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記録ID: 31846
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無雪期ピークハント/縦走
鳥海山

鳥海山

2007年09月24日(月) [日帰り]
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GPS
08:01
距離
15.0km
登り
1,277m
下り
1,268m

コースタイム

4:30鉾立登山口-6:00御浜小屋(休憩10分)-6:50七五三掛分岐-7:45御室-8:02鳥海山新山山頂(休憩15分)-8:59七高山頂(休憩15分)-9:14下山開始-9:31行者岳-9:41伏拝岳-10:18文珠岳-10:45七五三掛分岐-11:29御浜小屋(休憩10分)-12:31鉾立登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2007年09月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
岩手山、蔵王、月山と続いた山行も本日が最終日となる。
岩手山:http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-31729.html
蔵王山:http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-31817.html
月山:http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-31831.html

鉾立登山口からの山頂ピストンはコースタイムで往復約9時間であり、フライトスケジュールから逆算して、14:00までには登山口まで下山したい。ということで少し余裕を見て4:30出発とした。(鉾立駐車場には4:00過ぎに到着したが、準備をしている間にもヘッドライトを点けて日帰りと思われる多くの登山者が出発して行った。)

七五三掛分岐点からは、登りに千蛇谷、下りは外輪山のルートを取ることにした。
千蛇谷の雪渓はこの時期かなり小さく、雪渓の上を歩くことは無かった。もし雪渓を歩ける時期であれば逆回りで雪渓の上を高速下山するのが良いかもしれない。

御室から新山山頂までの岩登りは結構緊張する。後で知ったが、新山へのルートは御室からの直登よりも少し七高山の方へ回り込み、そこから登るルートの方が遙かに易しいらしい。七高山の山頂にいたおじさんが教えてくれた。

七高山から七五三掛まで続く外輪コースは、鳥海山を右に、月山を左に見ながら(登りでは当然その逆)尾根道を歩く見晴らしの良いコースであり、登りか下りのいずれかに組み入れたい。

下山後は、道の駅象潟むねの丘に併設された温泉施設で汗を流せる(90分350円)。
まだ暗い鉾立登山口。先行登山者も多く、ここは熊が出ないので安心である。
まだ暗い鉾立登山口。先行登山者も多く、ここは熊が出ないので安心である。
御浜小屋。小屋の少し上に休憩スペースがある。小屋泊まりのグループが出発していった。
御浜小屋。小屋の少し上に休憩スペースがある。小屋泊まりのグループが出発していった。
鳥海湖。月森山の山頂に朝日が当たっている。
鳥海湖。月森山の山頂に朝日が当たっている。
御田ヶ原から見る鳥海山。ここから少し下る。
御田ヶ原から見る鳥海山。ここから少し下る。
御田ヶ原から酒田方向を見る。酒田港に風車が数機見える。ここから見ると山形の主要な港町である酒田の街も小さく、周りは一面の水田である。
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御田ヶ原から酒田方向を見る。酒田港に風車が数機見える。ここから見ると山形の主要な港町である酒田の街も小さく、周りは一面の水田である。
七五三掛から千蛇谷に下るハシゴ。七五三掛と書いて「しめかけ」と読むらしい。ここで外輪山を跨いで谷筋に入る。
以前こういう沢から尾根に上がるポイントで、赤テープを見逃して沢を進んでしまったことがあり、残雪時にこの谷を下って来る際には要注意であろう。
七五三掛から千蛇谷に下るハシゴ。七五三掛と書いて「しめかけ」と読むらしい。ここで外輪山を跨いで谷筋に入る。
以前こういう沢から尾根に上がるポイントで、赤テープを見逃して沢を進んでしまったことがあり、残雪時にこの谷を下って来る際には要注意であろう。
千蛇谷の雪渓はこの時期非常に小さくなっており、雪渓の上を歩くことはない。岩に付けられたマークを頼りに谷の右岸を上っていく。
千蛇谷の雪渓はこの時期非常に小さくなっており、雪渓の上を歩くことはない。岩に付けられたマークを頼りに谷の右岸を上っていく。
大岩の間を抜ける。ここの岩は冬の間に割れて落石し、形が変わるそうである。私が通過する時には形を変えないで欲しい。
大岩の間を抜ける。ここの岩は冬の間に割れて落石し、形が変わるそうである。私が通過する時には形を変えないで欲しい。
山頂直下の岩場。今まで経験したことのない岩登りで少し緊張する。もしペンキの矢印がなければ登れないかもしれない。
山頂直下の岩場。今まで経験したことのない岩登りで少し緊張する。もしペンキの矢印がなければ登れないかもしれない。
鳥海山頂。写真は後で見たらピンぼけだった。山頂は狭く、2〜3名が限度。周囲を撮影してしばらく休憩していると別の方が登ってきたのでバトンタッチで来たルートを戻る。
鳥海山頂。写真は後で見たらピンぼけだった。山頂は狭く、2〜3名が限度。周囲を撮影してしばらく休憩していると別の方が登ってきたのでバトンタッチで来たルートを戻る。
山頂より。どこがルートなのか、ペンキが無ければ全く分からない。
山頂より。どこがルートなのか、ペンキが無ければ全く分からない。
大物忌神社。山頂小屋の隣にある。
大物忌神社。山頂小屋の隣にある。
御室から七高山への鞍部の雪渓。
御室から七高山への鞍部の雪渓。
鞍部から七高山稜線への登りで新山を振り返る。高低差は僅かだが、ガレの急登で結構きつい。
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鞍部から七高山稜線への登りで新山を振り返る。高低差は僅かだが、ガレの急登で結構きつい。
七高山の山頂から見た新山。頂上部に登山者が見える。新山の方が7m程高いが、七高山には三角点があり、山頂は広いので、こちらで多くの登山者が休憩していた。ここで軽い食事を取り休憩する。近くにいたおじさんの話では、御室から直登するより、七高山側からのアプローチの方が楽だという。そのルートは昭文社の地図では点線になっているが、実際どうなのだろう。
七高山の山頂から見た新山。頂上部に登山者が見える。新山の方が7m程高いが、七高山には三角点があり、山頂は広いので、こちらで多くの登山者が休憩していた。ここで軽い食事を取り休憩する。近くにいたおじさんの話では、御室から直登するより、七高山側からのアプローチの方が楽だという。そのルートは昭文社の地図では点線になっているが、実際どうなのだろう。
虫穴付近から見た新山。新山山頂への道が斜めに続いており、頂上手前の岩の間を抜けるルートが見える。確かにこちらのルートの方が楽そうである。但し山頂直下の岩場は切り立っているので、どこから登ろうが大差は無いだろう。
虫穴付近から見た新山。新山山頂への道が斜めに続いており、頂上手前の岩の間を抜けるルートが見える。確かにこちらのルートの方が楽そうである。但し山頂直下の岩場は切り立っているので、どこから登ろうが大差は無いだろう。
外輪山から見た千蛇谷。多くの登山者が千蛇谷を登ってくるのが見える。外輪山の向こうには御田ヶ原の中に道が続き、遠くには日本海が広がる。右奥に見える建物は方向的には鉾立であるが、激しく遠い。
外輪山から見た千蛇谷。多くの登山者が千蛇谷を登ってくるのが見える。外輪山の向こうには御田ヶ原の中に道が続き、遠くには日本海が広がる。右奥に見える建物は方向的には鉾立であるが、激しく遠い。
新山を右に見ながら下る。静止画ではルートは良く判らないが、岩場に張り付いている登山者が動いているのでルートが分かり、見ていて面白かった。
新山を右に見ながら下る。静止画ではルートは良く判らないが、岩場に張り付いている登山者が動いているのでルートが分かり、見ていて面白かった。
大清水分岐点。この辺りでも多くの登山者が休憩していた。
大清水分岐点。この辺りでも多くの登山者が休憩していた。
伏拝岳の河原宿分岐点。ガスが濃いと外輪コースを外れてここから下ってしまう道迷いが多いそうである。確かに文珠岳方向の道より踏み跡がしっかりしている。河原宿方向の先には道標がもう一つ見える。
伏拝岳の河原宿分岐点。ガスが濃いと外輪コースを外れてここから下ってしまう道迷いが多いそうである。確かに文珠岳方向の道より踏み跡がしっかりしている。河原宿方向の先には道標がもう一つ見える。
外輪コースを少し行くと、再度河原宿方向の分岐がある。先ほど見えていた先の道標で間違いに気付いて右折すれば、ここで再度外輪コースに復帰できることになる。ただしルートが三角形になっていることは登山地図には記載がない。昭文社の地図はあまり信用しない方が良いかもしれない。
外輪コースを少し行くと、再度河原宿方向の分岐がある。先ほど見えていた先の道標で間違いに気付いて右折すれば、ここで再度外輪コースに復帰できることになる。ただしルートが三角形になっていることは登山地図には記載がない。昭文社の地図はあまり信用しない方が良いかもしれない。
文珠岳からの新山。見る角度で山頂部分の形状が随分違う。千蛇谷からの急登が良く判る。山頂小屋が見えるのはそろそろ限界である。
文珠岳からの新山。見る角度で山頂部分の形状が随分違う。千蛇谷からの急登が良く判る。山頂小屋が見えるのはそろそろ限界である。
文珠岳付近からの御田ヶ原方向。鳥海湖の右側に御浜小屋が小さく見える。まだまだ相当遠い。コースタイムでもここから小屋まで1時間40分である。
文珠岳付近からの御田ヶ原方向。鳥海湖の右側に御浜小屋が小さく見える。まだまだ相当遠い。コースタイムでもここから小屋まで1時間40分である。
御浜小屋の内部。下山時に中を覗いてみたが、誰もいなかった。宿泊3500円、夕食1300円、朝食1200円、弁当700円、素泊まり1000円、休憩200円だそうである。今日は天気が良いので小屋の前には多くの登山者が休憩していたが、荒天時には賑わうだろう。
御浜小屋の内部。下山時に中を覗いてみたが、誰もいなかった。宿泊3500円、夕食1300円、朝食1200円、弁当700円、素泊まり1000円、休憩200円だそうである。今日は天気が良いので小屋の前には多くの登山者が休憩していたが、荒天時には賑わうだろう。
多くの観光客に混じって、鉾立展望台から最後の鳥海山を見る。山頂は遙か遠い。長い旅であった。
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多くの観光客に混じって、鉾立展望台から最後の鳥海山を見る。山頂は遙か遠い。長い旅であった。

感想

下山後は道の駅象潟に併設された温泉施設に立ち寄り、秋田空港へと向かった。今回の百名山4山を巡る東北シリーズでの疲労に充実感を覚えながら空路帰京した。

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