黒部横断スキー(立山駅から)
- GPS
- 35:33
- 距離
- 36.4km
- 登り
- 3,624m
- 下り
- 1,618m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
復路:大町のゲートからタクシーで信濃大町駅。大糸線。北陸新幹線で金沢駅 |
写真
感想
黒部横断 山スキーは、長年の憧れプランです。
今年はメンバーにも恵まれ、日程もやりくり出来そう。これは行くしかない!
しかし北陸から黒部横断をしようとすると、スタート地点の大町まで回る手間と、下山後の車の回収に手間がかかりすぎる。
よくよく考えれば、立山駅をスタートして大町に下山とする方が、北陸の岳人にとっては自然なルート取りと考えられる。
核心は下部の林道歩きがメチャクチャ長くなる事。という事で2週間前には下見もした、ヨシ、気合を入れていきましょう!!
3月31日(快晴)
4:00 立山駅−9:45 湯川谷-16:40 ザラ峠-18:00 テン場(h=1900付近)
各自軽量化に努めたザック(13〜14kg)を背負い、立山駅のゲート前を出発。
2週間前より雪は随分少なくなったねー。
下見で確認した「天鳥トンネル」を抜け、順調にシールで進む。
しばらく歩いた所でT原さんが「兼用靴が足指と干渉して痛い」、と不調を訴える。しばらくガマンしたが「この長丁場には不安がある」、と言う事でT原さんは悔しくも途中敗退。共同装備をもらってココでお別れです。
2人で常願寺川から湯川谷へと歩を進めるが、今度はA瀬の兼用靴も足指に干渉して痛くなる。兼用靴を脱いでインナーを脱着すると当たりが変わってマシになるが、しばらく歩くとまた痛くなる。兼用靴の脱着をしながらパワフルなK村さんに付いていく。
14:20頃、昨晩の睡眠不足から猛烈に眠くなり歩けない。
「 スミマセン、どうしても眠いです」とゴロンと横になり30分程の仮眠。ふースッキリです。
と、そんな事で予定より大幅に遅れてザラ峠に到着。
シールを剥いで陽が落ちてカリカリの中ノ谷の斜面を下っていく。
h=1900付近に雪崩の心配の無い箇所を見つけて整地し、テントを張る。
軽量化の食事をさっさと終え、シュラフ(3シーズン用)に潜り込み就寝。
夜は寒かった〜。
4月1日(晴)
4:40 出発-5:44 黒部湖-7:40 針ノ木谷-15:00 針ノ木峠-18:00 扇沢
簡単な朝食を済ませ、ツボ足で歩き始める。
谷割れの斜面トラバースがありアイゼンを履いて通過。
心配した滝は完全に埋まっており簡単に通過できた。
「この時期で滝が出ていないとは思わなかったです。ラッキーですねー♪」と2人で喜び合う。
黒部湖は思ったよりも水流が出ているが、水深の浅い所をネオプレーン靴下+アウターシェルで通過(アウターは水の抵抗を受けるので正解か不明)。
思ったほど水温は冷たくない。
対岸に渡り、針ノ木谷へ。
ここで昨日のスキートレースを発見。「中ノ谷ではパーティーに会わなかったけどなー?」「敗退したんですかね?」と話し合う。
(山スキーMLで、ヌクイ谷を上った事が後に判りました。)
針ノ木谷は雪融けが進み、何度も何度も渡渉をしながら上っていく。
昨日のトレースがあってルートファインディングが大変に助かります。
h=1900 から谷が広がって雪も繋がってくれる。
針ノ木峠に到着し、後は針ノ木雪渓を下るのみ。
の筈が、大沢小屋から扇沢までのルーファイに時間がかかってしまう。
沢通しで堰堤を越えていくのも雪が繋がっているか不安、という事でGPSで登山道に近いルート取りで行く。
日暮れ直前に扇沢にヘロヘロになって下山。
扇沢から日向山ゲートまで歩き、呼んでおいたタクシーを信濃大町駅まで飛ばしてもらい、金沢に帰る最終の電車(20:14)にギリギリ飛び乗り、食事もとれないまま帰沢。
クタクタになりましたが、念願の黒部横断を果たせて大満足です。
今回の逆ルートは、林道歩きがひたすた長い。
これはメジャールートにはならないだろうなー。。。
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