甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根3度目の正直 20分のご褒美(^^ゞ
- GPS
- 14:00
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 2,412m
- 下り
- 2,416m
コースタイム
5:15 笹ノ平分岐(5分休憩 ジュース1本)
6:20 刃渡り
6:45 刃利天狗
7:15 五合目焼け跡(10分休憩 おにぎり1個)
8:00 七丈小屋(15分休憩 ロールパン2個 ジュース1本)
8:50 鳥居
9:40 甲斐駒ヶ岳山頂着(55分大休止)
10:35 甲斐駒ヶ岳山頂発
11:20 鳥居
11:45 七丈小屋(5分休憩)
12:15 五合目焼け跡(10分休憩 行動食1個)
13:00 刃利天狗
14:10 笹ノ平分岐(10分休憩 行動食1個)
15:35 駐車場(河原で顔洗い15:25)
天候 | 梅雨の晴れ間…狙うも…晴れのちガス最後は小雨^^; |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
水洗トイレあります |
コース状況/ 危険箇所等 |
・お待たせいたしました。夏道全開です(^^ゞ ・一段とSafetyになった感はありますが、覚悟を決めていらしてください! ・この季節、山頂にガスが掛かりやすいので早めのスタートをお勧めします! ・温泉は尾白の湯が断然お勧めです。(水曜日は定休日なのでお気を付け下さい) ・去年のレコはこちらから http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-202389.html ・一昨年のレコはこちらから http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-123079.html |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
梅雨も本番に入り毎日ジメジメとした鬱陶しい天候が続いていますね!
本格的な夏山シーズンの前に、恒例の「あの」お山に「あの」尾根から登っておく必要があります。
ただ…リハビリを終えたばかりで、本調子で無いこのタイミングで行くには少し勇気がいりました。
また、過去2回とも山頂では真っ白!ガスガスで展望はありませんでしたから…(>_<)
挑んでいる感覚と、変化に富んだ山道で十分楽しめるのですが、やっぱり景色は楽しみたい。
天気予報的には悪くありませんが、何度も経験している梅雨の晴れ間のガスの涌き方を考えると…
早立ちは必須!せめてお隣の貴婦人「仙丈ヶ岳」だけでも一目拝みたいと3:00~3:30位の出発でナイトハイクを企んでいました。
大好きな甲斐駒ヶ岳を黒戸尾根から挑める…それだけで本当は満足なんですけどね(^^ゞ
届けられているレコと昨年の経験からお守りのアイゼンは持参せずに軽量化をはかります。
お水は…七丈小屋の水が出ていれば更に軽量化できるのですが、充てにして裏切られると大変です。
2.5リットル+ジュースを2個詰めていきます。
昨年シャリバテした経験から、嫁が大好物の特大ロールキャベツを温めてくれて勇気をもらいます。
尾白渓谷駐車場から登る前に711で買い込んだお稲荷さんを3つ頬張り予定より少し遅めのスタートです^^;
GWに嫁と滝を見に行った道に進まず、登山道をヘッデンを頼りに左に進みます。
一時間ほどで辺りが明るくなって灯りを消すと、最初のチェックポイント笹ノ平分岐は
すぐそこです。
去年との時間差は→ほぼ同じタイム…調子は→まずまず(^^)。
朝焼けの山坂道を私なりに飛ばしていきますが…いつものようにトレランの方々にブチ抜かれます。^^;
刃渡りに近づくと鳳凰三山がその雄姿を見せてくれます。振り返ると金峰や国士ヶ岳そし
て八ヶ岳が雲を従えて顔をのぞかしてもくれました。(ここまでは去年と一緒)
刃利天狗が近づきだすと、黒戸尾根のアトラクションが次々と楽しみを運んでくれます。
気が付くとイワカガミの群落があちらこちらに姿を現します。
焼け跡でエネルギーを充電すると、ここから更に登り応えのある梯子・鎖が出迎えてくれます。
七丈小屋に着くと命の水は…今日は出ていません。テン場の少し上がお気に入りの休憩スポットです。
ここで中休止します。十分に水分を補給し汗をぬぐい火照った体を冷やします。
すると額の当たりが「ジャリ」…塩吹いています。塩飴で塩分を補給していきます!
御来場まではスーっと来れた感覚ですが、森林限界が近づき核心部に入ると汗が止まりません。暑!
辺りは…ガスが涌いてきています。(ヤバイ^^;)
急ぎたいのですが、急げません。水もエネルギーも充分補給していますが疲労で思うように体が動きません。
稜線に出ると本来アドレナリンが分泌するのが解るくらいテンション上がるのですが…
今日はつらい!
やっぱりまだまだ、本調子ではありません。去年はこの稜線楽しくて写真を沢山で撮った記憶があります。
それでも、頂上の祠が視界に入りだすと、ワクワク感を取り戻します。
ガスはどんどん涌いています。振り返ると八ヶ岳は見えなくなりました。
北沢峠からの分岐が近づくと小走りになります。その先は果たして…
間にあいました!(^^)!3度目の正直!甲斐駒頂上からの展望は初体験です(^^ゞ
なんといっても、仙丈の美しさにヽ(^o^)丿、ヤッターヤッターと一人で叫んでいました。
北岳は直ぐに隠れてしまいましたが、間ノ岳と南アの南の皆さんはよく見えます。
視線を変えて北ア方面も見えていたのですが、カメラを構えた時にはガスの中に。
360度の大展望と言うわけには行きませんでしたが、個人的には大満足ですV!
時計を見ると9:40分…去年と変わらないタイムで上がってこれています。
ひそかに6時間を切りたいと思っていたのですが…これが実力です(-_-;)
楽しい時間はあっという間に過ぎて10:00になると真っ白なガスの世界へと。
この20分は最高のひと時として脳裏にそして記録に残しておきます。
サプライズは続きます。湯を沸かしゆっくり山頂の雰囲気をたのしんでいると
北沢峠から来られた方が、地面に向けて動きながらシャッターを切っています。
もしや!と思い近づいて目を凝らすと…雷鳥が涼しい顔をしてお食事をしているようでした
慌てず騒がず、何回シャッターを切ったことでしょうか(^^ゞ
そうこうしていると一瞬ガスが取れ、再び仙丈の雄姿を見ることもできました。
久しぶりに頂上でゆっくりしました(55分)
でも帰りも長いからな〜(^^…おります…最後の最後でパラッと降られたのはご愛嬌。
下りは去年より少し時間はかかりましたが、膝も、腰も悲鳴を上げることなく
2週前の八ヶ岳横断道路のほうが辛かったな〜と言う感覚です…ちょっと不思議
勇気をもって来て良かった!
また、挑めて嬉しかった!
何より山の懐の気持ちイイこと!
来年は…約束はできませんが元気だったらチャレンジしたいですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
キツイけど黒戸尾根、甲斐駒は、ホントに楽しい!
追伸
サザン復活します! この夏は色々なとこで「盛り上がる」ようです
こんにちは。
完全にリハでなく、ワイルド山行ですね〜 健常者でも黒戸は引きますよ。
天候が で幸せの雷鳥も見られて
完全復活というか・・・アクセル全開ですね。
昨年に黒戸尾根の登山口に3時頃着いて
予報が外れ がどしゃ降りだったので
撤退し、金峰にいったキオクがあります。
またいつか登ろうと思いますが、富士山や北岳日帰りよりキツイもんな〜たぶん。
サザンと一緒に完全復活は良かったです
私の復活よりサザンの復活の方が遥かにビックニュースです(^^ゞ
この夏は…御山よりもサザンに「楽しい時間」を求めてしまうかも?
それでも北アのあの頂には行きますよ
今週末も晴れたら…難しそうですけど
いやぁ〜、一気に完全復活とは
すごすぎです
梅雨の晴れ間をうまく捕まえられましたね
この山は本当に登山者よりトレランの方が格段に多くなってますよね〜
それにしても、まだ水場に水が出ていないとは
昨年は筋肉痛にほとんどならなかったんですが
今年は…まだ痛いんです^^;…年ですから
トレランの方々本当に多いです!
共存共栄、山に優しい昇り降りが出来たらいいですね
水場は
出たりでなかったり(出したり・出さなかったり)
充てにせずに…ってことだと思います。
私も北アのどこかに行きたいです
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