志津温泉から湯殿山→月山 春山満喫



- GPS
- 05:44
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,540m
- 下り
- 1,515m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ワカンやスノーシューは不要。アイゼンは湯殿から装着。ツボ足でもいけないことはなさそうだが,結構固くあると心強い。 |
写真
感想
このところ,週末の天気がよろしくなく,平日もつまらない会議がちょこちょこお邪魔虫で晴に休みもとれず,2週連続でおうちタイムかと諦めていた。,,が土曜日は南岸からと日本海側からの低気圧が寄る前のピンポイントで,かつ時間差で日本海側が天気もちそう!この時期,山形が晴れるなら,湯殿狙うしかない。急だったが新潟の相方に誘いを入れると遠いにもかかわらず快諾。
好天の志津温泉策の駐車スペースが狭いのが唯一気がかり。果たして7時は続々と路側駐車開始。温泉の方の迷惑にならないレベルで駐車。春山シーズンにはこんなに人が来るのだから,日帰り入浴+αで呼び込むような看板でもだせば,利用してあげたくなるが,大体スルーしてしまう。コーヒーと和洋スイーツの看板でもあればよっていこうなあともなりそうだけれど。
新潟の相方は3時間かけて,こちら早くついていて申し訳ない。車は多く,スキーやボードも多いが,その後,トンとお見かけすることなく。静かな春山歩きとなる。湯殿までの気持ちの良いブナの疎林を緩やかに高度を上げ,急登になると樹林を抜け,キツイ直登となる。登る方5名を先行,もう下山してする方4名とスライド。人が多かったのはこの辺だけ。あそこまで登れば,といってたどり着くとまだ先があるううううう,というパターンが湯殿,姥ヶ岳,月山への登りの共通。
分かっていても何回も騙される,おまけに相方は全くぬからない締まった雪に嬉々として早いペース+一息入れることなく登り続ける。湯殿まで這い上がって嬉しいのは鳥海山が目前に現れること。この日も日本海の海岸線のラインの先くっきり。
湯殿からの先は何か所がやや急な下りがあるのでスノーシューはトレーニング重荷にしてアイゼン装着。ツボ足でも慎重に下れそうだが安心感が段違い。
鞍部では降りてくる方とスライド。第一トンネルから姥ヶ岳へのピストンでした。痩せ尾根があるらしいので尋ねたら危ないのでかわした模様。鞍部からの姥ヶ岳への登り返しはキツく,スノーシューのリフター使おうかとも思ったが,今日も?相方は休みなく歩を進め,アイゼンでガシガシ登る。最近リフターで楽しているのでアイゼンでフラットに置いての急登に,甘やかしたフクロハギが「けっこう効いていますが,いいすっか」とささやくようだ。容赦なく一息いれることもなく一気に尾根まで登り金姥でようやく一息。夏はこのへんまでくると花も人も多い月山銀座ともいえる賑わいで,「今日の山行もだいたいおしまい」感が漂うが,冬は見えているのに意外と近づかない,最後の登りもキツイが登っても登っても先がある。フクロハギも「あんまりむりせんで」と言い始める。
月山はどこからみても一目でわかるなだらかな単独峰だが,上からみると入り組んだ複雑な地形で飽きることがない。雪の時期も無木立の真っ白の雪原がお天気にピカピカ。グリーンシーズンは人が多いのが難だが,入山が容易でこれだけの展望が得られるのだから人気があるのも仕方ない。帰りは急登を慎重に下り,フクロハギを慮って尾根沿いではなくリストに向かってまっすぐショートカット。風もない谷間をポカポカ歩きで車道まで戻る。車道はスッカリ除雪が完了し,建物の周りや駐車場の除雪の段階。アイゼンを外して軽くなった歩で雪の回廊をのんびり歩いて戻る。歩いているソロの女性を追い越したが,この車道を散歩?して戻ってくるところのこと。道路開通前ならではこういう楽しみ方もあると納得。
周回した湯殿,姥,月山をよく歩いたなあと振り返りながら14時には駐車個所に戻り。心配していた天気も崩れもなく,新潟にも明るいうちに戻れそう。旨いビールをそれぞれ楽しむべく別れる。たっぷり歩いて,早めに戻れて,雨降る前に家の周りを掃き掃除などこなし,お風呂はいろうと思っていた矢先に,震度5強!!そりゃない,と思ったが,情報収集の結果,出番はなさそうで,しばらく様子をみて落ち着いたところでやっとビールにありつく。その後は以前の新潟土産のワンカップ苗場山。予報通り雨も降りだし,気兼ねなく,一人反省会の夜でした。
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