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Yamareco

記録ID: 323077
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無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

甲武信ヶ岳〜破風山〜雁坂峠周回 

2013年07月20日(土) [日帰り]
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masaccho その他1人
GPS
08:29
距離
20.8km
登り
1,954m
下り
1,953m

コースタイム

道の駅みとみ     7:26
西沢山荘       7:54
近丸新道分岐     9:03
木賊山        10:25(〜10:29)
甲武信小屋      10:46
甲武信ヶ岳      11:01(〜11:44)
甲武信小屋      11:53
破風山        12:58(〜13:01)
雁坂嶺        13:48(〜13:51)
雁坂峠        14:09(〜14:13)
沓切沢橋       15:07
(この先道間違える)
道の駅みとみ     15:55

(計8時間29分)
天候 晴れ→曇り(一時ガス)
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅みとみの駐車場を利用。
コース状況/
危険箇所等
ルート図はGPSのデータを参考に手書きで入れています(西沢山荘までログを取り忘れていたため)

道の駅みとみ〜西沢山荘(徳ちゃん新道入口)
道の駅から北へ、西沢渓谷入口の看板で右の道へ入り、しばらく林道を道なりに進んでネトリ広場を過ぎます。少しで近丸新道の入口がありますが今回は徳ちゃん新道を登るので先へ。休業中の西沢山荘の手前に新道入口があります。

西沢山荘〜甲武信ヶ岳
登山道はのっけから急登で、木賊山までは段差の大きいところの多い登りがひたすら続きます。近丸新道を合わせるとシャクナゲが両側に茂り道幅も狭くなりました。
だんだん展望が開けてきて山腹をまくと分岐、左に進んで木賊山山頂です。山頂から下って甲武信小屋、少しの登り返しで甲武信ヶ岳山頂。

甲武信ヶ岳〜雁坂峠
甲武信小屋から指導標の破風山まき道方面に向かい、稜線に復帰したら笹平へ300メートルの下りが始まります。破風山避難小屋の建つ笹平から、今度は200メートルの登り返しです。日当たりのいい道が樹林帯に入ると西破風山の山名柱があります。狭い山頂です。
西破風山から東破風山へは岩がゴロゴロした道で、東破風山から下って雁坂嶺へ登り返して行きます。雁坂嶺山頂は樹林に囲まれていて、ここからしばし下ると雁坂峠。

雁坂峠〜道の駅みとみ
峠からは南へ、ひたすらジグザグを切って下ります。最初のあたりは滑りやすいのでゆっくりと。沢ぞいに出ると道が一部不明瞭になるので赤リボンを見落とさないように進んで行きます。幾つか沢をわたると山腹をまく水平道になり、一ヶ所小規模な崩壊地を越えて下るとそのうち出るのは林道終点の沓切沢橋です。
この先長い林道歩き。雁坂トンネルの料金所手前の駐車場に降り立った先から道を間違えました。正しくはここから北側に延びる舗装路に入るか、ヤマレコのルート図ではトンネルを抜けてすぐの所で右に下るようです。


今日の温泉:はやぶさ温泉
      源泉かけ流し、温度がちょうどいいです。食事もできます。
少し先に市営駐車場もありますが、今日は道の駅みとみから歩き始めます。右奥が目指す木賊山。
少し先に市営駐車場もありますが、今日は道の駅みとみから歩き始めます。右奥が目指す木賊山。
ここから右の道へ
奥のゴツゴツは鶏冠山。
ここから右の道へ
奥のゴツゴツは鶏冠山。
西沢山荘の前から登り始めます。
西沢山荘の前から登り始めます。
最初の急登を過ぎて平らになったあたり。この先もひたすら登りが続きます。
最初の急登を過ぎて平らになったあたり。この先もひたすら登りが続きます。
近丸新道との分岐。もっとしっかりした看板ありますが私はこういうの好きなので。
この先も登り一辺倒です。
近丸新道との分岐。もっとしっかりした看板ありますが私はこういうの好きなので。
この先も登り一辺倒です。
雲上に浮く富士山の登場!
やっぱり富士山は見る山かな?今日もたくさんの人が登っていることでしょう。
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雲上に浮く富士山の登場!
やっぱり富士山は見る山かな?今日もたくさんの人が登っていることでしょう。
緑色したバイケイソウの花
かわいい新芽はしょっちゅう見ますが、花を見るのは久しぶり。
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緑色したバイケイソウの花
かわいい新芽はしょっちゅう見ますが、花を見るのは久しぶり。
木賊山に到着
変な構図ですが山名柱を。埼玉県の標識はどれも凝っていてセンスがいいですね。
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木賊山に到着
変な構図ですが山名柱を。埼玉県の標識はどれも凝っていてセンスがいいですね。
突然開けると目の前に甲武信ヶ岳が!
左の山肌が見えている所を登って行く訳ではないのでご安心を。右奥の平らな山が埼玉最高峰の三宝山。
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突然開けると目の前に甲武信ヶ岳が!
左の山肌が見えている所を登って行く訳ではないのでご安心を。右奥の平らな山が埼玉最高峰の三宝山。
あっ、槍ヶ岳だ!
山頂に着く頃は雲に隠れてしまいました。
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あっ、槍ヶ岳だ!
山頂に着く頃は雲に隠れてしまいました。
甲武信小屋
ここまで来ればひと登りで
甲武信小屋
ここまで来ればひと登りで
甲武信ヶ岳に到着!
立派な山名柱が青空に映えますね(^_^)
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甲武信ヶ岳に到着!
立派な山名柱が青空に映えますね(^_^)
黒金山の向こうに望む富士
少しすると雲に隠れてしまいました。
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黒金山の向こうに望む富士
少しすると雲に隠れてしまいました。
遠くに北ア・白馬三山もくっきりと。今日は展望日和でした。
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遠くに北ア・白馬三山もくっきりと。今日は展望日和でした。
甲武信小屋からは今度、木賊山をまいて行きます
甲武信小屋からは今度、木賊山をまいて行きます
見上げればハクサンシャクナゲがあちこちに咲いていました
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見上げればハクサンシャクナゲがあちこちに咲いていました
下り続けて開けると破風山が見えましたが、、、
もう下らないでおくれ。
下り続けて開けると破風山が見えましたが、、、
もう下らないでおくれ。
笹平から破風山への登り返しが始まります
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笹平から破風山への登り返しが始まります
木に囲まれた西破風山山頂
狭い山頂に5つもの山名標識がひしめき合っていました。山梨百名山標柱は周りの景色に溶け込んじゃってますね(^_^;)
木に囲まれた西破風山山頂
狭い山頂に5つもの山名標識がひしめき合っていました。山梨百名山標柱は周りの景色に溶け込んじゃってますね(^_^;)
西破風山から頂稜をたどると東破風山。構図が似たり寄ったり。ちなみに「破不山」ではなく「破風山」が正しいようです。
西破風山から頂稜をたどると東破風山。構図が似たり寄ったり。ちなみに「破不山」ではなく「破風山」が正しいようです。
ギンリョウソウを発見
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ギンリョウソウを発見
雁坂嶺への道は倒木だらけ
写真を撮った直後、まさにこの場所で転倒(笑)
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雁坂嶺への道は倒木だらけ
写真を撮った直後、まさにこの場所で転倒(笑)
登り着いた雁坂嶺の山頂
何とも言えない微妙な山頂ですが山名柱は相変わらず立派です。
1日で山梨百名山3座制覇
登り着いた雁坂嶺の山頂
何とも言えない微妙な山頂ですが山名柱は相変わらず立派です。
1日で山梨百名山3座制覇
日本三大峠の一つ、雁坂峠
残りの2つは北ア針ノ木峠と南ア三伏峠だそう。笹原が広がりミニ大菩薩峠といった雰囲気です。この古い看板もいいですね〜。
ここからかつての国道140号線である峠道を下って行きます。
日本三大峠の一つ、雁坂峠
残りの2つは北ア針ノ木峠と南ア三伏峠だそう。笹原が広がりミニ大菩薩峠といった雰囲気です。この古い看板もいいですね〜。
ここからかつての国道140号線である峠道を下って行きます。
沓切沢出合
赤布に従って進みます。
(この先はスマホで撮影)
沓切沢出合
赤布に従って進みます。
(この先はスマホで撮影)
沓切沢橋
ここから林道歩き。
沓切沢橋
ここから林道歩き。
雁坂トンネル料金所まで来ました。ここから指導標等一切なし。
雁坂トンネル料金所まで来ました。ここから指導標等一切なし。
トンネルくぐります
変だな、西沢大橋には広い歩道があったんだけどなあ、、、
トンネルくぐります
変だな、西沢大橋には広い歩道があったんだけどなあ、、、
結局こんな変な所から出てきちゃった。
結局こんな変な所から出てきちゃった。
で、なんとか帰還。
で、なんとか帰還。
下山後ははやぶさ温泉でまったり。やっぱり風呂上がりはこれでしょ。
下山後ははやぶさ温泉でまったり。やっぱり風呂上がりはこれでしょ。

感想

今日は甲武信ヶ岳から雁坂峠までを歩いてきました。

これから目指す木賊山が見える道の駅みとみから歩き始めます。あそこまで行くのか、高いな、、、
西沢大橋の下をくぐって林道を進み、西沢山荘から登山道が始まります。少し緩く進んだかと思うといきなり急登、しばらくはこれでなかなか近丸新道が合流しません。しかも足元を見ると気持ち悪いヤスデがウヨウヨ。こんなのが頭から降ってきたら、、、なんて余計な事を考えてしまいます。

近丸新道を会わせると道はシャクナゲに挟まれた狭い(シャクナゲの丈によっては暗い)空間を進むようになり、足元も段差が大きくやや急な登り。何組かのパーティーに道を譲ってもらいますがスピードが出ません。
さらに今度はアブやらブヨやらの攻撃が始まります(今日はほぼ一日中これが続いて本当に参った)。
大きいのから小さいのまで色んなアブにぐるぐる取り巻かれながらひたすら高度を上げる。虫に好かれてちゃってるのか?山に行くくせに虫嫌いの私は腰が引けて変な体勢だったかと思います。

左の樹間に木賊山が見え隠れし、ふと振り返ると雲上に顔を出した富士山が。さらに進むと開けた所があり、三角の黒金山の向こうに端正な姿を望めました。
再び針葉樹林の中を登り、主稜線に出て少しで樹林に囲まれた木賊山に到着。山名柱がいいね。

木賊山から下って行くとザレ場があり、すぐ正面にとんがった甲武信ヶ岳が姿を現しました。格好いい。
甲武信小屋から山頂へはひと登り、視界が開けて大きな山名柱が立つ甲武信ヶ岳山頂に到着。
360度とはいかないものの、分かっただけで木賊山、富士山、国師ヶ岳、金峰山、白根三山、甲斐駒など南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳、槍ヶ岳、剱岳、白馬三山など北アルプス、浅間山、三宝山、武尊山など関東北部の山、燧ヶ岳、両神山などたくさんの山を望めました。賑やかな山頂でゆっくりお昼タイムです。

小屋前に戻ったら次は破風山へ向かいます。木賊山をまいたら笹平まで稜線を一気に300メートルの下りです。この先ほとんど人に会わなくなりました。
下りきった笹平には避難小屋があり、これから登る破風山は見上げる高さにあります。200メートルの登りはこたえますが、先を歩いていた単独の男性と話しながらだったので思ったより早く終了。展望の無い樹林の中に西破風山の立派な山名柱がありました。

西破風山からは岩の重なった道を進み、15分程で東破風山。急な下りの後、雁坂嶺に向けて幾つかニセピークを越えて行きます。途中先程の男性と別れ、直後に私は倒木で見事な大転倒。雁坂嶺への登りは倒木がやけに多かったような。
ダラダラ登って雁坂嶺を越え、ガスの中を峠へ向け小走りで下りました。

ピーとか鳴くニホンジカを見て雁坂峠に到着、凍らせておいたアクエリくんを飲んで出発です。ジグザグジグザグ下りますがなかなか沢は近づかない。実際、峠からトンネルの料金所まではものすごく長く感じました。
3人くらいすれ違って沢沿いに出ましたが、赤布が無いと迷いそうな分かりにくい所もあり注意して進みます。沢を2回徒渉すると山腹の水平な道になり足元の悪い崩壊地を通過、ナメラ沢への道を見送って舗装路が来ている沓切沢橋に出ました。ほっとして林道歩き開始です。

水筒の水があまりなくなってきたので飴を舐めながら歩きます。しばらくすると料金所が見えてきてトンネルわきの駐車場に降り、トイレを済ませます。
あー今日も無事に終わったあ〜、と、ここで気が抜けてしまいました。

さて、ここからはどうやって道の駅に行くのかな?地形図を見るとトンネル北側から道が延びていますが、そちらを見ると何となく荒れた感じ(に見えたようです)、しかも手前は柵があって入り口が良く分かんない(よく見てないだけです)。んで見るとトンネルわきには歩道がちゃんとある(高速道路のトンネルにも当然あります)。ああこっちから行くのね、とトンネルをくぐりました。
大型トラックが通ると怖いですが陣馬山への道にもこんな隧道はあります。トンネルをぬけて鶏冠山大橋を渡り、やっぱり何か変じゃないか?と思い始めました。右手に階段が上がっているのも見つけましたがどこに出るのか分からないのでパス。車の運転手に変な目で見られながらさらに白線の内側を下ります。
少し行くと左にあまり使われていなさそうな舗装路が下っていました。入り口には棒が渡してありましたが、これ以上危なっかしい道路のわきを下り続けるよりはマシと思いここを下ることに。
枝とかがたくさん落ちていましたが無事に下の道路に出られました。
出てきた所はゲートで閉ざされており、看板に「あぶないからはいってはいけません」の文字。確かに危なかったよ。約束破ってごめんなさい。
僅かに歩いて道の駅に戻ってきました。うーん、ちょっと後味悪いなあ。

今回は完全なる予習不足です。ヤマレコをもっと活用しなければ。以後気をつけます。


<今日踏んだ主なピーク>
甲武信ヶ岳(初)
破風山  (初)
雁坂嶺  (初)

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利用交通機関: 車・バイク
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体力レベル
3/5

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