深い森とシャクナゲの宮之浦岳縦走

2013年05月24日(金) 〜 2013年05月27日(月)

• GPS: 80:00
• 距離: 20.6km
• 登り: 1,032m
• 下り: 1,717m

コースタイム

1日目：15:00淀川登山口-16:00淀川小屋
2日目：5:00淀川小屋-6:40花之江河6:50-10:30宮之浦岳11:30-12:00平石-14:00新高塚小屋
3日目：5:00新高塚小屋-6:10縄文杉6:20-7:30ウィルソン株7:40-8:00大株歩道-11:00荒川登山口

天候

1日目：快晴　2日目：快晴　3日目：曇り/晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 船 飛行機

羽田=鹿児島【飛行機】　　鹿児島=安房港【高速船】　　安房=登山口　【タクシー】

コース状況／危険箇所等

・安房港から淀川登山口までタクシー　観光シーズンなので港には1台もタクシーがいなかったので、事前に手配した方が良いかもしれない。
・山中2泊、下山後安房の民宿で素泊まり1泊。夜は地元の料理が楽しめるお店がある。
・登山道は良く整備されている。水場も多数あり。
・避難小屋は混雑状況により中に入れない場合は小屋前にテント場がある。
・下山の荒川登山口からはシャトルバスがある。14：00始発なので早めの下山を予定している場合はタクシーの予約を。携帯はつながらない。

写真

5/24 10:56

鹿児島本港南埠頭から「トッピー」に乗り込みます　種子島経由で約3時間

5/24 13:48

屋久島安房港に上陸　快晴！

5/24 15:16

紀元杉

5/27 20:43

紀元杉の回りをぐるりと一周してみます

5/24 15:37

淀川登山口に着きました　登山届を出していざ出発

5/24 16:49

45分程で本日の宿　淀川小屋に到着

5/24 18:37

とても立派な小屋です　さほど混雑はしていませんでした

5/27 20:43

巨木には様々は木が着生し屋久島固有の森を形成しています

5/25 6:59

木漏れ日の中　厳しい登りの後にゆったりとした道が続きます

5/25 7:12

View Point 素晴らしい眺望です

5/25 7:14

シャクナゲも現れてきました

5/25 7:24

小花之江河　日本庭園を彷彿とさせる景勝地です

5/25 7:34

花之江河　

5/25 8:35

このあたりからシャクナゲが多く見られるように
なりました

5/25 8:36

蕾はかわいいピンク色です

5/25 9:36

登山道の脇にもこんなに大きなシャクナゲが・・・

5/25 9:44

ヤクシカです　命を繋ぐ豊かな自然の恵みがいっぱい　食事中失礼して写真を撮らせて〜

5/25 10:06

いくつかの斜面を横断し・・

5/25 10:29

栗生岳を経て

5/25 11:03

九州の最高峰宮之浦岳山頂に到着！

5/25 11:06

眼の前の永田岳　ここのシャクナゲがまた素晴らしいとの情報あり

5/25 11:15

山頂の岩山の頂上に立って　360度の景色を堪能します

5/25 11:54

下山途中　シャクナゲが岩山に可憐な色どりを添えています

5/25 11:54

遠景も素晴らしい

5/25 12:58

5/25 18:05

新高塚小屋　鹿が人慣れしていてこんなに近くに現れます

5/27 20:46

縄文杉です　あまりよく分かりませんね。すみません！

5/27 20:46

夫婦杉　手をつないでいます

5/27 20:46

こちらは大王杉

5/26 8:18

ウィルソン株　切株の中から上方を見上げるとハート形に見えるので人気がありますね

5/26 8:24

その切株です

5/26 8:36

翁杉

5/26 8:52

大株歩道に辿りつきました

5/26 9:04

森林軌道敷を辿りながら歩きます

5/26 10:51

屋久島国有林開発の前進基地として、大正12年に開設され天下の銘木、屋久杉を世に送り出してきた「小杉谷製品事業所跡」です

5/26 12:03

荒川登山口へ到着　お疲れ様でした

撮影機器：

CAMEDIA FE-240 オリンパス

感想

okome

5/24（金）快晴
・JL1861 HND6:20-KOJ8:10 トッピー　鹿児島南埠頭10：20-安房港13:00
・下山後の民宿に荷物を置き途中でガスコンロ用ボンベ、ライターを買い(航空機への持込禁止の為）気つけ薬？のウィスキーをフラスコに移し替えて準備OK　タクシーで淀川登山口へ　
・淀川小屋は比較的すいていて中で過ごすことができた　小屋の夕食は早い！4：30頃から準備、ゆうげが始まっている　
・夕刻は15度位の気温もぐんぐん下がり、最低気温5度　
5/25（土）快晴
・4：00前から朝食、出発の準備が始まっている　5：00出発　登山道をゆっくりと歩み出す　
・あたりが白み始めしばらく行ったところで最初のViewPoint 眼の前に開けた眺望に感動！
・小花之江河、花之江河　標高約1620mにある日本最南端の高層湿原
・シャクナゲが多く見られるようになった　深い緑の森とその合間に見える無数の岩肌に薄ピンク色のシャクナゲが絶妙なバランスで目を楽しませてくれる
・宮之浦岳頂上　360度の屋久島の山々、圧倒的な大自然の恵み、雄大な時の流れの中に暫し身を置いてみる
・降りに入ると更にシャクナゲの群生と出会う事になる　今年は当たり年という情報あり　
・2日目の宿　新高塚小屋に到着する　昨日より賑っておりテントの数も多い　ヤクシカくんもその存在をアピールしにやってくる
5/26（日）曇り
・早めのスタートで5：00に小屋を出た
・縄文杉は根の補修のため一部立ち入りを制限されており一番の展望テラスは閉鎖されていた　
・更に降って夫婦杉、大王杉を経てウィルソンン株へ。切株の中から上方を見上げハート形を探す　幸い居合わせた男性にそのスポットを教えてもらいカメラに収めた
・大株歩道に出る　トロッコの軌道敷を辿って歩く　このあたりから縄文杉見学ツアーの人達と何組かすれ違うこととなる　
・小杉谷集落跡、その歴史に触れながら荒川登山口へ到着　11：00
・シャトルバスは14：00が始発　たまたま同時刻に下山した縦走ツアー一行が手配していた乗合タクシーの運転手さんにタクシーを無線で呼んでもらうことができた。
・素泊まりの宿に戻り、夜は地元の料理を楽しんで・・
5/27（月）小雨
・安房港7：00-鹿児島南埠頭9:35　
・埠頭で自転車にさつま揚げを乗せて売りに来ているおじさんがいる。一袋200円。
5種類を買い求めた。町や空港で買うよりかなり安い
・JL1870 KOJ13:05-HND14:40

●行きの安房港で出会った北九州からのご夫婦　「何度が訪れているがこんな晴天は素晴らしい！奇跡的だ」　
●帰りにご一緒した北海道からのご夫婦　「天気に恵まれてほんとうにラッキーだった」

はじめから雨を覚悟で様々な想定をし、準備を重ねてきた今回の山行でしたが期待はずれ？　うれしい誤算？　とにかく素晴らしい3日間でした。屋久島でシャクナゲの素晴らしいこの時期にこんな良い天気に恵まれ大満足。ただ雨の恵み多い屋久島の魅力という意味では少し修行が足りないのかもしれません。
いづれにせよ、この島の素晴らしさを体験できたことは大きな人生の財産です。

コメント

mizuki

晴れ夫婦ですね！
mizukiです。
いいね〜、うらやましいね〜！

３年前にokomeさん達と全く同じコースで行ったのですが、「登る前は晴れ〜山の中にいる間は雨〜下山したら晴れ」という、最悪の展開でした。雨と濃い霧に覆われ、全く展望なし。もう、下りようという友人を励ましながら、ひたすら足元を見つめ、トレースを外さないように気をつけて歩きました。レンタカーで、島内の観光をした時だけ、晴れました。

屋久島は雨が多いのよ。今度はシャクナゲの季節にいらっしゃい。」と、宿のおかみさんに慰めてもらいました。そのシャクナゲにも会えたのですね！
　　
　麓のスーパーで、ガスを買ったついでに、冷凍の「トビウオのすりみ」を買いました。つみれ汁にして山小屋で食べましたが、その、美味しかったこと！
　屋久島の練り物は、ホント、美味しいですね！