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記録ID: 31382
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無雪期ピークハント/縦走
丹沢

東丹沢/丹沢山〜寿尾根(三角沢ノ頭)

2008年11月22日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
12.5km
登り
1,238m
下り
1,233m

コースタイム

塩水橋7:10−
本谷川林道−
7:45キュウハ沢出合8:05−
クモガフチ径路(キュウハ沢とクモガフチ沢の中間尾根)−
8:45天王寺尾根P1129 9:03−
9:40丹沢山10:03−
10:20日高(寿尾根分岐)10:40−
寿尾根−
12:10キュウハ沢出合12:30−
本谷川林道−
13:10塩水橋
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2008年11月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
■紅葉 今が旬

■塩水橋

  ・丹沢紅葉シーズン3連休とあり、塩水橋手前の路肩は
   朝7時で十数台、下山時13時で27-8台も停まっていた。
   最近はツアー登山バスもここを起点にして日帰り丹沢山企画を組むそうだ。
   塩水橋で本谷川林道はゲートがあり、一般車は進入不可。
   (随分昔はキュウハ沢出合まで車が入れたのだが)

   ちなみに午後には、菩提峠駐車スペースは35-6台で満車、
   ヤビツ峠はオーバーフローで駐車場前後の路肩にも多く駐車していた。

■クモガフチ径路(キュウハ沢出合から天王寺尾根中間点P1129に登る尾根)

  ・エアリアでは黒破線ルート。天王寺尾根P1129東で「迷」と記載されて
   いたが、天王寺尾根を下降に使う場合、この径路(尾根)に迷い込む
   ことはほとんどないと思う。

  ・キュウハ沢にかかるコンクリの橋手前で、ガードレールを跨ぎ
   尾根に取り付く。
   森林作業用にも使われていると思うが、天王寺尾根まで踏み跡は
   ずっとジグザグで続いており、下手な一般道よりも登りやすい。

  ・天王寺尾根まであと少しの所で、左側に大きなザレが出てくる。
   ここで踏み跡は、右の天王寺尾根コルに続くものと、ザレの縁を
   直上するものと2つに分かれる。
   前者は斜面を水平トラバースしていて悪天時は滑りやすいので
   後者の直上ルートの方がよいであろう。
   天王寺尾根に合流する箇所に、黄色テープと「至、キュウハ沢出合」
   と書かれた古い板が立てかけられている。

■天王寺尾根

  ・7−8年振りに歩いたが、よく整備されており、大倉方面から登ってくる
   登山者数に比べ少ないので、比較的静かな山歩きが楽しめる。
   ところどころ霜柱が溶け出しており少し滑りやすいが、
   大倉尾根の閉口してしまう階段状に比べれば、たくさんの広葉樹たちに
   心癒される尾根である。

■寿尾根

  ・丹沢山から塔ノ岳方面に一般道を南下し、2ツ目のピークである
   日高(ヒッタカ)から北東に降りる。
   取り付きにちょっと古びたテープが巻いてある。
   踏み跡も背の低い笹の中についている。

  ・三角沢ノ頭(P1331)手前のコルは両岸がザレて開けている一部痩せ尾根。

  ・1230m付近で尾根が分かれるので右(北東)尾根へ。
   注意していないと左(北)尾根へ入る可能性もありそう。

  ・1030m付近も尾根が二分されており、これも右(東)尾根へ。
   ただ三角沢ノ頭以降、森林作業用のものと思われる踏み跡が
   尾根いっぱいにジグを切りながら付いている。

  ・踏み跡を追えば、最後はキュウハ沢出合右岸で本谷川林道に出る。

ファイル
非公開 パスワードあり 20081123kotobukione.xls
(更新時刻:2008/11/20 22:23)
朝の塩水橋手前の路肩
さすが紅葉3連休
2008年11月22日 06:49撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 6:49
朝の塩水橋手前の路肩
さすが紅葉3連休
本谷川林道のゲート
昔は通れたんだけどなぁ
2008年11月22日 07:01撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 7:01
本谷川林道のゲート
昔は通れたんだけどなぁ
長尾尾根(塔ノ岳または札掛)方面へはこの橋を渡る
2008年11月22日 07:20撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 7:20
長尾尾根(塔ノ岳または札掛)方面へはこの橋を渡る
キュウハ沢出合
前に事故ったんだけど結構お気に入りの場所なんだよね
2008年11月22日 07:41撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 7:41
キュウハ沢出合
前に事故ったんだけど結構お気に入りの場所なんだよね
クモガフチ径路はキュウハ沢(写真左)左岸の踏み跡を登る
2008年11月22日 07:41撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 7:41
クモガフチ径路はキュウハ沢(写真左)左岸の踏み跡を登る
クモガフチ径路の出だし
2008年11月22日 07:58撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 7:58
クモガフチ径路の出だし
天王寺尾根に至る、と書かれている
2008年11月22日 08:01撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 8:01
天王寺尾根に至る、と書かれている
天王寺尾根まであと少しの所で左側がザレている
踏み跡はここで2分されるが、ザレの縁を直上する尾根状を行った方が楽かな
2008年11月22日 08:36撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 8:36
天王寺尾根まであと少しの所で左側がザレている
踏み跡はここで2分されるが、ザレの縁を直上する尾根状を行った方が楽かな
天王寺尾根までもうちょい
2008年11月22日 08:40撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 8:40
天王寺尾根までもうちょい
天王寺尾根とクモガフチ径路の分岐
2008年11月22日 08:40撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 8:40
天王寺尾根とクモガフチ径路の分岐
天王寺尾根上、堂平からのルートとの合流点
2008年11月22日 09:11撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 9:11
天王寺尾根上、堂平からのルートとの合流点
天王寺尾根上部
冬は葉が落ちて視界が広い
もちろん新緑の時期もGoo!
2008年11月22日 09:14撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 9:14
天王寺尾根上部
冬は葉が落ちて視界が広い
もちろん新緑の時期もGoo!
天王寺尾根を振り返る
ここは展望がよい
2008年11月22日 09:20撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 9:20
天王寺尾根を振り返る
ここは展望がよい
2008年11月22日 09:30撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 9:30
丹沢主脈との分岐
2008年11月22日 09:32撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 9:32
丹沢主脈との分岐
丹沢山山頂
2008年11月22日 09:35撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 9:35
丹沢山山頂
丹沢山山頂
2008年11月22日 09:53撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 9:53
丹沢山山頂
今日は富士山もきれい
7合目辺りまで冠雪している
(先週より少し後退したか?)
2008年11月22日 09:54撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 9:54
今日は富士山もきれい
7合目辺りまで冠雪している
(先週より少し後退したか?)
2008年11月22日 09:56撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 9:56
富士山アップ
2008年11月22日 09:56撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 9:56
富士山アップ
2008年11月22日 10:01撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 10:01
箒杉沢を望む
2008年11月22日 10:01撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 10:01
箒杉沢を望む
竜ケ馬場から日高
2008年11月22日 10:11撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 10:11
竜ケ馬場から日高
2008年11月22日 10:13撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 10:13
日高から竜ケ馬場
2008年11月22日 10:15撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 10:15
日高から竜ケ馬場
日高ピーク
ここから正面の東に降りるのが寿尾根
2008年11月22日 10:17撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 10:17
日高ピーク
ここから正面の東に降りるのが寿尾根
日高の立ち枯れに・・・
2008年11月22日 10:20撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 10:20
日高の立ち枯れに・・・
寿尾根を下り出す
2008年11月22日 10:32撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 10:32
寿尾根を下り出す
三角沢ノ頭途中のコルは開けたザレ
左が四町四反ノ沢、右がオバケ沢支流
2008年11月22日 10:39撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 10:39
三角沢ノ頭途中のコルは開けたザレ
左が四町四反ノ沢、右がオバケ沢支流
同じく
2008年11月22日 10:46撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 10:46
同じく
三角沢ノ頭
2008年11月22日 10:51撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 10:51
三角沢ノ頭
概ね踏み跡明瞭
2008年11月22日 11:02撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 11:02
概ね踏み跡明瞭
指導標も
2008年11月22日 11:09撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 11:09
指導標も
下る・・
2008年11月22日 11:13撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 11:13
下る・・
下る・・・
2008年11月22日 11:55撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 11:55
下る・・・
キュウハ沢出合に降りた
2008年11月22日 12:03撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 12:03
キュウハ沢出合に降りた
本谷川林道
2008年11月22日 12:25撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 12:25
本谷川林道
紅葉も真っ盛り
2008年11月22日 12:29撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 12:29
紅葉も真っ盛り
林道左手に見えたツガノキ沢の大滝か
2008年11月22日 12:41撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 12:41
林道左手に見えたツガノキ沢の大滝か
ここが正規一般道の天王寺尾根取り付き
2008年11月22日 12:47撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 12:47
ここが正規一般道の天王寺尾根取り付き
以前下降した本間ノ頭南西尾根
本間ノ頭から塩水橋まで降りられる
2008年11月22日 13:01撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 13:01
以前下降した本間ノ頭南西尾根
本間ノ頭から塩水橋まで降りられる
塩水橋に戻る
車、朝よりドーンと増えている
2008年11月22日 13:04撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
11/22 13:04
塩水橋に戻る
車、朝よりドーンと増えている

感想

ヤビツ峠と宮ケ瀬湖を結ぶ県道は、札掛から先が幅狭く
車の往来も結構あるのでカーブの際は気を遣う。
塩水橋手前の路肩は紅葉3連休とあって早朝から多くの車が駐車している。
最近は百名山である丹沢山に日帰りで登れるこちらのコースも
人気があるようだ。(堂平と天王寺尾根を使う)
登山ツアーバスのコースともなっているようだし
バス運転手さんはさぞかし心労の激しいことであろう。

塩水橋に来るのは3年半前の自身の事故時以来だ。
本谷川林道はそろそろ朝の空気も冷たい。
天王寺尾根の取り付きを見送り
林道終点近くのキュウハ沢出合まで意外と早く歩き着く。

一本立てキュウハ沢左岸の尾根をジグザグと登る。
エアリアだと黒破線ルートであるが
森林作業用の径路であろう。
とても登りやすく尾根伝いに迷うところもない。
もう少しで天王寺尾根というところで
左手に地形図にも明記されているザレ地を眺めて
踏み跡はザレの端尾根を真っ直ぐ登るのと
右側水平に天王寺尾根のコルに伸びるものとに分かれる。
右水平の踏み跡は途中ザレトラバースがあるので
真っ直ぐ尾根沿いに登った方がよさそうだ。

天王寺尾根は8年前に四町四反ノ沢下山で下って以来だが
相変わらず落葉広葉樹のきれいな素敵な尾根。
ほとんど階段化してしまった大倉尾根よりも
こちらの方が丹沢らしい。

先月来たばかりの丹沢山山頂でのんびり休み
主脈を塔ノ岳方面へ歩く。
日高(ヒッタカ)で一般登山道を離れ東側の三角沢ノ頭(寿岳)を目指した。
寿尾根と呼ばれており、ここも3年半前に三角沢を遡行し
下山に下半部を使ったことがあった。
一箇所だけ尾根を間違えそうになるところがあるが
ほぼ踏み跡もついていて難しくはない。
キュウハ沢出合は以前よりヤマビルのメッカとなっていて
春から初秋はキンカンとヤマビルファイター(または酢と塩水ミックス)を
塗るなど気を遣うが、この時期ならばまったく問題ない。

赤や黄に衣替えした広葉樹をかなでながら
本谷川林道をゆったり堪能し
塩水橋に戻ると、駐車が朝の倍になっていたことに驚く。

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