富士山極楽山スキー (富士宮口)
- GPS
- 09:49
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,626m
- 下り
- 1,610m
コースタイム
六合目6:33
6合五勺7:34
7合目8:14
8合目9:29
9合目10:05
9号五勺11:07
富士宮口山頂11:40〜12:10(昼食)
剣ヶ峰12:30〜13:18
富士宮口山頂13:20
滑走開始13:56
7合目14:10
6合五勺滑走終了14:20
新五合目15:38
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
午前4時には上の駐車場はほぼ満車状態。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
18日時点で雪渓は六合五勺から上。 コースは頂上直下から7合目までの宝永山寄りの雪渓と一本内側の7合から6合五勺の雪渓を繋ぐことになります。 上部の雪渓はたいへん滑りやすく綺麗ですが、下部の雪渓は半分は砂礫や石混じりで板が痛むこと必至です。それ以前に滑ると落石のもとになるので3分の1滑ったらあとは諦めて板を担いだ方が無難です。 今回は条件が非常によく、暖かでまったくアイスバーンはありませんでした。 アイゼンは雪渓直登で6合五勺から装着しましたが、結局ピッケルが必要な局面はありませんでした。ただし雪が緩んでいるので落石には最大限の注意が必要です。 今回2回「落」を叫びました。 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
感想
いつかは富士山を滑りたい。
そうずっと思い続けていました。
でも極楽山登ラーの自分は蒼氷や強風の富士山には近付きたくない。
家からのアクセスは非常に良いのに、乗鞍を滑るような手軽さが感じられず、4月末でも滑落事故が起きていたので、極楽登山でスキーを満喫できる機会をずっと探っていました。
そこで白羽の矢を立てたのは5月25日だったのですが、18日土曜日に思わぬ天候の好転があったので急遽予定を前倒しすることにして、恐る恐る奥さんの了解を得たらあっさりと許可が降りました。
これは天が導いているに違いない。
天候は予想を超えた良さで、暖かく風も微風で極楽登山にはこれ以上ないコンディションになりました。
今年は雪が少ないという情報を得ていたので、前倒しは願ったり叶ったりではあったのですが、25日のつもりでいたため、体と心の準備ができていませんでした。
結果登りでバテバテになって、滑りの精彩を欠く結果になってしまいました。
富士山スカイラインの登りは濃霧に包まれていましたが、新五合目は雲を突き抜け星が綺麗でした。
午前3時過ぎだというのに新五合目駐車場の上部はかなりの台数の車が停まっていました。
車中でシュラフにくるまり仮眠。
朝6時くらいに登行開始です。
眼下には雲海が広がっています。
富士山を見上げると、うーん雪が無い。
六合目に行っても見渡す限り雪が無い。
おいおい大丈夫かよ。
六合五勺でようやく汚い雪渓が現れました。
下部は上から降ってきた砂礫や小石で雪が汚れています。
これはちょっと板がヤバそう。それ以前に雪の上の石で滑ったら落石を引き起こしそう。
とりあえず雪渓を直登するためにアイゼンを装着しました。
しかしふと見るとシール登行している人達がいるじゃありませんか。
斜度はあるもののまだ雪がしまっているので、クトーを付ければ登れそう。
失敗したかな。
途中で変える余裕もないので、そのままツボ足登行続行。
今日は体がしんどい。
10mおきに立ち止まって小休止。
また小屋ごとに大休止。
下を見ると続々と登山者が登ってきます。
皆この絶好のコンディションを狙って来たのね!
家から遠くないのに実は富士山は2回目。
世界遺産ほぼ確定で益々混むでしょうから、もう夏の富士山に登ることはないでしょう。
一方で積雪期も遭難が多いので、世界遺産登録を機に締め出しを食らいそうで、今後富士山を訪れる機会がまたやってくるかわかりません。
とにかく今日を楽しむことにします。
時間はかかりましたが、富士宮口山頂に到着。
昼食後剣ヶ峰に登りました。
剣ヶ峰山頂に着いたところで次々とお鉢へ急斜面を滑る人達が。
後続者も皆当然のようにお鉢に降りてゆきます。
板デポしてくりゃ良かった。
でも持ってきた以上滑らないと恥ずかしいし・・・一方で疲れすぎてビビっている自分がいます。
暫く葛藤していました。
昔の自分なら躊躇することなんてありえなかったのですが・・・
出だしは急ですが、降りてしまえばどうってことなさそうです。
それより再び登り返す体力が残っていないのが問題です。
で結局出だしだけ滑ってそのまま斜面をトラバースして富士宮口山頂を目指すことにしました。
とりあえずドロップイン、とはいえ消極的な滑りで、たぶんお鉢の底にいた人達は落胆したに違いありません。
ビビり過ぎで逆に思いきり急な斜面に切れ上がってトラバースしてしまいました。
凍っていなかったのが幸いです。
その後の雪渓の下りも我ながら精彩を欠く滑りでした。
滑っては立ち止まり、息を整えての繰り返し。
富士山の標高のせいなのか、自分が弱りだしているのか?
憧れの大斜面は素晴らしかったのですが、至仏山のときと較べても随分と情けない滑りでした。
最後は板に傷を付けながら滑っていましたが限界を感じ途中で断念し、板を外しました。
その後の兼用靴での歩きはとてもシンドイものでした。
まあとはいえ、今回の富士山は明らかに微笑みかけてくれた優しいお姿でありました。今期はこれで終了かな・・・
結論!三浦雄一郎ってスゲーな。(富士山でバテてる場合か!)
昨晩はコメントありがとうございました。
yamaheroです。
スキーにしろ、ボードにしろ、皆さん体力ありますね。
あの重い板を担ぎ上げて、サッと滑っていくのですから。
私の脚力からすれば、担ぎ上げるだけでなく
疲労した脚・腰では滑るのもひと苦労です。
富士宮側だと私のレベルでは岩に激突しそうです。
まぁ、ヘタクソなので八合目以上は行きませんけど。
enoshimanさんなら、吉田大沢なども楽しみですね。
極楽気分味わえて、羨ましいかぎりです。
私の場合は、山スキーというより、
山スキーを使ったハイキングを楽しんでいます。
こんばんは!
いえいえ、全然サッと滑れていないのですよ。
今回は登るだけで精一杯でした。
最近体力の衰えを切に感じております。
そもそも極楽山のぼらーの私としては、山スキーは苦痛だった山下りを極楽に変える魔法のアイテムなので、体力をそこで使ってはいけないのです。
enoshimanさん、おはようございます〜
やっぱり今年の富士山は雪が少ないんですね
昨年5月下旬にアイゼンで登った時はもっと雪がありましたから。その時はまだ山スキーを買い替える決断はしてませんでしたが、スキーやボードの方が多かったですね
山スキーって、ホントに登りで疲れ果てると満足に滑れず、ちょっと後味悪いですよね
ともあれ、ご無事のご帰還、お疲れ様でした〜
FRESCHEZZAさん、どうもです。
今回は体力の衰えなのか、高度障害なのかわかりませんが、本当に不甲斐ない状態でした。
体力増強は既に困難と思われるので、とりあえず体脂肪を減らす方針で考えると、テント背負って4日くらい歩き続ければ激減するのはわかっているのですが、最近奥さんの監視の目が厳しくてなかなか遠くに行けないです。
あー鳥海や月山ならまだ雪があるのに
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