奥秩父の秘峰「和名倉山」をついに攻略!
- GPS
- 08:31
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,781m
- 下り
- 1,781m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
シリアスな危険箇所はなし |
写真
感想
えーと、和名倉山に登ってきました。
和名倉山は、奥秩父や奥武蔵を歩いている際に、よく目にする山ですよね。
そのどっしりとした山容はなかなかに魅力的で、いつか登りたいなぁと思っておりました。
ただ、埼玉の最奥部に座すだけあって、アクセスが容易ではなく、かつ山頂までコースタイムがかなりかかるのもあって、へたれハイカーのアタシには、簡単には手が出せない存在でした。
それでも、一度山梨側からチャレンジしたことがあります。
三ノ瀬から西仙波東仙波を経由して、あわよくば…と思ったものの、時間が足りず断念。
それからルートを埼玉側からに変更することにして計画を練り直しました。
日帰りの場合、ある程度日が長い時期で、積雪もしくは暑いのを避けるとなると、行くタイミングは多くはなく、機会に恵まれないまま数年が過ぎました。
しかし今回、ようやくチャレンジに至った次第です。
取り付き口は秩父湖も架けられた吊り橋を渡った先です。
植林帯の中の斜面を登る、よくあるような道なんですが……これがかなりの急傾斜でした。
直登ではなく、斜面にジグザグとスイッチバックで道が付いているのですが、それが見たこともないような急角度でした。
のっけからかなりシンドく、またこの先の困難を思うと、暗澹たる気持ちでしたね。
早くも息も絶え絶えになりつつ植林帯を抜けると、尾根に乗ります。
この尾根歩きも急坂の連続でかなりキツさ。
スタートから1時間40分ほどで反射板跡に到着し、ようやく過酷な急傾斜上りから開放されます。
この先はかつての森林軌道跡をしばし歩きます。ときおり幅が狭い箇所や崩落しているトコもありましたが、ほとんどがフラットで歩きやすい道でした。
造林小屋跡を過ぎ、再び見上げるような急斜面をヒーヒーいいながら登ると、二瀬尾根上に出ます。こちらも結構な急坂の上りですが、やがて尾根の東南をトラバースするようになります。
道は明瞭で…と、いいたいところですが、崩落している箇所なんかもあり、アタシはそこで少し道から外してしまいましたorz
まぁ、すぐにルートに復帰したので問題はなかったのですが(*^_^*)
北ノタルを過ぎると、原生林の中を通る感じになります。
苔むした、いかにも奥秩父って感じの道で、ここまで4時間歩きどおしのへたれハイカーの気分もけっこう上がりましたね。
そんなこんなで二瀬分岐も通過。
南向きのため日に照らされて明るい斜面をズガズガと進みまして、再び原生林に入ったかと思うと、ついに和名倉山の山頂に到着いたしました。
周囲は濃い原生林に囲まれて眺望いっさいナシの地味ぃ〜なトコ。しかし数年越しの念願の登頂だったので、思わずガッツポーズが出ましたね。
山頂では、ヘラヘラ喜んでいると、なんともうもうひとりハイカーさんが現れてビックリ。あまりに意外なので、普段はそんなこと絶対しないのに、写真のシャッターを頼んでしまいました(ありがとうございました)。
帰路は同じ道をピストンで戻ります。
登る際の急勾配は、そのまま下りの急勾配になります。登りながら「この傾斜は帰りにキツいだろうな〜」と危惧した斜面は、案の定下りが苦手なへたれハイカーを打ちのめしましたorz
とくにキビシカッタのは、二瀬尾根から造林小屋跡へのザレた路面の急降下と、反射板跡地直下の、ザレてさらに落ち葉積もった細い道でした。
そんな中、歯を食いしばって下りまして、最後の植林帯の急傾斜の道をクリアすると吊り橋に到着。
こちらを慎重に通過して、なんかと無事にゴールを迎えた次第。
かかった時間は8時間半。CTよりはだいぶ短い時間で完了しましたが、やっぱり最後はヘロンヘロンでしたね(^_^;)
ともあれ、和名倉山をついに攻略できました。
一面では、眺望もなく山頂も地味な場所だったのに、上りも下りひたすらキツいだけの山行ではありました…しかし、なぁに、構うもんですか。数年越しの懸案事項がようやくクリアできた達成感は、何事にも代えがたいものでしたからね。
遅筆のため、詳細レポートはブログにて
http://awaya-daizen.cocolog-nifty.com/
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