秋の稜線漫歩 裏那須 大峠〜流石山〜三倉山


- GPS
- 06:22
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 917m
- 下り
- 905m
コースタイム
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道大峠線は最後がダートになりますが、慎重に走れば普通車でも問題ありません。 林道終点に5,6台、その手前に10台程度停められる駐車スペースがあります。 登山道は危険なところはありません。 笹をこぐ場所がありますので、朝はスパッツがあったほうが安心です。 |
写真
感想
○プロローグ&アプローチ
先週、那須茶臼岳山頂から北側を眺めた時に、すごく気持ち良さそうな稜線が目に入りました。流石山から三倉山へと続く稜線です。今週はもともと湯の花温泉の常宿に予約を入れていました。裏那須は方面的にも問題ありません。天気予報もバッチリ。
つい先日、長年工事が進められていた甲子トンネルが開通したとの情報を入手。ならば、今回は白河IC経由、甲子トンネルを使って会津入りです。白河ICから林道大峠線の終点近くの駐車場まで約1時間で到着。奥会津へ行くのがすごく楽になりました。
○コース雑感
林道終点手前の駐車場にはすでに5台程度が駐車。これから登り始めようとする方とあいさつを交わして歩き始めます。
林道終点まで約10分、そこから約30分で大峠です。林の中を進んできて大峠に着くと一気に景色が開けます。気持ちのいい峠です。正面は三斗小屋温泉へ、左は三本槍岳へ、右は目指す流石山方向への道が交わる十字路です。
右へ折れて流石山を目指します。ここからは三倉山まで時々背の低い樹木の間をいくこともありますが、ほとんどが草原、笹原の中をいく展望の縦走路です。
流石山までががんばりどころ。最初は石交じりの登山道。やがて良く踏まれた土の道になります。安全な道ですが、アキレス腱が伸びるような急な道です。どんどん高度を稼ぐと、後ろには三本槍岳、茶臼岳が逆光の中、大きくなってきます。左には沼原池も見えてきます。
急登が終わるとなだらかになり、右側の視界も開けます。下郷方面の雲海を見ながらしばらく行けば流石山の山頂です。おにぎりを食べて小休止。
ここから大倉山へは、ゆったりとうねりながら続く稜線。笹の緑、柔らかなベージュ色の枯れ草の中に道が伸びています。当然眺めも最高です。耳を澄ませば、吹き上げる風が笹の葉を揺らすカサカサという音が聞こえてきます。
実はこの笹がちょっと厄介者。朝もまだ早く、昨夜は風もなく朝露たっぷりです。ここまで一人の男性とすれ違ったのみ。先の見通しは利きますが、先行者はいないようです。腰までの笹をこぐ感じのところも何箇所かありますので、ズボンが結構濡れます。文字どおり自分達は露払い。スパッツは必携です。
五葉の泉という池塘を過ぎてひと登りで大倉山山頂。木に囲まれて展望はあまり利きませんが、三倉山が見えます。結構下ってから、急に登るように見えます。ここで三倉山まで行くか相談です。山頂標識には三倉山まで1時間、登山地図では30分。せっかくここまできたので登山地図を信じてGo!
結局、登山地図が正解でした。下りと登り返しもそんなにきつくはありません。
三倉山山頂では、今年の山開きの際に設置された石造りの立派な山頂標識と祠が迎えてくれます。展望は360度。歩いてきた稜線が遠く続いています。随分歩いて来たな〜と感慨ひとしおです。
簡単に食事をして、コーヒーを飲んでいると単独の方が登ってきました。三本槍から大峠に下りるときに見えるこの稜線に誘われてここまで来てしまったそうです。
あいさつをして一足先に下山にかかります。
ピストンなので来るときよりも時間が短く感じます。また、笹も乾いてもう濡れません。しかし下りの笹原で足元が見えないのには気を遣います。
朝は逆光で白くしか見えなかった茶臼岳も良く見えています。帰りの道は那須の主峰群を正面に見ながらいくことになります。
相変わらず爽やかな天気の中、極上の稜線を流石山へ。ここから大峠に向けて下る道も、正面に三本槍岳を見ながらの気持ちの良い道です。
大峠から駐車場までは、朝は光不足でいい色に見えなかった木々の紅葉を楽しみながら下りました。
○感想
静かで気持ちいい山でした。
このコースは夏には花が咲き乱れるそうです。アプローチも良くなったことだし、花の時期にもう一度訪れたいと思っています。
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