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Yamareco

記録ID: 326555
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無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

剣・大日縦走(過去山行)

1997年08月01日(金) 〜 1997年08月03日(日)
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GPS
59:45
距離
30.2km
登り
1,825m
下り
3,771m

コースタイム

8/1 室堂ターミナル18:30→19:00みくりが池温泉

8/2 みくりが池温泉04:45→雷鳥平→剣御前小屋07:00→一服剣→前剣→剣岳10:30→前剣→一服剣12:30→剣御前小屋15:00

8/3 剣御前小屋05:00→大日小屋08:00→大日岳→大日小屋0845→大日平山荘10:30→しょうみょう滝13:00→16:30立山駅
天候 晴れ
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
予約できる山小屋
剣岳山頂
2013年08月10日 20:16撮影
8/10 20:16
剣岳山頂
剣岳山頂より
前剣より剣を振り返る
前剣より剣を振り返る
奥大日岳山頂
大日岳山頂
大日登山口
称名滝
2013年08月10日 20:33撮影
8/10 20:33
称名滝

感想

過去の山行記録です。

鍬崎山から下山して立山−美女平−室堂と乗り継いで行った時は本当に疲れていた。加えて、今夜の宿がまだ決まってなかった。最悪の場合は室堂ターミナルで野宿しようと考えたが、室堂ターミナルは完全に冷えきっていた。身体も雨で冷えきっている。こんなところで寝る訳にいかない。みくりが池温泉に電話するが通じない。仕方ないのでぶっつけ本番でみくりが池温泉に行く事にした。月明かりを頼りに歩き出す。
19時過ぎにみくりが池温泉に着く。恐る恐る宿泊を申し込むといとも簡単にOK。これで助かった。後は温泉に入り身体を暖めた。
次の朝、真っ暗の中、起き出して、食堂でラーメンを作り食べる。外が白みだすのを待って歩き出す。今日は剣を往復して出来れば大日小屋迄行きたい。そう思って歩く身体はなかなか重い。雷鳥平より雷鳥沢への登りになると中年グループに追い越されてしまった(俺も中年?)。それでも別当乗越迄はコースタイムより早かった。ここで剣御前小屋に荷物をデポする。小屋の人に頼むと何と5百円!高いと思ったが致し方ない。とにかく、大日小屋迄、行く為には身軽が一番。
何年か前の6月に来た時は一面の雪で覆われていた剣沢小屋への道も今日ははっきりわかる。唯、剣は朝晴れていたものの、今は雲の中に隠れてしまっている。
剣沢小屋迄は降りずに途中の分岐で尾根に出る。一服剣で目の前に立ちはだかる前剣を見ると改めて凄さを感じる。前剣への強烈な登り。ヘトヘトになってようやくたどり着く。ここから剣迄は200メートル弱であるがとてもそんな感じではない。
少しだけ休んだ後、再び歩き出す。いや、正確にはよじ登るに近い感じもある。有名なカニの横ばいを通過して岩山をひたすら登るとやっと山頂に着いた。
山頂は多くの人で賑わっていた。岩に腰かけて休んでいると雲が切れ出して晴れてきた。思わず歓声があがる。皆、忙しくカメラを取り出す。満足、満足。
十分に満足して下山。慎重に下るが、途中で石を落としてしまう。下に人がいてドキ!帰りも登り返しが結構厳しい。一服剣迄戻った時は完全にタイムアウト。どう考えても大日小屋は厳しい。この時点で諦めた。後はぶらっと下ることにする。途中、何度も休憩を取りながら。
剣御前小屋に泊まる事にする。
剣御前小屋では何と水1リットル100円という。泊まり客に対してである。高い!よほど、雪渓迄戻って水を汲もうかと考えてたが、疲れているので買うにする。自炊するのはどうも自分一人だけらしかった。また、部屋にも他に一人いるだけでその夜はのんびりと寝る事が出来た。
いよいよ最終日である。朝早く起き自炊。さあ、出掛けようという段階で突然の雨。信じられない思い。しばらく待つことにする。同室の人か地図がないと騒ぎ出す。可哀想に思うが自分の地図を渡す訳には行かない。地図を見せてあげるのがせいぜい出来る事だった。
「気をつけて」と言って、雨が上がったのを受けて出発した。しかし、最初から道を間違えて、2792峰に行ってしまう。前日、道を確かめたのだが、霧の中でこの峰に登るのが正しいと思い込んでいた。道がなくなった事に気がつくが、暗くてよくわからない。ハイ松の中をうろうろする。その先に道らしきものを見つけた時はホッとした。ハイ松をボキボキ折りながら道に向けて進む。
一旦道に出れば後は順調である。奥大日への登りもさほど疲れない。最高点と三角点が離れたところにある為、念の為にそこまで行く。奥大日から中大日を経て、大日小屋に。アットホームな感じの小屋だ。荷物をデポして大日岳を往復する。帰って来てからここで一休み。
大日小屋からは嫌になるような下り。とにかく、どんどん下る。足が疲れてくる。朝からずっと雲がかかっていたが、下に下がるにつれて晴れてきた。下りも緩やかになり、台地状の大日平が見えてくる。気持ちの良い湿原状の台地である。大日平山荘付近からは道はほぼ水平になる。しかし、気持ちの道も牛ノ首迄。ここから再び急降下。足を騙し騙しながら下山。長い時間をかけて下の登山口に出た。
後はしょうみょう滝を見学し、レストハウスでラーメンに舌包みをうつ。
普通ならこれで終わりなのであるが、連結の為、炎天下の中、立山駅迄歩いた。立山駅よりスーパーバードに乗り、富山へ。その後、JR富山港線を往復して帰路に着いた。

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