記録ID: 3028670
全員に公開
積雪期ピークハント／縦走
白馬・鹿島槍・五竜
白馬鑓温泉(登り→夏道・下り→冬道)日帰り
2021年06月15日(火) [日帰り]
greenpower
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,133m
- 下り
- 1,132m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 10:26
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 11:36
4:18
2分
猿倉登山口駐車場
4:33
4:33
6分
林道・分岐
4:39
4:39
34分
白馬鑓・分岐
9:23
9:23
23分
落石沢
12:26
12:26
63分
湯ノ入沢
13:29
13:29
23分
1,743m地点
13:52
13:52
41分
小日向のコル
15:34
15:34
5分
白馬鑓・分岐
15:39
15:39
7分
林道・分岐
15:54
猿倉登山口駐車場
| 天候 | はれ→くもり→雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
■アクセス→長野自動車道あずみ野IC〜車で約70分。 ■駐車台数→150台 ■水場→なし(鎖ゲート前に沢水あり) ■トイレ→なし。 ■登山ポスト→なし。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■登山ポスト 登山ポストは猿倉登山口にはなく、猿倉荘の正面玄関に設置されています。 正面玄関には、登山計画書の用紙や筆記用具が入ったブリキ缶が設置されているので、使用後は蓋を閉めて石をのせましょう。 ■水場 猿倉荘〜白馬鑓温泉のルートでは、三白沢(1,804m)に地図では1ヶ所のみ水場があり水量は豊富です。 小日向のコル〜白馬鑓温泉まで夏道は複数の沢のトラバースがあり、融雪が進み豊富な雪解け水が至る所から流れて豊富な積雪量があるので日帰りやテント泊ともに飲料水には困りません。 しかし、水汲みする時に雪渓(深さ2〜5m以上)の下に転落した場合は脱出・救助は大変困難です。 雪渓の下に転落した場合は人手やロープ等が必要になり、低体温症や溺死する危険が高く救助に時間は掛けられません。 単独登山者で、雪渓から水汲みする場合は特に注意が必要です。 夏道は中山沢〜三白の区間で沢や登山道の脇から、冬道は湯ノ入沢〜小日向のコル直下の区間で沢から安全に水汲みが可能です。 ■猿倉登山口駐車場(1,221m) 上記のアクセス欄を参照して下さい。 猿倉荘まで距離160m・徒歩約3分で到着です。 ■猿倉荘(猿倉登山口・1,250m) 猿倉登山口駐車場から約2分で猿倉荘に到着です。 GW連休の営業を終えて、夏季営業は07/03(土)からになります。 登山ポストは猿倉荘の正面玄関にあります。 ※猿倉登山口は猿倉荘の左側にあるので、猿倉荘と同じとします。 ■林道・分岐点(1,277m) 猿倉荘から約13分で林道・分岐に到着です。 左折→白馬鑓温泉へ、右折→猿倉登山口駐車場へ向かいます。 御殿場(林道終点・1,416m)まで登山道の保全の為に作業車の通行があります。 ■白馬鑓温泉・分岐(1,301m) 林道・分岐から約6分で白馬鑓温泉・分岐に到着です。 左折すると白馬鑓温泉を経由して白馬鑓ヶ岳へ、直進すると白馬大雪渓を経由して白馬岳へ向かいます。 2021年は白馬鑓温泉ルートは通行止め、白馬鑓温泉小屋は営業中止です。 昨年と今年は白馬鑓温泉小屋の営業がなく登山の整備がされていないので通行には特に注意が必要です。 ■水芭蕉平(1,386m) 白馬鑓温泉・分岐点から約35分で水芭蕉平に到着です。 距離は短いですが登山道にぬかるみがあります。 水芭蕉の群生地ですが開花しておらず、当日は標高1,600m付近から多く開花していました。 ■猿倉台地(1,502m) 水芭蕉平から約18分で猿倉台地に到着です。 ここから登山道に雪が現れ、熊笹やハイマツの藪こぎが続く登山道を進みます。 ■中山沢(1,600m) 猿倉台地から約35分で中山沢に到着です。 緩斜面を約100mトラバースして、小日向のコルへ向かいます。 ■小日向のコル(1,824m) 中山沢から約70分で小日向のコルに到着です。 小日向山が目前にあり、幕営適地な広い雪原になります。 好天時の場合は、白馬鑓温泉や白馬鑓ヶ岳が一望できます。 ■三白(水場・1,804m) 小日向のコルから約50分で三白に到着です。 水量が豊富な三白沢があり、幕営適地な広い雪原ですが落石に注意が必要です。 三白の手前(標高1,743m)に湯ノ入沢へ下降する冬道があります。 ルートを見失なったので大幅なタイムロスです。 ■杓子沢(2,002m) 三白から約70分で杓子沢に到着です。 ここから白馬鑓温泉まで危険なトラバースが続きます。 杓子沢の上部には雪解け水でできた滝が現れ、約50mトラバースして続けて落石沢へ向かいます。 杓子沢では大岩の落石、深さ5m以上のクラックの転落に注意が必要です。 ■落石沢(2,002m) 杓子沢から約10分で落石沢に到着です。 杓子沢から落石沢は隣合わせですが、落石が多く停滞します。 落石が一番酷い場所なので安全・迅速に通過しましょう。 ■鑓沢(2,002m) 落石沢から約23分で鑓沢に到着です。 杓子沢に比べて緩斜面になり滑落の危険は少ないですが、崩沢〜鑓沢の区間は大岩の落石に注意が必要です。 ■白馬鑓温泉(2,100m) 鑓沢から約35分で白馬鑓温泉に到着です。 夏道をトラバースして南山稜の末端から約100m登り返すと岩肌を大量に流れる温泉の川が現れ、強烈な硫黄臭がします。 岩肌は温泉やコケで滑るので南山稜沿いの夏道の岩場を登り、念願の白馬鑓温泉です。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ★その他の注意点 猿倉荘〜白馬鑓温泉ルートは高低差→約850m・距離→12km、コースタイム→8〜10時間になり日帰りが可能です(好天時の場合・山滑走を除く) 小日向のコル〜白馬鑓温泉まで夏道の場合は、複数の沢をトラバース(約3km)します。 厳冬期〜残雪期は雪崩・滑落・落石を回避する為に湯ノ入沢まで下り、白馬鑓温泉まで約500m登り返す冬道が一般的です。 しかし、残雪期は融雪が進んで雪渓が崩落したり藪こぎや渡渉があったりルートは不安定で時期や状況によって大きく変わります。 ★夏道(小日向のコル⇄白馬鑓温泉)について 昨年と今年は白馬鑓温泉小屋が営業中止のため、登山道は全く整備されておらず熊笹やハイマツの藪こぎ、落石、落枝、倒木、崩落・雪崩と残雪期の登山道は通行困難です。 三白〜杓子沢の区間、杓子沢〜鑓沢の区間は危ないトラバース(写真添付)があり、何度もアイゼンの着脱を繰り返すので手間を省かず安全を優先しましょう。 残雪期なので傾斜は厳しくなく滑落しても死亡する危険度は低く(フル装備に限る)、むしろ落石と雪渓の崩落・転落に注意が必要です。 未確定要素が強くルートファインディング能力が試されますが、その分歩き甲斐はあります。 忠実にGeographicaのGPSルートを辿りました。 ★冬道(白馬鑓温泉⇄小日向のコル)について 下りも夏道を戻るか考えましたが、小日向のコル⇄白馬鑓温泉のどちらからも目視できました。 事前にグーグルアースで地形を予習していたので、雪渓と渡渉の状況が不明ですが積雪期に備えて冬道で下山します。 白馬鑓温泉から湯ノ入沢まで約500m下り、雪渓を渡り三白と小日向のコルの中間の1,743m地点に出ます。 いくつかピンクテープがあったので踏み跡はありませんでしたが安全なルートの1つです。 冬道は正規ルートではないので正解はありませんが、比較的に水量の少ないルート(時期による)を選び、白馬鑓温泉から見て細長いS字をイメージして夏道に合流します(写真添付) 2〜3回ルートを見失い2m以上のハイマツ帯の壁に進路を塞がれましたが、5月末までは積雪もあり歩きやすいと思います。 鞍部の湯ノ入沢からは小日向のコルや双子岩を常に確認しながら登り返せますが、視界不良の場合は脱出困難なエリアなのでピンクテープを残しました。 湯ノ入沢の手前は問題ありませんが、渡渉後の平野部では2m以上のハイマツ帯が起き上がり壁となって通行困難になり、雪渓も薄くなり水流が聞こえる程に薄く、深さ2mの雪渓を2回踏み抜きました。ケガもなく水量が少なく助かりましたが、雪渓が消滅した場合の湯ノ入沢の水量は多く渡渉が困難と考えられます。 ★山小屋について 猿倉荘〜白馬鑓温泉ルートには、白馬鑓温泉小屋がありますが昨年と今年は営業中止で小屋は解体されています。 温泉の浴槽や小屋の基礎部分の痛みは激しく、石垣もひび割れや崩落している部分があるので、入浴やテントの設営には特に注意が必要です。 温泉から一段高い右側(写真添付)に安全な幕営適地があります。 また1年を通して温泉がある事で登山者やスキーヤーが多く訪れますが、小屋が営業していない影響もあり食事のゴミが多く捨てられています。 日帰りでザックに余裕があったので拾える範囲で回収しました。 せっかく素晴らしいロケーションにある温泉なので、必ずゴミは持ち帰りましょう。 ★白馬鑓温泉の老朽化について 当初は2月と4月に計画していましたがどちらも雪崩があり延期していました。 予想通り温泉の山側の石垣は崩れてワイヤーに引っかかり、谷側の淵の石垣も無数の亀裂が入りいつ崩落してもおかしくありません(写真添付) 6月上旬に訪れた登山者の記録には、未確認ですが7月より老朽化した温泉施設の改修工事があるかもしれませんので、入山する場合は事前の確認が必要です。 ★★★追記★★★ 白馬鑓温泉は至る所から温泉が湧き出していて、地中には無数の空洞ができて地盤が弱くなっています。よって湯船と小屋の基礎部分が老朽化して改修工事が必要となり2021年度は閉鎖しています。 2022年度には工事を終えて営業する予定です(2021年08/01・山岳雑誌より) ★猿倉登山口駐車場まで国道148号線と県道322号線の自動車の運転は、鹿や動物の飛び出しや落石が多いので注意が必要です。 特に二股発電所前にある「おびなたの湯」から猿倉登山口駐車場までの5km区間の車道は狭く、すれ違いがとても困難です。 また河川工事で工事車両の往来があり、ガードレールがない区間があるので自動車の運転には注意が必要です。 ★猿倉登山口駐車場〜白馬鑓ヶ岳までの区間で、スマートフォンの電波は常に入りました。(時期・天候・機種による) 寒さでバッテリーの消耗がとても早いので、予備のモバイルバッテリーの携帯が必要です。 ★杓子岳〜白馬鑓ヶ岳の区間にはいくつも沢があり、スキーヤーには魅力的なエリアです。 白馬鑓温泉の上部から湯ノ入沢までスキー滑走は可能ですが、標高1,700m〜1,600mの湯ノ入沢まで雪面に石が目立ちます。 また熊笹やハイマツが未整備の登山道を覆っているのでスキーを背負っての通過や、荷物をザックに外付けすると紛失や歩行困難になるので避けた方が無難です。 当日は登山者2名と山菜採り8名(中山沢まで)とすれ違いました。 積雪期に夏道を通過する場合は、深い雪のラッセルと雪崩に最大の注意が必要になり、単独登山者も多いのでセルフレスキューとルートファインディング能力が必要(特に冬道)になり、ツェルトと地図の携帯が必須です。 ★ストックは登りで猿倉荘〜三白まで登りのみ使用。 12本爪アイゼンとピッケルは三白〜白馬鑓温泉の往復区間で何度も着脱あり。 ワカンと軽アイゼンは不携帯、ヘルメットは全工程で使用しました。 ★雪山ではスマートフォンなど電子機器に頼りすぎてはいけません。バッテリーのリチウムイオン電池は暑さや寒さに弱く、すぐに使えなくなります。 電池切れ、故障、紛失を想定してアナログ機器も併用して使えるようにしましょう。 地図やコンパス、ルートや分岐点など登山計画書の作成時点から覚えて緊急事態に備え、登山記録を残して次の登山に活かしましょう。 雪山では、技術や経験や知識が全く通用しない場面に直面します。 ★雪山で先行者の踏み跡があるからといって100%安心しないで下さい。その踏み跡が正解とは限りません。 また、雪山では夏山と違って沢や谷が雪で埋まり自由に歩けます。 ショートカットや直登直下などで踏み跡がいくつもあり迷う事もあります。ピンクテープや赤旗を目印にして、道に迷ったら分かる所まで戻るのが鉄則です。 ★気温、風速、標高、積雪量、写真撮影、ルート工作、悪天候、危険箇所の確認をしながら登るので、コースタイムより遅くなります。 登山ルートや歩行時間は参考程度にして下さい。 ★白馬エリアの山域では融雪が進み雪渓の崩落があり、多くの登山道では雪解け水で水浸しです。 また、雪解け水の影響で沢の水量は多く、冷たいので転落には注意が必要です。 残雪期を迎えた三白〜白馬鑓温泉の斜面では、多くのクラック(ひび割れ)やクレバスや雪渓の崩落があるので無闇に近づくと危険です。 ★コロナ禍なので、登山の前後には店舗に原則立ち寄らず、食事もテイクアウトや車内で済ませ、限りなく人との接触を避けましょう。 マスクとアルコール消毒液を携帯して、健康第一に努めましょう。 ★登山の出発前に、車のルームライトや灯火類の消し忘れによるバッテリー上がりに注意が必要です。 また、登山で車の鍵の紛失や落し物は致命傷になり、探し出すのは極めて困難です。 こまめに落し物やジッパーの開閉を確認しましょう。 ★雪山では、食事(行動食)、トイレ、着替え、装備の着脱など面倒で後回しになりがちです。 これらは早めに済ませて、落雪・雪崩・落石・滑落など危険回避に神経を使いましょう。 ★冬季＋コロナ禍で多くの山小屋が閉鎖しています。 登頂できても山岳バッジの購入ができず困っています。 道の駅「白馬」に白馬三山の山岳バッジが売っています。 ★残雪期の猿倉荘〜白馬鑓温泉のルートでは、トイレは猿倉登山口(1回100円)にしかありません。 必ず紙おむつ・携帯トイレを持参しましょう。 ★緊急時の連絡先 �￣鄙卅顴�0261-72-4709(営業時) �∩�難した場合→大町警察署→電話0261-22-0110 ★残雪期になり暖かくなりましたが、強い紫外線(積雪期の紫外線の照り返しは夏季より強い)を浴びて重度の日焼けや、雪目で視力低下による怪我・事故に注意が必要です。 サングラス・日焼け止めクリーム・虫除けスプレーがあると便利です。 ★猿倉登山口〜白馬鑓温泉の区間の登山道では、道迷いする場所が多数あります。 夏道では、小日向のコルまでの登山道にはほぼ雪もなくピンクテープがいくつかあり道迷いはありません。小日向のコルから先は極端に雪が増えて夏道が隠れてピンクテープもほとんどありません。 冬道は正規ルートではないので天候・積雪量・時期によって難易度が大きく異なります。 残雪期の冬道の不安点は、渡渉の有無と雪渓の状態で明暗が分かれるので、実際に行かなければ分かりません。ピンクテープもほとんど無く道迷いしやすいです。 夏道は距離が長くなるけれど道迷いはなく、冬道は距離が短くなるけれど道迷いしやすい印象です。 冬道を迷わず通行できる人は、夏道より安全に約60分(往復)の短縮が可能と考えられます。 ★白馬鑓・分岐〜白馬鑓温泉(登り・夏道)から白馬鑓温泉〜1,743m地点(下り・冬道)の区間で道迷い防止のピンクテープを残しました。 白馬鑓・分岐から小日向のコルの区間には古い目印もありますが、高さ2m以上の位置にあり恐らく積雪期に付けたと思われます。 今回は高さ2m以下に目印を残したので、積雪期には雪で埋まる可能性がとても高いです。古く地面に落ちたピンクテープは回収しました。 ★白馬鑓・分岐〜小日向のコルの未整備の登山道では、熊笹とハイマツ帯の藪こぎ(高さ1〜3m)があります。 当日は前日の雨と朝露で全身が濡れて、多くのすり傷ができます。 暑くても長袖・ゲイター・ザックカバーの着用が必須です。 特に緩んだ雪に埋まったハイマツを踏むと起き上がって顔面を直撃してケガをするので注意が必要です。 また熊笹とハイマツに泥が付着していたり、登山道が沢水で濡れていて衣類が汚れますが仕方がありません。 ★猿倉登山口(1,250m)〜小日向のコル(1,824m)まで雪がなく春山ですが、三白から雪が増えて本格的な雪山です。 猿倉登山口(1,250m)は04時20分→気温11℃、白馬鑓温泉は10時20分→気温20℃あり、紫外線が強く温度差があり体調管理や服装選びが難しくなります。 当日はインナーシャツと薄手の長袖と素手で問題ありませんでした。 4時〜6時の間で気温11℃、小日向のコルで07時13分に21℃、猿倉登山口駐車場で15時54分に19℃です。 当日の日の出→04時21分、ご来光→05時08分、日の入り19時19分と活動時間は長くなりましたが、予報通り昼前には天気は下り14時50分から強い雨が30分降りました。 日の出と日の入り1時間前にはヘッドライトが必要です。 ★入浴について 注意点が5つあります(写真添付) 1つ目は浴槽の手前(谷側)の淵に窪みが2ヶ所あり温泉が流れ出ています。手前の窪みは幅が広く渡渉しますが、湯の花やコケで滑りやすく転倒に注意が必要です。 また浴槽内は1段の段差がありますが同様にとても滑ります。デッキブラシでぬめりを落としてから浴槽に入りましょう。 2つ目は水温(谷側)が43℃、奥(山側)が45℃の高温になり、残雪期の温泉の周りには水温を下げる雪がありません。 3つ目は浴槽の手前と奥の石垣が崩落寸前です。手前(谷側)は複数のひび割れがあり、高さ3mから滑って転落するとケガをします。奥(山側)の石垣は崩落してワイヤーに引っかかっておりいつ浴槽に落下しても不思議ではありません。入浴は浴槽の手前で楽しみましょう。 4つ目は浴槽内がとても滑りやすいので、スマートフォンや撮影機器を水没させないように注意が必要です。 5つ目は天然温泉になり強烈な硫黄臭が残ります。水着を用意しましたが誰もいないので水着なしで入浴しました。身体を拭き取ったタオルは洗濯後も硫黄臭が残るので新製品は避けましょう。 ★三白〜白馬鑓温泉のトラバースでは、数えきれないほど落石が発生します。単独行なので、鳥の鳴き声・雪を踏む音・荒い呼吸・落石の音しか聞こえません。 落石を発見した場合は、前後の登山者に恥ずかしがらず大声で「ラーク」と知らせてあげましょう。 ★猿倉登山口〜小日向のコルまで熊笹とハイマツ帯の藪こぎがあり虫除け必須、三白〜白馬鑓温泉(夏道・冬道共に)まで雪山装備が必要です。 気温が高くトラバースの雪質はザラメ雪で12本爪アイゼンでも効きが悪いですが、軽アイゼンより信頼度と安心度は高いです。 雪渓のトラバースで滑落しても死亡する危険度は低い(フル装備に限る)ですが、杓子沢の手前にあるガレ場から滑落した場合はそのまま雪渓に吸い込まれる場所(写真添付)があります。 ★猿倉登山口駐車場の10km圏内はガソリンスタンドやコンビニがあり、とても便利なエリアです。 しかし、場所によって車中泊の禁止や火気厳禁など禁止事項がありますので注意が必要です。 長く細かい説明になりましたが『安全第一』で白馬鑓温泉を楽しんでください。 |
| その他周辺情報 | ■八方の湯・みみずくの湯 ■営業時間→05/06〜07/16→12:00〜20:00(最終受付19:30） →07/17〜10/10→10:00〜21:00(最終受付20:30) →10/11〜12/17→12:00〜20:00'最終受付19:30) ■休館日→無休 ■料金→大人650円、小人300円。 ■マスクの着用義務あり。 |
写真
1,700mの渡渉地点の上部！
※左側の斜面を約50m登り、つづら折りの夏道に合流。
※左側の斜面を約50m登り、つづら折りの夏道に合流。
小日向のコル！(右側→夏道)※左側→踏み跡があるがハイマツ帯で行き止まり、更に画面の左側に目印があるがハイマツ帯で行き止まり(積雪期の場合は100m下降すれば冬道に合流可能)
小日向のコル！(右側→夏道)
※左側→踏み跡があるがハイマツ帯で行き止まり、更に画面の左側に目印があるがハイマツ帯で行き止まり(積雪期の場合は100m下降すれば冬道に合流可能)
※左側→踏み跡があるがハイマツ帯で行き止まり、更に画面の左側に目印があるがハイマツ帯で行き止まり(積雪期の場合は100m下降すれば冬道に合流可能)
三白(サンジロ・1,804m)の幕営適地！
※右側に三白沢(取水可能)あり。
※右側に三白沢(取水可能)あり。
杓子沢手前の危険箇所！
※夏道が崩落したガレ場から約30m滑落した場合、岩肌と雪渓の隙間(深さ5m以上)に吸い込まれます。
※夏道が崩落したガレ場から約30m滑落した場合、岩肌と雪渓の隙間(深さ5m以上)に吸い込まれます。
冬道の下降点！(1,743m)
※枝にピンクテープ3本が目印。
左側→冬道で湯ノ入沢、右側→夏道で山白。
※枝にピンクテープ3本が目印。
左側→冬道で湯ノ入沢、右側→夏道で山白。
1,700mの渡渉地点！
※登りでルートミスした場所。対岸へ渡り濡れた岩肌を約30m登り夏道に合流。雪渓は脆く水流が多いので転落に注意。
※登りでルートミスした場所。対岸へ渡り濡れた岩肌を約30m登り夏道に合流。雪渓は脆く水流が多いので転落に注意。
1,700mの渡渉地点！
対岸へ渡らず左岸を約50m登り、つづら折りの夏道に合流。
対岸へ渡らず左岸を約50m登り、つづら折りの夏道に合流。
雪渓の注意点！�〆犬�らシュルント(石と雪渓の隙間) �▲�レバス→雪の割れ目 ��ヒドンクレバス→(隠れたクレバス) �ぅ好痢璽屮螢奪�(崩落)
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6/2 20:41
雪渓の注意点！�〆犬�らシュルント(石と雪渓の隙間) �▲�レバス→雪の割れ目 ��ヒドンクレバス→(隠れたクレバス) �ぅ好痢璽屮螢奪�(崩落)
装備
| 個人装備 |
ワイヤー1m
三脚
風速計
乾電池
ヘッドライト2ケ
靴紐(予備)
LEDライト
熊鈴
救助笛
ビスケット4枚
ソーセージ(小)3本
粉末アミノ酸2本
ゼリー飲料2ケ
カロリーメイト2本
救急セット
塩あめ5ケ
ちり紙
携帯トイレ
手ぬぐい
腕時計
コンパス
日焼け止めクリーム
リップクリーム
防犯ブザー
道迷い防止テープ
防寒グローブ
インナーグローブ
インナーソックス
靴下(冬用)
タイツ
長袖シャツ(薄手)
合羽(上)
パンツ
インナーシャツ
着替え一式(シャツ
下着
靴下
タイツ)
ハイドレーション(水1L)
ヘルメット
ピッケル
12本アイゼン
ストック
ゴミ袋
モバイルバッテリー10000mAh
スマートフォン2台
ライター
固形燃料3ケ
カップ麺1ケ
鍋敷き
タオル
ナルゲンボトル(水1L)
スプーン
わりばし
ドライフルーツ50g
登山計画書(控)
地図
現金
水着
ようかん(小)2ケ
おにぎり2ケ
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|---|
感想
【2021年/白馬鑓ヶ岳(往路→夏道・復路→冬道)日帰り】
■2021年06月14日(月)
実家 20:05 17℃ 1,000m くもり
道の駅白馬 23:00 19℃ 740m
仮眠 23:55〜翌03:30
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■2021年06月15日(火)
※白馬鑓温泉・夏道ルート登り はれ
道の駅白馬 03:35 17℃
猿倉登山口駐車場 03:35〜04:06 14℃ 1,221m
着替え・荷作り 04:06〜04:18
猿倉登山口駐車場 04:18 11℃ 1,221m
猿倉荘 04:20 11℃ 1,250m
林道・分岐 04:33 11℃ 1,277m
白馬鑓温泉・分岐 04:39 12℃ 1,301m
水芭蕉平 05:13 11℃ 1,386m
猿倉台地 05:31 11℃ 1,502m
中山沢 06:04 11℃ 1,600m
小日向のコル 07:13 21℃ 1,824m
三白 08:02 21℃ 1,804m
杓子沢 09:11 21℃ 2,002m
落石沢 09:23 21℃ 2,002m
鑓沢 09:46 21℃ 2,002m
白馬鑓温泉 10:20〜11:30 21℃
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■2021年06月15日(火)
※白馬鑓温泉・冬道ルート下り くもり/雨
白馬鑓温泉 11:30 21℃ 2,100m
湯ノ入沢 12:26 20℃ 1,605m
小日向のコル 13:52 20℃ 1,824m
中山沢 14:33 18℃ 1,600m
猿倉台地 14:55 18℃ 1,502m 雨
水芭蕉平 15:09 18℃ 1,386m
白馬鑓・分岐 15:34 18℃ 1,301m
林道・分岐 15:39 19℃ 1,277m
猿倉荘 15:46 19℃ 1,250m
猿倉登山口駐車場 15:54 19℃ 1,221m
着替え 15:54〜16:05 19℃
実家 16:05〜19:30 18℃ 1,000m
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■最近の登山は、天候が悪く敗退が続いた。
山頂が踏めなければ、やはり気分が重い。
標高2,100mの白馬鑓温泉で疲れを癒そう。
2月と4月に狙っていたけれど雪崩で断念。
2kmのトラバースと雪崩の不安が消えない。
夏道と冬道の状況が不明、未整備の登山道。
渡渉や雪渓の崩落もあり、不安要素が多い。
温泉はおまけ、今回はルート探しが醍醐味。
衛星写真と現場の状況は、まるで違った。
小日向のコルから白馬鑓温泉は確認できる。
しかし、2kmのトラバースは長く感じる。
落石と雪渓崩落で不安と期待が入り混じる。
今回は、途中で諦めなくて本当に良かった。
山頂に立っていないけれど満足できた山行。
これで、白馬三山の縦走に期待が高まる。
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■体重→64.0kg 荷物→8.35kg
日の出→04:21 日の入り→19:19
移動距離→11.46km(上り6.0km、下り5.46km)
移動時間→10時間26分(合計)
(上り→06時間02分、下り→04時間24分)
休憩時間→01時間10分
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