのですが面倒臭いと言うか
山道の運転が想像以上に疲れます。
dolceさん自走されるのなら気をつけてくださいね。
(公共の交通機関だと確かに条件厳しいですね・・)
では、dolceさんが剣山系に来られることを
楽しみにしてます。
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