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Yamareco

記録ID: 3260375
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

雨飾山 残雪を踏んで仰ぐ岩壁

2021年06月09日(水) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 新潟県 長野県
 - 拍手
GPS
06:56
距離
8.0km
登り
971m
下り
988m

コースタイム

日帰り
山行
5:46
休憩
1:08
合計
6:54
距離 8.0km 登り 988m 下り 990m
7:08
45
7:53
7:59
23
8:22
17
8:39
8:45
70
9:55
10:04
4
10:08
10:09
20
10:29
11:13
15
11:28
4
11:32
11:33
57
12:30
18
12:48
23
13:11
47
13:58
13:59
3
14:02
雨飾高原キャンプ場駐車場
過去天気図(気象庁) 2021年06月の天気図
アクセス
雨飾高原キャンプ場の駐車場からスタート。平日にもかかわらず、朝7時に先行者の車が十数台。人気の高さが伺えます
2021年06月09日 07:06撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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6/9 7:06
雨飾高原キャンプ場の駐車場からスタート。平日にもかかわらず、朝7時に先行者の車が十数台。人気の高さが伺えます
ブナ平。名前の通りの清々しい踊り場で一服です
2021年06月09日 07:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
6/9 7:54
ブナ平。名前の通りの清々しい踊り場で一服です
1500台地あたりから所々残雪を踏みます。しっかり汗をかいた体に冷風が気持ちいい
2021年06月09日 08:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
6/9 8:24
1500台地あたりから所々残雪を踏みます。しっかり汗をかいた体に冷風が気持ちいい
本日の核心部、荒菅沢を見下ろす所に出ました。ここから雪の斜面を下降気味にトラバースします。協議の上でアイゼンは装着せずに通過することに。夏道の取り付きを見失わないように進みます
2021年06月09日 08:27撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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6/9 8:27
本日の核心部、荒菅沢を見下ろす所に出ました。ここから雪の斜面を下降気味にトラバースします。協議の上でアイゼンは装着せずに通過することに。夏道の取り付きを見失わないように進みます
山頂につながる稜線とフトンビシ岩壁。緑の前景と青空に挟まれた白い岩が美しい
2021年06月09日 08:28撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
6/9 8:28
山頂につながる稜線とフトンビシ岩壁。緑の前景と青空に挟まれた白い岩が美しい
沢の出合はたっぷりの雪で埋められています
2021年06月09日 08:38撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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6/9 8:38
沢の出合はたっぷりの雪で埋められています
山頂が見えてきました。遠くでヤブを漕ぐ女性に呼びかけられ、こちらの登山道に誘導。二人の女性は道を間違えて雪渓を登ってきたと言います。「あら、すげぇ沢」と思ったでしょう、ご無事で何より
2021年06月09日 09:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
6/9 9:14
山頂が見えてきました。遠くでヤブを漕ぐ女性に呼びかけられ、こちらの登山道に誘導。二人の女性は道を間違えて雪渓を登ってきたと言います。「あら、すげぇ沢」と思ったでしょう、ご無事で何より
キジムシロ(雉莚)
キジムシロ(雉莚)
尾根最上部の丸太階段を登ると笹平
2021年06月09日 09:38撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
6/9 9:38
尾根最上部の丸太階段を登ると笹平
笹平から頂上を望む。遥かに朝日岳2418mが見えます
2021年06月09日 10:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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6/9 10:03
笹平から頂上を望む。遥かに朝日岳2418mが見えます
荒菅沢の源頭部から覗き込む。しっかり雪が付いています。滑り降りられたら楽しいだろうな・・・
2021年06月09日 10:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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6/9 10:20
荒菅沢の源頭部から覗き込む。しっかり雪が付いています。滑り降りられたら楽しいだろうな・・・
さて、いよいよ山頂直下最後の登り、標高差約70m
2021年06月09日 10:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
6/9 10:17
さて、いよいよ山頂直下最後の登り、標高差約70m
頂上到着。雲が出てきました
2021年06月09日 10:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
6/9 10:33
頂上到着。雲が出てきました
さっきまで見えていた焼山と火打山が雲に隠れてしまいました。妙高山は前の金山に遮られていて見えません
2021年06月09日 10:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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6/9 10:33
さっきまで見えていた焼山と火打山が雲に隠れてしまいました。妙高山は前の金山に遮られていて見えません
北アルプスの方角にも雲が湧く
2021年06月09日 10:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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6/9 10:34
北アルプスの方角にも雲が湧く
笹平の方角。岩の表情とは打って変わって、のびやかで優しい緑の山稜
2021年06月09日 10:35撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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6/9 10:35
笹平の方角。岩の表情とは打って変わって、のびやかで優しい緑の山稜
視界は悪くなるばかり、北峰の石仏群もかすんできたので下山することに
2021年06月09日 10:58撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
6/9 10:58
視界は悪くなるばかり、北峰の石仏群もかすんできたので下山することに
カタクリ(片栗)は終盤
2021年06月09日 11:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
6/9 11:16
カタクリ(片栗)は終盤
ハクサンイチゲ(白山一華)。群を成していました
2021年06月09日 11:18撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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6/9 11:18
ハクサンイチゲ(白山一華)。群を成していました
シラネアオイ(白根葵)
2021年06月09日 11:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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シラネアオイ(白根葵)
雲がかかる高妻山。向かって左に地蔵山、黒姫山がシルエットで並ぶ
2021年06月09日 11:35撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
6/9 11:35
雲がかかる高妻山。向かって左に地蔵山、黒姫山がシルエットで並ぶ
高妻、中妻、乙妻の頂がくっきりと。その右側後ろに戸隠山、西岳の連山があるのかも
2021年06月09日 12:09撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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6/9 12:09
高妻、中妻、乙妻の頂がくっきりと。その右側後ろに戸隠山、西岳の連山があるのかも
往路はうつむいてゼーゼーと登っていたので気付きませんでした。ミツバツツジ(三葉躑躅)とタムシバ(噛柴)の赤白が青空に映えます
2021年06月09日 12:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
6/9 12:20
往路はうつむいてゼーゼーと登っていたので気付きませんでした。ミツバツツジ(三葉躑躅)とタムシバ(噛柴)の赤白が青空に映えます
朝にはなかった大きな落石が歩行ルート直前で止まっています。そういえば、尾根道を下っていたとき脇でズドドーンと低い音が聞こえました
2021年06月09日 12:31撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
6/9 12:31
朝にはなかった大きな落石が歩行ルート直前で止まっています。そういえば、尾根道を下っていたとき脇でズドドーンと低い音が聞こえました
大海川の川岸に降り立ちました。ここからゴールの駐車場までは15分程
2021年06月09日 13:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
6/9 13:43
大海川の川岸に降り立ちました。ここからゴールの駐車場までは15分程

装備

個人装備
冷茶500ml水筒2本 おにぎり3個 ゼリー飲料 行動食 ノンアルビール ごみ袋 スキーポール アイゼン ゲーター 雨合羽 ソフトシェル ライト ライター 紙地図 コンパス メモノート・ペン リップクリーム 日焼け止め キズテープ テーピングテープ ウェットティッシュ GoPro 一眼カメラ 三脚 バッテリー・給電ケーブル スマートフォン 登山靴 帽子 サングラス 手袋 着替え 石鹸・シャンプー 登山ズボン 長袖シャツ 長袖アンダーシャツ 厚手靴下 マスク 時計 財布・免許証・保険証 ザック30L

感想

 件の女性たちから「雨飾山に登ったのは日本百名山を目指しているからですか」と聞かれました。特にそのような目標はないと答えたら、彼女らはキョトンとした表情をされました。雨飾山は信越国境にある知る人ぞ知る山ではあったようですが、百名山の冠が付かなければ、ほとんどの人は聞いたこともないマイナーな山のままだったでしょう。
 そもそも、百名山は人気投票によるものでも、客観的な数値基準に基づくものでも、どこか公的機関が認定したものでもありません。山登りが好きな小説家深田久弥が、自分が登った山の中から選んだ百座です。雨飾山をその一つに選んだのは、この山が個人的に大好きだったからです。なぜ大好きだったのか。理由は美しい山容と魅力的な山名に加えて、後に再婚相手となる恋人と人目を忍んで出かけた思い出の山だったからです。
 図らずも著書のプロモーションがきっかけで有名になった雨飾山ですが、人気や評判に違わず、名山の称号に相応しい表情豊かな山だと感じました。季節やルートを変え、一人で、あるいは、誰かを誘って何度も訪れる人も多いのではないでしょうか。私は紅葉時期の布団菱を見に再訪したいです。
 百名山の完登を目指している彼女らにとっても、思い出深い百分の一となったでしょう。手のひらの新しい擦り傷を拝見してそう思いました。


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利用交通機関:
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2/5
体力レベル
3/5

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