ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 325980
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

ニペプロジェクト2013 ― 標高年のニペソツ山へ

2013年07月26日(金) 〜 2013年07月27日(土)
 - 拍手
chianti kiyokiyo その他2人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
23:07
距離
15.5km
登り
1,558m
下り
1,544m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7/26 13:00十六の沢コース登山口→15:45天狗のコル→17:20前天狗(泊)
7/27 4:50前天狗→6:30ニペソツ山7:00→8:30前天狗9:20→10:20天狗のコル
→12:10十六の沢コース登山口
天候 曇りのち雨、時折ガスも要所で晴れ!
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口手前の路肩に10台ほど駐車可。そこに置けなければ
かなり降った所に駐車するしかないです。
コース状況/
危険箇所等
◆コース状況
大岩の下コースは横ばいです。手掛かりをしっかり取りましょう。
上コースは降りで通りましたがザックが大きいと通りにくいかも
しれません。ここ以外に危険箇所はありません。

◆前天狗テント泊情報
トイレブースのある平坦地から西よりに1段下に戻って登山道に接し
ている所がテント好適地で2-3人用が2つ張れます。その上の平坦地
にも一つ設置可能です。土地柄か天気のためか虫は気になりなせん
でした。
天狗のコルはもっと広いですが眺望がいいところではありません。

◆最終道の駅
ピア21しほろ(国道241号沿い):水場あり

◆最終コンビニ
セブンイレブン上士幌町店(国道273号沿い)
※その先にあったはずのセイコーマートが花壇になってた?場所移動したのかな?

◆下山後の温泉 糠平温泉 湯元館 大人500円
◆下山後のめし 音更町 蕎麦二天
        札幌市 生ラムジンギスカン山小屋、ラーメン喜来登
十六の沢コース登山口
2013年07月26日 13:01撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/26 13:01
十六の沢コース登山口
奥にトイレ。
紙はありませんでした。
2013年07月26日 13:01撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/26 13:01
奥にトイレ。
紙はありませんでした。
駐車は路肩に、ロープより手前は旋回スペースで駐車はいけません
2013年07月26日 13:01撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/26 13:01
駐車は路肩に、ロープより手前は旋回スペースで駐車はいけません
落っこちないでね
2013年07月26日 13:01撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 13:01
落っこちないでね
さあ!参りましょう
2013年07月26日 13:13撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/26 13:13
さあ!参りましょう
ザック大きいですね先生
2013年07月26日 14:43撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/26 14:43
ザック大きいですね先生
岩場に取り掛かるところ
2013年07月26日 15:28撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/26 15:28
岩場に取り掛かるところ
おしりフェチ2、ちょっと逆光
2013年07月26日 15:38撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/26 15:38
おしりフェチ2、ちょっと逆光
慎重に横バイします
2013年07月26日 15:30撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/26 15:30
慎重に横バイします
ガスが抜けていきそうだが、
2013年07月26日 15:35撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 15:35
ガスが抜けていきそうだが、
明るくなってきたし
2013年07月26日 15:41撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 15:41
明るくなってきたし
でもどうだろうか?
2013年07月26日 15:42撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 15:42
でもどうだろうか?
けっこう青空がひろがったりして
2013年07月26日 15:42撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 15:42
けっこう青空がひろがったりして
天狗のコル手前から前天狗方面を望む
2013年07月26日 15:41撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 15:41
天狗のコル手前から前天狗方面を望む
チングルマ
2013年07月26日 15:45撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 15:45
チングルマ
エゾノツガザクラ
2013年07月26日 15:46撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 15:46
エゾノツガザクラ
ウコンウツギ
2013年07月26日 15:47撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/26 15:47
ウコンウツギ
2013年07月26日 15:49撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
7/26 15:49
天狗のコルはもうすぐ、前天狗を望む
2013年07月26日 15:51撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/26 15:51
天狗のコルはもうすぐ、前天狗を望む
キャンプ指定地
2013年07月26日 15:53撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 15:53
キャンプ指定地
エゾノコザクラ
2013年07月26日 16:03撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 16:03
エゾノコザクラ
チングルマ
2013年07月26日 16:04撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 16:04
チングルマ
イソツツジ
2013年07月26日 16:07撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 16:07
イソツツジ
ハクサンボウフウ
2013年07月26日 16:07撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/26 16:07
ハクサンボウフウ
見え出したのは石狩連峰か?
2013年07月26日 16:27撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 16:27
見え出したのは石狩連峰か?
いい青色!
2013年07月26日 16:28撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 16:28
いい青色!
樹林帯の中へ、頭がつかえて歩きにくい
2013年07月26日 16:32撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 16:32
樹林帯の中へ、頭がつかえて歩きにくい
ハイマツ帯をゆく
2013年07月26日 16:41撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 16:41
ハイマツ帯をゆく
イワブクロ
2013年07月26日 16:41撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 16:41
イワブクロ
オスプレイブラザーズ
2013年07月26日 16:47撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/26 16:47
オスプレイブラザーズ
チシマギキョウ
2013年07月26日 17:06撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/26 17:06
チシマギキョウ
石狩連峰がよくわかる
2013年07月26日 17:12撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/26 17:12
石狩連峰がよくわかる
前天狗へ回り込む、わくわくどきどき
2013年07月26日 17:14撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/26 17:14
前天狗へ回り込む、わくわくどきどき
前天狗のアンギラスピーク
2013年07月26日 17:16撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 17:16
前天狗のアンギラスピーク
石狩岳と音更山がはっきり見えた
2013年07月26日 17:17撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/26 17:17
石狩岳と音更山がはっきり見えた
どーん!
2013年07月26日 17:20撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
7/26 17:20
どーん!
ずっどーん!
2013年07月26日 17:21撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
2
7/26 17:21
ずっどーん!
この笑顔!!
2013年07月26日 17:27撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
7/26 17:27
この笑顔!!
まだまだいきます
2013年07月26日 17:30撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
7/26 17:30
まだまだいきます
山頂右の小ピークがよく見える
2013年07月26日 17:32撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/26 17:32
山頂右の小ピークがよく見える
前天狗テン場付近は
ウメバチソウ多数
2013年07月26日 17:37撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 17:37
前天狗テン場付近は
ウメバチソウ多数
テン場から見た前天狗のピーク
2013年07月26日 17:40撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/26 17:40
テン場から見た前天狗のピーク
テン場から北の方向をみる
2013年07月26日 17:39撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/26 17:39
テン場から北の方向をみる
ウペペサンケ
2013年07月26日 17:40撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/26 17:40
ウペペサンケ
トイレブースの前、ザック手前にテント設営可
2013年07月26日 17:39撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
7/26 17:39
トイレブースの前、ザック手前にテント設営可
最初トムラウシと間違えました
2013年07月26日 17:39撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/26 17:39
最初トムラウシと間違えました
いつまでも見ていたい
2013年07月26日 17:40撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/26 17:40
いつまでも見ていたい
黒霧島で乾杯
2013年07月26日 18:45撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/26 18:45
黒霧島で乾杯
ご来光まで見えるとは!
さっきまで雨降ってたのにね!
2013年07月27日 04:19撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/27 4:19
ご来光まで見えるとは!
さっきまで雨降ってたのにね!
雲からかと思ったら稜線からのご来光。
2013年07月27日 04:21撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/27 4:21
雲からかと思ったら稜線からのご来光。
雨が強くなった、微妙なおしりフェチ
どんな角度だw
2013年07月27日 04:31撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/27 4:31
雨が強くなった、微妙なおしりフェチ
どんな角度だw
ニペ槍(モアイの横顔)
2013年07月27日 05:50撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
7/27 5:50
ニペ槍(モアイの横顔)
山頂近くのチシマノキンバイソウ群生地
2013年07月27日 05:53撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
7/27 5:53
山頂近くのチシマノキンバイソウ群生地
エゾツツジ
2013年07月27日 06:26撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
1
7/27 6:26
エゾツツジ
イワヒゲ
2013年07月27日 06:26撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
7/27 6:26
イワヒゲ
2013ピーク着
2013年07月27日 06:41撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
3
7/27 6:41
2013ピーク着
特撮ヒーロー張りのポーズで!
2013年08月01日 22:18撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/1 22:18
特撮ヒーロー張りのポーズで!
ここもいいな
2013年07月27日 06:30撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
7/27 6:30
ここもいいな
山頂から南に連なるピーク
丸山は見えず
2013年07月27日 06:45撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/27 6:45
山頂から南に連なるピーク
丸山は見えず
ホロカ山方面
2013年07月27日 06:45撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/27 6:45
ホロカ山方面
石狩連峰と天狗
2013年07月27日 06:45撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/27 6:45
石狩連峰と天狗
天狗方向、かっこいい
2013年07月27日 06:46撮影 by  E-PL1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/27 6:46
天狗方向、かっこいい
旭岳からどこまでだろう
2013年07月27日 06:41撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/27 6:41
旭岳からどこまでだろう
トムラウシか
2013年07月27日 07:40撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
7/27 7:40
トムラウシか
これもトムラウシか
2013年07月27日 07:31撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
1
7/27 7:31
これもトムラウシか
雌阿寒、雄阿寒か
2013年07月27日 06:55撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
7/27 6:55
雌阿寒、雄阿寒か
ニペ山頂からの天狗
2013年07月27日 06:58撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
7/27 6:58
ニペ山頂からの天狗
前天狗とアンギラスの間のコルに幸せの黄色いテントが写っている
2013年07月27日 06:59撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/27 6:59
前天狗とアンギラスの間のコルに幸せの黄色いテントが写っている
タカネシオガマ
2013年07月27日 07:04撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
2
7/27 7:04
タカネシオガマ
帰りましょうか
2013年07月27日 07:07撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/27 7:07
帰りましょうか
ニペ本峰とニペジャン
2013年07月27日 07:10撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
2
7/27 7:10
ニペ本峰とニペジャン
東面の絶壁
2013年07月27日 07:19撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
7/27 7:19
東面の絶壁
何度も振返る
2013年07月27日 07:40撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/27 7:40
何度も振返る
ニペ側から見る天狗もいい
2013年07月27日 07:25撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
2
7/27 7:25
ニペ側から見る天狗もいい
輝く斜面。チシマノキンバイソウまで戻ってきた。
2013年07月27日 07:31撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
7/27 7:31
輝く斜面。チシマノキンバイソウまで戻ってきた。
コマクサ一輪
誰かが防御壁を築いていました!
2013年07月27日 07:48撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
7/27 7:48
コマクサ一輪
誰かが防御壁を築いていました!
ニペに別れを
2013年07月27日 07:47撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/27 7:47
ニペに別れを
ニペ最低鞍部からの盛り上がり
2013年07月27日 08:04撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
7/27 8:04
ニペ最低鞍部からの盛り上がり
もうすぐ天狗平
2013年07月27日 08:09撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
7/27 8:09
もうすぐ天狗平
ニペ山頂から見えた幸せの黄色いテント
2013年07月27日 08:32撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
7/27 8:32
ニペ山頂から見えた幸せの黄色いテント
ハクサンチドリ
2013年07月27日 08:12撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
7/27 8:12
ハクサンチドリ
下山後の温泉は糠平温泉、湯元館
2013年07月27日 13:07撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
2
7/27 13:07
下山後の温泉は糠平温泉、湯元館
小さいけれど露天が最高!
2013年07月27日 13:08撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
7/27 13:08
小さいけれど露天が最高!
東大雪自然館の大雪山系模型、すごくほしい
2013年07月27日 14:09撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/27 14:09
東大雪自然館の大雪山系模型、すごくほしい
音更で蕎麦二天
2013年07月27日 15:26撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
7/27 15:26
音更で蕎麦二天
クロ売り切れで残念
2013年07月27日 15:13撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
1
7/27 15:13
クロ売り切れで残念
生ラムジンギスカン山小屋
エゾシカ肉も抜群
2013年07月27日 20:09撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
2
7/27 20:09
生ラムジンギスカン山小屋
エゾシカ肉も抜群
ラーメン喜来登
トリガラとみそにこだわる
2013年07月27日 21:14撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
2
7/27 21:14
ラーメン喜来登
トリガラとみそにこだわる

装備

個人装備
ヘッドランプ 予備電池 1/25,000地形図 ガイド地図 コンパス 筆記具 ライター ナイフ 保険証 飲料 ティッシュ バンドエイド タオル 携帯電話 計画書 雨具 防寒着 スパッツ 手袋 ストック ビニール袋 替え衣類 シュラフ ザックカバー クマよけ鈴 食器 水筒 時計 日焼け止め 非常食 虫除け、かゆみ止め
共同装備
テント テントマット ツェルト ランタン・マントル コンロ ガスカートリッジ コッヘル(鍋) ファーストエイドキット 医薬品 カメラ ポリタンク

感想

絶叫へ

5月の天城縦走に彼らが来た際ニペソツ山の話があり即決で参加決定、
kiyokiyoも誘って4名での決行となった。 行程を相談するうち前天狗
にテント泊することにして1ヶ月前から長期予報をみながらヤキモキ、
ついにその日が来た。日本海北部で停滞する”ブロッキング低気圧”
のせいか山行期間を通して天気は厳しいかもしれない。

先入りしてたkiyokiyo、nino&hidemanの北海道組二人と新千歳で合流
してニペの登山口を目指す。もう雨降ってるじゃんと悲しくなるが道
東道を東に向かううち時折明るくなるので、“晴れちゃうかな”と1
人取り乱す度に“そんなこと言うと雨になる”とみんなからたしなめ
られるのも楽しい。糠平温泉まで来ると日が差してくるのでこれはい
けるんじゃないかと“ヌカ喜び”したがこれがポイントだったのだと
その時点で気付く由もない。

十六沢の登山口では車が3台停まっていた。1番奥に停車の徳島ナンバ
ーのご夫婦がコンロで調理してお食事中だったが話しを聞くと天気が
悪いので2日ここで停滞されているそう。北海道の山を数十日かけて
回っているんだとか。この時点ではほかに2名が山に入っているとのこ
と。着替えをし宅配便で送ったものをザックに詰めて準備完了、Hide
manは虫除けスプレーをがっちり体に噴霧している。それではnino、
hideman、kiyokiyo、chiantiの順番で参りましょう。

スタート直後の丸太はさほど濡れておらず安心して渡ることができた。
樹林帯を進むうち感ずるのは明らかに本州方面の山とは違う匂い、ト
ドマツなどによるものだろうか。思えば28年ぶりに北海道の山を歩い
ている。小天狗の岩場までは淡々と登るが水場のない所でのテント泊
のためテントを持たない自分は分担して持った水+酒が8kg、総重量で
18kgほどになっている。テント所持のみんなも無理せずに登っていく
が高原地図のペースよりは早めに歩くことができそうだ。

ただ虫(蚊)の攻撃がすごい!ちょっと肌が出ているところや長袖の
上からでも刺してくる!下山後などはクルマのところで片付けている
時にみな刺されまくってしまった。

岩場のところで一服している二人目の登山者に出会った。岩場の通り
方をアドバイスしてくれてありがたい。そこから天狗のコルまでいく
らかの下り、コルに到着して大休憩を取る。キャンプ指定地だがテン
トを張りたくないところだ。

ここまでの道中時折陽が差すこともあり期待を大きくするも小天狗を
通ってからガスが濃くなりついに雨が落ちだす、これはヤバイ。前天
狗ではまた”エア感動”になる可能性が高いなとあきらめムードが強
まる。前天狗へ回り込むうち雨は上がってはきたが。いよいよ前天狗
付近かなと思ったらここはどうやらテン場のようだ、いやあいいところ
だねえ、なんて思ってもう1段登ってみるとそれはいきなりあらわれる。

全身が震える、魂が揺すぶられて心の底から叫ぶ。こんな絶叫は生涯
ないかもしれない。なんという山なんだ!!

chiantiさんの同級生企画 “ニペプロジェクト2013” に便乗参加。
標高年だもの、やっぱり行きたいわ♡
ニペソツ山は日帰り可能ですが、
前天狗からの絶景やご来光も堪能したいので敢えてのテント泊。
心配なのは天気だけ。

先入りして十勝岳へ登った後の26日朝、新千歳空港にてchiantiさん、
北海道組のninoさん、hidemanさんと合流。
車の荷室をパンパンにして上士幌町へ向かう。
昨晩、由仁PAはザーザーの雨だったのに、空の灰色が心なしか軽い。「今日はいいのか?」
ところがトマムIC辺りまで来ると、激しい雨&濃霧で真っ白。「やっぱダメなのか?」
音更帯広IC下車。 “これぞ北海道” と言わんばかりの十勝の風景。「いけてるんじゃない?」

十六の沢登山口到着。「雨降って…ない!」
ここ数日の低気圧攻撃の中、
ninoさん&hidemanさんのバロムクロスは最良の天気をもたらしてくれた。
私の心のチャート図(最悪Ver.)は
 “登山口で雨 → 濡れながら準備 → さらに大雨 → 車中orテン泊 → 翌日日帰り登山” だったので
これはもう、行くでしょう!行きましょう!行っちゃうもんね!
登山口でいきなりヤブ蚊攻撃に会い、出発前からおでこを2ヶ所も刺されて
タンコブのように膨れ上がってしまいましたが、登れる喜びの前では些細なことです。
13:00。では出発!

スタート直後、十六の沢に掛かる丸太を渡る。
あまり濡れておらず滑らないのだが、私はこの手の道が一番苦手だ。
とっとと渡って山中へ。しばらくは沢が近いせいか執拗なヤブ蚊攻撃を受ける。
結局おでこの他に顔だけで5ヶ所、さらに腕に2ヶ所。
かゆいかゆい。早く立ち去りましょう!

chiantiさん、総重量18kgもあったんですね。
私のザックは空港で預けたときに12kg。+スポーツドリンクと水の約3Lだから、たぶん総重量15kg。
予想では真水があと500ml足りないのですが、3人のうちの誰かからチャッカリ貰うつもり。
しかもニペソツの登山道はそれほど急斜面ではないのでテン泊装備でも楽チン。
倒木が3ヶ所。横から通れるのと、くぐっても越えてもいいのと、越えなきゃいけないのと。
しかし笹は丁寧に刈り取られていて登山道は快適。有り難いことだ。

途中3度ほど休憩を取り、いよいよ小天狗の大岩。このコースの核心部だ。
登山者がひとり休憩していて「上はどうせ登っても下りるんだから、下の横トラバースがいいよ」と言う。
「足元が見えるように、岩場から身体を離して…」とアドバイスをしていただきました。
それでもザックの前面にカメラバッグをぶら下げている私は、通過に神経を使う。
バックルをつけて、簡単にワンショルダーに出来るよう改造しておいたのが功を奏した。

大岩を過ぎると、何だか明るくなってきた気がする。
スルスルスルーっとガスが動き、頭上を仰げば青空も見える。
「ワオ!最高じゃない?」
ここは前天狗のビューポイント!いいタイミングでガスが抜けてくれました。
「思い起こせばあの時が最後の絶景だったねーってならないかなぁ?」
冗談半分に言ってみたが、この天気だ。
事実そうなるかもしれない、と皆一斉に写真撮影(笑)

再びガスがちになり、キャンプ指定地の天狗のコルに到着。
少し先にも平坦地があり、5張りくらいは出来るでしょう。
水場は確認できませんでした。てか、たくさん担いでいるので確認しませんでした。

天狗のコル通過後、ガスは濃くなる一方。
ときどき雨もポツポツ落ちてくるが、木が屋根になってくれている。
背の高いhidemanさんは樹林帯の低木に苦労しているが…。
樹林帯の中をつづら折りに登りながら、前天狗直下で高度を稼ぐと
ハイマツ帯に出て視界が開けた!

本日何度目の奇跡?!周囲の山々、丸見えじゃん!!
逸る気持ちを抑えながら岩石帯を越えて前天狗を回り込む。
…そして!…ついに!前天狗到着。
突然みんなが口々に「すげー!すげー!」と前天狗のテン場を
さらに一段乗り越えていく。
このとき一番最後につけていた私は「え?!え?!」と続いてもう一段登る。

ドッカーン!! ニペソツ山とご対面。ここ凄いわ!
しかも、あんなに天気が悪かったのに全部見えてる!
奇跡続いてるぅー!

こんなところでテント張れるなんてサイコーです。
前天狗はトイレブースのあるニペ正面の高台に1張り、一段下に2張り可能です。
虫もいなくて快適。
ニペが再び雲に隠れる中、日が暮れる前に夕食。
夕日は残念ながら拝めませんでしたが、今日は特別なのか風はあってもあまり寒くありません。
ちなみに深夜のテント内室温は16度。ちょっと暑いぐらいです。
テン場では鳥の声に混じって、時々ナキウサギの甲高い鳴き声が聞こえるが、
姿は見えませんでした。

夜21時頃から雨が降る。「うーん、奇跡はもう起らないのか?」
断続的に降ったり止んだり。一度テントから出て空を眺めてみたが、軽い雲が見えるだけだった。


さて2日目。
前日早く寝たので3時過ぎには各自起き始める。この時期の日の出は下界で4:20ぐらいだろうか?
しばらく話したり、朝ご飯を食べている間に、ずいぶん周囲が明るくなっていることに気がつく。
「あー、もう日が昇ったんだねえ」なんて言っていると、んんん?向かいから見えるあの光は…??

いま、まさにご来光!!

奇跡はまだ続いてる!雲から顔を出したのかと思ったら、稜線からだし。
しばらく私たちに顔を見せた後、太陽は再び雲に隠れていく…。
直前まで雨降ってたのに、本当にナイスタイミングでした。

いよいよニペアタック!…ところが出発直前に再び雨。
しばらく待ってから4:50前天狗出発。最初はコルを下っていき、登り返すと天狗平。
この辺りもテント1張りぐらいならいけそうだ。

天狗岳を巻き気味に登っていく。しかしいずれ大きく下ってまた登り返すのだ。
残念ながらその試練が、今日は目の前に見えている。
さあズンズンズンズン下るよー。さあドンドンドンドン登るよー。
ニペさまは、どんより雲の中。「さすがに今日は頂上での展望はないかも…」
でも昨日、前天狗からのニペを見たので不思議な満足感が心を満たしている。

エゾツツジやチシマノキンバイソウ、エゾホソバトリカブトを愛でながら山頂を目指していると…
ああ、もう凄すぎる。再びガスが晴れ、少しずつニペが!ニペが!
頂上へぐるりと回り込んで到達する登山道の演出も最高。ニペソツ山は最後の最後まで飽きさせない。

6:30頂上到着。周囲のガスも晴れ、快晴とはいかないものの360度の展望。
これ、思い返せばジャストタイミングだったんですよねー。
出発前に雨が降らなかったら、もっと早くにスタートしてたし、
そしたらガスが抜ける前に山頂に着いてしまって、こんな景色見られなかったかも。
男性陣、みな「オレの遺影はこれを使う!」と交代で撮影 w
前天狗のほうに目をやると、ninoさんの黄色いテントが見えてるし!
なんだかんだで30分も滞在していた。

復路、もう登ってくるソロの人。登山口を朝4:00に出発したらしい。早いなぁー!
4:30出発という女性のソロもいました。多分この日、ニペソツの姿を拝めたのは私たちとこの2人だけだと思う。
天狗平付近で雨が降ったり止んだり、そしてコルのところでナキウサギの声!ああ、でも声だけ。
今回は姿を見ることは出来ませんでした。

9:20テント撤収完了、前天狗を出発。すでに天気は悪化傾向。
周囲はガス。降ったり止んだりの天気。
しかし天狗のコルに到着する頃には止んでいて、助かった。
小天狗の大岩、復路は上から通ってみる。私はこっちのほうが好きだなあ。
50Lテン泊ザックは問題ナシでした。もっと大きいと辛いかも。

12:10 十六の沢登山口到着。サクッと着替えて車へ逃げ込む。登山靴はドロドロ。
糠平温泉湯元館で2日間の汗を流し、ひがし大雪自然館で登頂証明書を発行してもらった。

いやーよかった、テン泊ニペは最高でした。
こんな素晴らしい企画に呼んでいただいて、本当にありがとうございました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2358人

コメント

仕事しろよ、おっさん
7月中(本日マデ)のアップを果たしたい!お願いします。
2013/7/31 11:52
鋭意作成中!
出勤のはずが、会社都合で
本日はお仕事お休みになりました。
ラッキー!!

花の名前、頑張ります。
山座同定よろしく。
2013/7/31 11:59
写真整理します
山の写真で被るところがあるので若干間引いたり付け加えてみます。
情報量はどうせSだ、ドSでいくぜ
2013/7/31 12:59
写真
家で整理するのが面倒なので、
取りあえず全ての写真を昨日の出勤前にドーンとアップして、
職場でコソコソ整理していました。

 ほんと、仕事しろよな w

いらないものは削除して、上質のストーリーに仕上げてくださーい。
2013/7/31 13:12
眠い
感想書いたらアップしてね!
2013/7/31 22:46
ギリギリ
7月中のアップに間に合いましたw
感動が蘇るわ〜
2013/7/31 23:47
お疲れ様です
素晴らしい!
感激です。
2013/8/1 8:01
nao-ninoさん、はじめまして!
ニペソツ山、感激の連続で最高でした。
北海道に入ってから、常に天気が不安定でしたが
いい山行ができましたhappy01
2013/8/1 14:06
ゲスト
はじめまして
どれも美しい写真ですね。植物名も良く知っていますね。
2014/7/25 21:08
iijima-itoさん、はじめまして
花の名前は何度か見ていても、忘れてしまうものもありますね…
いつもアップするとき調べ直していますcoldsweats01
2014/7/25 21:48
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら