富士山BC お鉢滑走

2013年05月25日(土) [日帰り]

• GPS: 10:50
• 距離: 10.5km
• 登り: 1,643m
• 下り: 1,629m

コースタイム

富士宮駐車場（五合目）5：10
六合目　6：22
七合目　7：13
八合目　7：53-8：24　休憩（アイゼン装着）
九合五勺　9：31
浅間神社　10：20
剣ヶ峰　　11：05-11：41　休憩（スキー装着）
お鉢　　11：50-12：04　休憩（登行準備）
浅間神社　12：50-13：45
七合五勺　　14：25
富士宮駐車場（五合目）15：51

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

富士宮駐車場（五合目）
深夜1時到着時は、登山口付近は満車。しかし余裕は十二分にあり。

コース状況／危険箇所等

入山禁止のバリケードあり

五合目〜八合目　夏道　七合目から右側雪渓に入り直登可能
八合目〜九合五勺　シール登行。
九合五勺〜剣ヶ峰　浅間神社までは岩が露出。山頂まではアイゼン。

お鉢滑走　
ボトムまで仮想可能。山頂直下にクラックはあったが雪は安定していた。雪質は最上のザラメ。

滑走
九合五勺から八合目まで滑走可能。頑張れば七合五勺。小石が多くなる。

写真

5/27 12:06

何とか影富士

5/27 12:05

スタートです

5/27 12:05

とりあえずご来光〜♪

5/27 12:05

六合目　通行で目です(>_<)

5/27 12:04

八合目辺り　夏道ではなく雪渓をシールで登ります。

5/27 12:03

浅間大社

5/27 12:03

測候所

5/27 12:02

証拠写真

5/27 12:00

お鉢のボトムから、何ともいえない景気でした

5/27 11:59

お鉢の登り返しがきつかった

5/27 11:58

お鉢の滑り込み

5/27 11:50

剣ヶ峰

5/27 11:50

浅間大社から見下ろす雲海

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough オリンパス

感想

umasou

念願の富士山BCに行ってきました。

前日の深夜1時に富士宮登山口の駐車場に到着、けっこう車が止まっていた。月明かりが明るく、すぐ目の前に富士山が聳え立っていた。意外と近い！？　よく見ると富士山が黒い。月明かりに照らされ雪が輝いているがあまりの雪の少なさに愕然。きっと夜だから見えないんだろうと自分を納得させて直ぐに就寝する。翌日4時起床、朝食を済ませ準備をしていると日が徐々に差してきた。期待を込めて富士山を仰ぎ見ると。。。

　やっぱり黒い（T_T)

本当に今日は滑れるのか？もしかしたら担ぎ上げるだけで終わってしまうのでは？　と言う一抹の不安を抱きながら準備していると、周りにもスキーヤー、ボーダーが目に付いたので少し安心した。友達と合流していざ出発。8合目までは夏道を黙々と高度を上げて行く。背中にはスキーと重いスキー靴で荷物は20kg。久々の重さに歩みもず後続者にごぼう抜き。八合目以降も夏道に残雪は無いのだが、雪渓が使えるのでシール登行に切り替える。背中の荷物が軽くなると体も軽くなり調子も出てきて、これより先は抜かれることも無く順調に高度を稼げた。九合五勺からは岩が出ていたので板を脱ぎ再び徒歩に切り替え、そのまま剣ヶ峰まで歩を進める。途中お鉢の状態をチェックしながら歩いていると山頂からスキーヤーが降りてくる。かなりの斜度のようだ（汗
富士山は二度目だが剣ヶ峰は初めて。やっぱり富士山と言えば剣ヶ峰、今回ピークを踏めて良かった。360度の展望は素晴らしくこの国にここより高いところは存在し無いと思うと爽快な気分だ。しかし高度順応がうまく出来ず、先ほどから頭がキリキリしてきたので軽く食料を口に入れてロキソニンを服用した。

さて、気合を入れて本日のメイインイベントのお鉢へのドロップ。我々が準備を始めようとするとドロップポイントにはスキーヤーが2名、ボーダーが2名が終結していた。誰が話し出すわけではないが妙な一体感が沸き上がり、これからの滑走を思うと、談笑に花が咲いた。毎度のことだが滑り出しはビビリまくる。しかし一旦滑り始めるとちゃんと体も動いてくれた。やっぱり怖いながらも板を縦に落とさないと爽快感は無く惨敗した気分になるので、思い切って体を谷に落としてみる。バーンコディションがとても良く、足裏の感触も十分。我ながら縦に落とせて気分爽快！ボトムまでバーン状態は悪くなるどころか更に整い、フラットに近いバーンコンディション、良質のザラメと相まってに歓喜が沸き起こる。今シーズンを通してもかなり条件の良いベストランだった。

お鉢の底に着くと、先行者たちが歓声を持って迎えてくれた。なんと素晴らしい方達なんだろう。スタートと言い、滑り終えたときといい、見ず知らずの人たちが同じ目的の元に一体感を形成するとても幸せな時間だった。ふと見上げるとお鉢の中から見上げる光景は幻想的で、穏やかな風と柔らかい日差しはその場から動こうとする気持ちをあっと言う間に消失させる。いつまでも留まっていたい気分だ。






お鉢からのハイクは1時間、かなり応えた。斜度もあり硬さもあったので脹脛がプルプルになってしまった。浅間大社からの下山は実にあっけないもので、あっという間に七合目に到着。沢を跨げばもう少し滑れそうだが、状態が悪く小石が無数に浮いているので滑走には向いていない感じだったので徒歩にて下山。全体的にバーンの状態は良い手は言えず楽しむには程遠い感じ。お鉢の滑走がなかったら。。もしかしたら、こんなに良い思いでが残ったBCになっていなかったかもしれない。

なんだかんだで4時に無事に下山。
一日たっぷりと遊ぶことが出来たので大満足。
さて、来週はどこへ行こう〜♪

コメント

kintakunte

日本一高いゲレンデ？
umasouさんコンバンワです。
この日のお決まりの　『晴天！』　本当に上天気ですね。
お鉢の中を滑るなんて思いもよりませんでした。
でも富士山て活火山？休火山？　ちょっとビビります。
もしバーンが5合目まで続いていたら、それはたまりませんね。!(^^)!
この様な楽しみ方があるなんて思いもよりませんでした。
でも、こけたらそのまま下まで滑落？

umasou

Re:日本一高いゲレンデ？
こんにちは、kintakunteさん
いつもいつも書き込みをありがとうございます。

富士山はどっちなのでしょう？とりあえずお鉢を覗き込んだら溶岩は見えず雪が積もっていたので滑って見ました
実は、もうすぐ遺産に登録されるので規制が厳しくなると思って今回のBCを計画しました。来年はどうなることやら。。

今の時期はそれほど危険は無いですが、厳冬期に転倒し滑落の末、宝永山の火口で遺体が見つかったそうです、怖いですね