丹沢三峰〜丹沢山(2回目)〜蛭ヶ岳(2回目)〜檜洞丸(3回目)
- GPS
- 32:49
- 距離
- 24.1km
- 登り
- 2,619m
- 下り
- 2,381m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 7:08
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 2:16
- 合計
- 9:50
天候 | 1日目・2日目とも快晴のち雲の多い晴れで弱い風あり。 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable/cs:0000802105-1/nid:00025684 ○西丹沢ビジターセンター → 新松田駅 富士急湘南バス 所要時間1時間15分 http://www.syonan-bus.co.jp/pdf/rosen/timetable/01_s_202103.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
○蛭ヶ岳からの下りは長い急坂で岩のかけらが多く滑りやすい。 ○つつじ新道の下りも長い急坂で岩のかけらが多く滑りやすい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
カメラ
ストック
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感想
2021年04月11日(日) 〜 12日(月)【丹沢三峰〜丹沢山〜蛭ヶ岳〜檜洞丸】
いつか歩きたいと思っていた丹沢主脈、丹沢主稜、丹沢三峰の縦走路。健脚の方はこれらの縦走路をつないで一日で丹沢を縦断&横断されてますが、足が早くない私は途中で山小屋に一泊する必要があり、なかなか実行に移せないでいました。
ところが珍しく月曜日に休暇が取れることになり、金曜日に遅くなっても、土曜日に準備して、日曜日に早出ができるので、温めていた丹沢三峰から丹沢主脈を縦走する計画を日曜日と月曜日の一泊二日で実行することにしました。
<1日目:4月11日(日)>
小田急線本厚木駅から神奈川中央交通バスの宮ヶ瀬行きに乗り、三叉路で下りたのは、私のほか10人ほどでした。
快晴の空の下、丹沢三峰を経て丹沢山に至る憧れの縦走路を歩き始めました。短い急坂を登るとすぐに稜線に乗りました。なだらかな稜線には植林や常緑樹に混じって落葉樹もあり、芽吹き始めた新緑が目に鮮やかでした。まだバイクの音が聞こえていましたが、野鳥のさえずりもたくさん聞こえました。想像していたよりハイカーの姿を見かけましたが、丹沢の人気コースに比べればぜんぜん少ないと思いました。
再び急坂を登ると御殿森ノ頭につきました。樹間から南側に丹沢の山並みが見えました。長丁場にそなえていつもよりゆっくり歩いたので、ここまで1キロで1時間かかりました。コースタイムどおりですが、このペースでは丹沢に着くのは夕方になってしまうので焦りました。
しかしこの焦りは杞憂に終わりました。御殿森ノ頭から本間ノ頭への急坂が始まるまで、高畑山のピークに寄り道した以外はなだらかな稜線上かトラバース道をどんどん進んでいくので、時間はさほど心配する必要はありませんでした。
長い急坂を登りきった先にある丹沢三峰の東峰、本間ノ頭は樹林にかこまれた小さな山頂でした。テーブルが一つあったので、初めて腰を下ろして休みました。
バイクの音はいつの間にか聞こえなくなっていて、とても静かでしたが、鳥のさえずりも少なくなっていました。
晴れの天気は続いていましたが、稜線の上空は曇が多くなってきて、陽があたる時間が少なくなっていました。時折吹く風も肌寒く感じられました。
短い急坂の登り下りをこなしながら中峰の円山木ノ頭を越えて行くと西峰の太礼ノ頭に着きました。広くて平らな稜線にある山頂らしくない山頂でした。
丹沢山山頂まで急坂はありませんが、冬枯れの広葉樹の森の長い登りが続いていました。疲れも出てきたので、ダラダラと登るしかありませんでした。振り返ると今日歩いてきた丹沢三峰と冬枯れの稜線の眺めがいい感じでした。
丹沢山の山頂には予定より早く着きました。雲が多くて富士山はまったく見えませんでした。
この日はみやま山荘に泊まりましたが、日曜日なのに想像以上に多くの方が泊まっていました。
<2日目:4月12日(月)>
快晴の下、丹沢山山頂からの富士山や丹沢、箱根の山々、愛鷹連峰などの雄大な眺めを楽しんでから、蛭ヶ岳、丹沢主稜、檜洞丸を経て石棚山稜を下る縦走路を歩き始めました。
急坂を下ってからゆるやかに登り返すと不動ノ峰に着きました。展望の良いなだらかで素晴らしい稜線を楽しみながらゆっくり進むと、棚沢ノ頭を経て正面に蛭ヶ岳の勇姿を望む鬼ヶ岩に着きました。
蛭ヶ岳へは急坂を下ってからまた急坂を登り返すように見えましたが、実際は鞍部からの登りは下りほどの急坂ではなく、少し拍子抜けしました。
蛭ヶ岳の山頂はとても広くて、雄大な展望が広がっていました。のんびりと過ごしたいところですが、まだまだ先は長いので写真と動画を撮り終えると山頂を後にしました。
蛭ヶ岳からの下りは見た目通りの長い急坂で、岩のかけらのような小石が多くて、滑りやすくて神経を使いました。
鞍部から小さなアップダウンを経て、臼ヶ岳の登りにかかると、後方には蛭ヶ岳の素晴らしい山容を見ることができました。臼ヶ岳の山頂部は南北に細長く、冬枯れの広葉樹の森が広がっていました。東側の崖の上からはやはり蛭ヶ岳が素晴らしい山容を見せてくれていて、その右手には棚沢ノ頭から南に延びる長い尾根の向こうに搭ノ岳が見えていました。
道標に臼ヶ岳の表記はあるものの、山頂の標識が他にないかと山頂部の南端まで歩いて見ましたが、何も見つけられませんでした。道標まで戻ってみると男性がひとり休まれていました。檜洞丸から臼ヶ岳まで誰にも会わなかったとのことでした。どうやら私の先を歩く人はいないようでした。
臼ヶ岳から冬枯れの広葉樹の森をぐんぐん下っていくと最後は足下の悪い急坂になって神ノ川乗越に着きました。ここまでさらに3人の単独の男性とすれ違いましたが、以降檜洞丸まで誰にも会いませんでした。急坂を登り返してコブを2つか3つ越えて行くと、ガレの淵にある金山谷乗越につきました。いつの間にか低い雲が多くなり、陽は時々雲の合間からさすだけで、風が吹くと肌寒くなっていました。
なだらかな稜線をしばらく進むと檜洞丸への長い登りが始まりました。登るにつれて冬枯れの樹間から歩いてきた丹沢主稜と蛭ヶ岳、その左手には丹沢主脈がせりあがってきました。新緑前の冬枯れの森限定の眺めでした。
長い縦走の最後のピークを前にして、青ヶ岳山荘の手間で歩いてきた丹沢主稜を振り返ると、胸にこみ上げてくるものがありました。日帰りの山では決して味わえない久々に気持ちの良い感覚でした。
青ヶ岳の山頂は時間も遅いせいか女性がひとりいるだけでとても静かでした。あまり時間の余裕はありませんでしたが、みやま山荘のお弁当(チラシ寿司)を半分いただきました。その間に男性がひとり上がってきました。
計画では石棚山稜を下山する予定でしたが、歩いたことのないコースで様子が分からないし、バスの時間まで余裕がないので、つつじ新道から下山することにしました。疲れた足腰に連続する急坂の下りはこたえました。特に岩や小石が多いところは滑るので神経を使いましたが、とうとう転んでしまって右手の指を痛めてしまいました。
ゴーラ沢の出合まで下って急坂から解放されるとほっとしました。ここからは私の大好きな東沢の山腹のトラバース道なのでゆっくり楽しみながら歩きました。残念ながら雲が多くて陽が差し込まず、森は少し暗い感じでしたが、芽吹き始めたが新緑がさわやかでした。
東沢を離れてさらにトラバースして行くと最後の短い急坂を下って林道に出ました。西丹沢ビジターセンターに着く頃はすっかり曇ってしまいました。
おしまい。
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