恐怖の日切尾根（津波戸山ー華岳）

2021年04月02日(金) [日帰り]

• GPS: 05:47
• 距離: 12.6km
• 登り: 1,173m
• 下り: 1,162m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:11
• 休憩: 0:35
• 合計: 5:46

9:05 津波戸山駐車場
9:31 9:36 向野城山
10:26 10:26 景平山
11:02 11:18 華岳登山口
11:55 11:56 華岳
12:55 12:59 日切四等三角点
13:56 13:56 津波戸山本峰
14:03 14:04 水月寺奥の院
14:07 14:11 東展望台
14:14 14:17 水月寺奥の院
14:28 14:29 左京の橋 十番地蔵
14:36 14:36 山水月寺跡
14:41 14:41 津波戸山登山口
14:51 14:51 津波戸山駐車場
14:51 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

津波戸山駐車場より。
バイオトイレがあります。

コース状況／危険箇所等

非推奨。
まともな道は華岳への登りと、津波度山からの下山しかありません。

その他周辺情報

複雑な地形、一つのミスが命取りです。
必死に尾根を登っても繋がっていない場合もあり、降りるにはザイルがあった方が安心。

写真

4/2 9:05

津波戸山駐車場からスタート。

4/2 9:08

景平山への登山口をさがす。
向こう側は松尾山。

4/2 9:11

一面のレンゲ畑。

4/2 9:13

津波戸山登山口入口まで歩いて赤線つなぎ。
引き返す。

4/2 9:18

ここのスキマから入山。

4/2 9:19

少し登ると道が切ってある。
これに従って尾根を攻める。

4/2 9:25

大きな岩。

4/2 9:31

少し登ると「向野城山」
4等三角点「向野」

4/2 9:31

一旦尾根を降りる。

4/2 9:40

コルからの登り直し。

4/2 9:48

安定した道が続く。

4/2 9:56

P.255m
特に何もない。

4/2 10:00

アップダウン。

4/2 10:07

縦走路としては及第点かな。
面白くはないけど。

4/2 10:16

景平山への登りが始まる。

4/2 10:26

景平山到着。
風通りがなくて蒸し暑い。

4/2 10:29

先へ進む。

4/2 10:40

一旦舗装道にへ合流。

4/2 10:46

対面に道が残っていたのでそちらへ。

4/2 10:55

道が完全に消失。
尾根は薮5に沈んでいたのでたまらずトラバース。
トラバースでこれ。

4/2 11:05

薮を抜けて道路に降りる。
尾根はぶった切られているので、まきながら法面を下る。

4/2 11:18

到着。
この時点で結構疲れた。
休憩。

4/2 11:18

華岳登山道へ。

4/2 11:24

以前歩いたことのある道。
打って変わって歩きやすい。

4/2 11:36

一部やせ尾根。

4/2 11:40

華岳唯一の展望地より、津波戸山。
あそこまで歩くのかー。

4/2 11:46

田染烏帽子からの縦走路合流。

4/2 11:52

ずるずるの最後の斜面を抜ける。

4/2 11:53

華岳4度目の登頂。
本日の最高点。
足元を見ると大量（数十匹単位）のマダニが付着していた。
完全にホラー。テーピング用のテープで地道に除去。

4/2 11:58

今日の核心部へ。
なかなか急な下り。
砂地の斜面で滑りやすく、木も腐っているものが多い。

4/2 12:05

なんとか急な部分はしのいだ。

4/2 12:13

地籍調査の杭。
いきなり出現。

4/2 12:15

目の前に巨岩があるけど横をトラバース。
余裕はないので登りません。

4/2 12:17

少し歩いたところから今日一番の絶景です。
目の前に蝋燭岩、遠くに目指す津波戸山。

4/2 12:23

一度ザイルを使っての壁面降下から、尾根復帰。
さっき見えた蝋燭岩です。（たぶん）

4/2 12:27

ここも完全に切れ落ちている。

4/2 12:31

さっきの場所の直下降は無理なので少し離れた場所から。
こちらもザイルで下降。

4/2 12:39

少し歩いたら謎の白い壁。
絶壁の上に木の根っこがせり出し、落ち葉で足元が見えない。
踏み抜くと間違いなく死にます。

4/2 12:47

ようやく安定した尾根に変わった。

4/2 12:53

車の音がする。
このあたりがトンネルなのか。

4/2 13:00

四等三角点「日切」
ここで中間地点。
正直おなかいっぱいです。

4/2 13:11

このあたりは竹林。
方角は要確認。

4/2 13:15

津波戸山への登りに取りかかる。

4/2 13:18

90度降り曲がる。

4/2 13:23

まだまだ歩きやすい。

4/2 13:27

わかりにくい道を歩いて見晴らし通い場所に。
振り返って華岳方向。
結構歩いた。

4/2 13:33

テープの類いは一切ない。大きな岩は巻くか登るかを正確に判断する必要があります。

4/2 13:43

津波戸山本峰が近づく。

4/2 13:50

グミの一種？

4/2 13:53

最後の急登。
難易度は高くないので完全にパワープレイ。

4/2 13:57

津波戸山本峰到着。
壮絶だった。

4/2 14:02

一つピークを越えてコルに降りる。

4/2 14:04

ここにもまむし草。

4/2 14:06

最後に一応、津波戸山の山頂へ。

4/2 14:10

楽勝です。

4/2 14:15

あとは正規の道を下山。

4/2 14:16

休憩所。
暗くて休憩する雰囲気でもないですが。

4/2 14:28

本当は東回りで帰ろうと思っていたけど、そんな気になれず。
直進でショートカットします。

4/2 14:34

西回りと合流。
ショートカットは人気ないのかテープはありますが荒れてました。

4/2 14:42

ようやく登山口。

4/2 14:52

ゴール。
1年ぶりの宿題を終えましたが、もう二度と通りたくない尾根でした。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ポータブル充電機 GPS 筆記用具 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ザイル２０ｍ ビーコン

感想

らる

　今日は去年田原山から華岳へ縦走したときにタイムアップで行けなかった華岳から津波戸山の間の日切尾根へ。以前からここを渡ったという情報を見たことがなく、ただ人気がないだけなのか、物理的な障害で通行不可能なのか判断できませんでした。
　唯一見つけた途中まで歩いた記録には、切れ落ちていて引き返したと書かれていたので、一応下降用の道具も揃えて突撃。無理そうなら直ぐエスケープできるように、周辺の尾根情報も集めてます。
　実際行ってみた感想としては華岳ー日切三角点間は尾根の構造が非常にわかりにくく下りだとどこが安全に降りられるのか分からないため、非推奨。登りなら比較的登れるかもしれません。日切三角点ー津波戸山間は華岳ー日切三角点間よりは簡単ですが、こちらも下りだと道を間違えるポイントが多く、岩尾根の部分もあるので気軽に渡ることは出来ないです。またこの尾根一貫してテープや残留しているロープはありません。

　そして最大の敵は大量発生しているマダニかもしれません。暖かくなって幼ダニが卵から孵っているので数十匹単位で取り付いてきます。小さいので見つけづらい上にファスナーの隙間などに入り込んで、全部取り切ったと思っても湧いてきます。
　ともあれ、華岳に続く5本の尾根は制覇できたと思います。もうしばらくこの山域はいいかな・・・。