立山(3015m)100名山(一ノ越まで)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 372m
- 下り
- 443m
コースタイム
天候 | 1日目:曇り 2日目:曇り → 晴れ 3日目:曇り → 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年11月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪のため道の状況は不明瞭。室堂近辺は石畳が見えたので整備された遊歩道なのかな。 室堂近辺は売店・トイレなど多数。 みくりが池温泉山荘・雷鳥荘・室堂山荘はトイレなど完備の大きな山小屋。 みくりが池温泉は日本最高高地の温泉らしい。 雷鳥荘にある地獄谷温泉は濁り湯でとても気持ちよかったです。 |
写真
感想
大阪から車で6時間。同僚の「立山ツアー」に参加させていただきました。
メンバーは僕と同僚とその知人3名の合計5名。
今回の為に購入した装備。
メーカー不明の【4本爪アイゼン】:3600円 付属部品で爪を増やせるよ!
サウスフィールドの【ツーリングテント】:4800円 安い!
サウスフィールドの【4シーズンシュラフ】:7000円 温かい!
ノースフェイスの【スキーグローブ】:5000円 分厚い!
室堂にてすでに積雪50cmとの情報だったが、「行けるところまで行こう」と決行に至る。
1日目:
運転はおまかせで「梅田」より「ケーブルカー立山駅」まで6時間。
睡眠薬がわりに酔い止めの薬を貰って、道中何度も寝入ってしまう。
18時に到着した頃はすでに真っ暗。
早速でテントを張る。10年ぶりくらいにテントをいじるのでお手伝いしてもらいながら(殆どやってもらった…)設営完了。最近のテントは設営が簡単になってる!
7人乗りの車の座席をフルフラットにして食料を並べて宴会開始。
地酒「立山」をラッパ飲みしながら楽しくすごさせていただく。
僕のみテント泊なのでテントに戻ってシュラフに入り込む。
途中寒くて目が覚めたが、ダウンを着て万事解決。快適だった♪
来週から行く「九州遠征」ではテント泊が主になるので、練習できて安心した。
2日目:
朝5時すぎに目が覚める。車中泊などではなかなか眠れない体質なのだが、今回はばっちり熟睡。流石テント+シュラフ♪
早速で着替えてケーブルカーに。
(ショートスパッツは富士山以来の登場。久しぶりに着けたが泥除け的にも良い感じだなぁ。積極的に使うことにしよう)
7分で「美女平駅」に到着。すぐにバスに乗り換えて50分かけて「室堂」まで。
道中の景色が秋の紅葉から一気に雪景色に変わる。すこしビビる。
「室堂」の駅から出ると一面の銀世界。スキー場かよ!(泣)
それにしてもいきなり森林限界を超えた所に到着するなんてすごい。
「アイゼンが無ければ登山不可」の標識が。(これって最初の立山駅にも欲しい…)
4本爪のアイゼンを装着。マジックテープで固定して、踵にも固定するタイプなので離脱着が楽♪付属部品で4本爪の中間にもう4本爪を追加できるのでそれも着ける。(後になって分かったが、最初の4本爪は短すぎ。後の4本爪は間隔が狭すぎて、ソコに雪が溜まって硬くなりアイゼンが効きにくくなる…。雨の泥道用アイゼンに降格かなぁ。やっぱ使ってみないと道具の良し悪しは分からない)
でも、さすがにアイゼンを着けると滑りにくい。特に室堂付近は「観光客」「登山者」「スキー・スノボ」の3組が入り混じった大混雑。踏みしめられた雪は滑る滑る。
それにしてもガスで視界不良。銀世界にガスでもう真っ白。
すぐ近くにある「立山玉殿湧水」を頂く。名水100選美味♪
今夜の宿である「雷鳥荘」にひとまず足を向ける。
すごいガスで周りの展望が見えない。
30分ほどで到着。って綺麗過ぎる建物にびっくり。山小屋を想像していたがコレは「旅館」ですね。
部屋に入ってさらにびっくり。「和室の個室」でした♪浴衣まである…。
荷物の一部を部屋に置いて再度出発。
ガスは晴れてきているが周りの山々の山頂あたりには雲が滞在していて「曇り」状態。惜しいなぁ。
それでも近くの展望は効くので楽しい道。初めての雪山登山を満喫♪
日本最古の山小屋「室堂山荘」の近くでランチタイム。
寒さと風でなかなかお湯が沸かない…。吹きさらしの風に耐えながら食べたカップヌードルは最高の味わい!下界では味わえないな〜。
かすかに雪の上にでた標識と踏み跡を頼りに登って行く。
「一ノ越」を最終目標に設定して、遊びながら行軍。
慣れてきたので新雪に突っ込んだりして、皆子供みたいにはしゃぎまくる。楽しい!
無積雪ならジグザグに進まないといけない道も、「新雪の上を直登」できる。ボコボコ沈む足が楽しい。夏だったら絶対できないし、やっちゃいけない。
でも、これが「雪山の怖さ」なんだなとも思いました。道が分からなくなる…。
踏み跡がなかったらさっぱり道が分からないし、変な足跡も残るので道を間違える可能性も…。視界が悪くなればさらに・・・と考えれば怖くなるけど今日は楽しもう!
なんとか「一ノ越」に到着。鞍部になるためかものすごい強風。飛ばされそうだ。
記念撮影をして早々に下山開始。
この辺りから山頂付近を覆っていた雲が晴れる。
すごい眺めだ!
一気にテンションが上がって写真を撮りまくる。
主峰の「雄山」と最高峰の「大汝岳」が見える。見えるとやっぱり「登りたかったなぁ」と感じてしまう。でも今回の装備では危険。きっぱり諦めよう。
「室堂」まで引き返したころには青空の広がる絶景パノラマに。
「登山しない人でもバスでここまで来ればこの景観を楽に見れるんだなぁ。僕の憧れたハイマツもすぐに見れるし」と心の中では激しく嫉妬するも、表情には出さないでおこう。
往路では一部がガスに覆われていた「みくりが池」も帰路では晴天。
絵葉書のような景色に見とれる。本当に綺麗だ!
「雷鳥荘」にもどって夕食タイム。本当に旅館のような料理にびっくり。
夕食を食べ終わったら速攻でお風呂へ。この時間なら貸切のはず!
予想通り貸切の「地獄谷温泉」を満喫。濁り湯が最高♪
薪の暖炉があるロビーで優雅に晩酌してから就寝。
3日目:
朝4時にぱっちり起床。朝食は6時。もうこれ以上眠れない…。まわりは全員寝てるし電気をつけるわけにもいかない。一人モジモジ。
まっくらなロビーでヘッドライトをつけて本を読む。その後再び寝る。
星を見るのも、朝日を拝むのも忘れてた(泣)
朝食後、「雷鳥荘」を後にする。今日もやっぱりガスが激しい。昨日は半日でも晴れてくれて良かった♪
帰りのバスでは日本一の落差の「称名滝」が見える「滝見台」で途中下車。「美女平」まで軽トレックして帰る。
谷を挟んだ向こう側の山は綺麗に紅葉しているのに、こちら側はいまいち…。グチる。
途中荒れた箇所も何度かあるが、ほとんど平坦な道。
2時間半くらいで「美女平駅」に到着。
ケーブルカーに乗り「立山駅」へ。
昼食に「鍋焼きうどん」と「カレーライス」を食べる。
ホントに「登山」の後は良く食べるなぁ。
やっぱり疲れていたのか帰りの車中では寝まくり。途中からはしゃべりまくり。
今回のツアーに参加できてよかった♪来年の夏には山頂に到達するぞー!
とっても楽しい冬山ハイキングでした。
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