ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 3262980
全員に公開
ハイキング
妙高・戸隠・雨飾

雨飾山 (雨飾高原キャンプ場より往復)

2021年06月11日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:36
距離
8.4km
登り
1,010m
下り
1,027m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:06
休憩
0:29
合計
5:35
5:52
40
6:32
6:32
25
6:57
7:04
14
7:18
7:22
53
8:15
8:16
4
8:20
8:21
22
8:43
8:55
14
9:09
9:10
3
9:13
9:14
55
10:09
10:10
18
10:28
10:29
20
10:49
10:49
38
11:27
11:27
0
11:27
ゴール地点
天候 一応晴れましたが、過ぎ去った高気圧の背面に入って高層の薄雲がだいぶ増えました。笹平より上は帽子が飛びそうになるほどの南の風(10m/s超?)で防風着が欲しくなり、しかし一方で谷間は風が吹かず汗ばむ陽気。樹林に鳴り響くセミの合唱と相まって、初夏を感じました。
過去天気図(気象庁) 2021年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
●白馬村で前泊。寝るだけの格安宿がいくつもあって登山向きです。
●午前5時半の時点で登山口の駐車場は5台ほど。下山時には15台くらいだったかな。
コース状況/
危険箇所等
●全体として良好な登山道でした。ロープや梯子は最低限ですが、浮石が比較的少なく路面が安定して歩きやすいと感じました。笹平の手前と山頂直下に岩場が少々ありますが、難しいというほどではないかと。下山後の登山口で、登山道整備の募金箱に気持ちばかりお納めしました。
❄️荒菅沢付近の雪上トラバースは、ベンガラやテープやペンキマークをよく探して慎重に。上りの場合、荒菅沢を渡ってすぐ雪から上がり、無雪の急斜面に取り付きます。GPSの地形図を読めば一目瞭然なのですが、目の前ばかり見ていると支沢の雪渓に誘い込まれそうになります。先行パーティがその雪渓を直登していったのを不思議に感じて目を凝らし本道を見つけましたが、誰もいなかったら間違えたかもしれません。雪面には障害物(灌木)が多くまた斜度もそこそこあるので、滑り止めがあった方が楽だと思います。
🌸花のシーズンです!標高1700m付近から上はシラネアオイがいっぱい。ほか、荒菅沢の前後でタムシバやムラサキヤシオ、笹平より上でハクサンイチゲ、ハクサンチドリ、カタクリなど。
🦟沢筋に虫が出始めています。そろそろ虫除けの出番かな。
その他周辺情報 ♨️小谷村の温泉、最高です。
登山口です。看板の右の細い砂利道を下りていきます。
2021年06月11日 05:51撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 5:51
登山口です。看板の右の細い砂利道を下りていきます。
すぐに沢沿いの木道に出ます。水中にはイワナらしき黒っぽい魚影が(禁漁区です)。
2021年06月11日 05:57撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 5:57
すぐに沢沿いの木道に出ます。水中にはイワナらしき黒っぽい魚影が(禁漁区です)。
ニリンソウが咲いています。
2021年06月11日 06:00撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 6:00
ニリンソウが咲いています。
イカリソウかな?10分余りで木道は終わり、急な支尾根に取り付いて標高差200mほどガシガシ登ります。
2021年06月11日 06:02撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 6:02
イカリソウかな?10分余りで木道は終わり、急な支尾根に取り付いて標高差200mほどガシガシ登ります。
右から来る別の尾根と合流すると道は尾根を外れ、ゆるやかに高度を上げながらトラバースするようになります。
2021年06月11日 06:24撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 6:24
右から来る別の尾根と合流すると道は尾根を外れ、ゆるやかに高度を上げながらトラバースするようになります。
この日最初の雪。普通に踏んで歩けます。
2021年06月11日 06:31撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 6:31
この日最初の雪。普通に踏んで歩けます。
ブナ平です。休憩に適した広場のようになっています。
2021年06月11日 06:33撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 6:33
ブナ平です。休憩に適した広場のようになっています。
雪を踏んで沢を渡ります。雪の上のあちこちに目印としてベンガラが撒いてありました。
2021年06月11日 06:51撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 6:51
雪を踏んで沢を渡ります。雪の上のあちこちに目印としてベンガラが撒いてありました。
少し広めの沢を渡ります。
2021年06月11日 06:58撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 6:58
少し広めの沢を渡ります。
標高1500m。パッと視界が開けたと思ったら、荒菅沢への下りが始まりました。ここでアイゼンを装着。
2021年06月11日 07:01撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 7:01
標高1500m。パッと視界が開けたと思ったら、荒菅沢への下りが始まりました。ここでアイゼンを装着。
はるか下方に荒菅沢を渡るルートが見えました。先行パーティは支沢を直登していくようですが、バリなのかな?
2021年06月11日 07:06撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 7:06
はるか下方に荒菅沢を渡るルートが見えました。先行パーティは支沢を直登していくようですが、バリなのかな?
邪魔な灌木の枝をかき分けながら、雪の上をトラバース気味に下りていきます。ベンガラやテープに注意。
2021年06月11日 07:10撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
1
6/11 7:10
邪魔な灌木の枝をかき分けながら、雪の上をトラバース気味に下りていきます。ベンガラやテープに注意。
最下部まで下りてきました。荒菅沢を渡り、正面に延びる支沢の右で雪から上がって無雪の急斜面に取り付きます。主稜線まで標高差400m。
2021年06月11日 07:15撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
1
6/11 7:15
最下部まで下りてきました。荒菅沢を渡り、正面に延びる支沢の右で雪から上がって無雪の急斜面に取り付きます。主稜線まで標高差400m。
荒菅沢と布団菱の大岩壁。雨飾山といえばこのアングル。かっこいいですね。
2021年06月11日 07:18撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
2
6/11 7:18
荒菅沢と布団菱の大岩壁。雨飾山といえばこのアングル。かっこいいですね。
さて、荒菅沢を後に夏道を上がります。ムラサキヤシオの花が満開。
2021年06月11日 07:30撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 7:30
さて、荒菅沢を後に夏道を上がります。ムラサキヤシオの花が満開。
標高1700m近辺から上ではシラネアオイの花が真っ盛り。
2021年06月11日 07:48撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
3
6/11 7:48
標高1700m近辺から上ではシラネアオイの花が真っ盛り。
主稜線が近づいてきました。あと一息。
2021年06月11日 07:54撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 7:54
主稜線が近づいてきました。あと一息。
サンカヨウですね。
2021年06月11日 07:55撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
1
6/11 7:55
サンカヨウですね。
笹平の手前で岩場が少々出てきます。梯子も数か所。難しくはありません。気を落ち着けて三点支持で進みます。
2021年06月11日 08:00撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
1
6/11 8:00
笹平の手前で岩場が少々出てきます。梯子も数か所。難しくはありません。気を落ち着けて三点支持で進みます。
振り向くといつの間にか東側の展望が大きく開けていました。金山・焼岳・火打山方面です。
2021年06月11日 08:11撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
1
6/11 8:11
振り向くといつの間にか東側の展望が大きく開けていました。金山・焼岳・火打山方面です。
笹平に着きました。あれが山頂か。
2021年06月11日 08:14撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
1
6/11 8:14
笹平に着きました。あれが山頂か。
笹平から先も花がいっぱい。ハクサンイチゲです。
2021年06月11日 08:23撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 8:23
笹平から先も花がいっぱい。ハクサンイチゲです。
雨飾山南峰頂上。背後は後立山連峰。まだたくさんの雪をかぶっています。冷たい強風が吹き荒れる中、おにぎりを頬張りました。
2021年06月11日 08:40撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
1
6/11 8:40
雨飾山南峰頂上。背後は後立山連峰。まだたくさんの雪をかぶっています。冷たい強風が吹き荒れる中、おにぎりを頬張りました。
おお、これが有名な女神の横顔か。自分の目で確かめて感動(笑)
2021年06月11日 08:41撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
4
6/11 8:41
おお、これが有名な女神の横顔か。自分の目で確かめて感動(笑)
北峰からは糸魚川の平野と日本海を見下ろせます。
2021年06月11日 08:51撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
1
6/11 8:51
北峰からは糸魚川の平野と日本海を見下ろせます。
北峰頂上。信仰の山であった時代の名残ですね。
2021年06月11日 08:51撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 8:51
北峰頂上。信仰の山であった時代の名残ですね。
北峰から先には、西尾根を経て大網登山口へ下る踏み跡が続いています。
2021年06月11日 08:52撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 8:52
北峰から先には、西尾根を経て大網登山口へ下る踏み跡が続いています。
さて、自家用車なので来た道を下山します。荒菅沢の上部から下を覗き込んだところ。横断地点ははるか下です。
2021年06月11日 09:00撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
1
6/11 9:00
さて、自家用車なので来た道を下山します。荒菅沢の上部から下を覗き込んだところ。横断地点ははるか下です。
カタクリの花。頂上直下に固まって、強風にあおられながら咲いていました。
2021年06月11日 09:01撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
1
6/11 9:01
カタクリの花。頂上直下に固まって、強風にあおられながら咲いていました。
シラネアオイの花。登山道の脇のあっちにもこっちにも、たくさん咲いていました。
2021年06月11日 09:07撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
1
6/11 9:07
シラネアオイの花。登山道の脇のあっちにもこっちにも、たくさん咲いていました。
雨飾高原キャンプ場からの登山道にはこのような標識があります。400mおきに設置されているようですが、ちょっと地味です。気づいたのは二三か所だけだったかな。
2021年06月11日 09:36撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 9:36
雨飾高原キャンプ場からの登山道にはこのような標識があります。400mおきに設置されているようですが、ちょっと地味です。気づいたのは二三か所だけだったかな。
タムシバです。コブシの仲間で、清楚さと華やかさを併せ持つ美しい白い花です。しかし写真に作画しようとすると意外に難しい、カメラマン泣かせの花でもあるようです。
2021年06月11日 09:58撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 9:58
タムシバです。コブシの仲間で、清楚さと華やかさを併せ持つ美しい白い花です。しかし写真に作画しようとすると意外に難しい、カメラマン泣かせの花でもあるようです。
再び荒菅沢。アイゼンを履き、渡って戻ります。
2021年06月11日 10:08撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 10:08
再び荒菅沢。アイゼンを履き、渡って戻ります。
荒菅沢から見上げる布団菱。また来る日まで、さようなら。
2021年06月11日 10:10撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 10:10
荒菅沢から見上げる布団菱。また来る日まで、さようなら。
またまたタムシバの花。形のよいものを選んで望遠でアップにするのが絵にしやすそうですが、黒い枝や背景のうるささをうまく消すことができず、作画の難しさを感じます。これは今日撮った中ではいいほうかな。
2021年06月11日 10:40撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
1
6/11 10:40
またまたタムシバの花。形のよいものを選んで望遠でアップにするのが絵にしやすそうですが、黒い枝や背景のうるささをうまく消すことができず、作画の難しさを感じます。これは今日撮った中ではいいほうかな。
登山道下部はブナの森です。幹の直径1mもあろうかと思われる巨樹でした。
2021年06月11日 10:45撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 10:45
登山道下部はブナの森です。幹の直径1mもあろうかと思われる巨樹でした。
みずみずしいブナの緑。セミの合唱が森に鳴り響きます。
2021年06月11日 10:54撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 10:54
みずみずしいブナの緑。セミの合唱が森に鳴り響きます。
サカハチチョウが飛び出してきました。春の森でよくみられるチョウです。
2021年06月11日 11:12撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 11:12
サカハチチョウが飛び出してきました。春の森でよくみられるチョウです。
あと少しで登山口。往路ではまったく気づかなかったのですが、木道の傍にミズバショウが咲き残っていました。
2021年06月11日 11:17撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/11 11:17
あと少しで登山口。往路ではまったく気づかなかったのですが、木道の傍にミズバショウが咲き残っていました。
下山後、新潟県側の根知付近から遠く仰ぎ見た雨飾山。美しい名前に負けない、美しいお山でした。
2021年06月11日 14:30撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
1
6/11 14:30
下山後、新潟県側の根知付近から遠く仰ぎ見た雨飾山。美しい名前に負けない、美しいお山でした。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト カメラ ヘルメット 12本爪アイゼン ピッケル

感想

雨飾山。同名の地形図があるので登山を始める前から知っていて、なんと美しい名前だろう、いつか登りたいものだと思っていました。期待にたがわず、美しいお山でした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:446人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 妙高・戸隠・雨飾 [日帰り]
雨飾山、小谷ルート
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら