恵那山 前宮ルート
- GPS
- 11:05
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,799m
- 下り
- 1,801m
コースタイム
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 11:01
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から目の前を渡渉するが、岩の上に乗る木橋が固定されていなくてグラグラ。 |
写真
装備
個人装備 |
ダウンジャケット
レインウェア上下
救急薬品
ナイフ
折りたたみ傘
非常食
携帯電話
帽子
ガスカートリッジ
手袋
コッヘル
マグカップ
タオル
ティッシュ
財布
水
カメラ
アイゼン
ヘッドランプ
予備電池
|
---|
感想
8年前の秋に初めて歩いて以来になる恵那山。
当時災害で通れなかった前宮ルートを今回歩いてみようと久しぶりに計画した。
前日が全国的に荒天で心配したが、当日は回復している予報に一安心。
先日の八経ヶ岳と標高があまり変わらないこともあり、雪の残り方も似たものかと想像していた。
最近のこの山のレコに目を通しても、雪のシーズンはもう終わりに近いとの印象だった。
で、雪関連の装備は6本爪のアイゼンのみ。
ストックも最近は持たずに歩くことが多いので装備せず。
グローブも夏用の薄手のもの。
5時のスタート時の気温は1度。
少々寒さを感じる身体を温めようと急ぎ足で林道を進む。
登山口から目の前の川を渡渉して山に入った。
水を含んで少々柔らかい登山道を踏みながら稜線に向かう。
復旧工事のために何か所かで迂回路が示されているが、指示通り歩いて特に危険もない。
1時間ほど登るうちに、地面に雪が目に付くようになった。
残雪ではなく昨日降った雪のようだ。
しばらくのうちに雪は地面を覆い、あたりは白い景色に変わる。
春の汚れた雪の色ではなく、純白の雪面に足跡を付ける。
4月の山を歩いている気がしない。
このルートは前半で標高差1000m以上を一気に登る。
稜線に出てから山頂までがまた長いのだが、まずはいくつもの急勾配が関門だ。
そこに新雪が付き、しかも岩にも氷が付いている。
ピッケルを使うシーンを想像したが、実際には手がかりは多く、ツボ足でも登るのに支障はなかった。
下りではアイゼンがあった方が良さそうだ。
ルート上では出会う人はなかった。
トレースもなく、尾根も広いのでルートロストのリスクはありそう。
地図読みの訓練のつもりで歩く。
GPSも併用しながらルートの独り占め感を楽しむ。
山頂部では御坂峠からのルートと出合う。
ここで初めて先行者のトレースを追って歩くことになった。
冷え込んだおかげで木々の霧氷が素晴らしい。
たぶん昨日まではこの景色はなかったんだろう。
たまたまの巡り合わせだが、この恵那山では前回も選んだルートでいい紅葉の景色に出合い、いいことが重なっている。
最高点の岩場、三角点、昼食を取った山頂の避難小屋、富士山が見えるかともう一度上がった岩場の4か所でそれぞれ一人の登山者と出会い、言葉を交わした。
(今日見た人はこの4人だけ)
皆さんこの思いがけない4月の雪に驚きながらも楽しんでおられた様子。
それぞれ短い時間でしたが共有できたこと、ありがとうございました。
広河原に下りた方も御坂峠に向かわれた方も、やわらかい雪の下り、無事に下山されましたか?
少々山頂で時間を取り過ぎ、下りにかかるとこの間に景色が一変していた。
白かった木々は緑に戻り、地面の雪は濡れてズルズル滑るように。
ただ心配したような滑落の危険は感じずに順調に下ることができた。
なんだか単発のイベントのような雪化粧の山を歩けた幸運に感謝。
コメント
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こんばんは
早朝に辿り着いた御褒美を貰えたようですね
悴んだ指先の向かう先に霧氷、新雪と凛とした心地よさを感じますね
高速道路から恵那山が見えると信州に来れたんだなぁって思います
周辺は栗の産地ですね。
栗もお土産に忘れてはいけませんね。
私だけかも?
美しいレコに出会うとなんだか張り切れます
おはようございます。
本当に、思いがけないプレゼントをもらってしまいましたよ。
山はいつも何かしらプレゼントを用意してくれています。
だから大事なのは、それに気づいて喜べる自分を連れて行くこと。
もう少しできることを増やしたいとも思います。
視界が広がるかも知れませんしね。
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