トヨニ岳北峰
- GPS
- 07:57
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,378m
- 下り
- 1,484m
コースタイム
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 7:57
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
昼ご飯
行動食
非常食
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ヘルメット
|
---|
感想
こさりな君の旦那さんであるアルゴ君と本人のたっての希望で南日高のトヨニに行く。
6時に6人が降り立つ野塚トンネルの十勝側駐車場は満車状態で私の車を違う駐車場に廻さなくてはならなかった。
こんなことはかつて経験がない。
いつもスノーブリッジを恐る恐る渡る渡渉地点は完全に雪の広場となっていた。
これも覚えがない風景だ。
最初っからアイゼン装着で沢型を登りはじめる。
いつも、沢からは一本目の枝沢を通り過ごして上の沢型の上からトラバース気味に尾根側の稜線に出るのが私のルートだったのだが、今回はその沢型を登ることにした。
私の判断ミスなのだが、ここでピッケルに切り替えずにストックでみんなが登りはじめる。
1/3も登った時にピッケル出しを指示しなかった私の判断ミスが明らかとなり、ここで指示しても足元も危ないと感じる中で更に混乱すると思ってそのまま登らせたのだが、私のボケを呪いつつ落ち込んでいた。何かあれば滑った体を止められない。
若い4人はニコニコしながら稜線で待っていた。
心の底から「ごめんなさい」と頭を下げた。
主役のアルゴ君は日高の雪の稜線から見る360度の絶景に感動している。
今日は天気も良く風もそれほどなく送別山行にはこれに勝る日はない。
「ザ・デイ」ってやつだ。
サクサクとアイゼンが気持ちよく効く稜線を歩き始め、急登から岩稜に更に両側が切り立った細尾根を通り過ぎて前峰から10時に南峰に登頂する。
更に北峰がおいでおいでをしている。招かれているのでしょうがなく北峰まで30分で届いた。
今日は本当に条件がいい。
目の前(といっても行くと長いですが)の白いピリカヌプリを眺めながら、アルゴ君に「幸せにな」と声を掛ける。
来たルートを戻り今度は尾根から下がる。
途中で沢型に入って1本目の枝沢の出口にでる。
重量級の私は緩み始めた沢型ではアイゼンでずぼずぼ埋まるのでスノーシューで降りたのだが、これが失敗でスノーシュー滑りが出来ず、足元が崩れるばかりで結局、全面尻滑りとなる。
次の登りはこちらのルートかなと頭を掻きながらそう思った。
谷筋に出てやっとホイホイとスノーシュー本来の歩きに戻れた。
結構疲れた。体力の回復は危急の課題となって私の前に立ちはだかっている。
「私も疲れました」とアルゴ君が私を慰める。本当にいいやつだ。
厚い雲がかかり始めた2時に下山。
天狗平泊からの二ペソツ登頂二連発以来、彼と行く山は本当に楽しかった。
スターウォーズ風に言えば二人は私にとってはパダワン(ペアとなる弟子)で不肖なマスターがどこまで彼らの成長に寄与できたかは分からない。
二人に出会えたのは天恵の極みだった。
別れの日がいつか来るとは分かっていたが寂しさを感じつつ二人の幸せを心から願う。
新たな地で再び山に向き合ってほしいと願うヨレヨレの風体だけはヨーダ風じじいの私である。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する