木曽駒ヶ岳→雪崩のため中止で千畳敷カール散策
- GPS
- 01:58
- 距離
- 1.0km
- 登り
- 159m
- 下り
- 163m
コースタイム
天候 | 晴れ 雪崩の危険性が高い日 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
当日八丁坂で4名を巻き込む雪崩遭難事故あり。見渡すと雪崩の跡が多かった。GPSは途中から付けました |
写真
感想
冬山最後の締めになるかなと長野県の方へ。
天狗岳と迷った挙げ句、強風の予報だったので木曽駒ヶ岳にしました。
ここ数日の天気が教科書通りの表層雪崩の条件という感じだったので雪崩るかもと不安に思っていましたが、まさかリアルタイムで雪崩事故が起きているとは思いませんでした。
ロープウェイ乗り場で待機中「雪崩が発生しています」とのアナウンス。千畳敷カールに出てみると早速雪崩現場が見えました。八丁坂をすっぽり覆っています。救助は終わっているようですが、雪崩の到達点付近に人だかり。
近づいてみるとツェルトを持ったPTが。関係しているのでしょうか。眺めていると伊那前岳方面の斜面でも雪崩が発生。よく見渡すとまだ新しいデブリがそこかしこに。
敷地内アナウンスではしきりに、雪崩の危険性が極めて高いと言っており、諦めて引き返すグループが大勢。しばらくすると県警から登山を控えるようにと案内があったようです。途中まで登ったPTも引き返していて、結局誰も八丁坂から登っている人は見ている限りいませんでした。八丁坂の向かって右側の斜面を登っている猛者がいましたが登りきって稜線に出たようで、どうやら中岳までは行ったようです。しかし稜線に出たとしても今日は爆風でしょう。晴れてはいるものの登山指数は前日でC、当日見るとBで風速24mの予報でした。
さて、せっかくここまで来てピッケル片手に暇をもて余したのでサギダル尾根を途中まで登ってみました。今季初めてピッケルが役に立ちました。自分とほぼ同じタイミングで千畳敷へ下り立ちサギダルの頭を目指していたPTは核心部ですっと苦戦しているようでした。
尾根の途中で景色を堪能後、ピストンで千畳敷へ戻りランチ。ロープウェイを一本逃してしまい一時間待ち、、千畳敷カールの美しい雪景色を目に焼き付けてから下山しました。
ある程度わかっていたのでしょうけど、やっぱり歩きたかったことと思いますが、
天気も良くて千畳敷からが凄い絶景でしたね!
そして、表層雪崩の瞬間を撮影されたんですね。見てるだけでも怖いです。
そういえば、当日は山行中にスマホの使い方練習でニュース見たら乗鞍岳の事が
載ってたのを思い出しました。
(山にいるから山のニュースなのかと思ってしまいそうになりました)
到着時間がちょっと違うだけでも、巻き込まれる可能性もあるのが自然。
私も知ってるルートだからと気を緩めすぎないようにしないとと思いました。
雪崩る可能性は比較的高そうと心配でしたが、このタイミングでニュースになる規模で登山道直撃とはちょっと予想外でした(^^;
乗鞍岳の方では犠牲者が出てしまったようですね。。
もしホテル宿泊の登山者がおらず、自分が一番のロープウェイに乗っていたら(天気的に登れると期待していなくて起きるのが少し遅かった…(^^;)) 巻き込まれていたのは自分かも知れないし、そう考えるとヒヤリとします。改めて登山のリスクを考えるきっかけになりました。
でも初の冬のアルプス。絶景が拝めただけでも良しとして、来シーズンにリベンジの計画をたてたいと思います!
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